今日 オアゾに行こうと思っていると...

夕方４時半ころ，いきなり関連部門から呼び出された
今日は，久々に定時退社し，オアゾで本を漁ろうと思っていたのに，結局9時まで拘束されてしまった!!　ということで，オアゾは明日以降にお預け。
オアゾは，丸善以外見るものはないとの噂も聞くが，本好きの私としては，オンライン書店隆盛のこの時代に，丸善がどんな品揃えをするのか是非見てみたい。
ところで，オアゾでのお目当ての一つは，（非常に遅ればせながら）クライバー特集を組んでいる雑誌を買うことでもあったが，この計画がすっ飛んだので，近所の駅前書店に立ち寄った。
それで気付いたのだが，クラシックに限らず音楽関係の書籍が全くといってよいほど揃えられていない！ショックの余り，数軒の本屋を巡ったが，旅行雑誌，経済雑誌，ファッション雑誌，スポーツ雑誌等はヤマほどあるのだが，音楽関係は極めてシャビー。
昔は，FM Fan，FMレコパル（古い！）やギター関係等々の音楽雑誌が多数あったものだが，時代が変わったんですね。
それだけ自分自身も音楽から離れてしまっていたのかな，としみじみと感じてしまった。
とりあえず，レコ芸のクライバー追悼号をゲットして帰宅。

今でもクライバー

カルロス＝クライバーの死が伝えられてから２か月が経とうとしている。今でもまだ心にぽっかり空いた穴が埋まらないでいる。思えば，クライバーとの，そして，クラシック音楽との出会いは1986年のことであった…
当時，私は，大学のオーケストラのチェリストに恋をしていた。彼女はコンサートに向けてある曲を熱心に練習していた。
その曲とは，ベートーヴェンの交響曲第７番。
ちょうどそのころ，カルロスがバイエルン国立歌劇場管弦楽団と共に来日していた。演目は，７番と４番。貧乏学生の私は，四畳半の下宿で，NHK FMから流れる昭和女子大学人見記念講堂でのライブ録音に聞き入った。世の中にこれ程素晴らしい「音」と「リズム」があるのかと驚き，全身を雷で打たれる思いがした（アンコールは，「こうもり序曲」と「雷鳴と電光」）。
彼女への思いが募るに連れて，カルロスの紡ぎ出す音楽，さらにはクラシック音楽の深く広い森へと歩んでいった。
結局，彼女への思いはかなわなかったが，カルロスの７番から始まったクラシック音楽との縁は，今でもなお深まる一方である。
私にとって，カルロスは，一番好きな指揮者を超えて，唯一無二の指揮者でさえあった。
その後，1988年，1994年とカルロスは来日したが，先立つものがなく，涙をのんで他日を期した。借金をしてでも行けば良かったと心底悔やまれる。
カルロスは，録音嫌いで，お蔵入りしたマスターテープが相当あると聞く。海賊版もそれなりに集めたが，今後，徐々に出てくるであろう正規音源を少しずつ辿り，私の青春時代に幕を引きたい（もう中年の真っ直中という気もするが）。
今日，11月にウィーン国立歌劇場を振ったカルメン（DVD）がリリースされるということを知った。早速予約してしまったが，手許に届くまで待ちきれない。

人間講座 星野仙一を見て

NHK「人間講座　～人を動かす 組織を動かす～星野仙一」を見た。ここ暫くのプロ野球合併問題に嫌気がさしていたが，久々に燃える男の熱い語りを聞いて心が揺さぶられる思いがした。
今日は，8回シリーズの第7回「やった！ やっつけた！　～タイガース十八年ぶりの優勝」。
競争原理を導入し，選手の層を厚くし，ポジションをあてがわれるのではなく「奪い取る」気持ちを植え付ける。選手が失敗したときには，他の選手の前で，愛を持って思い切り叱り，成功したときには思い切り褒める。逆に，監督自身が失敗したときには心から謝る。勝つことに目標を定め，選手と監督の一体感で「有事」に立ち向かう。
こういった概念自体は，マネジメントの基本中の基本だが，星野氏の口から直に聞くと，人が活き活きと動き始める情景がありありと浮かぶ。星野氏の弁舌は闊達（非常に滑らかなのでカメラも長回し！）にして，日本の現在の組織の在り方，躾の在り方にまで及ぶ。
来週は，とうとう最終回（もっと早くこの番組の存在を知っておけば良かった）。テーマは，「野球の未来への提言」とのこと。おそらく収録は，合併問題噴出前と思われるが，星野氏が野球の未来をどのように考えているのか，とても楽しみだ。

