珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

じょんびさん宅、再訪

2014-02-22 11:33:17 | オフ会
2週続いた大雪の痕跡は、横浜北部だとまだ十分に残っています。駅の屋根が雪の重みで潰されたニュースを憶えている方も多いと思います。実はその駅、拙宅の最寄駅です。一見普通に見える駅の様子ですが、屋根があることに慣れた身としては、違和感があります。と言っても、四半世紀前は屋根なしでしたから少々懐かしさも含んだ違和感です。15日に予定していた、じょんびさんとのオフ会も、翌16日に変更となりました。16日は天気も回復し、お宅のある千葉方面は雪解けも進んでいる様子でした。じょんびさん宅を訪問するのは約1年ぶりとなります。


前回の訪問時はオールLINNシステムで、聴感上のSNの良さに感心したことを憶えています。ただし、その頃にはじょんびさんご自身は、SPの変更を考えていたようです。6年ほど使ったLINNのトールボーイ型NINKAから、ATCのブックシェルフ型SCM11へ変更となっています。ジャズ聴きのじょんびさんですから、ジャズを満足して聴けることは絶対条件だったはずです。馴染みのショップさんを通じて自宅試聴もされてますから万全でしょう。上流のDS系は変わっていないので、下流の違いだけでどう変わるのか、純粋にオーディオ視点でも訪問が楽しみでした。


SCM11は密閉型のブックシェルフです。しばしばオーディオ誌で、密閉型のブックシェル型は低音の迫力が・・・といった文言を目にします。しっかりしたスタンドを使うことが大事とも、これまたよく言われます。セカンドシステムではありますが、拙宅においても密閉型のブックシェルフ、ALR/Jordan Classic1を使っています。スタンドの重要性も実感していて、砂を詰めて、低音を引き締めています。じょんびさんの選択はサイズもぴったりのKRYNA PROです。同社のHPを見るとやはり砂は入っている模様。低音はジャズにおいて生命線ですから、今回の聴きどころでもありました。


ATCのSPには鳴らしにくい、アンプを選ぶ、といった先入観があります。これもオーディオ誌の刷り込みですから、実際のところは聴かないとわかりません。当初はSPのみATCにされたようですが、自宅試聴でATCのパワーアンプP1との相性の良さに驚かれたようです。結局そのままP1は居座ることとなりました。ATC内で音合わせしてるわけですから、当然そうなるのでしょうね。その後、プリアンプのATC化も試されましたが、これはLINNのプリには歯が立たなかったようです。結局、上流側がスコットランド、下流側がイングランドで落ち着いたわけです。


前半はジャズ、後半はロックや邦楽といった構成でした。気に入ったものをいくつかピックアップして写していますが、この他にも素晴らしい音楽を聴かせていただきました。Chris Connorの「バードランドの子守唄」いいですねぇ。ハードバップは、Lee MorganとBlue Mitchellを中心にお願いしました。リクエストに余裕で応えるラインナップは打ち出の小槌のようです。ブログで記事にした、「Sunny」をハードバップで聴けるとは思いもしませんでした。StanleyTurrentineのリーダー作からです。11日の、にらさん宅でもイかした「Sunny」(アーティスト失念)を聴かせていただきました。記事にしてみるものですね(笑)。


さてATCサウンドです。予想はしていましたが、ドラムの音に痺れました。痛いドラムですが、聴く分には一向に構いませんね。音量は前回訪問より上がったように感じましたが、その点を考慮しても、オールLINNシステムの方が大人しい音だった思います。やはりジャズはこちらですかね。実際に音を聴いてから、ロックとの相性の良さも想像できました。じょんびさんが若い頃、親しんだThe Doobie BrothersやSteely Danなど米国系ロックを中心に聴かせていただきました。実にエネルギッシュな音です。これなら本国の英国系ロックもバッチリでしょうね。某誌での和田さん、三浦さん、細谷さんのこぞっての推薦、納得です。

