乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

42; 歴史がわかる 腑に落ちる  『野仏の見方』

2009-03-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は奈良の北葛城郡南部を歩いていた時に出会ったお地蔵様。

 カメラのメモリーカードの不手際で、携帯電話を使用><;;)

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2009年度 42冊目  

 

  歴史がわかる 腑に落ちる 

     『野仏の見方』

 

 外山晴彦 著

 サライ編集部 編 

 小学館

 2003年6月10日 第1版

 1200+税

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 歴史がわかる 腑に落ちる 『野仏の見方』を楽しむ。

『野仏の見方』で 今年野読書記録は42冊目。

 この本も昨日読んだ『道祖神』と同様で、面白かった。

 

 興味深い項は多かったが、中でも『月待塔』と『日待塔』は面白かった。

『月待塔』の中で 『十六夜塔』も代表的だそうだ。

 歌舞伎観劇30余年の私によっては、どうしても『十六夜清心』を思い浮かべる。

 清心は細面・鯔背の男性が良い。

 その点仁左衛門丈はぴったりだ。

 一昨年の正月だったか、仁左衛門丈の『十六夜清心』を見たときは雲までが『十六夜清心』に出てくる二人に見えていたことを思い出す。

 その雲の写真は今も大切に残している。

 野仏の本を楽し身ながらも 歌舞伎にこじつける私(笑み) 

 

 毎回 記録のみにて、失礼申し上げます。

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桜に思う 4  『ご卒業式の皆さまへ』

2009-03-24 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

     

               images images images images images

 さくらに思う 1 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/07a096d2d485cff74934ef2b1b9b65d5

 さくらに思う 2 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/2988a26e0215204d7c1bfb36a7e31ca5

 さくらに思う 3 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/f8d18310521fcbccfed969e705c8c34f

     

 桜に思う 4

 

 桜を題材とした歌は多い。

 こどものころ歌った、『さくらさくら~』

 あの歌は、本当はなんという歌だったのだろう。

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 そういうと 河口京吾と森山良太郎という歌手がいたかな。

 同じ時期に流行ったように記憶している。

 河口京吾は『桜』、森山良太郎は『さくら』なんだね。

『桜』と『さくら』では響きも感じ方も違うね。

 人は詩にする場合、『さくら』を使う場合も多いな。

       images images  

 そういうと今日は 大学の卒業式が多いそうだね。

 卒業の皆さん、おめでとう^^

 どんな試練があろうとも

 これから 一歩一歩

 自分の足で歩いていくんだよ。

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 詞&曲 河口京吾   『桜』

  僕がそばにいるよ 君を笑わせるから

  桜舞う季節かぞえ 君と歩いて行こう

  僕がそばにいるよ 君を笑わせるから

  桜舞う季節かぞえ 君と歩いて行こう

 

  まぶしい朝は 何故か切なくて

  理由を探すように 君を見つめていた涙の夜は  

  月の光に震えていたよ  ふたりで・・・

 

  僕がそばにいるよ 君を笑わせるから

  空のない街抜け出し 虹を探しに行こう

  いつもそばにいるよ 君を笑わせるから

  やわらかな風に吹かれ 君と歩いて行こう

 

  君と歩いて行こう

  Ah 君がいる  

  Ah 君がいるいつもそばにいるよ

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41: フィードに出る前に読んでおく本 『調査されるという迷惑』  安渓遊地 著

2009-03-24 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真はイラン。農家の方が、駱駝のふせを見せて下さった。2007年分

     images images images images

2009年度 41冊目  

 

  フィードに出る前に読んでおく本

    『調査されるという迷惑』

 

 安渓遊地 著 

 みずのわ出版

 2008年4月8日 第1版

 1000+税

  images images images  

 本日二冊目は、フィードに出る前に読んでおく本 『調査されるという迷惑』

 この本もためになった。

 多くを語るのはよそう。

 一旦記録したものを、消す・・・。

 

 兎に角、勉強させられた一冊。

 いつもは本は遊びで楽しんでいたが、楽しいとともに、実用的な秀作であった。

 

 今回も記録のみにて、失礼いたします。

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『 葛城市歴史博物館 』 奈良県葛城市忍海

2009-03-24 | 美術・文様・展示物

(写真は奈良・葛城地区南部。

 メモリーカードの不手際でカメラは使えず、携帯電話で撮す)

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                   images images  

      葛城市歴史博物館  

 

