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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

外泊

2013年10月21日 | 日記
土曜日、外出したいという彼を迎えに行く。

すると、閉鎖病棟の鍵を開けてくれた看護師さんが

「今日は、外泊ですね~。」と言う。

「えっ、そうなんですか???」って。


私が聞いていたのは、外出。

彼が許可を得たのは、外泊。


いやいやいや…。

担当?の若いお兄ちゃん看護師さんが書類を持ってくる。

やっぱり、外泊に○がついてる。

「あの…、本人からは外出って聞いてるんですけど…。」と言うと

「えっ、そうなんですか…?」とちょっと微妙な顔をした。

主治医の先生は、簡単に外泊許可を出したらしいが、前日部屋を
変えてくれと大泣きしたらしく、看護師さんたちは不安定だと
思っていたらしい。

「では、部屋でご本人とお話いただいて…」と変わった新しい

個人部屋に案内してくれた。

彼はもうすっかり準備できていて、自分が不在の間部屋に鍵をかけて
くれるように指示していた。

「あのさ…、ちょっと座って…。」と私も部屋にあった椅子に座った。

ちなみにこの日は生理痛が酷く、貧血気味で、精神的にも疲れ切って
いた。

が、お義父さんの手前、朝ごはんもちゃんと作り、洗濯をして、
彼が指定した9時には病院につくようにフル稼働だった。

私に促され、怪訝な様子でベットに座る彼。

「私さ、今日外出って聞いてるんだけど、外泊する気なの?」

と言うと、

「うん、だって先生の許可取れたんだから、いいでしょ。」って。

「何の問題があるの?

 だって、先生がいいって言っているんだよ。

 今日あちこち行くのを楽しみにしてたんだ。
 
 こんなことしていないで、早く行かないと時間がもったいない。」

って。


いやいやいやいや…あちゃちゃちゃ~~~~↓↓↓である。

今日の予定は、皮膚科ともう1件病院にいくこと、あとは娘の習字が
入選したのでその展示会を見に行くことだった。

しかし、実際他の病院を受診するには担当医の事前の了承がいるらしい。

展示会は車で1時間くらいの場所なので、日帰りも結構キツイ。

だって、運転するの私だもの…。

それをこの体調の悪い中、なんとかこなしてやろうじゃないかと
気合入れてくれば、これだ…。

「聞いてないから、外泊は無理だよ。」と言うと

「なんで?」攻撃の始まりだ。

「なんで、医者がいいって言ってんのに、家族がダメっていうの?

 意味わかんない。」って。

「ここの状況がどんなにひどいかわかる?

 隣がうるさいし、臭いからやっと部屋変わってもらったの。

 寝ることもできないし、食べ物もまずい。

 どんなに今日を楽しみにしていたかわからないの?

 なんで、俺のことわかってくれないの???」って。

反撃する前に、ひと言今日は体調悪いからと断っておいた。

私のこの手の体調の悪さはそのまま切れやすいからねという宣言だった。

「外泊したいなら、なんで、そう言わないの?

 そう言えば、私に反対されるってわかってたんでしょ。

 だから、ギリまで言わないで押し切ろうって腹でしょ。

 そもそもそういう考えが嫌だ。

 今回の入院は、何も○○(彼)のためだけじゃない。

 ○○の病気と我侭に振り回されて、私も○○(娘)も疲れてるの。

 傷ついているの。それもわかるよね?

 この病院の生活が大変なのはわかる。でもさ、たいへんな思い
 
 しているのは自分だけじゃないよね?

 外泊してまたへんなことしたら、うちらもう耐えられないよ。」

と言うと、

「もう、へんなことはしないよ。」って言う。

「そう言いながら、今までだって散々やってきたじゃん。
 
 先生じゃなくて、家族責任持って外に出すなら、家族が納得して

 いない状態で外泊なんてできないから。」

…って、こんなやり取りが1時間以上続いた。

この間、彼はあちこち蹴りたおし、足の親指から内出血したり
窓を叩いてみたり、まぁ、いつものあばれっぷりだった。

あんまり暴れるものだから、途中看護師さんが部屋にやってきて。

入室前に断ったんだけど。

1回家に電話して、お義父さんと娘に彼の外泊を聞いてみたら

お義父さんは

「わからない…。」って言うし、

娘は

「嫌だ。」って言うし。

そう彼に伝えたら、今度は娘と直接話しさせろって言うし。

でも、そんな負担娘にかけるわけにいなかいし。

断ると、自分の娘に電話する権利もないのかって言うし。


終いには、俺のことをここまで理解してくれないなら、もう無理だから
離婚しようって言うし。

あ~ぁ~、また離婚って言っちゃったよって。


段々疲れてきた私はとうとう、

「こんなんなってるのは、全部お前のせいだろっ!」って暴言まで吐いた。

さらに、

「あ~、そうですか。

 わかりました。

 じゃ、今までお世話になりました。」

ってお別れの挨拶までしちゃった。

で、疲れがピークを超えたらとうとう泣き出しちゃって。

「どんな思いで今日ここに来たかわかったんの…。」って。

「俺のこと理解していないって、そんなんで、5年も6年も一緒にいると

 思ってんの?かわってても、できないことはあるでしょ。
 
 なんで自分のことは理解しろって押し付けるくせに、家族の気持ちを

 無視するの?私たちはもう充分に傷ついているし、疲れているの。

 もう、嫌だ…疲れた。勝手にしろ…。」と言うと、

なぜだか、

「ごめん、わかったよ。

 俺が守るって約束したんだから、俺が守るよ。」だって。

俺が守るもなにも、お前が元凶なんだよって言いたかったけど。

で、

「ごめん、離婚って言ったのは病気が言わせたことだから。

 本心じゃないから。ごめんなさい。」だって。

随分都合のいい言い分だな~って言いたかったけど。

面倒くさかったから、黙ってた。


結局、本日は外出ってことで。

持ち出す薬を1日分にしてもらい、やっと病院の外に出た。

その場にへたり込んで、しばらく動けなかった。

だから、今日は具合悪いんだって…言ってんだろう!って。


そのあと、一旦家に戻り、彼を医者に送り、買い物をして、彼を医者に
迎えに行って、家に送った後、自分も整体に行き、帰ってからご飯を
食べにみんなで出かけ、その後、娘の習字を見に往復2時間運転し、
帰ってから休まず、夕飯を作り、やっと座れたと思ったら、彼が病院に
帰るというので送っていってやっと1日が終わった。

もうね…疲労困憊っていうこうことかと…。

これで外泊されて2日間振り回されてたら…と思うと、ぞっとした。