珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

秋の四万十川

2018-11-22 20:01:17 | その他
11月の最初の3連休、家内と土佐旅行へ行ってきました。ここ数年、四国へ足を運ぶ頻度が増えています。一つにはオーディオ行脚があるのですが、それ以外にも石鎚山や剣山への登山、更には、しまなみ海道サイクリングなんて企画もありました。家内は未だ四国は未踏の地でしたが、罪滅ぼし的に秋の土佐旅行を提案しました。幸い、三日間、好天に恵まれ、清き四万十川を目に焼き付けてきました。美味しいカツオのたたき、川魚、焼肉、田舎寿司と食の方も充実、何とか罪滅ぼしは成ったようです。

11月2日は有給休暇をとり、朝一番の飛行機で高知入りしました。まず向かったのは定番の桂浜です。時間を稼ぐため、高知龍馬空港からタクシーで向かいました。約3年半ぶりの龍馬像との再会となりました。



桂浜をそこそこに引き揚げ、今回のメイン、四万十川方面へ移動します。高知から特急「あしずり」で窪川まで進み、以後、予土線で江川崎を目指します。この日宿泊した川沿いのホテルで、美味しい土佐料理と酔鯨(日本酒)をいただきました。



翌日は四万十川サイクリングです。ホテル近くで自転車を借り、最初に現れる岩間沈下橋まで往復しました。四万十川は全般に勾配が緩く流れが穏やか。鏡のように景色が映り込みます。



そして、このグリーンとブルーです。最後の清流と呼ばれる四万十川はやはり美しい川でした。高知には他にも仁淀ブルーと称される仁淀川があります。



目当ての岩間沈下橋です。残念ながら先の台風の爪痕が残っていました。本来なら歩いて渡れるはずの橋が寸断されていました。今回の旅の唯一の心残りです。



その沈下橋を下流の撮像ポイントから撮影しました。秋空、山肌、川面、河原のコントラストが見事です。都会とは対照的な時間が流れます。



途中、河原に降りれる場所がありましたので寄ってみました。夏はキャンプ場になるようです。沢山の小魚が泳いでいるのを確認できました。



再び江川崎へ戻ってきました。自転車での登りが心配されましたが、思ったほどではありませんでした。四万十川の緩い勾配を体感しました。ちなみに右奥の白い建物が宿泊したホテルです。この日は再び窪川を経て高知に戻り、シティホテルに泊まりました。



夜の高知へ繰り出しました。カツオは5月のイメージが強いですが、10~11月はいわゆる戻り鰹で、これまた旬です。有名店は予約でいっぱいでしたが、何とか2軒目でありつくことができました。ここでも酔鯨にしました。



最終日は日曜市へ。高知城からはりまや橋方面、全長1.3kmの朝市です。勿論、ホテルで朝食は取らずにここで調達します。目当ては田舎寿司です。



観光客、地元の人の比率は半々くらいでしょうか?直ぐには買わずに目星を付け、買う店を決めました。何だかんだで2往復はしました(笑)。



旅の締めくくりは五台山です。はりまや橋から直接山頂の展望台へ向かう「MY遊バス」がありました。標高はわずか146mですが、高知市街の展望が見事でした。



目を南に転じて浦戸湾です。湾を出る辺りが桂浜になります。奥には太平洋も確認できます。南国ですね。



五台山には四国霊場第31番札所の竹林寺があります。まだ紅葉には早かったですが、風情ある境内を散策しました。見事な五重塔でした。



有料でしたが庭園も鑑賞しました。ゆったりとした時間が流れます。と、同時に帰路につく時間が迫ってきます。



再び、市街へ戻り、家内のリクエストのアイスクリンを頬張り、高知龍馬空港へ戻りました。羽田は雨でしたから、余計に晴れまくった土佐の気候が眩しく感じられました。今年の秋はどこも暖かいようですが、やはり南国土佐の暖かさは格別でした。早いもので11月も残り1週間となりましたが、高知の紅葉はまだまだ先なんでしょうね。今回は高知県内に留まりましたが、予土線の先は宇和島です。南伊予もいつか行って見たい地域のひとつです。すぐ来年というわけにはいきませんが、しっかりインプットしました。
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10月のオーディオ交流~後編

