珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

神奈川オーディオクラブ

2025-04-06 11:54:58 | オーディオ
時間が経過してしまいましたが、3月23日、神奈川オーディオクラブの集いがありました。私が参加するのは2017年2月の設立の集い以来で、8年ぶりとなります。前回同様、新羽のフェーズメーションでイベントを行い、その流れで新羽駅近くの居酒屋で懇親会を行いました。20数名は参加されていたでしょうか?オーディオファンの高齢化が進む中、私はそれでも下から数えた方が早い若手?でした。新たな会長さんも決まり、定期的に交流の場を持つとのことでした。私も可能な限り参加したいと思っています。


フェーズメーションでは、アナログレコード中心に聴かせていただきました。カートリッジの更新を検討しており、比較試聴は私のニーズにピッタリでした。PP-500、PP-2000、PP-5000とグレードが上がるにつれ、情報量が増し、聴きやすくなります。同時に音楽の楽しさも増すのがよく分かりました。同じメーカー内の比較だったためか、違いが判りやすかったです。この手の試聴は、聴いてしまったら戻れない怖さがあります。それでもPP-2000とPP-5000の価格差は大きく、日を置くことで冷静に判断できるようなっています。

先日は鎌倉のSさん宅で、光カートリッジの世界に惹かれました。現段階で決め打ちせず、年内を目途に決めたいと思います。当日、旧Philewebコミュティメンバー、facebookで知り合った方とも再会できました。オーディオクラブで知った方との交流が広がることも期待しています。よろしくお願いします。
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愛鷹山(越前岳)

2025-03-29 17:50:54 | その他
3月21日は休日を取って愛鷹山(あしたかやま)に登って来ました。昨年の浜石岳、今年に入っての沼津アルプス、大野山に続く、富士山の眺めの良い山シリーズです。天候が良さげな日を選べるのが、ぶらり登山の良い点です。富士山目当てであればなおさらです。愛鷹山は南北に広がる連山です。南は沼津から、北は御殿場からのアクセスとなります。目指す越前岳は北部にあるため、小田急線で新松田まで向い、御殿場線で御殿場入りしました。富士サファリパーク行のバスに乗り継ぎ、愛鷹山登山口で下車しました。


登り始めてすぐに黒岳があるのですが、足元の雪と帰りのバスの時間を気にしてスキップしました。更に高度上げていくと、ちょっとした展望台がありました。同じ愛鷹連峰の鋸岳の稜線が見えます。


直前の18日が雨で、気温が低かったので、登山道の半分は雪に覆われていました。アイゼンを持ってこなかったことを若干後悔しましたが、幸い、前日が休日で好天だったこともあり、登山者の足跡を追うことができました。


山頂の手前に富士見台と呼ばれる見晴らしの良い場所がありました。私は実物を見た記憶がありませんが、ここからの富士山が五十銭紙幣に描かれていたそうです。


富士山上部をズームで。雲が雪煙のようにも見えて、迫力があります。何だかハマグリのような雪形が見えます。鳳凰の雪形が有名ですが、もっと雪が融ける頃のものと思われます。


標高1504mの越前岳に到着です。足元の雪の影響もあって、なかなか山頂が遠かったです。山頂は日当たりが良く、雪はかなり融けていました。ここで軽食のランチをとり、しばし休憩です。


先の沼津アルプスでも南アルプスの山々を見ることができました。春のこの時期、どうしても遠くは霞んでしまいますが、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳はしっかり確認できました。


目を南方面に移すと駿河湾が見えました。こちらも霞んではいます。方角からすると富士市方面ではないかと思われます。12月に食した桜海老は記憶に新しいですが、既に春漁が始まっていることでしょう。


下山は、終始、富士山を正面に見ながら、となりました。これはなかなか贅沢なルートだと思いました。枯れすすき、青空との組み合わせもいい感じです。


ゴールの十里木(じゅうりぎ)高原が近づいてきました。標高1000m前後で、別荘地となっています。巻き気味に下ったこともあり、富士急バスの発車時刻より30分早く着きましたが、逃すよりはマシです。


バスでうたた寝しつつ、再び御殿場駅に戻りました。駅の売店で御殿場高原ビール、ボロニアソーセージ、ウインナーを調達し、帰路に就きました。富士山を眺めるシリーズ、次回は4月下旬を予定しています。こちらは日程固定なので、天候を選べるわけではありませんが、眺望を期待していることろです。
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鎌倉にSさんを訪ねて(後編)

