僕の感性のブログのアドレスはutakata96だが、鴨長明の著した「方丈記」の中の
淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて・・・
という文章のうたかたなのである。
彼、鴨長明の人生は不運が付きまとった。
父が死んで、父と同じ禰宜の職を継ごうとしたが、叶わなかった。
俊恵に学んだ得意の和歌も新古今の時流に乗れず、定家ほどの誉れも得られなかった。
中原有安に教わった琵琶も秘曲「啄木」の演ずる時を誤って、非難されてしまう。
いよいよ彼は出家し大原の山中に篭り、のちに日野に3.3メートル四方の庵(いおり)を構える。そこであの有名な「方丈記」を書き上げる。
彼は「無常観」というものを切々と説いた。そして物質的なものの脆さや儚さも説いた。
約5畳半の庵の中央に炉を置き、壁に阿弥陀如来と普賢菩薩の仏画を掛け、傍に琵琶、琴、書を置いた。
彼は身の栄達や物質的に満たされた生活を捨て、本当の人間らしい心の安寧を抱くことが出来たのだろうか?
私自身も彼に肖りたく思うが、琵琶・琴・書物以外にお話できる相手がいてほしい・・・なんて
俗物なものだから、そんな風に思う。
淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて・・・
という文章のうたかたなのである。
彼、鴨長明の人生は不運が付きまとった。
父が死んで、父と同じ禰宜の職を継ごうとしたが、叶わなかった。
俊恵に学んだ得意の和歌も新古今の時流に乗れず、定家ほどの誉れも得られなかった。
中原有安に教わった琵琶も秘曲「啄木」の演ずる時を誤って、非難されてしまう。
いよいよ彼は出家し大原の山中に篭り、のちに日野に3.3メートル四方の庵(いおり)を構える。そこであの有名な「方丈記」を書き上げる。
彼は「無常観」というものを切々と説いた。そして物質的なものの脆さや儚さも説いた。
約5畳半の庵の中央に炉を置き、壁に阿弥陀如来と普賢菩薩の仏画を掛け、傍に琵琶、琴、書を置いた。
彼は身の栄達や物質的に満たされた生活を捨て、本当の人間らしい心の安寧を抱くことが出来たのだろうか?
私自身も彼に肖りたく思うが、琵琶・琴・書物以外にお話できる相手がいてほしい・・・なんて
俗物なものだから、そんな風に思う。