うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

栂池自然園④

2019-07-19 | みんなの花図鑑

オオシラビソが見られる「浮島湿原」に向かいます。浮島湿原には小さな池がいくつかあり、その1つに草で覆われた島がぽつんと浮いている池があります。それらを囲むように木道が整備され、見やすい場所にマツの仲間であるオオシラビソが生育していました。
青紫色のオオシラビソの球果(マツボックリ)には当たり年があるそうで、スタッフの方によると去年と一昨年が当たり年とのことでした。球果が多く見られる年にはサイクルがあって、その期間はだいたい6~7年の間隔だそうです。当たり年を狙うならまた6~7年後ですね。

☟オオシラビソの球果
これから段々と成熟して丸くなって行くようです。晴れていればもう少し青っぽく見えるかもしれません。

☟ムラサキヤシオツツジ
花期は流石にもう終盤のようでした。

☟ミネカエデ
プロペラ(果実)が出来始めていました。

                    ☟シナノキンバイ
花径は黄色い花を持つキンポウゲ科の中でも大きい部類に入るかと思います。がく片の縁がわずかに緑色になっている花がありました(2枚目)

☟オオバミゾホオズキ
黄色い花色に赤い斑点がよく目立ちます。花はだいたい上方向45度の範囲内で斜上して咲くようです。

                   ☟クロトウヒレンの蕾
五竜高山植物園でも見た事がありますが、最初は何かと思い後で調べてみたところクロトウヒレンの蕾でした。あまり目立ちませんが、なんだか目を引く蕾です。

                    ☟クロウスゴ
帰りに風穴の近くで上を見上げてみるとクロウスゴの花が咲いていました。他の場所にあったクロウスゴはもう実になっていたので(2~3枚目)、ちょっと嬉しい発見です。

                   ☟浮島湿原の浮島です。
天気が怪しくなってきたので、自然園の奥にある「展望湿原」や「モウセン池」までは行かずに、ここで散策は終わりにして引き返しました。

(撮影日 2019/7/12)


栂池自然園の記事はこれで終了です。お付き合い頂きありがとうございました。



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