珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

オーディオの秋を前に:デジタル編

2013-09-28 12:59:12 | オーディオ
一気に涼しくなり、長袖で外にでる機会も増えてきました。こちらの写真は鶴見川の上流で真福寺川との分岐点です。自転車はまだ専用のポロシャツが半袖なので走り出しは寒いくらいですが、体が温まってくると気にならなくなります。とはいえ、この先を考えると、秋冬物のウェアは欲しいところです。昨日は、会社を定年退職される方を囲んでの飲み会があり、帰路、駅からプラプラ歩いていると東の空からオリオン座が登場です。確実に季節は進んでいるようです。気分が良かったのでTSUTAYAでサザンの「ピースとハイライト/栄光の男」のCDを衝動買い。狙いはFM放送で流れていて気に入った「栄光の男」の方です。


さて、秋を前にした変化点、デジタル編です。こちらもアナログ同様に夏のトラブルがあり、部分的に変化がありました。写真のCubox、実は2台目です。この夏は雨、雷が多く、拙宅も何度か停電になりました。とある停電の後、全く音が出なくなったことがありました。原因を調べている最中、間違ってCuboxにDC5VでななくDC15V(セカンドのAlix用です)をつないでしまったのですが、後の祭りでした。ネットでもCuboxの電源まわりはデリケートといった記事が出てますが、Cuboxユーザーさん気をつけてくださいね。幸いというわけではありませんが、Cuboxの値段は相変わらずリーズナブルで、イスラエルからの輸送も順調でした。


さて、今まで使っていたCuboxのmicro SDカードを2台目に差してもうまくネットから認識できません。ありがちなことです(苦笑)。みみず工房さんから新たなイメージファイルを取得することも考えたのですが、モニオさんがPhilewebであっさりMubox(Cubox版のVoyage MPDです)をインストールできたと記事にされていたので試してみました。確かにインストールは簡単でした。大まかな流れは、
・起動用のUSBメモリを作成(フォルダはサイトからダウンロード)
・Cuboxに差して起動(映像はCuboxにHDMIケーブルを接続してモニタに出力しました)
・インストラクションに従ってMicro SDにVoyage Muboxを書き込む
・起動用USBを抜いてMicro SDからMuboxを起動
・Voyage MPD同様にNASまわりの設定
です。Voyage MPDに慣れている身としては、故郷に帰ってきたような感覚です。

最後に、最も大きい変化点です。USB-DDCはこれまでJAVSのX-DDCを使っていました。これは今でもセカンドシステムで愛用しているのですが、メインシステムに後継のX-DDC plusを導入したという報告です。二つのDDCの違いは顕著で、plusにはモニターがありません。取扱いのzionoteによると、音のためにモニターだけでなく電源スイッチも排除し、電源部の仕様も見直したようです。フィデリックスがzionoteと共同で、X-DDC plus用の電源FL-AC-st1を開発したことも購入の後押しとなりました。因みにセカンドシステムに回ったX-DDCですが、内部のモニタ用の配線をカット(これは自己責任覚悟)して使っています。


細かい音までしっかり表現され、見通しも良くなる方向です。写真には映っていませんが、電源にはフィデリックスのFL-AC-st1を充てています。X-DDC plusはまだまだエージング中ですが、AIT-DACとの組み合わせは鉄板になると予感しています。
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Giuliaさんを招いて

2013-09-25 20:46:37 | オフ会
3連休の真ん中の22日、デジタル系でお世話になっているGiuliaさんにお越しいただきました。Giuliaさんとは、先日のHalie Lorenのライブ以来です。LINN DSのユーザーさんで音質に拘られている方は、ブログ"Giuliaのひとり言"を訪問されたことがあるでしょう。Giuliaさん自身もDSのユーザーですが、最上流の重要性に気付いて創意工夫を重ねられています。リッピング用ドライブやHUBのクロック交換、備長炭アース、など発想がユニークで(ユニーク過ぎておいそれと真似できませんが)、いつもながらフロンティアぶりには感心しています。相島技研のニュースにもHUBのクロック交換のことが紹介されています。

