珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

チューバホーンさん宅、定例オフ

2021-10-23 20:24:05 | オフ会
緊急事態宣言が明けて、オフ会の方もボチボチと入るようになりました。先日の拙宅オフに続き、この秋の第2弾はチューバホーンさんのお宅での定例オフでした。例によってボディの定点施術を終えると、ハンコックさんが到着されました。ハンコックさんは7月より、私は9月よりOさんDACのユーザーになっています。チューバホーンさんは元祖ですから、OさんDACユーザーの集いにもなりました。昨年2月のオフ会以降、聴かせていただいたサウンドが、私のディスクリートDAC導入の伏線になったことは、間違いありません。

前回訪問は、コロナの第3波が落ち着いた3月半ばでした。スーパーツィターが加わっていますね。半年経過してますから、いろいろと取り組まれていることは想像できます。スーパーツィーターは高音より低音に効くと言われますが、実際どうであったか伺っておくべきでした。


オフ会の前半は、デノンのSACDプレイヤーDCD-CX3 から入りました。私はさほどでもなかったのですが、チューバホーンさんが音の調子が上がらないと感じらたようで、早めの降板となってしまいました。オフ会後も不調は変わらずとのことで、早期の回復を願っております。


従って、この日のメインは、CECのトランスポートTL3 3.0 →Oさん製作DACとなりました。同じOさん製作のDACでも、こちらはリモコン無し、外部クロック導入と、ハンコックさんや拙宅のDACとは異なります。メーカー品と異なる一品一様の世界です。


アンプ群です。前回に続いて、プリアンプは是枝さんのアンプで、マランツ#7はお休みです。ファーストワットのパワーアンプも、すっかり見慣れてしまいました。DACとプリアンプの下には、マグネットにより振動を遮断するボードが敷かれています。


いつも通りクラシックから入り、洋楽、邦楽と移行する流れでたが、上述の通り、SACDプレイヤー降板によりクラシックは少なかったです。サン=サーンスの交響曲3番「オルガン付き」は、初めて聴く盤を紹介いただきました。ショスタコーヴィチの交響曲含めて、重厚感ある低音を楽しませていただきましたが、チューバホーンさんが内心焦っていた事を後で知りました(汗)。ピリスのシューベルト4つの即興曲集は、エソテリックが出したSACDです。ほぼCD派の私としては、手ごろなドイツ盤CDを落札した次第です。


YMOのライディーンでSACDプレイヤーの区切りにし、以後トランスポートをTL3 3.0 に変えて洋楽、邦楽タイムとなりました。過去に何度か聴かせていただいた曲もありましたが、演奏と声のバランスは過去随一のようにも感じました。演奏のキレと声の柔らかさが両立しているので、音量を上げても煩くならないですね。ビリージョエルの「Honesty」は最初のピアノの音から参ったという感じ。個人的にはイーグルスの「New Kid in Town」が音が解れて気持ち良い再生でした。ハンコックさんもしきりにヴォーカルに感動されていました。


カーペンターズは様々な盤が出ています。私はその方面のマニアではありませんが、こちらの盤は気になりました。初期のベスト盤『Yesterday Once More』です。見本盤のシールが気になりますが、これに特に意味はなく、初期盤が良いそうです。こちらは『ニューヨーク52番街』のように高値でもないので、早速、入手しました(正確には90年代に再発されたポリドール盤を落札してしまい、再度初期盤を入手し直しました)。当日、XRCD盤も聴かせていただきましたが、初期盤を比べると盛られている感じがあります。音源の良し悪しだけはシステムではどうにもなりません。


最後のパートは邦楽です。私もそうですがハンコックさんも関心の高い領域です。先日拙宅でかけた平原綾香、竹内まりや等、お返しの選曲もありました。森山良子の「さとうきび畑」は10分近い熱演でした。フルに対峙して聴いたのは初めてかも知れません。情景が浮かんできます。最後に私が持ち込んだ八神純子、ハンコックさんが持ち込んだユーミンで締めとなりました。『悲しいほどお天気』はソニー、東芝のプレス比較でした。東芝の方にメリハリを感じましたが、ソニーの方がアナログに近く、自然とのこと。勉強になりました。


このところ感想戦は封印していましたが、感染対策がしっかりしているお店を前提に、久しぶりに開催となりました。向かったのは井荻の串焼処「まとい」です。ここからはDAC製作者のOさんも合流。このところビールは家で飲むことが当たり前になっていましたが、外で飲む美味しさを思い出しました。DACは勿論、オーディオ近況で話題は尽きず、あっという間の2時間半が過ぎてゆきました。趣味においても日常が戻りつつあるようです。チューバホーンさん、ハンコックさん、Oさん、ありがとうございました。


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久しぶりの山、三浦アルプス

2021-10-10 20:22:51 | その他
緊急事態宣言が明けて、久々に山に登ってみました。前回は、年明けの生藤山ですから、約10ヶ月のブランクです。11月には日光白根山も控えているので、数回は足慣らしで低山ハイクを入れたいところです。第一弾は三浦半島の三浦アルプスを選びました。赤鬼さんのブログで紹介されていて、是非、一度訪れたいと思っていました。標高は200m程度ですが、アップダウンの繰り返しがあるので侮れません。相模湾側の葉山から入り、東京湾側の安針塚を目指すルートです。途中、仙元山、乳頭山などを経由します。

逗子駅に着いた時は想定外の雨でした。登山口近くのバス停でも同様で、実は一旦、登るのを諦めました。ところが帰宅のために乗った横須賀線にトラブルが起こり、再び、逗子駅に戻ることに・・・。逗子駅に戻った頃には薄日が差し始めていました。これも巡り合わせだと思い直し、再びバスで葉山方面に向かったのでした。最初の登りの後、見晴らしのいい仙元山に到着です。本来は富士山が見えて欲しいところですが、仕方ありません。江の島まで確認できました。これに近い風景は、2年半前の布張山以来です。


