珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

80年代、松岡直也

2011-04-23 11:52:58 | フュージョン/Instrumental
4月に入り企業の採用活動が本格化しました。私も採用する側の人間として学生さんに会う機会がありますが、若い彼ら・彼女らを見ていると昔の自分が重なります。当時はバブル景気に沸いていて、学生側有利の就職活動でした。今の学生さんには気の毒な気もします。何だかんだといって一生の大半と関わることですので、皆さん納得の就職ができることを願っています。

私自身の就職活動の数年前、良く聴いていたのがフュージョン、ボサノバ系で、松岡直也もその一人です。中森明菜の「ミ・アモーレ」の作曲者として知っている方も多いでしょう。トロピカルムードに溢れる作品『日曜島へ』が最初に聴いたアルバムでした。わたせせいぞうのイラストに、松岡直也のピアノタッチ・・・これだけで十分、80年代後半にフラッシュバックできそうです。


『日曜島へ』以降、数枚のアルバムをレンタルしてカセットで聴いていましたが、90年以降カセット自体を聴かなくなり、必然的に松岡直也の楽曲からも遠ざかりました。アルバム「Fall On The Avenue」はその後CDで買い直した1枚です。1982年の作品ですからバブル色は感じられず、都会の秋のイメージとなっています。レコーディングの都合で6曲のみとなっていますが、個々の曲の完成度や演奏の良さが光ります。


番外編ですが門あさ美の『Hot Lips』です。これは、松岡直也がプロデュースした作品(1982年)です。高校当時は洋楽(ロック)に傾倒していたこともあり、リアルタイムでは聴いていません。相互リンクさせていただいているブログ Music Avenueにて「街路樹」が紹介されていて、速攻で気に入ってしまいました。間奏部では、いかにもといったピアノを楽しめます。


※本題とは関係ありませんが、元キャンディーズの田中好子さんが亡くなられたとのニュース、ショックでした。熱烈なファンではありませんでしたが、ベスト盤を持っていますので、週末は聴きながら、ご冥福を祈ることにします。
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UDIF7、固定

2011-04-16 13:28:14 | オーディオ
今回は、短めです。2月に購入したUSB-DDC基板の固定方法の話題です。アルミケースも候補でしたが、ケーブルを差した際に基板の姿勢が変わるので、もっとしっかり固定できないかと、考えていました。知人にアルミの加工ができる人がいて、専用の板にネジ穴を切って、取り付けることとしました。基板は防振効果のゲルブッシュで受けています。写真ではまだむき出しですが、最終的にはアクリルのボックスで塞ごうと思っています。


写真の奥は充電式電池のエネループです。聴かない時は電池を抜くことで、充電後、10日間ほどは持ちます。ハンダをやったのはいつ以来でしょう?記憶の中では、中学時の技術家庭の工作以来かもしれません。工作派、自作派に転身する予定はありませんが、DACまでの経路はあの手この手でさわってみようと思います。
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PCオーディオ近況

2011-04-09 07:07:13 | オーディオ
最近のPCオーディオの状況を、まとめて報告します。PCオーディオは動向がどんどん変わるので、それらに一々追随することはしませんが、よかれと思われることを、できる範囲で試そうと思っています。当面の投資はアナログプレイヤー、プリアンプに回すつもりなので、できるだけお金をかけずに、という制約つきです。

PCオーディオの音質を改善するにあたり、PCそのものが持つ音質低下要因を排除するアプローチがあります。実際に私が試みているのは、
1) OSの軽量化
2)USB転送方式の改善
3)電源改善
といったところです。

OSについては、1月に Ubuntu (Linux) に切り替えました。Voyage MPD と呼ばれる音楽再生に特化したLinux が、Linux系では先端を行っていますが、後の楽しみにして、しばらくは(少なくとも半年以上は)Ubuntuの音を聴こうと思っています。Windowsをきっぱりやめたわけではありません。たまにはWave File Playerでも聴きますし、リビングのシステムはWindowsです。

USB転送においてアシンクロナス転送方式が広がっています。残念ながら所有しているエソテリックのD-07では採用されていませんが、昨年リリースされた同社のCD/SACDプレーヤーのUSB入力では、アシンクロナス転送が採用されています。最近購入したフェーズテックのUSB-DDC基板はアシンクロナス転送ですので、S/PDIF信号を同基板から出してD-07に入力するようにしました。アシンクロナス方式は時間軸のゆらぎ(ジッター)低減に効果的と言われていますが、どこかで集中的に比較してみようと思っています。

昔、WadiaのiPodトランスポートを借りて試聴した際に、付属の電源と専用電源とを、比較したことがあります。音の厚みが全然違ったのが印象に残っています。上述のUSB-DDCは電池駆動で動かしていますが、フェーズテックに問い合わせたところ、電池の音はトップクラスとの回答がありました。音質改善を図る上で、電源の影響は大きいと感じています。こちらは昨年末に導入した、中村製作所の絶縁トランス NSIT-70R で、ノートPCの電源供給に使っています。


PC以外のアプローチでは、クロック改善、ケーブル(USB、LAN)等が挙げられますでしょうか?クロックはまだ手をつけていませんが、SAECのLANケーブルを導入しました。PC-HUB間、HUB-NAS間で使っています。とても固いケーブルでNASが自立できません。


以上ですが、個々の処置がどう音に効いているか、細かくは追っていません。塵も積もれば的な効果に期待していますし、比較分析する時間もありません。結局、リファレンス曲が過去ベストの音で鳴ればヨシ、とサボっているわけです。
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ラックスマン アナログプレーヤーPD-171

2011-04-01 05:47:22 | その他
3月27日に行われた、ラックスマンのアナログプレーヤーPD-171の試聴会に参加してきました。今回は、神保町から秋葉原までは、靖国通り経由で出ることにしました。靖国通りの遠い先をふと見ると、建設中のスカイツリーが・・・。普段、横浜に住んでいると、なかなかスカイツリーとの接点がありません。せいぜいニュースや新聞の記事で触れる程度です。おそらく、意識して見たのはこれが初めてでしょう。


ラックスマンが28年振りにアナログプレーヤーを発売することは、アナログファンならご存知かと思います。アナログプレーヤーは、どうしても海外製品が注目されがちですが、価格もそれなりの物量投入型のプレイヤーが国産メーカーから出たことを喜んでいます。写真のようなオーソドックスなボックス型で、すっきりしたデザインとなっています。メーカーの出したい音を追求するために、ダイレクトドライブではなく、ベルトドライブを選択したとのことです。


この日は同社の真空管方式のセパレートアンプのお披露目会でもありました。スピーカーは終始、タンノイ CANTERBURY/SE でした。またカートリッジは、呉越同舟でアキュフェーズ製 AC-5(こちらも27年ぶり)とのコラボレーションです。アナログとデジタルを交互にかける形式でしたが、意外にも両者の音の差は少なく、アナログはまとまりの良い、聴き易い音でした。アナログには”毒”も期待したいでの、その点は他の要素で追い込む必要がありそうです。

これで、デノン、マランツ、ラックスマンがアナログプレーヤーを生産販売する状況となります。裏を返すと、相応の市場があると見込んでの製品投入なのでしょう。カートリッジ含めて、国産の選択肢が広がることは、ユーザーにとってありがたいことです。輸入品へ上乗せされるマージン、昨今の円高そして長期のサポート体制など、考えるとPD-171はリーズナブルだと思いました。ちなみに、私の住んでいる横浜北部は、ラックスマン、アキュフェーズ、フェーズテック、パイオニアが近くにあり、何かあったらすぐ持ち込める、ちょっと恵まれた環境にあります。
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