上流が大事な点はネットワークプレイヤーに限らず、Linux PCでネットワークオーディオを楽しんでいるMPD派も一緒です。リッピングで音源は正確にデジタルデータに変換されていますから、あとは如何に望ましいデジタル信号(データではありません!)にしてDACへ届けるかが課題となります。阻害要因がNAS、HUBやLANケーブルに潜んでいるとしたら・・・これは手を打たねばなりませんね。見方を変えると主導権はネットワークプレイヤーの外にあったわけです。この状況を嫌ったのでしょうか、SONYはハードディスク内蔵のファイル再生プレイヤーHAP-Z1ESを出すようです。

Giuliaさんにお越しいただいた目的の一つに、種々の実験があったのですが、いきなり実験に入るのは、世間話もしないで仕事の話を始めるようなものです。まずは普段の音をデジタル、アナログそれぞれ聴いていただきました。OctaveとVienna Acousticsの組み合わせはGiuliaさんにとっておそらく初めてだったと思います。後日談で音ではなく音楽に入れたとコメントいただいたので、まずは良かったと思います。意図している空間表現も伝わったようです。面白かったのはアナログです。押しが強い、重心も低い・・・Delphi+PP-300の組み合わせは、Giuliaさんのお使いのLP12とは随分カラーが違うようでした。


風呂敷を広げた状況です。電車でお越しいただいたのに、色々と持ち込んでいただきました。クロック改造のHUB、アイソレーション電源、USBノイズフィルター、電源ケーブル等。


想像よりずっと大きい備長炭アースです。これで10kgあります。Giuliaさんはリッピング用とアンプ用の2つを使われていますが、今回はリッピング用の方をお持ちいただきました。


さて、肝心の実験ですが、何かと障害が立ちはだかって右往左往することになりました。先に音楽を聴いていただいてよかったですね。まずクロック交換のHUBに差し替えたところ、CuboxからNASが見れなくなりました。オフ会でIPアドレス設定は避けたいです。ここで時間を取られるのはもったいなく、HUBを元に戻しました。続いてフィデリックスのUSBノイズフィルターですが、こちらはCuboxのLANケーブルとの干渉で断念です。最後の砦、備長炭アースをOctaveのアンプに適用したのですが・・・。音は快調だったのですが、V40SEのACインレットが2芯で、アースは無関係であることが判明。

まあ、こんな日もありますね。備長炭アースは一週間貸していただけることになりました。AIT LABOのDACにシャーシ接続で試しているところです。実験はトラブル続きでしたが、NASやHUBの振動対策など、拙宅のノーガードの部分が明らかになりました。Cubox→USB-DDC→AIT DACという構成は、LINNから比べると複雑で、まだソースをよくする余地はありそう、とのご指摘でした。Giuliaさん、楽しい時間をありがとうございました。KRYNAのショールーム訪問、楽しみにしています。
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オーディオの秋を前に:アナログ編

2013-09-21 17:51:38 | オーディオ
先日の台風以降、かなり涼しくなりましたね。朝方、出勤する時には長袖でも丁度いいくらいと感じます。中秋の名月も楽しめましたし、今のところ秋への移行はスムーズな気がします。あとは金木犀が香れば、個人的には秋のスイッチオンです。今日はコーヒー豆を買いにたまプラーザまで出かけました。自転車に乗るようになると、これまで車が当たり前だった範囲もカバーできるようになります。こちらは通り道のふるさと村です。ところどころ台風の爪痕も見られますが、耐えた稲穂には収穫が待っていました。青空や雲の雰囲気にも秋を感じます。


