奄美では,写真の極楽鳥花(別名・ストレリチア)もよく見かける。
オレンジ色の鶏冠状の部分が印象的で,フラワーアレンジメントに使われると,一際目に付く素敵な花。
赤と緑の苞,オレンジの萼(がく),青紫の花が,トロピカルなコンビネーションを見せてくれる。
ところで,この極楽鳥花は,極楽鳥(a bird of paradise。別名・風鳥)に似ているとのことから,名付けられたそうだが,この素晴らしく美しい極楽鳥(黄色と金色の美しい飾り羽を尾の部分に持つ鳥。絶滅の危機に瀕しているそうだ)には,悲しいエピソードがある。
極楽鳥は,ニューギニア等のオセアニアに多数生息していたが,この美しい羽を目当てに西欧人によって乱獲された。
そして,彼らは,本国に持ち帰るとき邪魔な脚を切り落としたため,剥製を手に入れた人々は「決して木に止まらず,一生を風に乗って過ごす」と思い込んだというエピソードから,『風鳥(ふうちょう)』との別名が付いたともいわれている。
人間の果てしない欲望に絡んだとても悲しいエピソード。
奄美の動植物は,この鳥のような運命を辿らないことを祈りたい。
オレンジ色の鶏冠状の部分が印象的で,フラワーアレンジメントに使われると,一際目に付く素敵な花。
赤と緑の苞,オレンジの萼(がく),青紫の花が,トロピカルなコンビネーションを見せてくれる。
ところで,この極楽鳥花は,極楽鳥(a bird of paradise。別名・風鳥)に似ているとのことから,名付けられたそうだが,この素晴らしく美しい極楽鳥(黄色と金色の美しい飾り羽を尾の部分に持つ鳥。絶滅の危機に瀕しているそうだ)には,悲しいエピソードがある。
極楽鳥は,ニューギニア等のオセアニアに多数生息していたが,この美しい羽を目当てに西欧人によって乱獲された。
そして,彼らは,本国に持ち帰るとき邪魔な脚を切り落としたため,剥製を手に入れた人々は「決して木に止まらず,一生を風に乗って過ごす」と思い込んだというエピソードから,『風鳥(ふうちょう)』との別名が付いたともいわれている。
人間の果てしない欲望に絡んだとても悲しいエピソード。
奄美の動植物は,この鳥のような運命を辿らないことを祈りたい。