珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

DEQ2496使い始め

2013-10-27 09:27:45 | オーディオ
台風27号のおかげでこの週末の登山は流れてしまいました。予定していたのは南アルプスの笊ケ岳というマニアックな山でした。歩行時間は12時間超と長丁場覚悟でしたが、日の短いこの時期はヤメナサイという啓示だったのかも知れません。台風にはさすがに逆らえません。来年、十分に日が長くなってから再挑戦したいと思います。余裕ができた週末は、先日の記事でも触れたDEQ2496の導入に充てました。まだ本格的には使えておらず、操作方法に慣れるところから始めています。

定在波という言葉を意識しはじめたのは、いつ頃でしょう。オーディオ誌はずいぶんと前から読んでいますが、ここ4、5年より以前はスルーしていました。オーディオは部屋の音を聴いている・・・といった話も以前は?でしたが、ようやく理解するようになりました。特に平行法を導入し、部屋を鳴らすことを意識してから、定在波とはいつか向き合わねばと思っていました。メインシステムのある部屋は縦・横が同じ寸法ですから尚のことです。音調パネルは対策の一つでしょうが、その路線で行くとパネルのお城ができそうです。スマートな対策としてのイコライザー活用が視野に入ってきました。

とは言え、アキュフェーズやクリズラボはいきなり手を出すには高額ですね。装置構成を複雑化するイコライザーに抵抗感もありました。それでも一歩踏み出したのは、安価なべリンガーのDEQ2496を使いこなされている世田谷のOさんの取り組みを知ったからです。OさんのHPには「5万円もする高級で変幻自在なデジタル・ケーブルの一種と思って」という文言があります。Oさん宅を訪問した直後の5月はAmazonで2万円程度でしたので、即決しました(現在は円安で2.7万円くらいに戻しているようです)。定在波対策の入門者としてはベストな選択だったと思います。


配線の様子です。左端の2本のケーブルはオシレータからのアナログ入力です。真ん中の青いケーブルはJAVS X-DDC plusからのデジタル入力です。DEQ2496はスタジオ等での業務利用を想定しているのでRCAケーブルはつなげません。アナログはOさんからXLR端子のケーブルを拝借しています。デジタルは仕方なく、KRYNAのXLR/RCA変換プラグを買いました。DEQ2496からAIT DACへは、光ケーブルでつないでいます。従来X-DDCから光ケーブルでAIT-DACにつないでいたところに、延長ケーブルとしてのDEQ2496が入り込んだと考えて下さい。


こちらがオーディオ用のオシレータです。オシレータの音を聴きつつ、DEQ2496側で周波数特性を調整します。そのためオシレータの信号を一旦DEQ2496に渡す必要があるわけです。当然ですが、正規のリスニングポジションに座りながらの作業です。周波数を連続的に変化させると、音の強弱が出現します。よく引き合いにだされる60~70kHzあたりの凹凸です。さらに高い周波数(1000kHzくらいまで)上げていくと、片耳だけに聴こえる共鳴音も出てきて、なかなか興味深いです。まだDEQ2496の操作に慣れるのに精一杯ですが、ぼちぼちPEQと呼ばれる機能を使って問題点潰しをやろうと思います。


台風27号ですが、横浜方面は大きな混乱はなかったようです。土曜の夕方には部分的に青空も見えました。写真は夕刻の町田方面です。右奥の明るいところは、大菩薩嶺や奥多摩方面です。カメラを提げて出かけた身としては、もう少し天候の回復が早ければと思いました。しばらくは秋の好天を楽しめることでしょう。有楽町のショウももうすぐです。イコライザー関連ではアキュフェーズがDG-58なる新製品を出すようで注目しています。
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3連休、最終日:Emilie-Claire Barlowライブ

2013-10-20 09:56:52 | ライブ
3連休の最終日(14日)は、女性ジャズヴォーカリストEmilie-Claire Barlowさんのライブに行ってきました。場所は7月のHalie Lorenさんのライブと同じく、丸の内のコットンクラブでした。今回もGiuliaさんとご一緒です。Emilie-Claire Barlowさんの出身はカナダです。Diana Krall、Sophie Milman・・・すっかり女性ジャズヴォーカル=カナダの図式が成立した感がありますね。