秋と言えば家で飲むコーヒーがホットに切り替わるのも、だいたいこの時期です。以前タチバナレコードがあった白楽には、テラコーヒーがあり、寄ったついでに豆を買っていました。タチバナレコードが近所に移ってからは、白楽に行く機会も減りました。先日、久しぶりに訪れたらお店が見つかりません。まさかとも思いましたが、ホームページによると10月1日のリニューアル開店とのこと。豆は買えませんでしたが、一安心しました。明日は来客もあり、地元の横浜市北西部で豆屋さんを探すことにしました。そして見つけたのが、こちらのビーンズ、たまプラーザ店です。豆はモカマタリにしました。


夏の酷暑でオーディオを控えていた方も、そろそろ装置に向き合う頻度が上がったきたのではないでしょうか。真空管アンプを使われている方は、特にそう感じることでしょう。オーディオの秋を前に、アナログ、デジタルで変化点がありましたので、紹介します。それぞれ夏場のトラブルの代償ではあったのですが・・・。まずはアナログ編からです。

カートリッジの寿命をどう考えるか、ベテランさんならまだしもアナログ初心者や再開組にとっては悩ましいところではないでしょうか。瀬川冬樹さんの著作集によると、第一関門は200時間、第二関門は4~500時間とあります。ただし時間は目安で、最後は耳で判断とも言われています。内周の厳しい条件での音質をチェックするようなのですが、この物差しには経験が必要ですね。週4時間聴いたとして、2年で400時間となります。導入当初から使っているカートリッジOrtofonのCadenza Redは、仮に変えるしても来年の夏頃だろうと考えていました。

ところが、先日、妙にカートリッジのボディ(腹)がレコードに接近していることが判りました。不思議なもので、こうなってくると音も今一つに感じます。先入観かもしれないと、しばらくレコードを変えたりしましたが、これまで起き得なかった針飛びまで生じて、購入店に相談することにしました。アームの水平は問題無かったのでカートリッジ側の異常を疑ったわけです。思い当たる節としては、1曲目に針を落とす際、目測を誤って針がターンテーブルの外側に落ちたことがありました。正面ではなく真横から見ていたバチでしょうね。最悪、針交換は覚悟しました。


針交換の算段をしていると、オーディオ病ののイケナイ側面が出てきました。針交換の金額は馬鹿になりません。年末のウェルフロートのボード導入は後回しにして、来年予定の新カートリッジ導入を前倒すことにしました。まあ、順番変えるだけだから許容範囲だろうと(汗)。ボードは無くともレコードは聴けますが、カートリッジが無いと始まりません。勿論、予算はボードの範囲です。フォノアンプとの相性を考えて同じフェーズテックのPP-300にしました。モノトーンのボディはDelphiとのマッチングも良いようです。音については聴きこんだ段階でレポートしますが、第一印象として聴きやすさを感じます。


さて、Cadenza Redですが、メーカーで確認したところ、ボディが接近する現象は再現したようです。ただし、原因が特定できず、お店側の配慮もあって新品に差し替え(無償)となりました。ほとんど無い事例なので、白黒つかなかったようです。一気に新品2つが揃う状況となりましたが、当面はPP-300の音に慣れることを優先します。カートリッジ交換を楽しむには其々にヘッドシェルを用意したいところです。Cadenza Redは万が一のバックアップとして温存し、いずれヘッドシェル導入時に再登板させようと思います。併せてカートリッジチェックのための物差しも考えねばなりませんね。
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矢切亭主人さん宅、訪問

2013-09-15 14:07:10 | オフ会
3連休の初日となった昨日、Philewebつながりで名古屋の矢切亭主人さんを訪問してきました。ご同行は5月7月に相互訪問させていただいたKYLYN(キリン)さんです。単身赴任帰りや出張との合わせ技ではありましたが、私自信、関東圏外で初となるオフ会となりました。地域を超えてネットワークを形成できる点は、ブログやコミュティの大きな利点です。ネット以前の世界では想像できなかったことです。ただし接点が増えたとは言え、趣味に没する時期は人まちまちですから、一期一会的な要素は残ります。こうして機会が得られたことにまずは感謝です。

