vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

OAZO(オアゾ)に行ってきた ~みんな新しい物好き

2004-09-20 12:51:45 | 
昨日は,「琳派 RIMPA」展の帰りに,OAZO(オアゾ)に行ってきた。丸善もすごい人混みで,正直,ゆっくりと本を見ることは難しかった。おそらく,ゆったりした動線を確保しているとは思うのだが,それを上回る混雑で,特にエスカレータ脇の通路は行列ができる状況。
気になる品揃えの方は,法律,経済系や語学はメジャーどころを手堅く揃え充実していたが,児童書は,福音館のものは,広い面積をとってディスプレイされていたものの,他社のものは,この売り場面積の割りには手薄に感じた。最近復刊になった絵本のコロボックルシリーズも,前面にディスプレイされていると思いきや,どこかに埋もれており,店員にお願いして出してきてもらう始末。音楽雑誌は,ボチボチといったところ。

また,全般に,お奨めの本や売れ筋の本の「紹介」がひととおりに終わっている気がして,「取り敢えず品数を揃えました」という印象を否めなかった。
今の本屋は,ただ書籍が沢山置いているだけではネット書店との差別化が図られず,その店独自の,社会や文化のトレンドに対する見方を踏まえた,品揃えやディスプレイ等を工夫することが欠かせないと思うのだが,この点は今後の課題であろう。これまでの日本橋店でも,あまりこの種の独自性は打ち出せていなかった気がしたが,新店舗開設を機に是非脱皮を図って欲しいものだ。

私自身の関心がある分野については,これまでよく利用していた八重洲ブックセンターよりも格段に品数が多く,立地も良いので,今後,丸の内本店の方の利用頻度が増えそうな気がする。
残念ながら,あまりの人出に気力が失せて,4階には辿り着けなかったが,ここには文具売り場やギャラリー等があるので,またの機会のお楽しみにとっておくこととした
とりあえず,児童書を2冊購入したが,レジで5分待ち(長蛇の列だが,レジ担当者が10人ほどいた)。

ところで,オアゾは総合商業施設でもある。ということは,もう一つのお楽しみは飲食店である。が,地下一階には,レストラン,バー等があるものの,どれも鰻の寝床のような造りで,安物の地下飲食街という印象がぬぐえず,あまりそそられなかった
少し店舗数を欲張り過ぎたのではなかろうか。
上層階にも,つばめグリルの支店その他のレストランが入っており,こちらの方は,若干グレードが高そうな雰囲気もある。その中の上海料理店「オーキッド」に入ろうと試みたが,午後2時近かったにもかかわらず,「1時間待ち」とのことだったので,退散。とにかくすごい人出で,宇宙航空研究開発機構の入っている2階などは,人が溢れ出さんばかりで,警備員が将棋倒しにならないよう誘導していたため,こちらも諦めた。

もう少しほとぼりが冷めた頃にゆっくり訪問するとしよう。
あ~疲れた!