鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

猶予

2013年10月04日 | 日記
入院することは決まった。

が、入院するまで3日間の空きがある。

ベットが空いていないわかじゃない。

彼が「色々と準備が…」って言うからだ。


思い出した…。

前回別の病院の開放病棟に入院したとき
一旦、入院手続きをして、すぐその日に外泊した。

理由は娘との時間を過ごすためと美容院に行くため。

何そんな余裕ぶっこいてんだ…と薄々思ってはいたが
その時分は私もちょっと入院って事態に腰が引けていたので
彼の言いなりだった。

が、今回はさすがに「違うでしょ、それ。」と突っ込まずに
いられなかった。

なんでもかんでも彼の言いなりになんてできなかった。

が、結局玉砕。

私がいくら主張しても、強固に言い張る彼に先生も義父母も折れまくり。

そのうち私も根負けして、だったら好きにしれさ、私は知らん!

ってことになる。

ばかばかしい。

どんだけこっちが心配していると思っているって。


日曜日、屋根に上ったあと、大泣きしてすっきりしたのか
また手の平を返したように落ち着いて

「車で出かける。」と言い出した。

「何を言ってんだか…」と呆れていると

「一緒に来て」とか言う。

「車を運転させることなどできないし、一緒に行くのも御免だ!」

と何度言っても聞かない。

でも、朝からのドタバタですっかり弱っていた私はとうとう根負けして
彼の車で近くの携帯やまででかけた。

彼の車、初めて助手席に乗った。

ばっかみたいな車。

中古では在るが、レース用に仕立てられた車でおもいっきりのマニュアル車。

海岸線沿いをバカみたいにローで引っ張って走り、カーブでドリフト気味。

殺されるかも~~~って。

こんなところで2人事故って死んだら、娘はどうなるって真剣に考えた。

Gに負けたのか、気持ちが負けたのか思いっきり車酔い。

本当に後悔した。

あんな、バカな車もう絶対乗らない。


そんな前日の教訓があったので、結構頑張ったんだけどぉ…。

入院は3日後に決定した。


義父母は一旦帰って入院の日に義父だけ再びくることになった。

彼は入院が決まって、ちょっと落ち着いていた。

この猶予期間に買い物をしたり、自分のバカ車で出かけたり。

この猶予期間を、娑婆にいられる期間を満喫したいらしかった。


が、娘との時間は別段設けられることはなかった。



手筈

2013年10月04日 | 日記
「俺はもういい」発言が、土曜日午後。

日曜日の朝7時は義父母が来訪。

が、いきなり草取りを始める義母。

金魚のエアポンプの掃除を始める義父。

だから…そんなんで来てもらったわけじゃないんだって…と私。

そんな状況もわかるのか、わからないのか二階で携帯を
いじっているだろう彼。


ひとまず、義父母と3人で善後策を検討。

結果、入院しかないのかと…。

今回はさすがに「かわいそう」発言はなかった。


それを受けて私が再度彼を説得。

彼も納得というか、入院を希望。

朝起きて、最初に

「どう?」と聞くと

「まだ決心はかわらない。親に挨拶したらもう思い残すことはない。」

って言っていたので、どうなることかと思ったが。


もう一度、義父母のところに行って…と思ったら二人とも外で
仕事を始めていた。

だから…そんなんで来てもらったわけじゃないんだって。


娘の予定があったので一旦送りに行く。

私と義父母、もちろん彼の様子がただごとをでないことを察し
行きたがらなかったが、なんとか説得。


娘が帰ってから、彼も落ち着いたのかと思って、みんなで外仕事。

私と娘は私の車の洗車をし、義父母は庭の手入れ。

すると、義父が私を呼ぶ。

ふと視線を上げると、また彼が屋根の上に…。


彼は高いところが苦手な上に、我が家の屋根は2階部分に上がるには
はしごが必要で、1階部分から飛び降りても怪我する程度で、
先日も「こっからじゃ無理」って説明したばかりなのに…。

あわてて、私も屋根に上がる。

腕を掴もうとすると、振りほどいて走る。

すると、勢い私が屋根の上で転がる。

右肩強打。

「痛い~!」

大げさに騒ぐ。

「○○(彼)が馬鹿なことするから、私が痛い思いするんじゃん。
 ほら、いい加減降りるよ!」

と言うと、すごすごと引き返す。

娘はその間、ずーっと外で彼を呼んでいた。

布団に戻ると、号泣しながら

「○○(娘)が俺のことを呼んでくれた~~~。

 一生懸命ずーっと呼んでくれた~~~。」って。

が、彼が戻ったことを見ていた娘は走って私の元にやってくると
思いっきり彼を怒っていた。

「なんで、こんなことするの!
 
 ダメじゃない!!!」って。

しごく、正論。

どっちが大人かわかりゃ~しない。


翌、月曜日。

彼と私と義父母の4人で受診。

先生に入院をお願い。

「一応見学してもらってから…。」

といわれ、ぞろぞろと病棟に行く。


正直、精神病院の閉鎖病棟って???と思ったが
至って普通の老人ホームみたいだった。

ロックされ、スタッフの人が開けないと出入りできないのは
当然だが、鉄格子もなければ、薄暗いとかはなく、綺麗で
窓の外には海も見え、なんだかちょっと拍子抜け。

まっ、改築されたばかりだし…と思ったら、単純に痴呆気味の
老人の多い病棟だった。

確かに一緒にいたら気が滅入るだろう…とは思うが、躁っぽくて
喧嘩されるより、こういう方々と一緒のほうが休息にはもってこいなのかも。

部屋は個室。

本人のたっての希望。

確かに、これじゃ~しょうがないかと。


病院自体が、どっちかというと知的障害やら、痴呆老人の患者さんが
多いようで、前回入院した別病院の開放病棟とはまったく違った雰囲気
なのだろう。

個室は広くはないが、景色はいい。

もちろん、窓は開かないが。


一同納得して、入院決定。

が、休息にはもってこいだが、積極的な治療はここでは…って。

一応、一同にその点を確認。

ただし、彼が県立の精神病院には不信感があり、絶対に受け入れないので
ここで…という流れに。

しかも、今日の今日じゃダメだろうけど、明日から…というと3日後と
主張する。

は???である。

この期に及んで何言ってんの?である。


希死念慮の強い人間が、目を話すとすぐ屋根の上にのぼっちゃうような
人間が3日間家でどうやって過ごすっていうのか?

そもそも、自制できなからこその入院だろう。

だったら、入院の必要がどこにあるんだ?


が、どんなに私が言っても、担当医が言ってもゆずらない。

こういうときの義父母は何も言わない。

言わないどころか、すぐ「本人がどうしてもって言うなら…。」と
腰が砕ける。


まったく…いい歳をした大人の親にいうことではないが

「あんたらがもうちょっとあまやかさずにで育てたら、
 こんな人間にならなかったんじゃねぇの?」

って…。


しかし、これで入院の手筈は済んだ。

あとはなんとかこの3日間をやり過ごすだけ。

絶対に、ここに入れて目に物見せてやる!!!って決意した。