オフ会の前にはまず腹ごしらえです。向かったのはご近所のとんかつ屋さん「あさくら」です。こちらのお店は、矢切亭主人さんの日記で存在を知りました。時間調整のやりとりの際、私の方からリクエストさせていただきました。KYLYN(キリン)さんも考えることは同じだったようです(笑)。今までランチのとんかつに朝の10時台から並んだ記憶はありません。写真の特上ロースは肉の柔らかさと衣の薄さが絶妙でしたが、あっという間に品切れです。並んで正解でした。岩塩で食べるのも新鮮で、ソースは数切れ分に留めました。店員さんの対応も丁寧で、気持ちよくお店を後にして矢切亭へ向かいました。


矢切亭とはご両親が建てられた築年数50、60年になるお家のことを指しています。そのご主人ですから矢切亭主人さんというわけです。いわゆる古民家風で風通しのいいお家です。気になる音漏れも、周囲に家が無いので問題は生じていないとのことでした。ご覧のようにピュアオーディオと映像も含めたマルチチャンネルを共に楽しまれています。まずはWOWOWのオペラと八神純子のマルチチャンネルSACDからスタートです。音を追求するならSPまわりはフリーにしたいところですが、映像にも拘りがあると悩ましい状況となります。リアSPの配置はご苦労されている様子でしたが、いい方向が見つかるといいですね。


矢切亭主人さんが昨年導入されたSP、タンノイPRESTIGE Series Kensington/SEです。以前に使われていたのが、やはりタンノイStirling/TWで18年間に渡って使用されたそうです。長年親しんだ同軸2WAYの音に惚れてるのでしょうね。先入観でタンノイ=クラシックと捉えがちですがこのSP、同じPRESTIGE Seriesの中でも位置づけが異なるようです。聴かれる音楽の6割がクラシックだそうですが、Jazzやロック、ポップスも楽しむ矢切亭主人さんのニーズに応えるSPだと思いました。印象に残ったのは弦楽器の音色。特にギターやヴァイオリンには聴き入ってしまいました。箱の鳴りの効果でしょうか。


デジタルの送り出しはラックスマンのフラッグシップD-08です。とても重厚感のある佇まいです。ファイル再生をやらないと宣言される方であれば、上がりとも言えるCD/SACDプレイヤーです。矢切亭主人さんは、一方でCDをリッピングしたPCオーディオもやられています。手軽に端末操作で選曲できるので普段聴きはPCとのことです。PCはLINUXベースのVortexBoxですから、拙宅のVoyage MPDと路線は一緒です。まだD-08に比べると粗さが残るとのことでした。個人的にはD-08→AIT-DACにつないだ音が気になりますが、D-08の存在はファイル再生の、それこそ生きた教科書になることでしょう。


この春にアナログを再開された矢切亭主人さんが選ばれたのが、TRANSROTOR ZET-1でした。SMEのアームに取り付けられたZYXのカートリッジはR1000-COSMOSです。スケルトンタイプでいかにも繊細そうなカートリッジですが、エッジの効いたメリハリのある音を聴かせてくれました。Sonny Rollinsの「St. Thomas」をアナログ2枚(500円の中古、100%ピュアLPの新盤)、CD1枚で比べましたが、押し出しで感でやはりアナログでした。Lionel HamptonのヴィブラフォンやMilsteinのヴァイオリンは、そのままずっと聴いていたくなる心地良さ。盤面のコンディションが上がるともっと音楽に入れるようになりますね。


オフ会の締めはアナログの松田聖子でした。以前の日記で矢切亭主人さんが『風立ちぬ』を紹介されていたのでリクエストした次第です。KYLYN(キリン)さんと交互に合計4曲楽しませていただきました。まるでこの日のとんかつのデザート、ゆずのシャーベットと思わせる清涼感を味わって終了となりました。


