僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

やっと出てきた蕗の薹

2011-03-08 16:14:49 | 食べ物
昨日の夕飯から








福島の人に戴いた苺「ふくはるか」とっても甘い


仙台の人に戴いた笹かまぼこ いぶりサラミやら揚げた笹かまイカ入りもある。


そして今日、待望の蕗の薹を収穫した。


去年は2月25日に収穫したが、今年は大雪のせいでかなり遅れている。まだ小ぶりなので少しだけ採った。

天麩羅にしようか。蕗の薹味噌を作ろうか。味噌汁に入れてもいいだろう。

数字の8

2011-03-08 09:47:40 | 薀蓄
中国では数字のが好まれます。8と広東語の發の発音が似ているからで、
發には発展する、拡大する、大きくなる、金持ちになる、富む・・・などの意味があるからなのです。
だから8が入っている車のナンバープレートは人気があり、××××-8888のような電話番号も数十万元で取引されます。
日本のマンションでも中国人は808号室を高く購入するみたいです。

中国では、店の新規オープンやイベント開催などを8のつく日に行い、時間も8時8分や9時28分(8時88分)にするこだわりようです。
北京五輪は2008年8月8日の午後8時開催でした。

日本でも8の数字は末広がりと喜ばれますが、古代の古事記の時代には「八」はよく使われました。
例えば日本は「大八洲(おおやしま)」、神々は「八百万(やおよろず)の神」、スサノオが退治したのは「八俣の大蛇(おろち)」と「八」が多く登場します。

また三種の神器は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)と「八」の数字を冠しています。もうひとつの神器「草薙剣」も、もともとは「八重垣(やえがき)の剣」と呼ばれていました。

どうやら「古事記」が編纂された時代には「八」という数字が神聖な数と認識されていたようです。

また、漠然と数が大きいことにも「八」は使われます。例えば、七転八起という四字熟語には、たくさん転んでも必ず起き上がるという意味があります。

西洋では8という数字は縁起が悪いと言われ、8本足のタコは悪魔の使いと忌み嫌われます。
所変われば数字の概念が正反対になるところが面白いですね。