集合の15:30まで時間があったので、原宿にあるル・コックの自転車向けのショップに寄りました。明治通り沿いのこの付近には登山向けのショップもあり、個人的に楽しめる場所となっています。お彼岸を過ぎたあたりからですが、半袖・短パンだと自転車の走り出しの段階で寒さを感じていました。しばらくすると直ぐに体が温まるのですが、一方でこの時期は寒暖の変化が加わります。風を受ける自転車ならではの苦労を実感しています。長袖は登山で使っているラグビージャージで代用していましたが、できれば自転車用が欲しいと思っていました。フィット感のあるスポーツタイツと併せて購入しました。


散歩を兼ねて表参道まで歩いて千代田線で二重橋に向かいました。コットンクラブは東京国際フォーラムとは目と鼻の先です。インターナショナルオーディオショウまであと2週間をきりました。


私がEmilie-Claire Barlowさんの存在を知ったのは、2010年の4月頃です。当時Luxmanが扱っていたConsensus Audio(オーストリアのSP)の試聴会がテレオン主催で開かれました。そこで課題曲として取り上げられていたのが、スタンダード「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」です。Luxmanのアンプは何だったか忘れましたが、OctaveはV80が使われていたはずです。課題曲ですから何度も聴くこととなり刷り込まれたのでしょう。直ぐにCDを探して購入しました。前回の来日から4年経ち、レーベルもビクターでなくなったので来日はあきらめていたのですが、8月にGiuliaさんからライブの朗報をいただきました。


レーベルが変わり、最新のアルバムもフランス語でしたので、お客さん入るのかな、と余計な心配していましたが杞憂でした。開演時には満席でした。周りを見渡すとオーディオファンとおぼしきおじさん組は少なく、女性連れや夫婦での参加が目立ちました。Giuliaさんから「ジャズ科の音大生じゃないか」なんて話が出ましたが、女子jazzなんて言葉もありますし裾野は広がっているようです。私は存じ上げませんでしたが、日本のジャズヴォーカリストの方も来られていたようです。歌やステージを参考にするのかも知れませんね。早めの集合のおかけで、今回もほぼ正面のいい位置を確保できました。

さてライブです。フレンチの最新アルバムからは少なめで、前作『THE BEAT GOES ON』からの選曲が多かったです。60年代のロック/ポップスをテーマにしたアルバムですから、日本のファンへの配慮があったのでしょうね。オープニングの「雨にぬれても」から大人の女性ヴォーカルの世界に浸ってしまいました。ルックスや容姿のセクシーさとは逆に、色気を抑えた清楚なヴォーカルに癒されます。アクセントとしてのラテンの選曲は、嬉しいことにジョビンの「3月の雨」。写真の黄色い椅子に座って、自らシェイカーを振りながら歌ってくれました。背広姿の演奏陣もしっかりサポートしてました。


楽しい時はあっという間に過ぎます。例によってライブ後はサイン会です。握手にも応じてくれました。


手持ちの中で一番気に入っている『like a lover』にサインをいただきました。


コットンクラブを後にして、有楽町のガード下に向かいましたが、連休の最終日ということもあって横丁は軒並み閉店でした。表通りに出て開店している居酒屋を選び、ライブのこと、オーディオのことなど話して散会としました。Emilie-Claire Barlowさんの未購入のCDはまだあります。少しずつですが揃えていこうと思います。新作にはJazz色を全面に出した作品を期待しています。SONYのハードディスクプレイヤー試聴に始まった3連休は、中身の濃いものになりました。おかげで頭と耳と目はリフレッシュはできましたが、体力的には休まらないままのウィークデイ突入となりました。
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3連休、中日:鶴見川源流へ

2013-10-16 22:22:54 | その他
3連休の中日は、昨年の鶴見川ウォーキングの続きで、源流まで歩いてきました。普段、通勤時に何気なく見ている鶴見川ですが、以前より愛着が増した感じがします。振り返ってみると、そもそものきっかけは3.11でした。鶴見の会社から自宅まで歩いたことで距離感を把握できました。できれば次はのんびりした気分で、と思い浮かんだのが鶴見川遡行だったのです。ただし昨年はスタートが遅かったことや、新横浜あたりまでの大回りの蛇行で、日没終了となってしまいました。できればこの秋に、残り半分を歩きたいと思っていました。鶴見川の全長は42.5km。2年越しですがマラソンの距離感も体感できました。

