珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

渡辺真知子コンサート他

2011-10-30 08:53:42 | ライブ
10月27日、渋谷のさくらホールで開かれた、渡辺真知子さんのコンサートに行ってきました。以前、邦楽の記事の中で、3人のシンガーソングライター(渡辺真知子、八神純子、庄野真代)のことを書きました。3人とも今も活動されているのは、往年のファンとしては嬉しい限り。歌を聴いたのは中学1年ですから、今から思うと全くの子供の頃です。それでも精一杯アンテナ張って聴いていたんだな、と我ながら思います。

TVを通じて想像していた通りの明るい真知子さんでした。2時間休憩なく走り続けた・・・そんな感じのコンサートでした。庄野真代さんと同じく、今年がデビュー35周年だそうです。長い期間続ける裏には相当な苦労があるのでしょう。特にこの5年は大変だったようですが、ステージでの振る舞いから、いろいろとパワーをもらったお客さんは多かったはずです。ヒット曲はさすがに盛り上がりますが、私自身が洋楽に移行したため聴けていなかった曲もバラエティーに富んでよかったです。


今年は庄野真代さんのコンサートにも行っていますので、残るピースは八神純子さんです。幸い、来年2月に関東方面でコンサートがあるようです。半年間で面子が揃う状況になるとは。でも先々に予定があると、それが何かと励みにはなるのは確かです。

こちらは先週に続いての、海外からの購入品です。80円を切る円高となると、日本ではなかなか手が出せないケーブル類にも食指が動きます。メインシステムに使う電源ケーブルとしてCardasのGolden Power Cordを導入しました。PayPalで海外から直接購入できるので随分便利になりました。ケーブル類は英国Chordで揃えていますが、電源ケーブルだけは日本(3Pコンセント)と互換性のある米国製を探していました。


購入の決め手は艶のある小豆色ですね。システムの裏側とは言え、あまり仰々しいものは避けると共に、装置や他のケーブルとの色のバランスは考えたいところです。CardasはプリメインアンプとDACに使います。Kimberの電源ケーブルのうち1本はサブシステムへ、もう一本はPCオーディオの裏方としてNASやALIXの供給元として使います。引き続きメインシステムを支えてくれることを期待しています。
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Sophie Milmanライブ他

2011-10-23 09:18:30 | ライブ
10月18日、丸ノ内のコットンクラブでのSophie Milmanのライブに行ってきました。彼女のライブは2010年4月(ブルーノート)以来、1年半ぶり。同じアーティストのライブに複数回行くのは、これが初めてです。4thアルバム『In The Moonlight』が発売されたのが9月末でしたので、予習不足の感はあったのですが、ライブになるとお構い無しですね。音のこと気にせずに、単純に音楽を愉しめました。


前回も感じたのですが、Sophie Milmanとバックの演奏陣の一体感、盛り上がり方が素晴らしかったです。新たにギターが加わり、ピアノに負けずに全面的にサポートしていました。Sophie Milmanの歌の良さはもちろん、チャーミングさも相変わらず。席の関係で演奏者の陰に隠れることがあったのが残念でしたが。最後はノリの良い「No More Blues」~「Agua De Beber」で、ボサノバファンとしても嬉しい締めとなりました。

翌朝が早かったので今回は1stにしましたが、やはり2ndの方がいいかなと思いました。日本を気にいっているようなので、また機会はあるでしょう。

出張から帰ると嬉しい荷物が2つ届いていました。Hank Mobley のアナログ復刻盤(モノラル)とVoyage MPDのワイヤレス対応のキットです。と言っても、アナログはまだ眺めるだけですし、Voyage MPDも時間に余裕がある時に導入したく、まだ予定が立ちません。2台目となるVoyage MPDは階を隔てたリビングでの導入を思案しています。いずれも先の先の楽しみといったところです。
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GRFさん宅、訪問