2018-11-18 11:41:48 | オフ会
10月の後半はphilewebつながりで拙宅オフ会が続きました。21日にCENYAさん、27日にアユトモさん、ご友人のTさんにお越しいただきました。季節的にもオーディオに好適となました。できればオフ会当日は晴れて欲しいものです。ゲスト側にすれば移動が楽ですし、双方、開放的な気分で聴ける気がします。音が良くなるかはともかく(笑)。オーディオ自体は部屋の中で楽しむものですが、オフ会には前後含めてイベント的な感覚があります。幸い、両日共に天候に恵まれ、秋の穏やかな時間と共にオフ会を進行できました。



しばらく試運転状態だったプリアンプのHP300SEもすっかり定位置に収まりました。床に直置きだったフォノイコライザーEA-3は、akahanamizukiさんのご提案でウェルフロートボードの上に載りました。結局、ウェルフロートボードはDACおよびフォノイコライザーに使うこととなりました。パワーアンプとして使用しているV40SEは、ラック直置きです。筐体が増えると、いろいろと足りなくなります。眠っていたケーブルを引っ張り出すことにもなりました。ケーブルのグレードは気にせずに、現状ベストで、まず聴けることが優先です。



21日にお越しのCENYAさんはこのところphilewebで積極的に交流されている方です。世代的には私よりずっとお若く、干支で言えば2/3回りお若いです。ぎりぎりアナログに接点があったご年代でしょうか。実はつい先日、お邪魔する機会があったのですが、SPの自作をはじめ、ご自身で手を動かし、創意工夫を重ねられ音を作られていることがよく分かりました。女性ヴォーカルを中心に楽しまれているとのことで、ベルウッドさん宅での女性ヴォーカル縛りオフを思い出しながら、楽しく選曲させていただきました。

ポップスを中心に一部ジャズを交えて女性ヴォーカルもんを集めました。双方がカバーする時代は70年代~90年代です。私もそれなりに90年代のポピュラーシーンにはついて行けますが、CENYAさんも70年代OKでした。ちなみに、ユーミンよりはみゆき、だそうです。そんな話を若い方とさせていただくだけでも嬉しいものです。洋楽では80年代後半~90年代からがストライクのようでした。事前に伺っていたスザンヌ・ヴェガ、バーシア等用意しました。アナログへ移行する前に、CENYAさんが持ち込んだ声モノのデジタル音源を鑑賞しました。



アナログは70年~80年代にかけての邦楽が中心です。既に、みゆき派の話を伺ってましたので、デビューアルバムから「時代」「アザミ嬢のララバイ」をかけました。いつもアナログタイムは時間が押し気味の中での進行となります。



CENYAさんと会話をしていて、案外、求めている音が近いのではないかと感じました。音の捉え方が似ている、のかも知れません。オフ会を終えて最寄り駅に向かう途中、ウェットな音の話が出ました。これは私が好きな音の側面で、音の重さにも通ずるものです。アナログの何とも言えない音の特徴として、立体感を挙げられていましたが、これも同感です。事実、先日お宅を訪問して聴かせていただいたサウンドに、違和感全くありませんでした。驚くと共に納得した次第です。オフ会の締めは感想戦です。なぜか映画や時代小説の話で盛り上がりました。

翌週の27日はアユトモさんとTさんにお越しいただきました。アユトモさんは3月以来、半年ぶりのご来訪です。Tさんはアユトモさんの学生からの知り合いで、当時からオーディオでも繋がっていたそうです。昨今、SNSの普及により、時空を飛び越えて人と人がつながるようになりました。このこと自体は素晴らしいことですが、お二人のような学生時代からのオーディオつながりは、羨ましくもあります。Tさんは古くからのオラクルのアナログプレイヤーを使われています。アユトモさんが私に引き合わせていただいた理由の一つです。ご紹介、ありがとうございました。



