東根市長瀞の農業用水路で、近くの農業井上信太郎さん(26)が、県版レッドデータブックで絶滅危惧IB類に指定されている魚「アカザ」1匹を捕獲した。きれいな河川に生息するとされる魚で、取水している最上川から移動してきた可能性があるという。
アカザはナマズ目の淡水魚で、8本の口ひげと体が赤みを帯びていることなどが特徴。井上さんが26日午前3時半ごろ、食用にドジョウを捕まえようと用水路に仕掛けていた網のわなを確認したところ、ドジョウ20匹と一緒に体長約12センチのナマズのような魚が掛かっていた。家族に見せてもどんな魚か分からなかったため、鶴岡市の加茂水族館に持って行き、村上龍男館長に確認してもらった結果、アカザと分かった。
村上館長によると、用水路など水流の速い場所に生息する身近な魚だったが、農薬などの影響で昭和30年代以降に数が激減。県内の各河川で姿が確認されているものの、近い将来に絶滅の危険が高い「IB」に指定されている。捕獲したアカザは残念ながら28日朝に死んだ。井上さんは落胆しながらも、「生息数が増えるよう、きれいな水環境を守りたい」と話していた。 (山形新聞)
小学生の時、カジカを捕まえるとき、まれにアカザを捕まえることが出来た。
体がオレンジ色を帯びており、私の地域では「アカメロ」と呼んでいた。
胸鰭と背びれに棘条を持っており、たまに刺されて足に激痛が走った記憶がある。
ほんと懐かしい!