貴方のご趣味はなんですか?
それに月にどのくらいお金をかけていますか?
私が答えるとしたら、
「私には趣味がありません。ですので、お金はかけていません。」
…と、まぁ、現状はこうだ。
なぜこんな話題かと言うと、昨日彼と趣味について話をしたから。
やはり面接して会社は不採用だったとのことで、本気で受かると思って
いた彼にとっては相当ショックだったらしい。
そもそも人事の方が言ったという
「問題ありません。」という言葉を額面どおりに受け止めているのも
どうかと思うが…。
そろそろ娘を連れ立って2階に上がろうかと思ったときに、彼が
「あとで話聞いて…」と言ってきた。
正直疲れていたし、眠くもあったのでぶっちぎりたい気もしたが、
病気の人が話を聞いてくれといったんだから、そこは聞いてあげないと…
と改心し、一旦娘を寝かせてから部屋に行くと約束した。
が、娘と一緒に読み出した本が長く1時間近間経過し、やっと読み終わったと
思ってからダラダラと話をして、結局娘が寝たのは1時間半後だった。
せっかくあったまったお布団を出るのは非常に決心がいったけれど
なんとか這い出て彼の部屋へ行った。
すると、なんてことはない不採用の愚痴なんて話題ではなく、
如何に自分の趣味にお金を費やすことが可能か?どうしたらもっと
充実させることができるのか?…みたいな話をし始めた。
ん?と思いながらしばらく聞いていると要は自分の趣味にもっと
お金をかけたいからこそ、やっぱり自分は働きたいと思うというような
内容だった。
なるほどねぇ…確かに自分のことしか考えない君らしい発想だよ…と
気が遠くなった。
ちなみに、彼の趣味として家計から出費されるものは、
1.モバイル系(I-Phone、スマートフォン、Wi-Fiなど)
2.車代(ガソリン代・保険税金など)
3.美容代(化粧品・美容院代・皮膚科の薬代など)
まぁ、こんな感じ。
ありえなくねぇ?
無職で無収入の人間が自分では我慢していると言いつつ、使っている。
金額の総額をいうとちょっとシャレにならないので、そこは差し控えるが。
途中で話をぶったぎり、反論。
「じゃ~さ~、私は何で働いていると思う?
自分の趣味をあれこれしたいからだと思う?」と言うと
「それは生活のためでしょ。
俺がこんなで働けないからでしょ。」と言う。
私が働くのは生活のためで、自分は自分の趣味のために働きたい?
なんだそりゃ…と思ったら、眠気がぶっとぶくらいイラっと来た。
嘘でもいいから、苦労かけている家計のやりくりを助けたいから
頑張って働きたいと思う…って言えないのかしら…。
いつもの口先だけでもいいから、家族を俺が養いたいって思うって
言えないのかしら…。
ものすごく残念な奴だなぁ…。
なんでこんなに残念な奴なんだろう…。
…でも直接言うにはまだ不安定な彼だから、早々に切り上げて
2階に戻った。
私の趣味、旅行や温泉に行くこと。
おいしいものを食べたり、お酒を飲んだりしに外にでること。
買い物も好き。あと読書。映画も見に行きたい。
やりたいことはたくさんある。
しかし、どんなにやりたくてもできないのが現実。
せいぜいお布団に入って、娘とぺったりふっつきながら
眠りに落ちる時間だけが唯一の安らぎの時間…。
どうやったら、自分の趣味にお金や時間をかけられるのか?
本当に聞きたいのはこっちのほうだ…。