大切なのはやっぱり「愛」ですね。
経営陣にも是非「愛」を持って対処して欲しい。

近場の温泉

昨日は，埼玉県の百観音温泉に入湯した。埼玉県唯一の自噴温泉（湧出量 2,250L/分）で，完全放流式，加水・加温なし，成分的にも全国有数との噂を聞き行ってみたが，噂に違わぬ良泉であった。
休日は混雑するとのことだったので，都内を午前8時前に出発して，9時前に到着。内湯，露天風呂ともそれぞれ浴槽は２つであったが，既に30人程度の先客がおり，３割程度の混み具合。
湯は，茶褐色で温泉特有のゴム臭さというか灯油のような臭いというかがしており，味はかなり塩辛い。弱アルカリ性の泉質で，ナトリウムイオン（6,412mg）とカルシウムイオン（439.3mg)とが多量に含まれているため，これらイオンと皮脂のカルボン酸とが反応して絶好の美肌効果があるとのこと。日本の三大美人の湯（群馬県 川中温泉，和歌山県 龍神温泉，島根県 湯の川温泉）よりも，泉質的には美肌効果が高いとの張り紙があった。たしかに，入浴後は男の私もお肌すべすべ
立地（宇都宮線東鷲宮駅徒歩３分・埼玉県北葛飾郡鷲宮町大字西大輪）といい，値段（700円）といい，文句のないコストパフォーマンスだ。
ただ，近所のマンションから見えるとのことで，露天風呂に天幕が張っている点，休憩施設に大広間がない点（「和食処」があるだけ）などが難点。白骨温泉問題以来，「かけ流し」か否かが問題になっているが，「100%かけ流し」だと分かると，雰囲気だとか風情を求めてしまう。人間の欲望はなんと限りないものなのだろうか
これだけの温泉がこの立地であることが殆ど奇跡的であるため，まあ目をつぶるとしよう。
また気が向いたらフラリと出掛けたい。

この温泉以上に掘り出し物だったのは，帰りに寄ったラーメン屋「もちもちの木」（県道３号線白岡駅入口交差点角）。鰹節と煮干しをベースにしたと思われるスープが，濃厚な香りを放ち絶品。トッピングの柔らかいメンマ（メンマ用の竹の穂先の部分だけを使用しているそうだ）と斜め切りのネギ，そして，柔らかいチャーシューが絶妙のコンビネーション。久々に旨いラーメンを食べた。ボリュームも満点で，中700円を食べたら暫く動けなかった。西新宿にも出店しているそうだ。なお，人気があるようで，20分ほど待たされた。駐車場は，４台だが，隣のスナック用の駐車場がふんだんにあり（白岡町の皆さんは，スナックで皆さんウーロン茶でも飲むのでしょうか？？），この店はもちろん昼には閉店しているので，皆この駐車スペースを利用していた。

そして，３時には帰宅してゆ～っくりと昼寝した。
とても充実した贅沢な土曜日であった。

腹が立つのでプロ野球のことは暫く考えないようにしているvagabond67でした...

ボクのヒーロー（実写編）

「友を持つならダルタニャン」ともいう（「三銃士」）。小学生のころ子供名作全集で読んで心が揺さぶられた。が，「友」ではなく「ヒーロー」を選べと言われると，迷わず，同じく仏蘭西の国民的英雄シラノ＝ド＝ベルジュラックを選ぶ。
時は絶対王制期のフランス。詩人にして剣豪，月世界の旅人にして毒舌の名人。そんなシラノの唯一の欠点はめっぽう大きな鼻。
絶世の美女ロクサーヌに恋するシラノが，同じくロクサーヌに恋する美男子だが恋を語る才覚に欠けた男に成り代わり，ロクサーヌに恋をささやく。2人の男の恋の結末やいかに…
シラノについては，当初エドモン＝ロスタンにより戯曲として書かれ，映画化もされた。
シラノは，快男児にしてフランスの国民的英雄。
演ずるは，当代きっての名優ドパルデュー。衣装良し，時代考証良し，映像良し，音楽良し，そして何よりも台詞の一音一音が天上の音楽を聴くように美しい（やはり恋を語るならフランス語ですね。）。
今の日本では忘れられた「男の心意気」を堪能できるストーリーであり映像でもある。
戯曲（シラノ・ド・ベルジュラック岩波文庫）も手許に置きつつ，落ち込んだ時には，いつかはシラノのようにと思う今日この頃である。
最後の台詞は何度聞いても（読んでも）涙が出る。

いよいよ全面対決なのか

米選手会が“共闘”日本選手会支援表明－バナザード氏 (サンケイスポーツ) とのこと。どこまで信憑性があるかも疑問だが，窮地に追い込まれた近鉄選手等の中には，無期限ストの実施を求める声も強いようだ。
仮処分却下への異議に対する高裁の判断がいつ出されるかとも絡むが，スト実施が濃厚になってきた。ストが実施された場合，ペナントレースには拭いようのない汚点が残る。ストライキの実施以後，米国内のファンの心が離れていき，それ以後，大リーグ人気が低迷していることも考えあわせると，日本でのストライキが日本野球に与える悪影響は甚大だろう。
その辺りのこともよく考えて，元東京高検検事長であり，元公正取引委員会委員長でもある根来コミッショナーには，この正念場だからこそ，是非みんなが納得できる打開案を打ち出して欲しい。個人的には，合併問題は今年のストーブリーグで継続して「議論」し，決断は来年早々という選択肢しかないと思うのだが。