 久しく 博物館を訪れる。

 葛城市歴史博物館は数こそ多くは無いが、私にとって興味深い文様や 初めて見る『鉄滓(てっさい)』などがあった。

『鉄滓』とは鉄・青銅器を作る際にでる鉄くずのこと。

 古墳の中から見つかったと記され、驚く。

 古墳には鉄など、当時貴重な品として古墳におさめられたことは有名だが、鉄くずまで入れられているとは知らなかった。

 私は古墳のことを全く知らない。

 

 寺口忍海古墳を連れていただいた際、葛城市歴史博物館学芸員の神庭先生にこんな話しを聞かせていただいた。

 要約を記しておこう。

    ====================

 寺口忍海古墳では鉄くずが出土。

 鉄・青銅器を作る オシミン族の親方の当時の力を示した古墳

    ====================

 

 神庭先生には 博物館であらかじめ興味を持っていた『鉄滓』のことを、古墳を前にして ご説明いただいた。

 感慨深く、また、感謝の念は深まる。

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 文様で興味深かったのは、

  八弁素弁連華紋軒丸瓦

  復弁素弁連華紋軒丸瓦

  唐草紋軒平瓦

  葡萄唐草紋軒平瓦

など。

 これらはいずれもペルシャ文様。

 イランの複数遺跡や複数博物館でも 度々見ることができる。

 瓦としては他に、鬼瓦などもあった。

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 当麻寺の漆器は信仰の場にも使用されていたという。

 当麻寺といえば、『中将姫一代記』もあった。

 これも興味深い。

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 楕円形埴輪、鰭付円筒埴輪は新庄寺口古墳群から出土したもの。 

 これらは後には「棺」に転用されたという。

 当麻寺の漆器の信仰使用や楕円形埴輪、鰭付円筒埴輪の棺転用など、民俗学の立場から考え遊んでも 誠に興味深い。

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 焼けこげた置音寺仏頭(ちおんじぶっとう)は、頭部が心なしか長めなのが特徴。

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 長持形石棺材は兵庫県でとれる「流紋石」だという。

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 鳥ノ山古墳群から出土された『四獣鏡』はわずか4㎝~5㎝。

 小さいながらも美しい。

 私は聖獣が好きだが、『四獣鏡』の場合は 中には判断が難しいものもある 動物と認められる柄が、四方に位置する。

『四獣鏡』は今までにも見たが、何度見ても楽しいものだ。

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 竹内街道接待所の勧進帳を目にしたときには、心が高鳴る。

 そういうと四月は歌舞伎チャンネルで松本幸四郎丈の東大寺一〇〇〇回記念の『勧進帳』は早々と放映される。

『勧進帳』とあらば、妄想は尽きない。

 竹内街道接待所の勧進帳の展示ケースにも興味深いものが多かったが、時間が足りない。

 私は美術館や博物館にいると、心落ち着く。

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                   images images  

 最後になりましたが、今回『葛城市歴史博物館』に連れて下さった関係者の皆さま、貴重な経験をさせていただきまして、感謝申し上げます。

 葛城市歴史博物館学芸員の神庭先生、いろいろと教えていただきました諸先輩方、楽しい時間をともに過ごさせていただきました皆様方に、心より感謝申し上げます。

 ありがとうございました。

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  葛城市歴史博物館

 〒639-2123 奈良県葛城市忍海250番地1     

   電話 0745-64-1414     

   FAX 0745-62-1661

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40: 道辺の男女神 『道祖神』  京都書院アーツコレクション168

2009-03-24 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

         

(写真はニヒル・ウィルタ両民族の 「偶像」。

 道祖神ではありません。

 大阪の民族学博物館にて)

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2009年度 40冊目  

 

  道辺の男女神 『道祖神』

 

 京都書院アーツコレクション168  

 京都書院発行

 森田拾史郎 著

 金森敦子 解説

 平成10年9月1日 第1版

 1000+税

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 道辺の男女神 『道祖神』を楽しむ。

 写真が楽しく、先日から何度も見ては遊んでいた本。

 

 解説は最近注目している 金森敦子女史。

 近いうち、この人の本も選び 読みたい。

 

 説明では

   塞の神=道祖神=道の神

といった単純な者ではなかったとある。

 

 都に疫病→人型(疫病を移して捨てる)

 巨石、道反之大神になぞらえる 

    →神体として丸石や陰陽に似た石

     『古事記』

 

 境界無き時代  240~

  気の人形

  丸石や陰陽石

     『信貴山縁起絵巻』

  ↓

  男女二神像   142~

  道切り

 

 六道輪廻  250~

  六道の辻

  六観音・六地蔵 → 道陸神(どうろくじん)

  上は正且つ日に投げ込まれる

       → ドンド焼き

  