名もなき山を何度も通り越すルートでした。トラバース(巻き道)がなく、正直に尾根をアップダウンしていきます。急な坂には階段、ロープが整備され、近郊のハイキングコースらしかったです。


ルートから時折、相模湾が覗きます。樹木を額縁にして江の島の遠景を収めます。


観音塚というピークを通過します。この辺りは、○○塚という呼び方が多いようです。ちょっとしたピークを指すのでしょうか。乳頭山までの距離が意外に減らない印象を受けました(汗)。


徐々に天候は回復し、日差しも出てきました。秋晴れというより残暑といった方が近かったです。実際、1匹だけですが、ツクツクボウシが鳴いていました。


本日のハイライト、乳頭山です。山頂がちょこんと突起状になっていて、そう呼ばれるようです。乳頭山からは横須賀海軍施設がよく見えます。ここで鉢合わせた方が、地元の方で年間10回は三浦アルプスに入っているそうです。空母は不在でしたが、実際はマンションよりでかいそうです。潜水艦のズーム写真をその場で見せていただきました。


乳頭山からはゴールの安針塚駅目指して下ります。途中、最後のピーク畠山を経て下りを急ぎました。


横浜・横須賀道路の下をくぐり、県立塚山公園に入りました。ここに三浦按針の墓があります。三浦按針は名前こそ聞きますが、どんな人であったか忘れがちです。1600年に日本に漂着したイングランド人です。ゴールの安針塚駅との関連が最初つながらなかったのですが、漸くつながりました。


塚山公園からもうひと踏ん張りして、ゴールである安針塚駅に到着しました。久々の山は、想定より応えました。あとで調べたら、累積では820mのアップダウンだったようです。いいトレーニングになりました。


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ディスクリートDAC

2021-10-03 18:21:36 | オーディオ
先週、久しぶりのオフ会の速報をアップしました。この1週間、ほぼ毎日、新DACに電源を入れてエージングに勤しんでいます。DACの導入経緯などはあらためて紹介するとして、音の第一印象を整理しておきたいと思います。音に何か変化があると、あたかも音が良い方向に変わったと錯覚しがちですが、一歩引いて音を聴くようにしています。これまで使用してきたES9018を使用したDACも、十分いい音で鳴っていました。階段を上るためのDAC入れ替えでありますが、慌てて上がる必要はありません。新DACのエージング期間は、私自身の耳の慣らし期間でもあります。


新DACの詳細を問われるとOさんに訊くしかないのですが、大きく
・DAI基板(デジタルオーディオインタフェース)
・DSD原理基板(D/A変換)
から構成されます。DACチップを使わない、いわゆるディスクリートDACです。チューバホーンさん、ハンコックさんのお宅で、やはりOさん製作による同じ路線のDACが導入されています。基板類は筐体の底面ではなく、天板につける等、振動対策もなされています。

メインシステムにおけるDACの配置は変わりません。Quad Ring3台の上に新DACを乗せています。DACの奥の黒いBOXはOさんより一時的に拝借している中華DDC、Singxer SU-1です。オフ会当日まで知らなかったのですが、HDMIケーブルを介してI2S信号を送ることができます。長らくUSBとDACの間にDDコンバータを挟む形式を採用してきましたが、新DAC導入以降もその路線を維持することなりそうです。なおSU-1は現在SU-2となっています。Amazonでも購入できます。早速、ポチって到着待ちです。


新DACへ同軸のデジタルケーブル(赤)と、HDMIケーブルを挿入し、聴き比べをします。同軸については、X-DDX PlusとSingxer SU-1も比べてみます。


新DACの操作は、Appleリモコンで行います。リモコンの電波が弱いので、かなり近くに寄らないと操作できません。一旦、設定が固まれば操作する機会は減るとのことですが、新DACを使いこなす意味でも操作に慣れる必要があります。同軸もI2Sも、全てDSD 5.6Mの信号に変換してD/Aコンバートするようになっています。デジタルのゲイン調整、クリップ対策などは、オフ会が終わってから私自身でやりました。ある程度鳴らし込んだら、耳を頼りにベストな設定を探ってみたいと思っています。


まずES9018DACと新DACの比較ですが、全般にES9018DACの方が音がすっきりしていて、新DACに濃さ、深みを感じます。ハンコックさんのお宅で比較して感じた印象は、拙宅でも再現しているように思いました。新DACは重心が下がる一方で、ヴァイオリンやヴォーカルが柔らかく心地良いのが特徴です。

続いて、新DACの入力を変えての印象です。
①X-DDC Plus→同軸
②Singxer SU-1→同軸
③Singxer SU-1→I2S
を比べると、①と②はほぼ同等で②が若干よく、②より③がはっきり好ましいと感じられました。①と②は電源、USBケーブルの条件が別々で、純粋なDDCの比較にはなっていません。③はベールが剥がれ、ステージが広がります。③の可能性を感じたので、Singxer SU-2の導入に踏み切った次第です。中華DDC侮れません。

コロナ禍においても拙宅のオーディオシステムは変化してきました。2020年はMFPC、2021年はディスクリートDACの導入が、私にとっての一大イベントとなりました。いずもれオーディオ交流がなければ実現しなかったとも言えます。両者の良さを組み合わせて、さらに違った風景を見たいものです。なお、ES9018DACは、そのままセカンドシステムに組み込み、グレードアップに使う予定です。本日、接続して音出しまで確認しました。Amazon HDとES9018DACの組み合わせも、実は楽しみであります。

オーディオ熱、上がってきました。
コメント (4)
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