2011-10-16 09:13:29 | オフ会
連休の最終日、セッティングでお世話になったGRFさんを訪問させていただきました。拙宅に来ていただいたのは震災前の1月末ですから、ずいぶんと昔のように感じられます。いよいよGRFさんの音を聴ける・・・清清しい秋晴れの中、少々ドキドキしながらお宅に向かいました。まさしく百聞は一聴?に如かず、の貴重な体験となりました。

今回は、和室のサブシステムでの鑑賞が中心となりました。勿論メインシステムはGRFやハートレーのある広大な部屋なのですが、GRFさんご自身は和室で音を聴く時間がずっと長いそうです。サブシステムのSPは、日本に数えるほどしか無いジャーマンフィジクス/ユニコーンです。テープ音源のDSDファイル化も、このシステムで進行中です。SACDをも上回るデータ量とのことで、それらを最近話題のDSD直接再生で聴くことができます。


こちらがユニコーンの上流の機器群です。ソースは右上がNAGRAのテープ装置、右下がマランツCD34改となります。写真にはありませんが、DSDファイルの再生は、コルグのレコーダーMR-1000で行います。一方、左上は是枝さんのパワーアンプ、左下はエアータイトのプリアンプです。CD34改の音がとても新鮮だったのは、今回の訪問の驚きの一つです。プレイヤーでもファイル再生でも、やはりやるべきことはやらないと駄目ということですね。


まず感じたのは楽器の音色の美しさです。DSD再生で聴いたBeethovenの「皇帝」のピアノの音色の瑞々しさ、は私の経験の範囲を超えていました。うーん、本物のピアノってこんなに美しかったかな?家から持ち込んだCDでも同様でした。特にWillie Nelsonのギターが素晴らしかったです。"ガットを張り替えたような"といった表現では収まらない厚みを感じました。ボーカルは全体的に前に出てくる感じで、平行法のハートレーとは対照的ですが、良し悪しではないと思います。

食事の時間も惜しんでユニコーンの音に3時間ほど浸りました。ユニコーンの音に慣れると、ハートレーの音が地味に聴こえるかも・・・とGRFさんのご忠告もあったのですが、残りの時間は"GRFのある部屋"で楽しませていただきました。地味ではなく優しい音だと感じました。この点はデジタルでもアナログでも共通しています。広いステージ感と音像が空間的に配置される様は、想像以上でした。奥まったところに浮かぶテレサテン・・・平行法がもたらすヴォーカルの佇まいは私のツボのようです。

結局、3時過ぎまで昼抜きで音を聴くことになり、GRFさんも大変だったかと思います。遅い昼食にもお誘いいただきありがとうございました。タンノイGRFの音は時間切れで聴けませんでしたが、その前に今回提示された2つの個性ある音を私の中で咀嚼せねばなりません。私自身の試行錯誤はまだまだ続きますが、良き道標を得ることができました。
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鳥山雄司

2011-10-09 09:05:08 | フュージョン/Instrumental
アップルの共同創業者 Steve Jobs が亡くなられました。1991年、オーディオコンポを初めて揃えたのと同じ時期に、SE/30という小型のMACを購入しました。PC9801とMS-DOSしか知らない者にとって、ファイル消去用のごみ箱や爆弾画面は驚きでした。やがて会社のPCがWindows標準になり、Windowsの操作性も上がった(MACの真似?)こともあって、私自身はMAC派ではなくなりました。それでもPCを楽しくした価値は、PCを数多く売った価値より、ずっと高いと思います。

今回は、日本のギタリスト鳥山雄司を取り上げます。ちょうどSE/30を購入した当時、会社の後輩に薦められて買ったのが『プラチナ通り』です。伸びのあるエレキ、爽快なアコギ、両方楽しめる作品で、私はすっかり嵌ってしまいました。ギターに絡む他の演奏も素晴らしいです。どの曲も旋律が明快でリラックスできます。特に気に入っているのは「FOOT LOCKER」「プラチナ通り」といったアップテンポな曲です。廃盤となっていますが、完成度の高いアルバムだと思います。