今回のオフ会は矢切亭主人さんにとっても初めての機会と伺いました。最初のオフ会は私も緊張したことを憶えています。長丁場になってしまい、ご負担にならなければ良かったのですが。個々の機器の素晴らしさに加えて、長年にわたって機器を大切にされる矢切亭主人さんの姿勢も勉強になりました。過去に購入された機器類のカタログは、分厚いクリアファイルに丁寧に保存されていました。購入されて間もない機器がシステムの主流となっていますが、今後も大事に使われていくだろうと容易に想像します。矢切亭主人さん、横浜・東京方面へお越しの際は、ご一報いただければと思います。
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長谷川陽子さんの授業:シャコンヌ

2013-09-08 13:17:39 | ライブ
チェリストの長谷川陽子さんが講師を務める音楽の授業に参加してきました。向かったのは新宿西口の住友ビルにある朝日カルチャーセンターです。新宿西口は昔、学生時代にバイトしたことがあります。隣の三井ビルやセンタービルもそうですが、高層ビルは昔から姿を変えませんから、何かタイムスリップした感じを受けます。同センターの催しに参加するのも初めてでしたし、音楽の授業も中学以来ですから新鮮な1時間半となりました。オフィスビルの会議室だったので音響的には問題ありですが、何より至近距離(7~8m)で長谷川さんのチェロの音を浴びることが叶い満足です。


授業のタイトルは、"チェロで弾くバッハの「シャコンヌ」"でした。言わずと知れたバッハの名曲ですが、本来はヴァイオリンのソロとして書かれた曲です。ヴァイオリン奏者にとっても難曲で有名ですが、これを敢えてチェロで弾こうというわけです。長谷川さんの最新アルバムのタイトルもずばり『CHACONNE』です。この曲を取り上げた理由はいくつかあるようですが、チェロのどっしりしたベースはこの曲でも活きるのではないか、とのことでした。一方で機動性ではヴァイオリンには適いませんから、腕が問われるわけです。バッハ直筆の譜面が残っていることも、長谷川さんを惹きつけたようです。

私が「シャコンヌ」の存在を知ったのは、おそらく17、18年ほど前のことだと思います。最初のコンポーネントを買ってそれなりにオーディオを楽しんでいた時期です。五木寛之のエッセイ「ちいさな物みつけた」の中で前橋汀子によるバッハの『無伴奏ソナタ&パルティータ全集』が取り上げられていました。五木さん、最近は仏教やこころの内側に関する作品の印象が強いですが、この当時はまだモノへの想いなんかも文章にしていました。音楽評論家ではなく作家が取り上げていたことも新鮮だったのでしょう。当時買った数少ないクラシックのCDの一つが前橋さんの2枚組みだったと言うわけです。


この曲への理解を深めるためにも、チェロとの対比をするためにもヴァイオリンの作品を聴く必要がありました。現在、私が持っているのは先の前橋汀子(1988年)とチョンキョンファ(1974年)です。予習だけでなく、昨日、戻ってきてから復習にも使いました。チェロの音に慣れた耳からすると、ヴァイオリンは華やかさが強調されます。このように同じ曲を異なる楽器で聴く機会はそう多くはないでしょう。それぞれの個性が浮き上がるので面白いと思いました。オーディオでメーカーの異なるピアノの音を聴き分けるなんで話題がありましたが、それ以前にやることはあると思います。


生徒の半数以上は実際にチェロを弾いている方のようでした。勿論、私は弾きどころ=聴きどころと勝手に解釈しました。長谷川さん自身、桐朋学園大学で非常勤講師をされているので、講義も慣れたものです。スライドに譜面を映して、区切りのいいところまで解説&実演を繰り返します。何を考えながら弾いているのか、ご本人が説明しているのですから間違いありません。似たようなフレーズでもあたかも二人、三人で演奏しているように表情を変えるとか。さて、一通りの講義が終わったら通しで演奏です。15分程度の曲ですが皆さん、引きずり込まれるように聴き入っていました。


授業が終わった後のサイン会で、手持ちのCD『CHACONNE』にサインをいただきました。できれば音響のいいホールで・・・これは長谷川さんが何度か口にされてました。授業の宿題とすることにします。
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