珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

キタサンさん、ニッキーさんご来訪

2017-01-28 08:02:44 | オフ会
先の土日は共にオーディオ交流でした。21日の土曜日、今年最初のご来客はキタサンさん、ニッキーさんでした。お二人とのオフ会は昨年9月のPVジャズ喫茶キタサン訪問以来です。その後、飲み会でご一緒する機会も多かったのですが、拙宅にお越しいただくのはお二人とも久しぶりです。キタサンさんは約3年半ぶり、ニッキーさんは約2年半ぶりのご来訪でした。この間、機器の配置はともかく構成は変わっていません。それでも、音は随分変わって聴こえたのではないかと思います。その差分がオーディオ的な成長であれば、いいのですが・・・。ともあれ、楽しい1日の始まりです。

午前中のオーディオ部屋の様子です。この日は1日中、好天に恵まれました。例によって掃除、買い物、選曲で時間があっという間に過ぎます。待ち合わせ場所に向かうと、既にお二人が談笑していました。いつもの日田の焼きそばやさんで昼食をとって、拙宅へ向かいました。


キタサンさんは世代が近いので気楽に選曲できます。一方、ずっとお若いニッキーさんとの両立は悩ましいところです。洋楽、ジャズ、ボサノバが共通項でしょうか。セルジオメンデスは受けが良かったです。昭和歌謡のゴリ押しはいけませんね(笑)。


一方、アナログです。ここは流れに応じて、選曲するスタイルです。どうしても昭和歌謡が厚めになってしまいます。三大じゅんこさんも、出番を待ちます。ちなみに三大とは、キタサンさん曰く、山本潤子、大橋純子、八神純子だそうです。


前半はデジタルで洋、邦のヴォーカルもの、ジャズ、ボサノバ、クラシックの流れでした。クラシックでは予想通り、ニッキーさんを夢見心地の世界へ誘えました。安楽真理子さんのハープが効いた模様です。キタサンさんからはスイング、情念などのキーワードが出ました。これ、昨年末のakahanamizukiさんの捉え方とほぼ同じだったので、思わず笑ってしまいました。やっぱり音楽が先、なんです。休憩を挟んで後半は、皆さんのCD音源を聴いて、アナログへ移行しました。途中でニッキーさんのロック好きを思い出しAdele(そもそもロック?)をかけましたが、もう少し早く気づくべきでした。

皆さんCDだけでなくレコードも持ち込んでくれました。こちらは、キタサンさんの、オリバーネルソンのオリジナル盤です。モノラルと記されていますが、これはしっかりステレオでした。錚々たる面々ですね。恥ずかしながらジャズの名盤中の名盤であることを、この日知りました。オフ会後、早速購入です。


こちらはニッキーさんの盤です。辛島文雄のレコード、出所は音源出版です(知りませんでした)。世代から言えばニッキーさん、アナログとは接点ないはずですが、オーディオ交流を通じて影響を受けたのでしょうね。昨年末、アナログプレイヤーをテクニクスのSL-1200Gでに入れ替えたと聞きました。


最後はいつもの居酒屋さんで、遅い新年会を兼ねた感想戦です。例によって話の内容はあちらこちらに飛び、記憶も薄れています。オーディオとお金なんて話をしたような、しないような・・・。途中、稀勢の里の優勝が決まったニュースが流れました。決まるときはあっさり決まる、ものですね。オーディオも長年の苦労が、一気に報われるといった瞬間があるのでしょうか。今年もゆったりペースでの変化を楽しむオーディオになりそうです。キタサンさん、ニッキーさん、楽しい1日をありがとうございました。適度に間を置いた定点観測、これからもお願いします。
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西方寺の梅

2017-01-19 07:20:16 | その他
毎年、この時期になると気になるのが西方寺の蝋梅です。これまで1月下旬から2月上旬にかけて訪れていたのですが、花の盛りを過ぎていたので今年は2週ほど早めてみました。近所の梅が年末から咲いていたことにも後押しされました。自転車に乗るのも随分と間が空いてしまいました。最強寒波の中でのサイクリングに躊躇もありましが、ここで逃すとまた1年先になります。前日の大岳山の疲れを太ももに抱えつつ、思い切って出かけてみました。確かに寒く、特に足先の冷えはきつかったですが、それでも寒中の春を実感することができ、お釣りを得ました。

鶴見川サイクリングロードで唯一?の砂利道が小机~新横浜付近にあります(早く舗装して欲しいと思います)。自宅からそこまでノンストップで進んで一服です。ススキやセイタカアワダチソウはすっかり冬枯れしていました。中央奥の円筒のビルは新横浜プリンスホテルです。


サイクリングロードを離れて新羽駅を経由して西方寺に到着です。この山門の雰囲気は好きです。


本堂と蝋梅です。やっと見ごろに訪れることができました。パラパラと人も来ていて、皆さん蝋梅の写真を撮ったり、本堂でお参りしたり、と思い思いの時間を過ごしていました。


