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僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

無慈悲よ

2019-10-15 20:29:51 | 無念なこと

テレビに映る泥だらけの部屋

轟音とともに民家に流入する濁り水

疲れた表情で濡れた畳を片付ける人たち

 

何と神はこんなにも無慈悲なのだろう

自分も何もできず ただただ

早い平穏を願うだけ

あまりにも無力で やるせない

寄り添うことすらできない

 

ただけっして絶望することなく

強い気持ちを持って

進んでほしい

無理をせず 休み休み

復活に向けて 日々を過ごしてほしい

いつ自分に襲いかかるかもしれぬ災害

それを思うがゆえに

あなた方の不幸が他人事だと思えない


超薄型のやわらかく曲がる次世代電池を開発 〜世界初、1mm以下の薄さを実現〜

2019-10-03 18:09:53 | 無念なこと

  

 ⼭形⼤学工学部、森下正典産学連携准教授は、1mm以下の超薄型で、やわらかく曲がる次世代 リチウムイオン電池を世界で初めて開発。

リチウムイオン電池の課題であった発⽕や液漏れの危険性を、電解質をゲル化(固体 化)することでクリアし、安全性を⾼めただけでなく、やわ

らかく曲がることも特徴。

 2年以内にウエアラブルデバイス⽤電池として製品化を⽬指す。

 これまでフィルム状の電池の開発事例はあったが充電が十分にできなかった。ゲル素材を工夫することで実用化レベルに到達したという。

液体の電解質を使う既存のリチウムイオン電池の課題であった発火や液漏れの恐れがなく、フィルムを切断しても使用できる。

 正極と負極を分けるセパレーターに電解質を練り込みフィルム状にした。開発は4年がかりで、当初2年間は企業と共同研究したが、その後は自ら研究を続けて実用化につなげた。「腕時計型端末のベルト部分に使うなど、様々な用途を開拓できる」(森下准教授)としている。


 


宅配業者の苦悩

2019-04-03 18:19:38 | 無念なこと

2017年、宅配業各社は一斉に値上げに踏み切った。

現在クロネコヤマトの宅急便で120サイズで

山形から関東圏内が1477円もする。

 

ただ、ヤマトさんは佐川急便さんが関係を切った

アマゾンさんの荷物も引き受けている。

だから高いのは当然なのだが

この送料の値上がりというものは、消費者に原因がある。

それは、あまりにも安易にアマゾンやヤフー!ショッピングや楽天などの通販に注文しすぎることに他ならない。

もっと怠慢せず、町に繰り出し、自分の目で良し悪しを確かめ、本当に良いもの・欲しいものを買うべき

なのだ。

通販の購入者のレビューを見てみると

なぜこんな他愛もないことに不満を表し

交換せよだとか配達が遅いだとか

果物の一個が傷んでいたとか

文句を言えるのだろう。

挙げ句☆一個しかつけない人もいる。

なぜ人はここまで傲慢になったのだろう。

配達する人の事を考え、配達時間指定をしたなら

その時間に在宅すべきだろう。

そしてなぜそんなにも急ぐのか。

もっとゆったり構えて

余裕を持って注文すべきだ。

アマゾンがアメリカの既存のスーパーを駆逐し

日本の百貨店、スーパー、個人商店などを

壊滅に追い込もうとしている。

ここまで自由競争の中で戦ってきているのなら

せめて自社の物流部門をいち早く設立すべきだろう。

コンビニにアルバイトが集まらなくなってきているのと同様にきつい宅配業の仕事離れが顕著になってきている。

あまりにも片寄っているのだ。

私が以前、渡辺えりさんからの依頼で

東京ドームに品物を送ったとき、3日余裕を持って

送ったのに、関東の中継点がパンクして、

コンサート真っ只中のタイガースに送り届ける事

出来なかった。12月25日が指定日だった。

話が支離滅裂になったが、要は安易に注文するな

ということなのだ。

肉は肉やさんから

魚は魚やさんから

蟹は蟹やさんじゃなく

スーパーや鮮魚店から

本は本屋さんから

靴は靴やさんから

酒は酒屋さんから

地方の百貨店も悲鳴をあげているので

洋服は百貨店から

極力買うようにしよう!

これからは

少し不便さとか回り道とか楽しむ方向に

シフトチェンジしてみるのも

いいのかもしれないね😉

 


不覚にも酔っ払った夜

2019-03-31 00:23:36 | 無念なこと

昨日は名残り雪が町を覆い、路面に這いつくばる

重たい雪片に足をとられる。

自治会の会計監査に公民館に向かう。

嗚呼 もうすぐ平成の時代も終幕を迎える。

一通りやり終えた安堵感に胸を撫で下ろす。

 

居酒屋で一杯も

雪見酒と洒落てみる。

梅サワーとレモンサワーを飲んだだけなのに

あーそれだけなのに 酩酊至極

酔いすぎて久しぶりの不快感

折角丹精込めた揚げ出し豆腐やだし巻き玉子を

楽しんだ後なのに

恍惚感が消え失せる。

 

家に戻って横になる。

束の間の爆睡。

目覚めてスッキリ あの気持ち悪さはいずこに去りぬ?