スペインとイタリアが好き

あまり海外旅行に行ったことがない。が，外国でどこが好きか，と問われると迷わずスペインと答える。次は，イタリア。

スペインはバルセロナ，マドリードも良いが，何と言ってもグラナダが忘れられない。イベリア半島へ侵略したアラブ民族の文化とキリスト教文化とが融合したアルハンブラ宮殿は，ヨーロッパ文化の白眉といえよう。金もない，言葉も不自由という状況で，ほうほうの体でたどり着いたアルハンブラ宮殿から遠く眺めたシェラネヴァダ山脈の頂の雪が脳裏に焼き付いている。

イタリアでは，ヴェニス，フィレンツェも良いが，アッシジが好き。キリスト者ではないが，小鳥にさえ説教をするという聖フランチェスコの逸話には涙がこぼれそうになる。そして，丘陵地帯にあるアッシジの町から眺めた朝焼けが忘れられない。そして，旨いピザとワイン。
あの乾いた空気と陽気な雰囲気の中のんびり過ごしてみたい。

スペイン，イタリアでお勧めのスポットあります？
写真をアップしたいのですが，昔フィルムでしか撮っておらず，スキャナも未購入のため，アップできません...残念。

予測された結果ではあるが...

プロ野球選手会の申請却下　東京地裁仮処分決定 (共同通信) - goo ニュースとのこと。予測はしていましたが，やはり目の当たりにすると，インパクトがあります。
コミッショナーをはじめオーナーのお歴々はどのように受け止めているのでしょうか。
一番恐れることは，かつてのファン層の「関心がないね。イチローの大リーグ記録樹立の成否の方が面白いね。」とのリアクション。
状況的には，みんな日本のプロ野球の将来に興味がなくなりつつあるんじゃないですか？？
「高裁の判断が出されるまでは，合併承認はしない」とのコメントも予測されるが，そんなコメントには誰も反応しないとも思われる。
そして，なし崩し的に合併なのか？？？
一体誰のためのプロ野球なんでしょうね
「あきらめるつもりない」と古田とのことだが...

予測された結果ではあるが...

プロ野球選手会の申請却下　東京地裁仮処分決定 (共同通信) - goo ニュースとのこと。予測はしていましたが，やはり目の当たりにすると，インパクトがあります。
コミッショナーをはじめオーナーのお歴々はどのように受け止めているのでしょうか。
一番恐れることは，かつてのファン層の「関心がないね。イチローの大リーグ記録樹立の成否の方が面白いね。」とのリアクション。
状況的には，みんな日本のプロ野球の将来に興味がなくなりつつあるんじゃないですか？？
「高裁の判断が出されるまでは，合併承認はしない」とのコメントも予測されるが，そんなコメントには誰も反応しないとも思われる。
そして，なし崩し的に合併なのか？？？
一体誰のためのプロ野球なんでしょうね
「あきらめるつもりない」と古田とのことだが...

最近の悩み

今，一番困っているのは，勤務先のノートパソコンのキーボードが固いこと。つい最近異動があった。異動前は，東芝のノートパソコン（自宅と同じ）で，タッチが軽快だったが，異動後のものは富士通製。これが，固くて固くて，思い切り力を入れて叩かないとキーが反応しない。今日も，上司から，「どんな力作ができるか楽しみだね」と茶化されたので，「力業で通してもらいますよ」と返しておいた。お陰で，残業が長引き，たった今帰宅したところ。
嗚呼，キーボードに油でも差そうかな

スター・ウォーズ エピソード7・8・9？

「スター・ウォーズ　エピソード7・8・9」の噂が出回っている。スター・ウォーズ・フリークではないが，出会いは小学生の頃。冒頭の画面中央を流れていくテロップとテーマ曲に体中を電流が走った。そして，全9作との構想を聞き，前後のストーリーがどのようになるのか思いを巡らした。しかし，1983年の「ジェダイの復讐」以来，「エピソード1」まで十数年もの年月を要し，その間，スター・ウォーズは，3作で終わりとの噂を何度も聞いた。

待ちに待った「エピソード1」は，それまでの3作に比べると見劣りする部分も多々あったが，「スター・ウォーズ」を見た頃の想像とは，ここが違うぞ，あそこは想像通り...という具合に，小学生の頃の思いに重ね合わせながら，慈しむように見た。価値観が多様化した現在，善悪の二元論はアナクロ過ぎるとの声もあったが，それでも，自分の記憶のうちの欠けていた何かを埋めるように，「エピソード2」も見た。

ルーカスには，存命中に，是が非でも全作を完結して欲しい。その一方，あのころのドキドキした思いをぶち壊しにしないで欲しいとも思う。
それは，初恋の人に十数年経ってから「会いたい」と思う心持ちにも似ている。