2025-03-23 08:54:47 | オフ会
Sさん訪問記の、後編です。デジタル、アナログの順番で聴かせていただきました。洋邦のポップス、ジャズ中心の選曲でした。洋楽はヨーロッパ系が多かったです。エンヤの「Orinoco Flow」は私も一時期、よく聴いていました。雄大なサウンドが部屋中に広がって心地よい再生でした。エンヤはアイルランド、ビョークはアイスランドのシンガーでした。グレース・マーヤのライブ盤の「モナ・リサ」もオフ会の定番ですね。邦楽では、珍しくUAも。流行っていた頃から早、30年。時間の経過を感じます。


クラシックは少なめでしたが、アンセルメ指揮「白鳥の湖」、アレクシス・ワイセンベルク のドビュッシーのピアノ作品をかけていただきました。その後、Sさんの主戦場でもある欧州系のジャズが続きます。キース・ジャレットで知られるECMレーベルから、ニルス・ペッター・モルヴェル (トランペット)、ドミニク・ミラー(ギター)です。聴くのは初めてです。澤野工房によるサヒブ・シハブ (フルート)は1965年の録音ながら、鮮度の高い音でした。Sさんが拘るジャズの世界を少しだけ覗かせていただきました。



続いて、アナログです。写真はジャンルで分けていますが、SL-1200GR (+MC-T1000 )→ GyroDec(+光カートリッジE3) の順で聴かせていただきました。挨拶代わりのリンダ・ロンシュタットの「What’s New」で、Sさんのアナログへの力の入れようを聴いた気がしました。耳タコ音源ながら、音に深みがあって新鮮でした。キース・ジャレットの『My Song』はどこぞで聴いて存在は知っていましたが、表題曲に聴き入りました。キャノンボール・アダレイの「ワルツ・フォー・デビー」、実に軽快です。


GyroDec+光カートリッジの組み合わせで、更にギアが上がりました。両システムの聴き比べは、久保田早紀のデビューアルバム『夢語り』で行いました。光カートリッジの方が、細かい音まで拾えて、帯域がグッと広がる印象です。ユーミン『ノーサイド』は、大学生時分によく聴いたアルバムですが、音楽により入れる再生でした。オーディオファンに人気のあるドナルド・フェイゲンの『The Nightfly』からの選曲「Green Flower Street」も圧巻でした。キレキレの音が部屋中に迸って、心地良かったです。


SP配置に平行か交差かの違いはあれど、SPの存在を消す音場の提示は拙宅と共通します。違和感を覚えることなく、終始聴かせていただきました。低音は量感たっぷりの方向でありませんが、引き締まって小気味良かったです。密閉型のNeWSCM-40 特徴でしょうか。デジタル音源を聴いているうちは、ノイズ感の少なさ、情報量の多さも感じていました。選曲いただいた音源の良さもあったでしょうが、ルームチューニングにより、不要な響きを抑えていることが、その要因ではないかと推測しました。

一方で、アナログには、情報量では表現しにくい音の深み、厚みを感じました。光カートリッジは、そのアナログの良さを維持しつつ、情報量も上げくるので、正直、参ったなぁというのが感想です。Sさんのfacebookの記事では、アナログが取り上げられることが多いのですが、納得しました。アナログのレベルアップは拙宅の直近の課題でもあります。光カートリッジ用のフォノイコも増えているようですし、選択肢から光を外す理由はないと思いました。良いタイミングでSさんとの相互交流ができたと感じています。

Sさん、昨年11月の初対面からわずか半年の間に、密に交流させていただき、ありがとうございました。長いご経験に裏付けされたサウンドを聴かせていただきました。引き続き、よろしくお願いします。
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鎌倉にSさんを訪ねて(前編)

2025-03-16 08:13:55 | オフ会
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、今年は正にそんな感じで季節が進んでいます。特に寒暖差の振れ幅が激しいのが特徴でしょうか。3月8日の土曜日、1月にお越しいただいたSさんを訪ねて鎌倉へ。この日は、寒さの方で、帰り際にはみぞれとなる状況でした。横浜線、湘南新宿ライナーとつないで、久しぶりに鎌倉入りしました。鎌倉と言えば横須賀線のイメージが強く、橙と緑のラインの車両には違和感がありました。便利になった分、交通トラブルの波及範囲が広くなった・・・なんて話をSさんとさせていただきました。まずは前編です。


