今日、彼を入院させてきた。
精神病院の閉鎖病棟に入院させてきた。
これがどんな意味か…。
それがわかっていたのは多分私だけだ。
義両親にはもちろんのこと、本人もわかっていなかったろう。
先週の土曜日、突然の
「俺はもういい…。」発言。
淡々と話すその様子は、去年1月の放火事件にも通じるところを
感じ、翌日に義父母に来てもらった。
土曜日のうちに、彼の言う楽は本当の楽ではないという話から
できること…と考え入院を提案した。
本人もほぼ納得。
唯一、資金的な問題はひっかかっていたけど、それは私が引き受けた。
義父母も、向こうから入院をと勧めてくれた。
「入院費は心配しないで。」とも言ってくれた。
満場一致で…といいたいところだが、娘だけは嫌がった。
やっぱり、さみしいらしい。
まして、学校から帰って一人なのも嫌だし、家に一人だと友達
呼べないし。
が、それはお義父さんがまた同居してくれるってことで話がついた。
私的にはご遠慮申し上げたいところではあったが、娘の意向には
逆らえない。
…とまぁ、今日に至るまで長かったのだが、結果今日に至った。
当然だが、ひともんちゃくもふたもんちゃくもあったわけだが…。
それはまた、おいおい。
今日、彼を入院させてきた。
今日は、それで精一杯。