蝋梅に寄ってみました。黄・黄・黄・・・勢いがあります。ちなみ蝋梅は梅や桜の仲間ではないそうです。確かに梅や桜とは花の形が全く異なりますね。


ここのイチョウは枯れた姿も随分とご立派です。つい1か月前には紅葉で黄色一色だったようです。


足元にも寒中の春を見つけました。クリスマスローズの蕾です。


3月半ばに咲く中日桜です。蕾にも微かなピンク色が認められます。


西方寺にしばし滞在した後は、これも例年通りですが港北ニュータウン経由で川和富士に寄り、丹沢を遠望しました。この週末、天候は悪くなかったのですが、土日共に富士山遠望だけは恵まれませんでした。


まだまだ寒さは続きますが、着実に春は近づいています。ちょうどクロスバイクを買ったお店が新羽にあります。そろそろパンクも気になります。タイヤ交換兼ねて中日桜を見に行くのもよさそうです。今度の週末はオーディオ交流2件の予定です。
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大岳山

2017-01-15 10:54:18 | その他
先の3連休の丹沢縦走が流れて、今年の初登りは奥多摩の大岳山になりました。メンバー3名で新年会を兼ねた初登りです。週半ばから最強寒波が話題になりましたが、実際、登山中はさほどでもなかったです。奥多摩も昔から近くて遠い山域です。学生時分、最高峰の雲取山他、2、3の山に登りましたが、その後は日本各地の山を優先してしまいました。燈台下暗しの状況がずっと続いてきたのですが、このところの丹沢通いで風向きが変わりました。定義にもよりますが、奥多摩の山域は広く、個性的な山も多いです。この機会に見直したいと思いました。

集合のJR御嶽駅からバスでケーブルカー乗り場へ移動、急峻な勾配を上るケーブルカーで御嶽神社に移動しました。神社付近からは筑波山を遠望できました。奥多摩から筑波まで遮るもの無し、です。関東平野のフラットぶりがわかるかと思います。


8日、9日の雨は、山の上では当然のように雪を積もらせました。御嶽神社を出てしばらくしてアイゼンを付けました。アイゼンと言えば2年ほど前のダイヤモンド富士登山(七面山)でえらい目にあったことがあります。実際北側の凍った斜面ではアイゼンが有効でした。


大岳山の頂上が見えてきました。大岳山はピーク部分で一段と高さを増すのが特徴です。ここまでは比較的緩い勾配できましたが、最後は急登が待っていました。この週末は大寒波とのことでしたが、風が全くと言っていいほど無く、いい汗をかきました。


標高1267m、大岳山のピークです。奥多摩三山とは大岳山に加えて、御前山、三頭山を指します。ここで1時間ほど昼食休憩をとりました。体を動かさないとさすがに冷えます。カップヌードル(ちなみにカレー味)やコーヒーの温かさに救われました。


奥多摩からは、丹沢を斜めに見ることになります。拙宅付近からですと大山と丹沢はあたかも一体のように見えますが、両者が分離していることが分かります。本来は丹沢の右後方には雄大な富士山が見えるはず、なのですが・・・残念。


御前山、三頭山方面です。その奥は大菩薩連嶺と思われます。雲取山は確認できませんでした。


昼食を終えてからは一気に下山です。馬頭刈尾根を経由して大嶽神社方面へ下りました。下山中、富士山の姿を一部見ることができました。この日は関東でも山域となると雪が降るとの予報でした。これが精一杯の富士山、となります。


予定より3時間ほど早く大嶽神社に着きました。武蔵五日市駅に向かうバスは1時間半に1本程度しかありませんが、幸い、待ち時間数分ほどで乗ることができました。武蔵五日市から拝島に出る五日市線、実は生まれて初めての乗車です。あきる野の「あきる」が秋留だったと知りました。


立川駅に着いたのはまだ午後3時台でした。新年会の開催が危ぶまれましたが、駅近くで空いている飲み屋さん「玉河」を見つけました。予想に反して結構、お客さんが入っていました。皆さん出来上がっている感じ満載でいい雰囲気でした。とは言え、こちらはまだお腹が空きません。つまみ軽めに普通のペースで飲んだため、結構酔っ払いました。最後は駅ビル内の「西安餃子」で締めの麺を食べて散会としました。これでオーディオに続いて山の方も、2017年始動となりました。
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2017年スタート、GRFさん宅訪問

2017-01-09 14:23:24 | オフ会
2017年がスタートしました。結局、冬休みの8日間、横浜方面は晴天続きとなりました。休み明けは初日は新年挨拶、方針説明が中心、2日目は京都方面への出張でした。その後3連休ですから、仕事の本格的再開は明日から、ということになります。この3連休はGRFさん宅訪問、K&Kさんご夫妻との丹沢縦走を予定していました。残念ながら8日、9日は悪天が見込まれ、登山は延期となりました。予報通りとなったので判断は正しかったと思います。関東にとっては乾燥を和らげる恵みの雨となりました。GRFさん宅は1年ぶりです。ご一緒は先日お越しいただいたpat_mthny7205さんです。