出発地点です。東名高速の横浜青葉インター付近です。中央の鉄橋は田園都市線で市が尾駅が近いです。写真のように、この日は青空がとても気持ちいい1日となりました。


歩き出してすぐに掲示されていた流域の地図です。鶴見川流域は動物のバクの姿に似ていると言われます。赤い点2つは私が後から画像上で追加したもので、この2点間を歩きました。距離は昨年と同様です。寺家ふるさと村はこのブログでも何度か紹介している横浜北部の里山です。


ふるさと村の手前の常盤橋が鶴見川サイクリングコースの上流側の起点となります。サイクリングコースはいまやランニングコースになっている感があります。地元の日体大の学生さん(陸上部?)もえらいスピードで走っていました。サイクリングコースが終わるとランナーが減り、皮肉ですが相対的にサイクリストが目立つようになります。


川沿いにはキンモクセイが沢山植えられていました。ここまで秋の香りを1日中嗅ぎ続けたことはないと思います。花もピークを迎えたようです。


小田急線の鶴川駅の近くのマルエツで水分とエネルギー源を供給しました。写真は小田急線の高架を潜ってすぐの辺りからのショットです。ここから線路を離れ北西に進みます。


いくつかの支流と別れ、川幅が狭くなってきました。


あと5kmの道標です。バクの意味、おわかりですね。


いつもまでも川沿いに道があるわけない・・・と思っていました。左岸、右岸の道が両方行き止まりになり、右往左往しました。それでも無理やり見つけた小道からこんなショットを撮りました。結局のこの道も使えず、引き返すことになりました。


事前情報として野球で有名な日大三高が近くにあることをインプットしていました。ここは幹線道路の図師大橋付近です。鶴見川もすぐ脇にあって一安心です。


小山田緑地の農園風景です。由来となる小山田家は信玄の有力家臣で、その本領がこの付近だったようです。秋の里山の雰囲気が出てきました。


小山田緑地を抜けさらに坂を上がります。まだ2時半頃だったはずですが、谷間は日陰になるのが早いです。もう少しで源流の泉です。因みに峠の向こうは八王子市です。


あっけなく源流の泉は現れましたが苦言もあります。途中に目立った標識がなく(見落としているかも知れませんが)、もう少しアピールすべきと思いました。少なくとも現地にある小山田緑地のマップに、源流の泉というワードは入れて欲しいですね。途中、自転車で来られていたご夫婦とお互い迷っている段階で「どこでしょう?」なんて会話をして別れましたが、最後はほぼ同じ時間に泉にたどり着きました。


写真では表現しきれていませんが、水が湧いています。柵に囲われていて中には入れません。


澄んでいます。ちょっと触れてみましたが、冷たくて気持ちよかったです。


帰りは小山田のバス引き返し場所まで下って、バスで町田に出ました。町田というと人がゴチャゴチャしている街のイメージがありますが、源流付近も同じ町田市内です。自転車で町田の田舎を巡るのも面白そうです。早めに町田に着いたこともあり、小田急百貨店の九州物産展と中古レコード屋PAMで、家族および私へのお土産を買いました。脚も案外、疲れておらず、玉川学園から家まで30分ほどですが歩きました。こちらは帰路の高台から見た丹沢方面です。


後日ネットで調べると、2回にわたって鶴見川を歩かれた方がいました。2006~2007年の年末年始ですが、やはり市ヶ尾を中間地点にされていました。その方によると、本当の源流はさらに上方にあるようです。確かに泉の位置は唐突感がありますし、源流には1滴ずつ落ちる姿を期待したくなります。というわけで、宿題をいただいた次第ですが、今度はバスで気軽に向かうことします。
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3連休、初日