 以上が特に興味深かったところ。

 

 今回も記録にみにて 失礼申し上げます。

 

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平成二十一年度歌舞伎鑑賞教室 公演日程

2009-03-23 | 舞台・音楽 雑感メモ

 

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 本日、松竹友の会から公演案内が届いていた。

 演目は次の通り。

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    歌舞伎へのご案内 

             

 解説  片岡進之介

 二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)  

  下市村釣瓶鮨屋の場           

     いがみの権太  片岡我當     

     弥助実は三位中将平維盛  上村吉弥         

     弥左衛門娘お里  中村京妙          

     梶原平三景時  片岡進之介

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 いがみの権太 良し!我當丈のいがみの権太も良いかもしれない^^

 あれれ?上村吉弥丈はお里じゃないんだ。

 こういうフェイントは結構好きだな。

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 楽しみにしていた我當丈の平成二十一年度歌舞伎鑑賞教室は今年は厚生厚生年金会館大ホールにて平日あるという。

 夫は生憎仕事と重なり、動きがとれない。

 6月9日火曜日昼一回きりで、あとは貸し切り。

 6月13日14日は二日連続で竹三郎の世界『怪異有馬猫』等と 花組芝居を見る予定でいるから、芝居漬けが痲逃れない。

 いや、6月9日は予定があったような・・・。

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 あわてて他の劇場の巡業予定を調べたが、奈良は出てこない。

 今年は珍しく、無いのだろうか・・・。

 3月23日の時点でわかった分だけ記入する。

 

 06/07(日)12:30開場/13:00開演 川西市文化会館(未定)

 06/09(火)10:30開場/11:00開演 大阪厚生年金会館大ホール

 06/09(火)13:30開場/14:00開演 大阪厚生年金会館大ホール(貸切)

 06/10(水)13:30開場/14:00開演 大阪厚生年金会館大ホール(貸切)

 06/13(土)14:00開場/14:30開演 阿南市市民会館(未定)

 06/14(日)10:30開場/11:00開演 〃(未定) 

 06/14(日)15:00開場/15:30開演 〃(未定)

 06/16(火)13:30開場/14:00開演 池田市民文化会館

 06/17(水)10:00開場/10:30開演 神戸文化ホール

 06/17(水)13:30開場/14:00開演 〃

 06/18(木)13:30開場/14:00開演 〃

 06/19(金)18:00開場/18:30開演 堺市民会館大ホール

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 上に予定を見ると、巡業平成二十一年度歌舞伎鑑賞教室歌舞伎・その美と歴史への招待は、夫の場合日程に見放された感じがする。

 ま、今年は夫には申し訳ないが、私一人で行くことにしよう・・・。

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桜に思う 3  『Tomarigi』

2009-03-22 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

   写真は桜 ▲

         

    こちらは『梅』 ▲

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  桜に思う 3  『Tomarigi』

            images images 

 またまた 桜にまつわるお話です。

 

  桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿 

  桜折る馬鹿 柿折らぬ馬鹿 

ということわざがあります。

 ここでは、意味は省かせていただきます。

 

 私は一途に子育てに励んできたような気がします。

 気がつくと子どもは二人とも二十歳を過ぎていました。

 今は夫婦と自分の時間を大切にしています。

 

 子が幼い頃。育児で悩むところは、どこまで手をかけるか。

 私は少々過保護に子どもたちを育ててきた傾向が強いようです。

 梅型と桜型でくくるならば、我が子は二人とも、梅型に育てたのでしょう。

 

 自力で開花することのできる桜型は素晴らしいし、羨ましい。

 また手塩にかけ育てる梅型もかわいいものです。 

 

 子育てには いろいろな教育法を取り入れましたが、中でもモンテッソーリー教育が好きでした。 

 子どもの興味を持ったことに対してはとことん納得するまで実行させてやりました。

 そういう意味では、梅型を土台とした桜型で育てたのかも知れません。  

 

 ここ二日間、四人そろっての食事でした。

 週に何度かは全員そろうのですが、四月からはそうもいきそうにありません。

 今日は子どもとたわいない話をしながら 全員でおやつをしたり、朝昼夕の三食を食べました。 

 こういった家族の和みがあるのも、『梅』や『桜』のおかげかも知れないと思うのです。    

 近い将来、子どもたち二人は 自分の世界に飛び立っていくことでしょう。

 私は『梅』や『桜』としての『Tomarigi』を広げ、何時までも『Subako』であり続けたいと考えています。

 