この冬休み、夕空に輝く金星を見る機会が多かったです。1月2日は三日月と金星が接近しました。


6日は京都日帰り出張でした。帰りは京都駅近くの、すき焼で軽く一席持ちました。ずっと若い後輩がリーズナブルなお店を見つけてくれました。先にプライベート旅行で来たばかりですが、冬の京都は、何度訪れてもいいものです。新横浜に着く頃にはすっかり酔いも醒めました。


GRFさん宅への移動は、3年半前と同じく、pat_mthny7205さんの車でした。阿佐ヶ谷のカフェで時間調整したことなど、昨日のように憶えています。当時、その後の私自身の関西行は想像できませんでしたから、光陰矢の如しです。3年半前の記事に、T4をずっと前に置いた平行法の実験の様子がありました。現在のTroubadour 80との組み合わせの原風景でしょうか。途中、pat_mthny7205さんの案内で千歳烏山のラ・ヴィエイユ・フランス本店に寄りました。自宅用に焼き菓子を調達しましたが、GRFさん宅でもこちらの名物のエクレアをいただくことに・・・。千歳烏山はケーキ屋さんの激戦地のようです。


11時前に到着し、車好きのお二人の談義が落ち着いたところで、和室へ移動しました。いつもの光景ですがラックのラインナップには多少変化がありました。最上流はクロック改造の入ったSONYのMS-1で、以降、新顔のMola Molaのプリアンプ→是枝さんパワーアンプ→ユニコーンの流れです。


この日、和室およびGRFのある部屋で活躍したオランダMola MolaのプリアンプMAKUAです。Mola Molaとは魚のマンボウのことだそうです。すっきりしたデザインは音にも通ずるものがありました。このプリアンプにはフォノイコとDACの組み込みが可能です。EMMよりはリーズナブルといっても、値は値です(苦笑)。


クラシック、ジャズ、昭和歌謡の流れでかけていただきました。各種の管楽器の鳴らし分け、第2ヴァイオリンの大切さ、コントラバスの低音と高調波成分の時間ずれなど、オーケストラ再生のポイントを解説いただきました。勿論、モノにできるか否かは我々次第です。


1時間半ほど聴いたところでランチへ。この3月に閉まってしまう洋食屋さんへ向かいました。私が選んだのはガーリックの効いたポークソテーの定食です。付け合わせの人参、ジャガイモ、スパゲッティと共にがっつり、いただきました。こうして一つ一つ、昭和の味が無くなっていきますね。


午後はGRFのある部屋へ移動しました。例によってモノラル音源でTroubadour 80の位置調整を行い、午後の部スタートです。お腹いっぱいの後のクラシックにうつらうつらしつつ・・・失礼しました。Troubadour 80+TW3は完成形と伺っていましたが、床を這う複雑な配線は実験室さながらです。


Mola Mola導入以後、GRFさんがアナログ盤を聴き直されていることは、ブログにある通りです。この日もプレイヤー2種、カートリッジ3種、さらにMAKUAでのイコライザーカーブ設定を組み合わせて、音の違いを実演いただきました。面白いように表情が変わります。昨年コーナー型GRFでアナログを聴かせていただきましたが、音場はそれより後方に展開します。フランク永井は昨年よりすっきりした印象ですが、設定次第で濃く、薄くはできるようです。こちらの部屋ではまず掛からない岩崎宏美は「万華鏡」をリクエストさせていただきました。大空間に個々の音が配置される様子が、新鮮でした。


最後はMAKUAをCDプレイヤー側に移動し、再びデジタル再生です。この音は個人的にはとても気になりました。ジャック・ルーシェのピアノ、カンターテドミノのハーモニー(きよしこの夜)では、空間に満ちては消える美音に浸りました。圧巻だったのは、ピリシュのモーツァルト幻想曲です。一音一音の訴求力に参りました。やっぱり細部に宿るんですね。システムの完成度も勿論あるのでしょうが、同時にMAKUAのポテンシャルを感じました。この日のサウンドの印象は「澄」でしたが、マンボウの貢献は大きかったように思います。狭スペース派としては、プリアンプへのオールイン化にも魅力を感じます。


私が持ち込んだ唯一の音源です。Apple Mmusicで気に入ってⅥを購入したばかりなのですが、シリーズⅠ~ⅥをすべてGRFさんはお持ちとのことでした(笑)。歌よし、サウンド良しで、楽しめます。お願いした「コーヒールンバ」以外にも沢山掛けていただきました。


楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。お約束の夕刻となり散会としました。少しずつ日が伸びていること感じながら杉並のお宅を後にしました。GRFさん、正月明け早々の訪問でお邪魔いたしました。完成形のサウンド共に次への展望もいただけたような・・・。pat_mthny7205さん、行き帰りの運転ありがとうございました。久しぶりのGRFさんのサウンド、楽しまれたご様子でした。上手く表現できませんが、ほっこりと余韻が残る1日となりました。自宅に戻ってから、この日掛かった音源の復習です。音そのものは比較にはなりませんが、2017年のオーディオライフ、好スタートを切れたことは間違いありません。

というわけで、今年もよろしくお願いします。
コメント (2)
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