2013-10-14 09:15:05 | その他
3連休の初日は、東京は30度越えでした。私もそうでしたが、出かけている方のほとんどが半袖でした。10月の真夏日はまず記憶にないのですが、これも温暖化の表れなのでしょうか。さて、この日はダイナミックオーディオのイベントに参加し、その足で千駄木のiさんのギャリーにお邪魔しました。iさんからはいつも葉書で展示会の案内をいただいています。同じタイミングでハイエンドショウもあったのですが、昔ほどショウへの関心は無くなりました。行くか行かないかは成り行きで決めるとして、まずは外神田に向かい、湯島経由で千駄木に移動することにしました。

今回、ダイナミックオーディオのイベントに参加した最大の理由は、SONYが久々に出すHDDオーディオプレイヤーHAP-Z1ESを聴くためです。SONYはファイル再生が普及するずっと以前にNAC-HD1を出していますが、今回は価格も倍増、1TBのHD、さらにDSDファイル再生に拘った仕様と、満を持して出された感があります。ネットワークプレイヤーの形態をとるのか、とらないのか、といった議論はSONYの中でもあったようですが、DSDファイル再生を最優先しHD方式に落ち着いたとのことです。DSD信号をアナログ変換するローパスフィルタには相当拘りがあるようで、PCM音源も全てDSD化された後にアナログ変換されます。


ダイナミックオーディオの4Fは、時々凝ったデモをやります。今回は3部構成で、それぞれにテーマが決められていました。私が参加した1部はDSDファイル再生がテーマでした。HAP-Z1ESの他に、既にDSD再生を謳ったネットワークプレイヤーやUSB-DAC勢も登場です。因みに、
・LUXMAN DA-06
・Marantz NA-11S1
・TECHDAS D-7
・AURALic VEGA
を聴くことができました。プリ、メインアンプともOCTAVEに統一した条件での、5機種ガチンコ勝負や、サンプリング周波数5.6MHzの音源と2.8MHz音源→5.6MHz変換の比較なんてのもありました。


全体的な印象ですがDSD音源の持つ、空気感はどれも表現されていてました。2.8MHz音源を5.6MHzにアップサンプリングしても、5.6MHz音源には深み、柔らかさ、奥行き感では適わないことも実感しました。個人的な印象ですが機種比較ではD-06、VEGAの印象が良かったです。なおHAP-Z1ESですが、PCM音源をDSD化しないで聴きたいというユーザーが多いそうで、年末のバージョンアップで対応するようです。DSD再生でいつも感じるのは音源の問題です。音源を抱えるSONYが製品を出した意味は大きいと思うのですが、サプライズはあるんでしょうか?3Fの馴染みの店員さんとも、そんな話をして店を後にしました。

プレゼンターの皆さん熱が入っていたようで、イベントが終わったのは13時過ぎでした。最寄りの湯島駅まで歩き、千代田線で千駄木に向かいました。前回は確定申告の時期でしたから約8か月ぶりの訪問です。地下鉄の駅を出るとすぐに団子坂が始まります。


坂が終わる頃に鴎外の記念館があり、しばらく平らな道を進むとギャラリーがあります。伺う前に斜向かいの蕎麦屋さんでお昼をとりました。


ギャラリーでは9月末から1ヶ月間、祐成勝枝さんの展示が行われています。私はこの方面はさっぱりですので、iさんには何かと教えていただく一方です。ご覧のように題材としては花や果樹、川?等わかりやすいものを選ばれていますが、表現のされ方は独特ですね。病院などの公共的な空間向けの作品でもご活躍されているようです。この日も鑑賞目的の方、界隈の散歩がてらの方、ボランティアの方が訪れていましたが、そんな中に混ざってご本人も登場となりました。絵を描いている際に、対象となるものは見ているようで見ていない・・・なんて話がありましたが、専門的な話より日常の話が多かったです。