八神純子さんは、「みずいろの雨」「想いでのスクリーン」といったスピード感がある曲が好印象です。純子さんの伸びのある声は、タイトなドラムに負けていませんでした。Philewebつながりのオフ会では、何だかんだで1年間、八神純子さんを聴くことになりました。そのきっかけとなったのが、じょんびさんです。


じょんびさん、奥様、1年ぶりの訪問の機会をいただき、ありがとうございました。前回とはかなり音の個性が変わった印象です。改めてシステムにおけるSPの影響力を認識しました。上流の質はDSでお墨付きですから、下流を好ましい方向に変えると全体が良くなります。また一つ階段を上がられたことを実感いたしました。拙宅は前回から大きくは変化してませんが、せめてプログラムでも変化をつけて楽しんでいただければと思います。再会の頃には暖かくなっていることを期待しています。
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上州、音楽・オーディオ三昧

2014-02-15 15:02:49 | オフ会
横浜は2週連続で大雪となりました。14日は早退勧告が出た会社が多かったようで、午後4時頃には帰宅ラッシュとなり、震災時の停電を思い出しました。さて、2月11日は久々に上州方面に足を延ばし、音楽・オーディオ三昧の1日となりました。Phile-webつながりで、ストラさんの企画「ストラディバリウスを聴く会」に参加し、その足で高崎のにらさん宅へお邪魔してきました。大雪の合間の好天で、北関東だけでなく信州や上越の山々を拝めた点でも満足でした。写真は会場となった音楽サロン、シャコンヌ近くの竜舞駅からのスナップです。中央に米粒ほどですが、男体山の姿が見えます。


11時20分頃開始と伺っていましたので、午前中は電車のぶらり旅と決め込みました。小金井行きのJR線で久喜まで行き、館林、太田、竜舞と東武線を乗り継ぎました。シャコンヌホールに到着すると、玄関にはこんな洒落たお出迎えが・・・。車で来られた方が多かったようで、私は最後の到着となりました。看板にもありますように、この日は東京フィルのヴァイオリン奏者、黒沢誠登さんの公開リハーサルです。お使いのヴァイオリンは、名器ストラディバリウスで、企画の目玉です。伴奏のピアノは地元の、小沢由希子さんでした。黒沢さんとは初顔合わせだったようですが、息の合った演奏を披露いただきました。


これまでヴァイオリン絡みのコンサートには何度か行っていますので、いわゆる名器と呼ばれるヴァイオリンの音を聴く機会はありました。例えば千住真理子さんもそうでした。ただ、実際には名器だからどう、といった聴き方はしませんね。どうしても音楽や演奏に気持ちが向かいます。従って今回の聴き方が普段と異なったのは確かです。とてもふくよかな音だと感じました。柔らかさと厚みが同居する感じです。選曲はいわゆるアンコールピースが中心で、私には助かりました。1階、2階を比べましたが、私は2階の方が音が伸びやかに聴こえました。時間と共にヴァイオリンも場に馴染んできたとは、にらさんの評です。


おいしいコーヒーとランチをいただいた後は、ホールの機器を使ったオーディオタイムです。オーナーのシャコンヌパンダさんが長年かけて築かれたシステムです。ご自作のホーンスピーカーを中心にしたマルチアンプシステムで、送り出しはデノンのトランスポート/DACでした。大空間でのオーディオと言えば、ダイナのマラソン試聴会を思い出しますが、エアボリュームとのミスマッチに機器が可哀そうに思えたことがあります。この空間で鳴らすために追い込まれているわけですから、その点は心配無用でした。物腰の柔らかいシャコンヌパンダさんとは、あらためてクラシックやオーディオの話ができればと思いました。


因みに私が持ち込んだのはViktoria MullovaとGiullano Carmignolaによる「2つのヴァイオリンのための協奏曲」(ヴィヴァルディ)です。これはデジタルイコライザーを指南いただいた世田谷のOさん宅で知った作品で、ヴァイオリンの掛け合いが聴きどころです。何となくシャコンヌホールのイメージに合うのかなと思って選びました。高音の繊細さと低音の押し出し感が、上手くバランスされていました。


