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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

義父

2012年01月27日 | 日記
今日お義父さんが帰ると決まり、昨日家に帰ると色々
とんでもないことになっていた。

まず、カップラーメンやスナックが山のように買ってあった。

あと娘が好きなピザが何袋も冷蔵庫に入っていた。

それから、輪をかけてあちこち片付けられ整理されていた。


お義父さん何もしなくていいのにぃ…。

本当にいつも甘やかしてくれてありがとう。


って…、いつも思うのだがこれって本当に彼のためになっている???


デプロメールを減らされた結果か、彼の過食が始まった。

ご飯やバナナやお菓子を食べまくり、布団の周りに食べた後の食器や
バナナの皮、お菓子の袋が散らかっている。

落ち着かないので、食に走る…その気持ちはよくわかる。

私にだっていくらでも覚えがある。


しかし、だからといってご飯はともかく、カップラーメンやスナックなど
山ほど用意されていたら、「どうぞ好きなだけ食べていいよ」って言っている
のと同じではないのか?

カップラーメンもスナックも多少であれば、おいしいだろう。

しかし、過食して食べるものと考えると塩分も油分も多すぎる。

身体に影響がでないわけがない。


彼の実家では、子供たち(娘や娘のいとこ)がご飯の用意が出来る前に

「お腹がすいた~。」と言うと

「そこにお菓子あるから、それ食べてて~」とか「パンあるよ」とか

ってお義父さんやお義母さんが答える。


普通なら、

「もう直ぐご飯だから、我慢しなさい!」って言わないか?


もちろん、私もお義姉さんもそんなことを許すはずもなく結局我慢させようと
するのだが、彼もお義兄さんもそういう親のもとに育ったんだ…と思うと
ぞっとする。


あと食卓に大皿にもったおかずがあって、それをおいしそうに食べると
自分はまったく手をつけず彼に食べろ食べろと言って全部食べさせる。

そして彼はそれが当たり前のように、一皿全部食べてしまう。

娘や私が食べたたかどうかもあまり気にしない。


これもどうかと思う。


昨日朝食に娘の好きなベーコンを焼いた。

すると娘は2切れあったベーコンを食べる前から

「もっとほしい」と言い出した。

明らかにお義父さんのを狙っている。

当然のようにお義父さんは、

「ほら、おじいちゃんの食べな。」と言って全部差し出す。


私は許さなかった。

もらえるって思ってそう言っているその思考が許せなかった。


「食べたいなら、明日また焼いてあげるから人の分まで取るなって。」


結局、1切れもらってしまったが今朝同じように用意すると何も言わない
うちにお義父さんが自分のお皿にあるベーコンを娘にあげようとした。

今度は娘は受け取らなかった。

そして、

「また明日焼いてね。」と私に言った。

「うん、また明日ね。」って答えた。


これでよくないか?


私の実家ではいただいたおいしいものは家族全員で分けていた。

それにこの時期の除雪についても、それぞれに体力にあわせ
仕事量や分担は違うけど、それでも親と一緒に子供も全員させられた。


そうやって育った私は、彼の実家のやり方にとても違和感を覚えるのだ。


子供だからと言って好きなものを好きなだけとか、あるいは親が我慢して
好きなようにとかやっていれば、オヤジ世代になってもそれが当たり前に
なってしまっていないか?

親には甘えられるときに甘えて何が悪いって考えるような大人気ない
大人になってしまっていないか?


私はダメなものはダメだと教えることが親の仕事だと思う。

許せることと、そうでないことの境界を考えさえるのも親の仕事だと思う。

子供と親の関係性だけではなく、親のバックには世間というか他人の目が
存在しなければいけないと思う。

子供はそうしないと、いつまでも世間や他人の目がわからないのではないかと
思う。


彼は確かに病気ではあるが、病気と関係ないところでその考え方や行動が
自分本位で他人を目を気にせず自分をセーブできないのは子供の頃からの
親の接し方に原因があると思えてならないのだ。


今日家を出るとき、お義父さんに

「お義父さん気をつけて帰ってね。

 お義母さんにもよろしく伝えてください。

 本当にごめんね…。」と言うと

お義父さんは片手を出して

「よし、パチンしよう」と言う。


これは娘とお義父さんの儀式みたいなもので、お義父さんが寝室に行くとき
娘が学校に行くとき、片手を出してぱちんと娘がタッチすることを言う。

娘と同じように私が出るときにそういうお義父さん。


パチンと手を合わせると、思わず泣いてしまった。


「お義父さん、ごめんねぇ…」


どんなに文句を言っても、私達家族が今一緒にいられるのはお義父さんの
お陰だ。

たくさんの援助とそして家を離れ、お義母さんと離れても私達の家にいてくれて
彼を見守ってくれて、彼のわがままを聞いて付き合ってくれて、それでも
彼に文句を言われて…そんな状況でも私達家族の幸せを一生懸命考えてくれて。

確かに、そのやり方は甘やかし過ぎだけど、でもお義父さんがいてくれたから
今があることを私は充分に知っている。

だから、文句も言えるんだと思う。

結局私までもお義父さんに甘えているんだと思う。


お義父さん、ありがとうねぇ…。

本当にごめんなさい。