鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

逆転

2012年10月26日 | 日記
ここ最近、彼は昼休みになると電話をかけてきていた。

出ると、

「辛い…。」って。

私も、

「そっかぁ…」って。

その後、ご飯食べたか?とか薬飲んだか?とか言って、
あとはまったく関係ない話とかしてで、しばらくすると

「疲れたから、寝るわ…。」って言って彼が切るみたいな。

そんなやり取り。


が、先日電話に出ると

「イライラしてどうしようもない…。」って。

その途端、すべてが逆転してしまった。


躁転?

また?


それまで不平不満ではちきれそうだった私の感情が急にしぼんで
身体の中で、ぎゅっと固まって、不安と恐怖で騒ぎ出す。

心がざわざわして、耳がわぁーんって圧力がかかったみたいになって
ひざがガクガクしそうになる。

今さらだけど、そういう病気なんだということを思い知らされる。


でも、なるたけ落ち着いた声で、

「どんな風に?」と聞くと

「なんかを投げつけたるくなるような…。

 車どっかぶっ飛ばしに行きたい感じ…。」


あわてて停める。

車ぶっ飛ばして、事故でも起こしたら目も当てられない。


そんな話をするうちに、頓服を飲んで眠気がするのかいつもと
同じように、

「寝る…。」とって電話を切った。


それから、就業時間まで躁転についてネットで調べたりしながら
過ごし、あわてて帰る。

2階に上がると、寝息を立てて寝ていた。

台所に入ると、タバコが置いてある。

やっと夏前に止めたばかりのタバコ。

きっと私と電話した後で買ってきたものだろう。


また?

またそっからやり直し?


春先に調子にのって金髪にしたり、タバコばかり吸って
私と娘とどんなに嫌がっても家中を臭くして、焼け焦げをあちこち
作って、自分勝手なことばかり言っていた時がフラッシュバックする。

あわてて、お義父さんに電話する。

落ち着いて考えれば、あだ躁転したと決まったわけじゃない。

でも、どんなにお義父さんに言われても落ち着いて考えることができない。

そのうち娘がやってきて、タバコのことを説明すると泣き出してしまった。


それで電話を切って、娘を抱きしめて落ち着かせるともう1度
彼の様子を見に行く気になった。

窓が開きっぱなしになっているので、閉めてると彼が目を覚ました。

「どう?」と聞くと寝ぼけた声で

「うん…、大丈夫…。」と言ってまた寝息を立てる。


何が大丈夫なのかわからないけど、その声色がいつもとそう変わらない
ような気がして、少しだけ安心した。

それから、極力普通にして娘とご飯を食べ、TVを見て、お風呂に入り
一緒に寝た。

明日目を覚ましたら、鬱でもいいから、いつもの彼でありますようにと
願いながら寝た。


翌朝、いつもの時間に起きて、娘を起こすと彼も目を覚ました。

そう思って見るせいか、目つきがちょっと険しい気がする。


「どう?」と聞くと

「えっ?」と言うので

「イライラするの?」と再度聞くと

「うん…。」と答える。


それでも、起きてご飯を食べると言うので用意する。

そして、ご飯を食べている途中で

「あっ…。」と言うので、

「何?」って聞くと

「急に落ちた…。」と言う。

?と思って聞くと、イライラした気持ちが落ちて、反対に不安感で
一杯になったということらしい。

そんなものなのだろうか…。

それでもタバコは一応キープしておきたいと言うことで保留になった。


以前、大エピソードを起こしたときも私が文句を言ったあとだった。

私が感情的になって話すといつもこうだ。


いつもは私の機嫌を伺っていたであろう彼。

それとは逆転した生活がまた始まった。