15時半頃にサロンを退席して、次に向かったのは、にらさんお住まいの高崎です。太田から高崎までは高速を使って1時間かかりませんでした。まだ夕刻には時間が十分ある中、赤城山や妙義山は勿論、遠くは浅間山や谷川方面の山々が見れました。かなり陽が長くなっていることを実感します。

にらさん宅には2時間ほど滞在させていただきました。私より若干お若いにらさんですが、オーディオ歴はずっと長いです。聴かれる音楽も渋いですね。にらさんの年代で、中学の頃にRickie Lee Jonesを聴くって、普通ではありません。きっかけは、当時のFM誌のようです。オーディオへの拘りも相当です。GRFさんのブログを当初から読まれていたそうです。その象徴が米国スペクトラルのアンプです。このアンプを所有している時点で日本では稀有なマニアになってしまいます。米国ハイエンドメーカーが音の調整に使っているとのことでした。MITのケーブルもアンプに合わせた選択です。

送り出しはミッチェルエンジニアリングのADプレーヤーGyroDec(変えました?)、レビンソンのCDプレーヤーNo.390SLです。カートリッジはベンツマイクロとオーディオテクニカのモノラルを使い分けています。


SPはディナウディオSPECIAL25です。以前はConfidenceを使われていたので、ディナウディオへの拘りもお持ちです。一時期、米国系ハエインドSPに浮気をしたなんて話も出ました。アンプが癖がない(そっけない)ので、SPが同じ路線だと音が痩せるようです。SPの配置もかなり試行錯誤をされて、現在に至っています。結局、短辺配置に落ち着いています。


音の印象をまとめます。とても凝縮された音で、センターのチューニング材付近にエネルギーが集中する感じがあります。濃い音でした。圧巻はエリントンのアナログ盤「This One's for Blanton 」で、ピアノ、ベースの鮮度感、躍動感は申し分ありませんでした。比較のため聴いたCDとの差は瞭然です。一方、音場表現は拙宅とは真逆の方向で、この点が話題のネタになりました。にらさん曰く、敢えて広がりを断っているとのこと。実在感は二人とも重要視していますから、これは面白いと思いました。音場については一人一人好みも違うので、それぞれがベストを求めればいいと、最近は思うようになりました。

長かった上州、音楽・オーディオ三昧の締めは、高崎駅での夕食です。駅まで歩いて、釜飯で有名な「おぎのや」に居酒屋感覚で入りました。上州ワインを飲みながら、オーディオ談義の続きです。こんにゃく、上州うどん(つけ汁)、それに梅酒、どれもおいしかったです。


翌日は仕事でしたので、ぶらり旅というわけにはいかず、大宮まで新幹線を使いました。


ストラさん、シャコンヌパンダさん、にらさん、そして当日参加されたPhile-webの皆さん、楽しい上州の1日をありがとうざいました。
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西方寺の梅

2014-02-06 21:29:12 | その他
週の半ばより急激に寒くなりました。火曜日には横浜方面もちょっとした積雪となりました。立春を過ぎてからの寒さを余寒、と呼ぶそうですが、'余'にしては本格的な寒さです。昨年GRFさん宅を2月に訪問した際も凍てつく寒さだったことを思い出します。2月に入ったとは言え、春はまだ先といった感じです。1月の記事で一輪の梅の写真を載せました。その梅はちょうど満開になっていますが、流石にこの寒さには困惑していることでしょう。それでもプロ野球がキャンプインしたり、選抜高校野球の出場校が決まったりと、行事には春を感じます。ソチ五輪が終わったあたりにはその実感も増すはずです。

昨年より始めたクロスバイクも、最初の冬が正念場だと思っていましたが、多少の暖かさにも助けられれて挫折は免れそうです。オーディオブログと同様に自転車系のブログも訪れるようになりました。ただし、オーディオブログと違って、訪問するのは、地元、横浜の方のブログが殆どです。理由は簡単で、ブログで紹介されるポタリングのコースや食事処(何故か蕎麦屋が多い)が参考になるからです。2月の最初の土曜日、新羽の西方寺に行きました。この時期に咲く梅を鑑賞するためですが、このお寺の存在自体も自転車系ブログで知りました。

