珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

10月に入って

2013-10-06 15:46:57 | オーディオ
昨日土曜日は、横浜/東京方面は終日雨でした。土曜日の午後、4月にお邪魔した世田谷のOさんを再訪しました。今回の目的は、オーディオ訪問ではなく、オシレータをお借りするためです。併せてOさんの定在波対策のレクチャーを実演付きで受けることができました。訪問先で音楽を聴かずに、ビーとかピーとかの正弦波やピンクノイズを聴いてきたのは初めてです(笑)。特定の周波数における共鳴の様子を体感すると、再生への影響は大きいだろうと感じました。メインシステムのある部屋は左右前後が同じ寸法という、定在波的には好ましくない状況です。この秋から冬にかけては計測をテーマにしようと思っています。

定在波対策の主役、べリンガーのデジタルイコライザーDEQ2496(下)です。実は購入済です。4月の訪問後に円安が進む前にと買っておいたのです。他に周波数特性測定器があると便利とのことで、ご推奨のPhonic PAA3も購入しました。マークレビンソンのDAコンバーターNo36SLが、この4か月の間にPlayback Designsに変わっていますね。改めて聴かせて下さい(今度は音楽でお願いします)。


こちらがお借りしたオシレータです。関連するケーブルまで貸していただきました。オシレータを使った測定は部屋に対して1回やればいいので、借りることした次第です。使い方は簡単です。ダイヤルとレンジ設定の組み合わせで発信周波数を決め、ボリュームの調整はアンプ側でやります。出力はアナログ信号です。計測に関しては追々記事にしていきたいと思います。


さて今日、日曜日は、時々薄日もこぼれる穏やかな天気です。午前中、大倉山のTERA COFFEEに行ってきました。白楽のお店の支店です。鶴見川サイクリングコースを使えば、大倉山は白楽よりはずっと行きやすいです。少々長めのサイクリングを兼ねて豆を買いに行きました。


なかなか洒落た外観でしょう。飲食コーナーも併設されています。


帰路、新横浜のビル街です。


今年もススキとセイタカアワダチソウの陣取り合戦が始まっていました。


もう柿を食べられた方も多いでしょう。秋ですね。


鶴見川も自宅近くになるとここまで細くなります。そう言えば、鶴見川の河口からサイクリングコースを辿って歩いたのは約1年前です。この時は日没で市が尾で終了していますので、源流まで歩くのは宿題となっています。昨年苦労して歩いた道のりも自転車ではあっという間に往復できてしまいます。だから自転車がいい、というのではなく散歩には散歩の良さがあります。月末にはちょっと手強い登山も控えています。足慣らしのためにも、10月半ばには宿題を片づけようと思う次第です。2013年もいよいよ第4コーナーに差しかかりました。次は久しぶりに音楽の記事でも。
コメント (4)
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プライベートジャズ喫茶「キタサン」訪問

2013-10-05 09:53:31 | オフ会
数日前の帰宅途中でしたが、駅から歩いていると金木犀の香りがしました。これでようやく私の中では、秋のスイッチが入りました。そして、ここから師走までの慌ただしさは毎年のことです。特に今年はその感が強くなりそうです。それでも忙しいときこそ、音楽を聴く時間は確保したいところです。

さて、コーヒーの事を前々回の記事で書きました。コーヒーはやはり挽きたてが一番です。家では便利さから、専らペーパードリップですが、私なりに注意している点は
・沸騰後しばらく置く(95度)
・カップは事前に温める
・しっかりと蒸らす
・「の」の字を描いてお湯を注ぐ
こんなところですかね。9月の最後の日曜日、philewebつながりでキタサンさんの主催するプライベートジャズ喫茶に行って来ました。同じくphilewebのいたちょうさんも同行です。拙宅とは比較にならないおいしいコーヒー(とお酒)をいただきつつ、ジャズとJ-POPSを楽しませていただきました。キタサンさんには5月に拙宅に来ていただいてますので、夏を挟んでの4か月ぶりの再会でした。


メインシステムでお使いのSP、モニターオーディオのPL100です。専用のスタンドとウェルフロートで足元を支えています。定評のあるB&Wの805のライバル機の位置づけでしょうか。同社のSPをじっくり聴く機会は初めてです。


アンプはオーディオデザインのセパレート式です。以前はラックスマンのより高額のセパレートを使っていたようです。送り出しはマランツの中堅機SACD/CDプレーヤーSA-11S2です。ただしトランスポートとして使われていて、ソフトンの真空管DACでアナログ信号に変換されています。


壁にはルームチューニング材がかなりの数、配置されていました。反射、吸収、拡散といった機能の違い、大きさの違い、そして配置によってまさにチューニングをされていました。ちなみに中央の集合写真は1958年のNYの一コマで、ジャズに詳しい方ならご存知ですね。以前はジャズ喫茶にも通われていたようですし、生でCurtis FullerやBenny Golsonの演奏も聴かれたと伺いました(羨ましい)。ただしジャズ喫茶の音と、ご自身の求める音の違いにも気付かれたようです。ジャズには熱さ、押し出し感など求めがちですが、結局はご本人がどんな音で鳴らしたいのか、ここがブレなければいいのではないでしょうか。


まず音の全体的な印象ですが、非常に丁寧な音を作られていると思いました。ご本人は軽い音と言われていますが、私の印象は異なります。PL100のリボンツィーターが効いてるのか、高音の美しさが特に印象が残りました。一方で音に芯があるので、シンバルやトランペットの出だしがとても気持ち良いのです。確かに低音は控えめで殆ど意識も向かいませんでしたが、それがキタサンさんが求める音なのでしょう。部屋は短辺配置でしたが音場の広がりも感じました。いたちょうさんと横に並んでの鑑賞でしたが、センターポジションであればもっと広さを感じたはずです。これはルームチューニングの成果だと思います。

今回の訪問の楽しみの一つが、セカンドシステムで使われているALR/JordanのClassic1でした。これは拙宅のセカンドでも使っているSPです。以前は机の上に載せている様子を日記で拝見しましたが、今ではちゃんとSPスタンドを充てられています。ただし、こちらの部屋、元々ピアノの練習用の部屋だったようで、かなりデッドです。会話がほとんど響きません。いろいろとご苦労があったようですが、チューニング材やSPの配置、さらにはジャンルの使い分け(主にPOPS)で対処されています。丁寧な音というキーワードはメインシステムに通じます。定番?の八神純子「思い出のスクリーン」をリクエストいたしました。


後半は、プライベート居酒屋「キタサン」さんに移行です。写真はクラシック音楽を聴かせ熟成させたという、黒糖焼酎「れんと」です。アルコールが入ると、オーディオとは言えジャズがBGMになってしまいすが、これはこれで贅沢な時間です。


オーディオを突き詰めていくと部屋の大切さ、影響力を感じることになりますが、部屋は簡単には変えられません。与えられた部屋でベストを尽くすしかないのが、多くのオーディオファンの置かれた状況ではないでしょうか。マイホーム購入後かなり年数が経ってオーディオ熱にかかった私も、キタサンさんのチャレンジには共感します。晩夏の楽しい日曜日を、ありがとうございました。

この日はTony Bennettをはじめ、3枚ほどCDを持ち込んでだのですが、帰路、池袋駅に着いたところで置き忘れたことに気付きました。しばらくはそちらで、お聴きください。替わりというわけではありませんが、この日、一番気に入ったBlue Mitchellの『Blue Soul』、さっそく渋谷のタワーレコードで購入しました。
コメント (2)
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