 子育てばかりに時間を費やしてしまった私。

 たわいない話に、最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

 感謝申し上げます。

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斑鳩の集落から 法起寺を望む

2009-03-22 | お出かけ

 

 斑鳩の集落から 法起寺を望む

 

 

 子どもと、斑鳩を楽しむ。

 今回は民家が集まる小道に入り込んで、斑鳩の里に住む人たちの暮らしの一部を、そっと拝見させていただいた。

 だが、逆の立場からいえば、私たち二人は村の侵入者。

 観光客の多い斑鳩とて、ここまで入り込む人は少ないかも知れない。

 申し訳ないので、せめてもの思いでミニバイクはメイン通りにおき、静かに遊ばせていただいた。

 

 私たちが訪れた集落のひとつは 法起寺の向かい側。

 民家の小道からは 日本一ふるい三重塔とされる 法起寺の塔が見える。

 上の写真が、そうだ。

 法起寺は法輪寺、法隆寺とともに、度々訪れる寺の一つである。

 感慨深い。

 

 法起寺、法輪寺、法隆寺は弘法大師と関係が深い。

 奈良の方の聞いたのだが、弘法大師が亡くなられたときには、内密に法隆寺に運ばれたとのこと。

 あとはいいますまい。

 奈良では 御大師様とて人の子であると、親しまれている。(笑み)

 

 斑鳩はコスモスの季節も良いが、春も菜の花が美しい。

 奈良のもぎたて苺がどこ彼処で売られている。

 ミニバイクを走らせていると、苺のビニールハウスも多く見られる。

 春は苺、夏は葡萄。秋も近づくと、黒豆の枝豆や無花果や柿という風に、斑鳩の自然の風味が楽しめるのも魅力の一つだ。

 

 集まる小道を入って楽しむ。

 

 

  法起寺

   生駒郡斑鳩町岡本

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『藤ノ木古墳』  奈良県/斑鳩町法隆寺西

2009-03-22 | 民俗考・伝承・講演

   images images images images images

 突然、息子と二人だけでミニバイクで出かける。

 斑鳩の図書館と法輪寺、法起寺、法隆寺、藤ノ木古墳、斑鳩の里の田畑、斑鳩の家並み(民家・集落)を楽しむ。

 

 夫は休日の今日も書斎で仕事。

 娘は久しぶりに家。

 自分の部屋をかたづけたり、ナンを焼いてくれるという。

 上のような理由で、二人だけで出かけた。

 

 二十歳もとうに越えた息子の母に対する親孝行。

 そろそろ、息子との外出も減る事だろう・・・。

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        images

 さて、最近 私は古墳がかわいくてならない。

 というわけで、法隆寺に行ったついでに藤ノ木古墳 にも立ち寄ったしだいである。

 上の写真は藤ノ木古墳。

 きれいに整備され、何だかこそばがゆい。

 しかしながら流石 有名な藤ノ木古墳である。

 見に来ている人の数が半端ではない。

 私がぶらりと奈良のいろいろな古墳に立ち寄っても、たいていは誰もいないことが多い。

    images   

 藤ノ木古墳は 石室入口の窓越しに、石室内の様子や、玄室の石棺(実物)を見ることができる。

 中を覗くと センサーで古墳内はライトアップ。

 かがむと石棺の後ろの岩の積まれた様子もよく見える。

 様式はまるで岩倉(?)のようにも思える積み方だった。

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 息子に古墳の整備や保存の方法を話し始めると、私より知っていた。

 そう、私は古墳も初心者。

 先日広陵町の遺跡ガイドの方に習ったばかりのにわか知識。(笑み)

        

 上の写真は藤ノ木古墳の周辺の景色。

 藤ノ木古墳の真横といって良い。

 このどかな景色の中に藤ノ木古墳が作られたのかと思うと、イメージが広がっていき、楽しい。

 心なしか、斑鳩の里の光はまばゆく、私が訪れた他の古墳よりも明るく感じる。

 そう、少し離れたところには竹藪があるが、ここ 藤ノ木古墳のすぐそばには竹山は見られない。

 しかしながら、ここ藤ノ木古墳も、作られた当時は 竹が鬱そうと茂っていたのではないだろうか・・・。

 妄想は尽きない。

    images  

 藤ノ木古墳からは二人分の人骨が出土されたと説明されていた。

 だが、詳しくは 誰かはわかってないようだ。

 他にも青銅器や催事用の土器などが、現地に説明されていた。

    images  

        images  

 〒636-0115

 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2丁目1795番地 

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キャバブ

2009-03-21 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

 キャバブかクビデが食べたかったので、ネットでラム肉を購入。

 待望の肉が、昨日 届く。

 1キロ単位で値がついていたので、少し少ないなとは思ったが、とりあえずラム肉においては一固まりだけ購入。

 ところが届いてみると、1560グラムの固まり。

 値段は1キロ分だけ付いていた。

 1,5倍の重量とは、すごいサービス。

 

