この夏のオーディオトピック、球ころがしの近況です。球ころがし、という言葉はタモリ倶楽部で初めて知りました。真空管アンプにて、球を変えては音の違いを楽しむこと、を指すようです。OCTAVE V40SEを使い始めて早くも6年半になります。購入時にデフォルトでついていたEL34を交換したのが、約2年半前で、実は交換したのはその1回のみです。ケーブルのとっかえひっかえに抵抗感があるように、球をころがすことに躊躇いがあったのかもしれません。風向きが変わったのは岡山のEDさんとの交流です。4月にお借りした球がV40SEに合わず、改めて7月の赤羽飲み会で推薦の球を貸していただきました。
パワー管も変わるが、プリ管はもっと変わる・・・と言いますね。フューレンのページでV40SEの仕様を見ると、ドライバー管は ECC83 / 位相シフタECC88(6922)と記載されています。この時点でちんぷんかんぷんな状況でしたが、EDさんのご丁寧な解説もあって、互換性を考慮すべきことを理解しました。お薦めの球がECC88系でしたので、まずはそちらのみ交換することにしました。左がAmperex製6DJ8、右がSeimens製E88CCです。笛吹童子だとか金足とかいう用語もあり、マニアックな世界を感じさせます。6DJ8とECC88の関係、ECC83とECC88の関係などの疑問は残しつつ、ころがしてみました。
交換した方は二つあるドライバ管のうち、左側の方です。抜きにくいとかいう話もありましたが、実際にやってみるとすんなり交換できました。V40SEに元々付属していた球は6H23という低グレードの球でした。禁断の球ころがしの世界に踏み入ったというわけです。
さて音の方はどうだったでしょうか?結論から言いますと、交換して世界が広がりました。音はかなり変わります。私が気に入ったのはSeimensの方でした。とてもすっきりした音で、サウンドステージも広がります。一方で適度な湿りや潤いもあり、これはV40SEやAIT DACの個性にも合致するように思いました。低音の解像度が改善し、音楽の表情が変わりました。Amperexはヴォーカルの表現に魅力がありますが、音が少し粗く感じられました。総合判断でSeimensを購入しました。残りの球は先週の音会in岡山でEDさんに返却しています。バックアップなどはこれから考えねばなりません。
プリメインアンプからセパレートアンプに移行するのがオーディオの階段かもしれませんが、球一つでも随分と変わることが判りました。まだまだV40SEとの付き合いは続くでしょうから、仮想プリアンプ交換の楽しみを得ました。他にも弄ってますので、一概には言えませんが、球ころがしは大きな影響だったように思います。かと言ってここから球を本当にころがすのは、危険な気もします。Seimensのエージング兼ねて多ジャンルの音源を聴くつもりです。例年、真空管アンプ派にとって夏はつらい時期ですが、関東方面が比較的暑くなかったことに加え、一連の球遊びでオフシーズン感がありませんでした。
パワー管も変わるが、プリ管はもっと変わる・・・と言いますね。フューレンのページでV40SEの仕様を見ると、ドライバー管は ECC83 / 位相シフタECC88(6922)と記載されています。この時点でちんぷんかんぷんな状況でしたが、EDさんのご丁寧な解説もあって、互換性を考慮すべきことを理解しました。お薦めの球がECC88系でしたので、まずはそちらのみ交換することにしました。左がAmperex製6DJ8、右がSeimens製E88CCです。笛吹童子だとか金足とかいう用語もあり、マニアックな世界を感じさせます。6DJ8とECC88の関係、ECC83とECC88の関係などの疑問は残しつつ、ころがしてみました。
交換した方は二つあるドライバ管のうち、左側の方です。抜きにくいとかいう話もありましたが、実際にやってみるとすんなり交換できました。V40SEに元々付属していた球は6H23という低グレードの球でした。禁断の球ころがしの世界に踏み入ったというわけです。
さて音の方はどうだったでしょうか?結論から言いますと、交換して世界が広がりました。音はかなり変わります。私が気に入ったのはSeimensの方でした。とてもすっきりした音で、サウンドステージも広がります。一方で適度な湿りや潤いもあり、これはV40SEやAIT DACの個性にも合致するように思いました。低音の解像度が改善し、音楽の表情が変わりました。Amperexはヴォーカルの表現に魅力がありますが、音が少し粗く感じられました。総合判断でSeimensを購入しました。残りの球は先週の音会in岡山でEDさんに返却しています。バックアップなどはこれから考えねばなりません。
プリメインアンプからセパレートアンプに移行するのがオーディオの階段かもしれませんが、球一つでも随分と変わることが判りました。まだまだV40SEとの付き合いは続くでしょうから、仮想プリアンプ交換の楽しみを得ました。他にも弄ってますので、一概には言えませんが、球ころがしは大きな影響だったように思います。かと言ってここから球を本当にころがすのは、危険な気もします。Seimensのエージング兼ねて多ジャンルの音源を聴くつもりです。例年、真空管アンプ派にとって夏はつらい時期ですが、関東方面が比較的暑くなかったことに加え、一連の球遊びでオフシーズン感がありませんでした。