比較的よく訪れるブログは
 Randonneur from Northport Blog aizさんのブログ
 横浜発、輪行 赤鬼さんのブログ
 横浜生活 おぼーさんのブログ
です。aizさんのブログでは蕎麦屋の情報の他に、大町方面からの北アルプスの風景も楽しんでいます。赤鬼さんはpat_mthny7205さんとオーディオでも交流されている方で、鶴見川方面にも出没されています。お二方ともランドナー(定義をよく分かっていませんが)と呼ばれるタイプの自転車に乗られています。おぼーさんも鶴見川をポタリングされているようですが、山にも登られています。結局、ブログに関心を持つかどうかは、自転車+αのαがポイントのような気がします。

西方寺がある新羽は、新横浜から地下鉄で港北ニュータウン方面に向かって2駅です。四季の花を楽しめるお寺で、丁度、黄色い、ろう梅(ろうは漢字で書きたいのですが、このブログだと文字化けするようです)もその一つです。赤鬼さんのブログで教えていただきました。1月末までが見ごろとのことでしたので、土曜日に何とか時間を作って出かけました。寒波の前の暖かい、穏やかな日でした。


新横浜方面へはやはり、鶴見川サイクリングコースを下るのが楽です。小机の日産スタジアムです。


新横浜方面です。ここで鶴見川は大きく蛇行して綱島方面へ向かいます。


西方寺はなかなか風情のあるお寺でした。いい感じの山門ですね。


境内からはこんな感じです。茅葺の屋根が見事です。


本堂と、ろう梅のツーショットです。里山に春が来た・・・そんな雰囲気です。


梅のアップです。同じ黄色でも鎌倉瑞泉寺のそれ、に比べると艶があります。花木はオートフォーカスだとピントが合わないので、マニュアルフォーカスにしました。


変わった形の銀杏です。横浜市の名木古木に指定されています。今度は秋に見たいところです。


帰り道は同じだと芸がないので、敢えて高台の港北ニュータウンを回ってみました。普段、遠目に見ているゴミ焼却場の煙突も、間近で見るとこんな感じです。


西方寺は決して大きいお寺ではありませんが、花木の種類が豊富です。季節を変えてまた訪れたくなります。赤鬼さん、素敵なお寺の紹介ありがとうございました。
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K&Kさん宅、訪問

2014-02-01 09:49:18 | オフ会
このところ、天気のいい早朝は、金星がかなりの明るさで光っています。陽が昇る寸前まで確認できるほどの明るさです。年末の神保町散策の時は、西の空に見えていましたから、この一月で宵の明星から明けの明星に変わったわけです。普段、金星の動きに注意してるわけではないので、ずいぶん急な変化だと感じました。金星の公転周期を確認したら220日超ですから、これは理由になりません。1月11日に太陽・金星・地球が一直線で並び(内合)、その後金星の位置が地球から見て左右逆になったためと知り、納得しました。1月29日は更に、月と金星が最も接近する日でした。


さて、先週の日曜日になりますが、厚木のK&Kさんのお宅を訪問させていただきました。これまでオフ会で訪問する先は、東京方面が多く、案外、県内は少ないことに気付きます。小田急線も時々使いますが、海老名まで行くことはあっても、相模川を超えて西側に出る機会はぐっと減ります。久しぶりの本厚木駅でした。車で迎えに来ていただいたK&Kさんと合流し、お宅へ向かいました。厚木まで来ると、普段は遠目に見ている大山もかなり接近します。K&Kさんのお宅はその大山の麓にあります。奥様の手作りのサンドイッチと紅茶をいただき、しばし談笑した後、スタートです。


K&Kさんのシステムです。これまで多くのお宅にお邪魔しましたが、まずお目にかかれない個性的なシステムです。1968年に日立が出したSPの銘機HS-500を愛用されていて、マルチアンプ、マルチチャンネルで楽しまれています。事前にご自身のホームページを拝見しましたが、HS-500への拘りが伝わってきます。建築時の間取りから変更され、石井式のリスニングルームにされています。リビングに比べて会話の声も落ち着いた感じがします。写真には映っていませんが、左手には奥様が弾かれるグランドピアノがあります。ご夫婦で音楽を楽しむ空間となっています。


