鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

転医

2012年01月23日 | 日記
長く…もう5年間も通い続けたクリニックから転医した。

先生はとてもやさしくて、穏やかで…私をいつも気にかけて
下さっていた。

何度も何度もこれが限界だろう…という時にも決して見放さず
根気強く彼を支え続けてくださった。


きっかけはあるのだが、ここにはまだしばらく書けない。

その傷がもう少し癒えたらいつか、私の記憶が薄れないように
UPしたいと思う。

最終的に彼を入院させたいと思ったので、転医させようと私が決心した。

転医したいと先生にお話したとき、私から

「もう家族が支えられる範囲を超えていると思います。

 そしてもうクリニックの範囲からも超えているんだと思うんです。」


と言うと、先生は

「そうですね。」と大きくうなづかれた。


やっぱり先生の見れる限界はとっくに過ぎていたんだなぁ~思い至る。

それなのに家族が入院させる決心がつかない…と話していたために
伸ばし伸ばし来てしまったのだと反省した。


彼と私と先生と最後の診察のときに、どうしても先生のもとから
離れたくないと譲らない彼に

「ダメです!」と強く言ってくださった。

彼は怒ってそのまま診察室を飛び出してしまったけれど
私には先生の最後のやさしさが身に沁みた。


先生には毎日たくさんの患者さんがいる。

その中でもきっと彼は手のかかる、イレギュラーな患者だったのでは
ないかと思う。

自分のところにいたのでは、いざというときに対応できないという
見極めは大事なことだろう。

結局はそれは患者本人のためになるのだと思う。


その日は怒って飛び出した彼も翌日自分で電話して、スタッフの方に

「先生には何度も助けていただきました。
 感謝しています。
 ありがとうございましたと…
 あと、絶対に立ち直って見せますからと伝えてください。」

と言ったらしい。


そして今日彼と私とお義父さんと新しい病院に行ってきた。

今度はクリニックではなく、入院施設のある病院へと希望した。

本当は直ぐにでも入院できるように、少し遠くにある県立の病院に
行けるようにと思っていたが、彼がどうしても近くがいいというので
結局、ごく近い病院へと移ることにした。

その病院は現在万床ですぐに入院できない。

彼は絶対に入院したくないからこそ、言い張っているのもわかって
いたが、毎日何度も何度もそのことに話あってきたがもう説得できる
だけのパワーが私達になく、とうとう根負けした。

新しい主治医の先生は薬を減らす方向で、安定をはかっていきましょうと
言ってくださった。

診察が終わってから彼に聞くと、

「いい先生だと思う…。大丈夫、やっていけると思う。」と言っていた。


私にはまだよくわからない…というのが本音だが、ここまできてしまった
のだから、これをきっかけに少しでも彼が安定してくれることを
願うばかりだ…。