僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

町内会バスの旅

2019-06-18 18:34:20 | 

五月闇 あやめもふかぬ 軒端哉      正岡子規



アヤメをふく・・・とは端午の節句前日に軒にショウブを挿すという風習を言う。

旧暦なので、新暦だとちょうど6月6日頃。

「五月闇」とは、梅雨の頃の夜の暗さ。またその頃の薄暗い空模様を指す。

つまり五月晴れだとしても、今の暦では6月の天気をいい、五月雨にたたられても、新暦6月のことだ。

生憎、五月晴れとも五月雨とも似つかわしくない新暦6月16日、陰暦でいうと5月14日に西川の志津温泉に向かった。

俗に今にも泣きだしそうな空模様とでもいうのだろうか、雨粒は落ちてこないが、五月闇を呈している。


途中、道の駅にしかわで、山菜の「アカミズ」を買う。正式名称「ウワバミソウ」、生のまま潰すと粘りが出て

トロロのようになるので、ご飯にかけて食べようかと思う。


バスの車窓からの眺めは、青葉のさざ波が風に泳ぎ、新緑の濃い陰影が脳裏にとどまる。


志津温泉の「仙台屋旅館」に到着。

温泉に浸かったり、至れり尽くせりの料理を頬張りながら、楽しく歓談の時を過ごした。

本日は「クワダイ」のお浸しが特に気に入った。(3枚目と4枚目の写真に写っているよ。)

たけのこご飯もすこぶる美味だったのだが、写し忘れたので勘弁願いたい。

イワナの唐揚げも割愛してしもうた。






皆で集合写真を撮る。

とても良い顔をしている。

16時ごろ帰宅。


ホワイトアウト怖し蔵王

2019-03-14 19:27:26 | 
本日は早朝から所用で西蔵王高原ラインから蔵王エコーラインを通って大森ゲレンデまで行った。
山は吹雪で、樹氷橋近くは、ほぼ前が見えず運転がとても恐ろしかった。
何年ぶりだろうこれほど視界が悪い経験をしたのは。

落ち着きを取り戻した山々





山寺や 久しぶり👋😆💕

2019-02-11 20:24:59 | 
閑さや 岩にしみいる 蝉の声

新暦の七月頃、芭蕉は山寺を訪ない、この句を詠んだ。

私たちも「いちらく」から山寺、立石寺に向かい
約一千段の石段を登った。

氷ってツルツル滑る石段を踏みしめながら

積み重なった煩悩を一段一段登るごと払拭し
疲労という試練に甘んじる。

音を立てずに 肌を透す隠忍な質の冬(漱石)

「門」の中で漱石はこう冬を表現し
「それから」での罪の意識を鎌倉の山門に入ることで
慰められようとした。


私たちは根本中堂にてお詣りし山門をくぐり、

姥堂を過ぎ
四寸道を通り、せみ塚で休憩する。



弥陀洞脇を過ぎ、仁王門をくぐる。


非常に天気が良い☀



Hは、華蔵院で御朱印をもらい金燈籠をのぞみなから
奥の院まで到達する。

少し引き返し納経堂を眺めながら五大堂に渡る。
五大堂からの眺め、
なんという見事な眺望だろう❗
冬の山寺の見事さよ。






石段の下り道は外国人の観光客や、スニーカーのみの
登山客の恐る恐るの下山で列をなす。
手すりは冷たく
足元はおぼつかない。


長い石段を無事下り終えた。

そのあと白岩の佐平治食堂に行く。
中華そばを食べる。
すっかり人気店になり繁盛この上なかった。
昔ながらの中華に感涙はしないが
美味しさを噛み締めて
帰途につく。





山独活は採れたのかな?

2018-05-13 17:29:23 | 
本日13日母の日に、山仲間Kさんと山菜を採りにいった。朝4時にしゃべってコンシェルに
起こしてもらう。
朝4時起きとは、大学時、中村屋の従業員食堂で
4時起きで食事の準備をして以来だ。

眠いけど、心はウキウキo(^o^)o

春山淡冶にて笑うが如く、草木萌え出ずるやさしい季節となりにけり。




芳刈林道あたりで独活を探す。
山の斜面や崖側にも少しずつ生えている。

崖の斜面から滑り落ち、お尻が泥だらけになったり
木々の隙間をかいくぐって歩くとき
しなった小枝が顔面を直撃したり
とにかく非日常の痛いひとときであった。


あまつさえ不運なことに、今年はコシアブラやアイコには遅すぎた。
3月の好天が響いた。

ヨシカリ橋の近くにベースキャンプをはる。


勢いのある水しぶきを上げ川は流れる。


木々も清々しい。


いつもの、そうワンパターンではあるが最高の味噌ラーメンを作って食す。

コゴミも出ているので、ラーメンの具材にする。




こんな状態


いただきます・・・


妻が作った肉入り🍙も頬張る。旨い!