こちらは昨年買った、2009年発売の、その名も「Guitarist」。ジャケットから想像できるように、全編ソロのアコギです。選曲に特徴があるアルバムで、70~80年代のAORカヴァーです。AORはあまり聴かなかった私でさえ、殆ど耳に憶えのある曲ばかりです。昔は積極的に聴かなかった曲でも、時を経ると聴きたくなる・・・やはり音楽と一緒に時代を聴いているわけですね。メインシステムの部屋は板張りでライブ傾向なので、余計にギターの音が心地よく響く気がします。


最後は番外編です。私の中では鳥山雄司はギタリストとしてのイメージが強いですが、アレンジャーとしても活躍しています。有名なところでは90年代半ばのシャ乱Qや松田聖子のアレンジがあります。写真は癒し系のコンピレーションアルバム『Image』です。鳥山雄司を意識せずに買ったのですが、TBS系"世界遺産"のテーマ曲「ソング・オブ・ライフ」が入っていました。オーケストラとギターが絡む雄大な構成ですが、オリジナルアルバムにある原曲でも聴いてみたいです。


鳥山雄司の曲は結構iPodにも入っていて、外でも楽しんでいます。PCはアップルから離れましたが、オーディオ・音楽ファンである限り、アップルとの付き合いは絶えない気がします。
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ALR JORDAN Classic1

2011-10-01 21:29:16 | オーディオ
早いもので、10月となりました。ここからの3ヶ月がいつも駆け足で過ぎるのは、皆さんも同じでしょう。毎年のこの時期、金木犀が香ると夏から秋へのスイッチを感じます。秋はオーディオショウ、演奏会が楽しみな季節でもあります。こちらはSophie Milman の新アルバムの「In The Moonlight」で、10月の来日に備えて予習中です。まだ1回しか通しで聴いていませんが、新しい側面を見れそうです。


9月の記事の中でセカンドシステムのテコ入れについて書きました。今回はセカンドシステムで使っているスピーカーALR JORDANのClassic1にフォーカスします。このスピーカーを購入したのは、2007年ですから4年以上前になります。ベンチを温める時期もありましたが、今、セカンドシステムで、ほぼ毎日のように使っています。このスピーカーの存在を知ったのは2006年のステレオサウンド誌の和田氏の記事です。自宅試聴で一発で気に入り購入・・・と殺し文句のような文章があります。


セカンドシステムでは、PCを使いながら聴くことがほとんです。要はながら聴きなのですが、それでも音は良くしたい!です。小型スピーカーの使いこなしにおいて、スピーカースタンドは重要な要素だと感じています。ただ、市販のスタンドの多くが600-700mmの高さで、デスク周りで使うには背が不足しています。私は、スタジオ用途の高さ900mm程度のスタンド(アメリカンレコーダーテクノロジーズ:扱いは東志)を使っています。これで耳の高さにスピーカーがきます。


勿論、高さだけでなく、スタンド自体の安定性も大事です。砂を入れることを前提にしているのか、元の重量は軽いです。最初、公園で使われるような砂で試みたのですが、湿気を含んでいて、すぐダマになり、上手く充填できませんでした。再トライしたのがこちらのネィティブサンドです。本来はペット用なのですが、サラサラで簡単に充填できました。左右それぞれ3Kgを注入しています。確かに引き締まった低音が得られるようになりました。


最後に配置です。メインシステムは平行法でスピーカー後方に広がるステージを楽しんでいますが、3畳の書斎では敢えて内振りの正三角形配置としています。それでもスピーカー間は芯々で1.5m以上を確保できています。Classic1の定位感はなかなかのものがあり、この特長を活かしたいところです。デスクの向かいは壁なのですが、壁のちょっと向こう側にポッとヴォーカルが浮かびます。ながら聴きが、傾聴になってしまいますが。
コメント (2)
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