このところの超多忙さに困憊し

体が悲鳴をあげていたに違いない。

されど今日も休めない

思い切り惰眠を貪ることができるのは

何時のことになるだろうか。

 

食べたものの羅列

もしかして食べ過ぎ?

 

 

熱々の出来立ての焼き鳥いと旨し

冷たい肉蕎麦も乙なものなり

大ぶりの蛤もうめぞ😁✨✨


日大アメフト部ラフプレーに思う

2018-05-25 11:01:03 | 無念なこと
内田元監督、彼が学生生活を送った環境はどうだったのだろう。
監督からの鉄拳制裁やら上級生からの非情な暴力は普通に見られたことなのだろうか。しかし、
勝つために手段を択ばないというルールは現代では通用しなくなった。

校内暴力が吹き荒れた80年代、教師は学生、生徒を抑えつけるため、体罰や管理を徹底的に実行した。
90年代に入ると、さらに体罰は激化し、そのため、教師の体罰による生徒の自殺事件も起こってしまう。
世間の教師対する、非難、批判、風あたりにより、教師の権限も縮小し、尊厳も地に堕ちていった。

厳しい練習、絶対的に服従の監督や先輩、そのため狡く立ち回って相手を怪我をさせてまで勝つという考え方が
当たり前のように浸透してしまっていたが、その手段は厳しい目にさらされる風潮に変わった。

とにかく暴力は絶対に駄目だ!
それに卑劣な手段で勝利して誰が喜ぶのだろう。
内田前監督は、こうなることを予想出来なかったのだろうか。哀しく虚しい。

2018年現在の日本は、根性論や勝利至上主義だけではスポーツ界を渡り合っていけなくなった。

アメフトがアメリカで誕生したいきさつ上、反則を犯せば何ヤードか罰退するというルールがある。
だから、勝ったチームが残り少ない時間になったら、わざと反則を犯すという行為が当たり前のように行われている。
何ヤードか後退するだけで済むからである。

対してラグビーはイギリスの貴族社会で生まれたスポーツだ。
ゆえにルールがあいまいな部分もあるが、反則をした人に罰を与えるという発想ではなく、相手チームに有利になるという考え方なのだ。
よって軽微な反則に対してはアドバンテージといって試合を止めず、相手が有利にボール展開できるようにする。残り時間が少なくなったとしても
反則を犯したとしても、ゲームは停止せず、続行されるのだ。
ただ首から上へのタックルなどには、厳しいペナルティをとられ、場合によってはシンビンといって
10分間デッドボールラインの後方に退場せねばならない。

なぜあの時、ラフィング・ザ・パサーという反則を犯したのに
一発退場にならなかったのだろう。そこがどうしてもわからない。

話が前後するが、結局内田前監督は、大学の名誉や自分自身を守るため
末端の選手に責任を押し付け、嘘で塗り固め、自分を擁護してしまったのだろうか。
日大アメフトの全部員が内田前監督の記者会見のあまりの糊塗ぶりに落胆したであろう。
そして憤慨せずにはいられなかったに違いない。

彼は怪我をした関西学院の部員や保護者、監督に真摯に謝罪し、あらゆる権限を放擲し日大から去るべきだろう。
27年ぶりの優勝に泥を塗ってしまい、ましてや日本大学すべての関係者に迷惑をかけ不名誉な結果をもたらしてしまったのだから。


西城秀樹 ブルースカイ ブルー

2018-05-18 18:35:04 | 無念なこと
僕らの青春、西城秀樹が逝去された。

西城秀樹は新御三家として、ちょうど私が小学校~中学校にかけてのアイドルであり兄貴分的存在だった。
ずっとかれはあたりまえのように歌い続け、時代と共に我々と生き続ける一人の人間だと思っていた。
しかし彼はいなくなってしまった。

2015年の還暦イベントで、野口五郎と「なんだよー」と照れながら、抱擁するシーンに涙してしまう。

脳梗塞で倒れてから苦しいリハビリに耐え、恢復しまた歌い続けた。
熱唱する歌い方の彼は、妥協することを知らないのか
それに普通は人前で変わった自分を見せるのに抵抗があるはずなのに
彼は生涯、ありのままの自分をさらけ出すヒーロー、スターであり続けた。

多くの芸能人に愛され、多くのファンに熱狂され、彼は幸せな男だとつくづく思う。
小柳ルミ子は、秀樹を曇りのないまっすぐな男と称した。

朗らかでスタイルが良く、ファンサービスを徹底して行う人。

いつまでも多くの人たちの心と脳裏に深く刻まれていくに違いない。

「秀樹、感激!」のコマーシャルが印象的で、いつも澄んだ瞳で熱唱するスーパースター、
我々はけっしてあなたを忘れない。

有難う!