釣りを楽しむKさん




黄華鬘


スミレ




アザミ


本日の収穫物の山独活


帰宅時に少しポツポツとくる。

晴れ間に蕨を採取

2018-05-03 18:26:26 | 
昨日から雨模様、そして今日の午前中もぐずつく。

晴れ間の頃合いを見て生家に向かう。  道の駅あさひが大混雑、フジリンゴを配っていたらしい。

蕨を採取する山に徒歩で行く。

道すがら様々な植物に出会う。

























蕨はこんな場所に自生している。




たくさん収穫!








昼食を和合の「らーめん 楽家」で


味玉ラーメン680円をチョイス



完食せり


実家で蕨のお浸しを頂く




そして帰途に就くのであった。

山への備え

2017-06-08 10:17:00 | 
年輩になればなるほど山菜採りに惹かれるらしい。

けれどこのところ熊よけの鈴を付けていても被害にあう方がいる。

ラジオや鈴はある程度効果はあるかもしれないが、万全とは言えない。


一番効果があるのは爆竹らしい。
あのけたたましい音は人間だけでなく、熊にもかなりの恐怖を与える。

どうしてもネマガリタケ(細竹、笹竹)を採りたい人は携帯すべきだろう。

クマよけスプレーも威力を発揮するらしいが、万が一自分に噴射してしまえば
皮膚のただれや失明の危険がある。

だから本当は熊のいる深い山は諦めた方がよい。
たけのこを買って食べてもそんなにしないからだ。

それと、険しい山や谷をめぐる場合、決して一人では行かないほうが良い。
万が一水場で滑って滑落しようものなら命の保証はない。

笹竹採りの場合は方向感覚が分からなくなる。
里に下りられなくなり、救援を要請した場合、多数の人に迷惑がかかる。
そして莫大な費用が掛かる。

身近な山に行く場合でも、装備も十分にしたいところだ。
一番大事なのは、滑りにくい靴。できれば登山靴など。
また濡れても大丈夫な格好をしなければならない。
棘を通さない手袋、帽子、そして汗をかくので必ず着替え。
薬やコンパスもあったほうが良いと思う。

それと土を掘ったり、木を切ったりする道具。
簡易テントも必要だろう。
動けなくなり野宿した場合、ビバークしなければいけないからだ。

食料と水は十分に、チョコレートは必ず携帯。

とにかく大丈夫だろうと過信せず、万全の装備で行くべきだろう。

コシアブラに惹かれて

2017-05-14 15:16:29 | 
今年もKさんと山菜を探しにえっちらほっちら山に向かいました。前日は雨で、今日も雨の予報でしたが、二人のいずれかが晴れ男らしく、今年も好天に恵まれました。


蔵王坊平の山のコシアブラの芽の大きさがジャストフィットでいい塩梅でした。

収穫した山菜の一部をご覧ください。

コシアブラ


ハリギリ


アイコ(ミヤマイラクサ)


ちょっとだけタラノメ



コシアブラはこんな風に出ています。






必ず来年のために脇芽とてっぺんの一つは残します。



毎年で恐縮ですが今年もラーメンを頂きました!
場所は萱瀧遊園があった場所で




とても水が綺麗なところです。



近くで採ったミズやウルイ、カンゾウ、木の芽など入れます。
私山菜採る人、Kさんラーメン作る人


完成の図



妻が筍のお結びを作ってくれました!


今年も美味しく御馳走になりました!

桜も綺麗に咲いていましたよ。




See You!

山菜採り

2016-05-16 11:32:03 | 
15日、日曜日にKさんと山菜採りにまいりました。

いつものように蔵王と古屋敷に行って「タラノメ」や「アイコ」を収穫しました。

空は晴天に恵まれ、不思議なことに採取に行く日はいつも快晴なのです。

ただ今年は最盛期を逃したので、「コシアブラ」はおっきぐほぎって(おおきく芽吹いて)おり駄目でした。

なので、タラの芽、ウド、アケビのツル、アイコ、ワラビなど摘んできました。






アイコ、正式名称「ミヤマイラクサ」



アイコを育む杉林



朝食兼昼食を上山の「原口そば」でとりました。

ここは小説家山口瞳が愛した蕎麦屋さんです。
天ぷらや温かい蕎麦がなく、泣く子も黙るそば通のお店なのです。



もりそばとそばがきを注文しましたが、そばは、挽ぐるみの十割蕎麦で歯ごたえがあります。




そばがきは、とってもやわらかく、もちのような食感でした。

ごまだれで頂きました。




帰りに猫ちゃんが見送ってくれました。