写真の左側がiさんのデスクです。土曜日はいろんなお客さんが来るので出勤されているとのこと。


iさんのオーディオの近況ですが、3月に訪問してからはかなり様子が変わったと伺いました。レコード棚にあった大量のレコードも知人に譲られ、システムの右側にあったアンプやプレーヤーもSPから遠ざけたようです。近所のタチバナレコードで、Fournierのオリジナル盤(Bachの無伴奏チェロソナタ)を格安で手に入れたなんて話もありました。私も訪れる際は弦楽器のコーナーはチェックしているのですが、恩恵に与る機会はまだです。都内で同じ盤を買おうとすると1万円は下らないそうです。地元の非クラシック専門店ならではの珍事です。今度、是非、Fournierを聴かせて下さい。

帰りにハイエンドショウに寄ることにしました。年2回開催から1回開催になったことで密度が上がるかと期待したのですが、印象は変わりませんでした。来年はあるのでしょうか。
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'80s UK Girl POPS

2013-10-13 07:34:15 | POPS(洋)
今年は3連休の当たり年です。おかげで仕事の調子が上がらない?方もいるかも知れませんね。一方で趣味に没頭できるという意味では有難いです。この3連休のイベントについては、来週以降に記事にしたいと思います。今回は久々に音楽の話題です。MadonnaやCyndi Lauperに代表されるように、どうしても米国が優勢な'80s女性ポップスシーンではありますが、判官びいきの私としては、懐かしの英国勢を取り上げてみます。Olivia Newton-John、Sheena EastonそしてKim Wildeの3人です。活動した時期は3人それぞれ異なりますが、私が洋楽を好んで聴いていた時期にヒットを放っていたのが彼女らだったわけです。


Olivia Newton-Johnを'80sとして紹介するのは、「そよ風の誘惑」に親しんだご年配のファンの方から文句が来そうです。補足しておきますと、私も「Jolene」とか「Sam」といった70年代の曲は好きなのですが、当時小学生だった私とリアルタイムでの接点はありませんでした。小学校5年の時、転校生だったT君を通じて存在は知っていたのですが(お姉さんが聴いていたんでしょうね)。結局、私にとってのリアルなOliviaは中学以降であって、ELOとのコラボレーションである「Xanadu」や「Magic」、そしてレオタード姿でファンを驚かせ、歌詞で物議を醸した「Physical」となります。'70sのカントリー色とは対照的なOliviaです。


Sheena Eastonはまさしく'80sの代表シンガーの一人ですね。高校入学のお祝いに買ってもらったパイオニアのラジカセSK-70で、デビュー曲「Modern Girl」を初めて聴きました。春休みだったので夜更かしでもしていたのでしょう。深夜放送を受信するラジカセのインディケーターの動きは鮮明に憶えています。続く「9to5」でブレークして以降の活躍はご存じ通りです。007の主題歌、Princeとのコラボ、宝焼酎のCM・・・。バブルに向かう当時の日本の雰囲気とオーバーラップします。デビューアルバム『Sheena Easton』も粒が揃っています。ヒット曲ではありませんが「Summer's over」は、夏の終わりに浸れる曲です。


3人の中で最も尖ったイメージがあるのがKim Wildeです。女性ロッカーのガツンとした曲を聴きたくなることが、未だにあります。以前に紹介したBlondieやHeartがそうですし、Pat BenatarやこのKim Wildeもそうです。The Supremesがオリジナルの「You Keep Me Hangin' On」は多くのアーティストにカヴァーされてますが、私の中ではガツンと来て欲しい曲になっています。90年代になりKim Wildeからというか洋楽全般から遠ざかっていたのですが、初めての欧州出張中、ホテルのTVでたまたま「Love is holy」を歌う姿を見かけ再び関心が向かいました。この頃には尖った雰囲気は無く、大人の女性シンガーとなっていました。


ネットで検索するとその後~最近の活動も調べることができます。場合によっては変貌ぶりに接して、思い出は思い出として残しておきたいのに・・・と、思わないこともありません。ネットの功罪の罪の部分でしょうか。因みにKim Wildeはガーデニングに凝っていて本も出版しているようです。英国は、本場ですからね。庭といえば、自宅も先週1週間をかけて、レイアウト変更しました。いつもお世話になっている「景色や」のKさんに、満足いくリニューアルをしていただきました。毎朝、雨戸を開けるのが楽しみです。オーディオ同様に全体と細部のバランスが必要だと思います。どんな庭(音)にしたいかは、もっと大切ですね。
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