Tさんがクラシックを含めて広く聴かれることを事前に伺っていました。ジャンルを跨いで選曲しました。いつものようにカジュアルな曲で声を聴いていただいてから、ジャズやクラシックへ移行しました。初訪問のTさんに、ほぼセンターポジションに座っていただきました。



アナログです。世代が同じなので懐メロが全く重なります。進行が楽ですね。



こちらはお二人が持ち込まれた音源です。レベッカ、懐かしい!です。大学2年時にヒットした「フレンズ」はインパクトがありました。アルバム『Maybe Tomorrow』は外れ曲無しだった記憶があります。8cmCDに時代を感じます。圧巻は原田知世でしょう。これはレアな盤でプレミアムがついているとか。アイドルを卒業してからの作品はたまに聴きますが、あらためて初々しい声を堪能しました。以上はTさんの音源です。女性ヴォーカル好きのアユトモさんは毎度、新鮮な選曲です。ベルギーのララ・ファビアンの美声を楽しみました。



Tさんのおすすめのクラシック音源です。クリュイタンスのベートーヴェン「英雄」は、EMIのレコードをデジタル録音したCDです。銀盤?と呼ばれるレコードは相当な値がついているようです。レコードの希少性も去ることながら、演奏の素晴らしさを絶賛されていました。実に闊達で、輝きを感じる「英雄」でした。依然、ベートーヴェンのシンフォニーを聴く頻度は上がっていませんが、いいきっかけになりそうです。バッハ好きでもあるTさんのもう一つのおすすめは、レオンハルト指揮の「マタイ受難曲」でした。出だしの空間表現、上手くいったようでホッとしました。



3時間半ほどのオフ会を終え、感想戦も楽しかったです。実は、3人とも大学が一緒で、細かいディテールまで踏み込んで懐かしい話をさせていただきました。さらにオラクル、お二人に馴染みのオーディオショップ、音楽と話題は尽きませんでした。日本酒好きのTさん、肴の選択も流石でした。カワハギの肝は美味しかったです。アユトモさん、今回のような交流の場を作っていただき、ありがとうございました。長い間のお付き合いを経たお二人の関係を横目に、すっかりこちらも楽しませていただきました。今度はお邪魔する機会をいただければと思います。
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10月のオーディオ交流~前編

2018-11-10 09:23:55 | オフ会
新潟の山&音楽の旅以降、10月はオフ会続きでした。記事が遅れ気味なので前編、後編の2回に分けて振り返ります。新潟遠征の翌週は、オールドタンノイをお使いの方々との交流となりました。13日はチューバホーンさん宅の訪問、14日は上越でお世話になったakahanamizukiさんのご来訪でした。チューバホーンさん宅ではOさん、ハンコックさんもご一緒でした。山・音楽・音楽・山企画の熱の冷めやらぬ中、濃い週末となりました。プリアンプHP300SEは導入してから2ヶ月ほど経過し、漸くオフ会デビューとなりました。

チューバホーンさん宅では、まず施術を受けて、雨飾山と巻機山で蓄積した疲れを取り去っていただだきました。すっきりしたところでオーディオルームのある2階に上がりオフ会スタートです。やがてハンコックさん、Oさんも合流されました。



5月の訪問からいくつか変化点がありました。以前より、CDトランスポート、MS-1の代替を考えていると聞いていましたが、CECのTL3 3.0を導入されました。さらに、OさんのDACの下に、さりげなく筐体が増えていますね。アンプの構成は、マランツ7+クォードで変わりありません。



新しいCDトランスポートTL3 3.0です。最上流部がCECのCDトランスポートという点では、Oさんと同様になりました。良質のトラスポートの確保は、ディスク再生派にとって気になるところです。TL3 3.0は2017年の発売のようです。