西城秀樹 ブルースカイ ブルー

悪口のオーラに包まれる人

2018-05-12 17:57:15 | 無念なこと
美輪明宏さんによると、悪口ばっかり言っている人は、顔の造形は普通で
服装も清潔にしていても、どこか醜い人の顔になるそうだ。

ひがみ、そねみの気持ちが強く、常に憂鬱でイライラしており、愚痴や悪口ばっかり言ってしまう傾向にある。
そんなふうに一年中毒を吐いている人には、同じような悪いオーラをもつ同類が集まる。

あたかもマムシやナメクジの様で、それらの人々は蛇蝎という名称で表現される。

花々が太陽のような明るい方向を向くのを常にしているが、けっして暗くジメジメしたマイナスオーラのところには近づかない。

夫婦間も子供の前では絶対に悪口を言わないこと。
軽く扱ってもいいと勘違いしてしまい、取り返しのつかないことになるそうだ。

同じ生きるなら、笑って過ごしたほうが何倍もいい。

「笑う門には福来る」というが、笑いは人々を活性化し、病気すらも近寄ってこないだろう。
そして自然に仕事も人間関係も良い方向に行く。

あえて嫌なものや悪口や妬みや嫉みなどを避けて通ることが肝要みたいだ。
所謂、「見ざる、言わざる、聞かざる」である。

幸や不幸は人に平等に訪れると語る人もいる。

けれどそれは違うと思う。

お金や財産がたくさんあると幸せだと思うらしいが、そこに愛や思いやりがなければどうだろう。

復讐や怒り、不満などが渦巻いてしまっていたら、やはり不幸と言わざるをえない。

親や兄弟を尊敬し、先祖を大切にし、友人を信用し、謙虚に努め、知識を深め仕事にいそしみ、人格の向上に励む。
また、ボランティアに心がけ、社会に関心を持ち、規則や秩序を守り、社会に貢献するように努力したい。

大事なことは精神力を強く持つことと、絶対に陰口や悪口をいわないという事だ。

悪口は巡るので、かならず自身に返ってくる。
悪口が強力なほどあなたにものすごい勢いで飛んでくるであろう。

羅生門 葛藤

2017-09-12 20:33:17 | 無念なこと
高校の教科書に頻出する、芥川龍之介の名作「羅生門」。
自分は大正6年発行当時の再版本を持っている。




よーく見ると、題簽は芥川の恩師、菅虎雄が揮毫して
くれたものだが、虫が嘗めた跡が見られる。

これも時代が感じられて、また喜ばしからずや。

作中の下人は雇い主に首を言い渡されて
窮地に陥ってしまう。

羅生門の楼閣で死んだ女性の髪の毛を抜いている老婆を発見する。

下人は正義感からその老婆に刃物を突き付け

その行為を非難し理由を質す。

老婆が言うことには、
この死んだ女は生前、蛇を干したものを干し魚と偽って売っていたので、自分には罪はないと正当化する。

その言い訳を聞き、吹っ切れた下人は
その老婆の着物を剥いで逃げるのだった。

貧乏で野垂れんでしまうので強盗を働く下人。

正義感と悪魔の囁きとの葛藤で迷いはするが
背に腹は代えられぬと盗人に墜ちてしまうのだ。

人は絶体絶命のピンチに何を思うのか?

清廉潔白のまま死んでいけるのか。
それとも悪魔に魂を売り渡してしまうのか?

平成の悲哀

2017-09-01 12:22:31 | 無念なこと
むかーしむかし、どんな田舎にでもたばこ屋や酒屋や駄菓子屋が一軒ぐらいは在った。

それこそお菓子屋さんなどは量り売りで買うことができたそうだ。

醤油や米、酒も量り売りの時代があった。

たばこは、売れる店は利益が薄く、売れない店は利益が多く入るよう専売公社が調節していたようだ。

米も免許制で食管法に守られ、小売店からしか買えない時代が続いた。

八百屋も魚やもあちこちにあったなー


ところが今はどうだろう

大型スーパーが台頭して個人商店である町のお店が消えていった。

米も酒も野菜も肉もなんでもかんでもスーパーで安く買えるようになった。

また、スーパーが直接農家や漁師と取引できるようになり
個人商店の魚屋、八百屋が消えただけでなく、市場や卸しの存在も危うくなってきた。

本屋はどうだろう?

アマゾンなどのネットですぐに注文できるので、実店舗の書店が、かなり消滅した。

ほかの商品もネットで安く手軽に買うことができるので、お店自体を維持するのが難しい時代になったのだ。

物のない時代、人はたまーに買ってもらえるおもちゃなどにとっても感動した。
そして小銭を持って駄菓子屋に走る少年の心には希望や夢に溢れていた。

かたや便利な今の時代は、子供たちの夢がついえたばかりでなく
高齢者の買い物難民を生み出す結果となった。

なかなか難しい時代である。