本日の主役、HS-500です。上下を反転して2台を縦に重ねています。これは仮想同軸と呼ばれる手法だそうです。初めて知りました。同軸SPと言えばタンノイが有名ですが、同軸でないSPで同様の効果を狙うわけです。リア側にHS-500がもう2台あり、合計6台となっています。ビンテージを感じさせない、すっきりした音でした。


フロントのHS-500×4を駆動するためアンプ群です。これまた懐かしい、サンスイのアンプです。プリメインアンプAU-α607 MOS Premiumもパワーアンプとして使われています。


送り出しの機器は、右側のラックに納められていました。核となるのがマランツのユニバーサルプレーヤーUD9004です。お手持ちの機器の中では新しい部類の製品です。ここから先が私には馴染みの無い世界となります。UD9004の出力を増幅しているのがシルバーの躯体のパッシブプリアンプです。さらに米国製アナログチャンネルデバイダーで帯域調整された信号がアンプに供給されます。ラックの右側はリアの駆動系です。私も最近はデジタルイコライザーを使っていて、前段にDDC、後段にDACを置いています。機器の数は増える傾向ですが、ここまでの躯体数は珍しいと思います。


SACDの音源を数枚しか持っていない私にとって、さらにマルチチャンネルとなると縁遠い音源となります。マルチチャンネル自体はこれまでの訪問先で、映像系で聴かせていただいたことがあります。独特の包まれる感覚は理解していて、成るほどと思うことがあります。オーケストラの広がりもそうですが、単独の楽器でも空気感があります。この日聴かせていただいたJulia Fischerの無伴奏パルティータも、またアーティストは忘れましたが教会の中でのピアノの独奏も余韻に浸れました。試しにピアノについては2ch再生とも比較させていただきました。マルチの方が音の持続性があるように感じました。

※後日K&Kさんよりコメントです。教会の録音はJulia Fischer、ピアノはホテルでの録音だそうです。


一つだけ出音で気になったことがありました。ヴォーカルの縦方向の定位です。一般に左右方向のそれに比べて縦方向は定位が曖昧になりがちですが、最初聴いた時に、かなり下方に定位している印象を受けました。丁度、フロントのサンスイのアンプ辺りです。冒頭でかけていただいたユーミンも、途中でかけていただいたLinda Ronstadtも共通していました。K&Kさんにこの点を話しましたが、ソファに座った際の頭の位置の影響があるようでした。私はかなり前のめりに座っていたようです。本来はソファは後ろにもたれて座るものです。実際に深く座り直して納得しました。

これだけ、オーディオ歴の長いK&Kさんですから、当然、アナログもやられてきた筈です。話題を振りましたが、この日はアナログ再生は想定されていなかったようです。それでも、お使いのヤマハの銘機GT-2000をご披露いただきました。私の下調べ不足だったのですが、実はK&Kさん、このプレーヤーのモーター部の設計をされたそうです。ダイレクトドライブですから言わば心臓部です。K&Kさんご自身はヤマハではなくOEM供給元にお勤めだったそうです。急遽の登場となりましたが、八神純子のデビュー盤A面を全て聴かせていただきました。お仕事が形になって残っているのは素晴らしいことですね。


K&Kさん、ブログの方ではオーディオ以外にも旅の記事を書かれています。ここ最近は海外含めてご夫婦で登山を楽しまれています。今年もフランスの高山を計画されているとのこと。地元の丹沢もトレーニング場として活用されています。たまたまですが、先日のKrystian Zimermanのリサイタル、ご夫婦で聴かれたようです。席も私たちと近かったようで再度びっくりです。ピアノがご専門の奥様からしても、やはり別格の演奏だったようです。特にペダルの使い方に感心されていました。山にオーディオ、共通の話題が多く話が尽きませんでした。楽しい日曜日の午後をありがとうございました。
コメント (4)
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