OさんDACの下に増えた筐体は、言うまでもなくクロックです。DACとの同期はTL3 3.0の導入の念頭にあったものと思います。そう言えば、ハンコックさんもOさんDACを導入さえれていましたね。この日は、ESSのDACチップ友の会?でもありました(笑)。



例によってOさんの持ち込み企画もありました。一つはSDカードに納められた音源をラズパイで再生するトランスポートです。スマホからの再生指示もでき、利便性と音を両立させた面白いコンセプトです。PCオーディオの複雑さが無いのがいいですね。



もう一つが金田式のDACです。こういったDACを持ち込めるが毎度凄いなぁと思います。世代的には古く、Oさん曰く昨今の進んだDACチップに比べると低音には不足が出るとのこと。私はこれはこれで楽しめたので、まあお得な耳のようです(苦笑)。



今回はクラシックから入り、ポップスやジャズを聴くながれでした。前回は声をテーマに、私好みのサウンドに調整されたようですが、今回は、クラシック寄りに戻されたようです。ホセ・カレーラスのナポリ民謡集、前回に続いて登場です。



カジュアルな路線は今回は少なめでしたが、楽しめました。アナログ末期の森山良子は私の収集ターゲットの一つです。『C'est Fini』は早速、CD選書で買いましたが、いずれアナログも手に入れねばなりません。パトリシア・バーバーのライブ、カッコよかったです。ハンコックさんは、クリフォード・ブラウン、サラ・ヴォーンと、皆さんが入り易い選曲で、流石のご配慮です。



オフ会は3時間ほどで終了し、下井草の串焼きのお店での感想戦へ移行しました。オーディオ近況、これからの構想、音楽など、いつものように話題が飛び火しながら楽しい時間が過ぎました。皆さんにもいずれHP300SEが入った音を聴いていただければと思います。



翌、日曜日は新潟からakahanamizukiさんを招いての拙宅オフでした。先の新潟遠征以来ですから、約1週間でのオーム&アウェーオフ会となりました。前回は2016年の師走で、約2年ぶりのご来宅です。今回は遅い夏休みを利用した、仕事抜きのオフ会3連戦とのことです。RICHEBOURGさん、KYLYN(キリン)さんに続いての3軒目が拙宅となった次第です。分が悪い並びではありますが、遠征疲れを癒していただければOKです(笑)。例によって日田の焼きそばをで昼食をとり、前日までのオーディオ交流や巻機山の話をさせていただきました。



akahanamizukiさんは、音楽の引き出しが多いので、音源は多めに用意し、場の流れで選曲することにしました。読めない展開を楽しみながらの、進行です。最近、私が聴いている音源を交え、ジャンルを跨いで聴いていただきました。ビンテージオーディオへ移行し、akahanamizukiさんはクラシックを中心に聴かれています。特にステージの現れ方には拘りをお持ちのようです。音楽の形、〇〇m先、暗黒を感じる、といった表現は、普段、意識していないので勉強になります。どのボリュームで聴くか、でも大きく変わってきます。



ラスト1時間ほどがアナログタイムでしたが、これはもっと多くするべきでした。akahanamizukiさんの自宅ではアナログがメインですし、時代の音楽は時代の装置で・・・といった拘りもお持ちです。70~80年代のPOPSであれば、当然アナログでかけるべき、と言われることが容易に予想されました。荒井由実、長谷川きよし、大橋純子と進むに連れakahanamizukiさんのボルテージが上がっていくのが楽しかったです。最後は床に直置きだったフォノイコライザーにウェルフロートボードを敷く提案までいただき、オフ会終了となりました。



HP300SE導入以降、デジタル優先となり、HP300SE×アナログの組み合わせは、灯台下暗し状態でした。筐体が増え、アナログは代替ケーブルとなりましたが、プリ導入の果実が1つ増えた思いです。ありがとうございました。時間は短めでしたが、軽く感想戦を行い、上越へ戻られるakahanamizukiさんを送り出しました。焼山か高妻山に登る際には、またお声かけさせていただきますね。

10月のオーディオ交流~後編へ続きます。
コメント (5)
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