人間講座 星野仙一を見て

NHK「人間講座　～人を動かす 組織を動かす～星野仙一」を見た。ここ暫くのプロ野球合併問題に嫌気がさしていたが，久々に燃える男の熱い語りを聞いて心が揺さぶられる思いがした。
今日は，8回シリーズの第7回「やった！ やっつけた！　～タイガース十八年ぶりの優勝」。
競争原理を導入し，選手の層を厚くし，ポジションをあてがわれるのではなく「奪い取る」気持ちを植え付ける。選手が失敗したときには，他の選手の前で，愛を持って思い切り叱り，成功したときには思い切り褒める。逆に，監督自身が失敗したときには心から謝る。勝つことに目標を定め，選手と監督の一体感で「有事」に立ち向かう。
こういった概念自体は，マネジメントの基本中の基本だが，星野氏の口から直に聞くと，人が活き活きと動き始める情景がありありと浮かぶ。星野氏の弁舌は闊達（非常に滑らかなのでカメラも長回し！）にして，日本の現在の組織の在り方，躾の在り方にまで及ぶ。
来週は，とうとう最終回（もっと早くこの番組の存在を知っておけば良かった）。テーマは，「野球の未来への提言」とのこと。おそらく収録は，合併問題噴出前と思われるが，星野氏が野球の未来をどのように考えているのか，とても楽しみだ。

大切なのはやっぱり「愛」ですね。
経営陣にも是非「愛」を持って対処して欲しい。