集合後のランチは、逗子のとんかつ屋さん「雅むら」でした。鎌倉と逗子の境に広がる高級住宅街の一角にある、落ち着いた雰囲気のお店でした。野菜高騰の昨今、たっぷり盛られたキャベツが嬉しいです。美味しいヒレカツを、ごはん(つや姫)、お味噌汁、漬物と一緒にいただきました。


お腹を満たした後、早速、Sさんのご実家に向かいました。オーバーツーリズムが問題となっている鎌倉ですが、少なからずSさんの生活にも影響があるようです。さてオーディオ部屋は、いわゆる専用部屋になっていて、響きを抑えた空間となっています。広さは10畳程度でしょうか。部屋の改修は30年以上前に行ったと伺いました。Sさんのオーディオ歴の長さが窺えます。あちらこちらに、ワインボトル、ミニカーが配置されて、遊び心ある空間でもありました。終始、リスポジで、寛いで聴かせていただきました。


現在、Sさんが使用されているSPは、ATC NeWSCM-40という密閉型のトールボーイです。写真では判りにくいですがキャビネットは後方が細る曲面となっています。それもあって交差配置を選択されています。リスポジより前で両SPは交差します。箱型のウィーンアコースティックスを使っていた際は、拙宅と同じく平行配置だったとか。このあたりからも、明確なサウンドイメージを持ち、SPの特徴を活かして実現するSさんのスタイルが窺えました。ATCには鳴らしにくいイメージもありますが、窮屈さの全く無いサウンドでした。


Sさんの機器を上流から紹介します。アキュフェーズのDP-400はCDトランスポートとして使用されています。この日は専らディスク再生でしたが、ハイレゾ再生用にDELAもお持ちです。ティグロンのコアキシャルケーブルでデジタル信号をDP-400からSOULNOTEのDAC、D-2へ送っています。


そのD-2です。ディスク、ファイル共通でデジタル信号を受けます。最近、オフ会でSOULNOTE製品を聴く機会が増えているように感じます。オーディオ市場衰退の中、頑張っている国産メーカーと言えるでしょう。関連して、同社のクロックジェネレータX-3も導入されています。


アナログプレイヤーは2台、それぞれ聴かせていただきました。。メインは、ミッチェル・エンジニアリングのGyroDecです。同社のプレイヤーは、オーディオ誌の広告でよく見かけました。扱っていた東志は残念ながら解散してしまったそうです。Sさんも光カートリッジの世界に足を踏み入れていました。DSオーディオのE3をお使いです。


もう1台のアナログ・プレイヤーはテクニクスのSL-1200GRです。ダイレクト・ドライブ式です。カートリッジはビクターのMC-T1000をベースに改良を加えているとのことです。カートリッジは、オルトフォンのSPU SYNERGYの登板もあるようです。


アンプはAyreで揃えられています。プリがKX-R、パワーがV-5xです。Ayreといえばアクシスが扱う高級アンプのイメージがあります。オーディオショウぐらいしか接点がありませんでした。訪問先で聴くのは初めてかも知れません。V-5xは天板を外した状態で、リスポジ前方の床上に置かれています。KX-Rの下段は、フェーズメーションのフォノイコライザーE-300です。SL-1200GR用です。一方、光カートリッジ専用のフォノイコライザーは、合研ラボのGK07EDです(写真無し)。音聴いてビックリ、値段聞いて再度ビックリでした。


ATC、ミッチェルエンジニアリング、そしてAyreいずれも、日本での販売が終わってしまいましたが、Sさんが長い年月をかけて吟味され、導入を決められた逸品ばかりです。機器だけでなく、ケーブル類も、基本、試聴を経てセレクトされているようです。オフ会終了時に、システムはほぼ上がりと伺いました。確かにメンテナンスの問題は気になりますが、ご経験と人的ネットワークでクリアされていくことでしょう。Sさんが手塩にかけたシステムで聴いた音楽、サウンドの感想は、後編でレポートします。
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チューバホーンさん宅訪問

2025-03-09 22:07:58 | オフ会
3月最初の日曜日、定点観測でチューバホーンさんのお宅にお邪魔しました。昨年9月末以来、約5か月ぶりの訪問でした。いつもご一緒しているハンコックさんが群馬から参加することもあって、通常より時間を前倒しての開催となりました。午前中、施術を受けて、昼食をとった後、再びチューバホーンさんのお宅に向かうと、既にハンコックさんがお越しになっていました。ハンコックさんとは昨年7月、猛暑の中、ヒデさんを訪問して以来となります。全員が揃ったところで、早速、システムのある2階のお部屋に向かいました。


今回の主役、ドイツAccuton社のセラミックツィーターです。口径は30mmです。チューバホーンさんは、これまでタンノイのスーパーツィータを使用されていました。昨年の9月の音会でもその設定を変える実験をしました。コーナー型のランカスターの上に、そのスーパーツィーターは無く、セラミックツィーターが載っています。そのままでは転がってしまうので、三角柱の積み木で受け台を作っています。ツィータですからメインSPとの帯域の重なりが気になりますが、コンデンサーを入れることで調整するそうです。


最上流は、CECのCDトランスポートTL0 3.0、 半年毎に代わるプリアンプは、是枝さんのアンプでした。主戦場がジャズのハンコックさんと、当方という組み合わせもあって、クラシックは最後の2曲のみとなりました。洋邦のポップス、ジャズ中心のプログラムとなりました。基本、セラミックツィーターありでしたが、途中、その効果を確認するために外しました。印象については後ほど触れます。この日は4月から5月を彷彿させるような温かさで、チューバホーンさんは音への影響を気にされていました。

ダイアナ・クラールの「California Dreaming 」でスタートしました。こちらはSACDですがCD層で聴きました。ロッド・スチュワート、クリストファー・クロスと続きます。「Ride Like The Wind」は中学3年の時に知り、かなり衝撃を受けました。疾走感のある楽曲、懐かしいです!


マイルスの名盤『Kind of Blue』は、数多くのCDが存在しますが、音の良いとされる盤で「So What」をかけていただきました。他、ロイ・ヘインズ(Trio)、上原ひろみ等。ベニー・ゴルソンはハンコックさんの持ち込みだったでしょうか。リー・モーガン、フィリー・ジョー・ジョーンズ等フィラデルフィア出身のメンバーとの共演です。 


太田裕美とアリスはそれぞれベスト盤から「しあわせ未満」「夢去りし街角」を聴きました。私がリアルで聴いていたのは「夢去りし街角」の方です。「しあわせ未満」は、後追いで高校時代にマイブームになった際にカセットテープで聴いてました。『コバルト・アワー』の曲はどれも好きですが、「花紀行」渋かったです。松田聖子もユーミンでつながりました。B面コレクション『Touch Me, Seiko』からかけていただいた「ボン・ボヤージュ 」「制服」は、いずれも呉田軽穂(ユーミン)作品です。


最後のクラシックは、マーラーの5番(ブーレーズ指揮)、2番(キャプラン指揮)から。ハンコックさんとセンターポジションを変えて聴かせていただきました。普段、ほぼマーラーを聴くことの無いのですが、5番、第1楽章冒頭のトランペットは、耳に馴染んでいます。


TL0 3.0を導入し、フローティングボードを各機器にあてがった段階で、チューバホーンさんのサウンドは完成した印象を持っていました。今回セラミックツィーターの有無を聴かせていただき、オーディオの奥深さを感じました。ダイアナクラールで、セラミックツィーターを外した途端、音の輪郭が緩くなりました。ジャズ(曲は失念)でも、ツィーターありの方が、ベースが沈み込み、彫が深くなりました。スーパーツィーターが低音に効くとは言われますが、今回のセラミックツィーターも同様な効果を持っているのでしょうか?

ハンコックさんの帰宅時間を考慮し、感想戦の開始をいつもより2時間ほど早めました。夕方から開いている、下井草駅前の「石丸商店」にしました。ここからOさんが合流し、オーディオ談義を続けました。Oさんもやはりセラミックツィーターを導入されています。お二人から、セッティングは難しいとの話が出ました。コンデンサーによる帯域調整もそうですが、向きの調整がシビアだそうです。その他に、ハンコックさんの近況、当方のオーディオ構想などの話題を交えて、2時間があっという間に経過しました。

チューバホーンさん、ハンコックさん、Oさん、ありがとうございました。次の交流を楽しみにしています。
コメント (4)
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