 昨日から冷蔵室で肉の解凍をはじめているが、そろそろ室内で自然解凍の上切り分けよう。

 1キロはキャバブ、0,5キロはクビデにしようと思う。

 そろそろナンを焼く準備もはじめねばならない。

 昨日のうちにトマトとハーブナマサラダとレモンも購入した。

 シシトウがなかったのが残念だが、我慢我慢。

 生玉葱は新玉葱でいこうか・・・。

 昨日のうちにシナモンケーキも焼いたので、今日はイランキャバブのお遊び夕食。

 ただ、イラン料理の場合、酒が決まらないのが残念。

 私は日本でイラン料理を食べるときは、赤の葡萄酒(赤ワインより濃厚な意味で)が好き。

 

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花組芝居の『盟三五大切』が観られるよ~♪

2009-03-21 | 舞台・音楽 雑感メモ

(写真は2~3年前に写真加工で遊んだ 自画像)

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              images images images

 

 先日、花組芝居から案内が来た。

 歌舞伎で好きな演目の『盟三五大切』【花組芝居×鶴屋南北】だったので、一般会員申し込み優先予約初日にあわててインターネット入力。

 日や時間は基本未確定。チケット自体が購入できるかどうかも未定で、四月の中旬にわかるという。

 

 ところが今になって困ったことに、板東竹三郎の世界と重なってしったことに気が付く。

 板東竹三郎の世界の今回の演目『怪異 有馬猫』は見逃すわけにはいかない。

 板東竹三郎の世界のチケット購入予定は、松竹会員は5月9日と踏んでいるが、早まれば危ない^^;;

 娘に花組芝居のチケットを譲らねばならぬ羽目に陥るやも知れない。

 鈍くさいことをしてしまった。

 

 これからは、こまめにメモをつける事にしよう・・・。

      images images images 

『盟三五大切』 【花組芝居×鶴屋南北】

 6月11,12,13日、大阪公演

 

 原作 四世鶴屋南北

 脚本・演出 加納幸和

 出演 加納幸和 

     山下禎啓 

     北沢洋 

     松原綾央 

     小林大介 

     美斉津恵友 

     谷山知宏 

     丸川敬之

 

 鶴屋南北原作の加納幸和作品は

   『東海道四谷怪談』

   『櫻姫東文章』

   『隅田川花御所染』

などがある。

  images images images images  

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桜に思う 2

2009-03-20 | 民俗考・伝承・講演

 

   桜に思う 2

 

 さくらに思う 1 2009/2/27 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/07a096d2d485cff74934ef2b1b9b65d5

   images images images images images

 某民俗学学者の花見に関するエッセーを読んだ。

 それは、桜という植物の分布は広いが、その花見の文化圏は日本に限られるといったものであった。

 花を観賞する仕法が日本的だとおっしゃるのだ。

 

 ほほう・・・。

 桜は 韓国の鎮海というところが世界一美しく数多いことは熟知の通りだが、日本のような花見はないのか・・・?

 

 花を生け 盆栽を作り 花を愛する日本文化は優れたとした上で、桜への過熱的な花見と、某先生にはうつるらしい。

 よその家の生け花や、野生の花に無関心な人たちが桜の満開の下に席を先取りしてまで宴会をする人たちに、冷ややかな感情を投げかけておられた。

 まず花を愛する心「美覚」を高め、美的生活を定着させるべきだと考えておられる毅然としたエッセーは、エッセーとしては好ましく感じる。

 だが、たとえエッセーとはいえ 書物を多く出版されている偉大な先生の影響力は大きい。

 研究者は難しい立場にあるのだなと、ふと感じた。

       images  

 某先生は『花見の本質へ戻って考えてほしい。』と、結んでおられた。

 では、花見の本質とは、一体何か。

 古くは『古事記』にも、花見の様子は残されていると知人に聞いた。

 また、宮田登氏などの記述では、山の神に酒を捧げ、食べ物をともにするといったような内容も書かれていた。

 春になって桜の木に降りてきた神様を料理と酒でもてなし、人間も一緒にそれをいただくことが、花見の本来の意味と記されていたことを思い出す。

 つまり一言で言うと、花見の元々の由来は、古代 神と考えられていた山に入り、どんちゃん騒ぎすることに意義があるとも言えるのかも知れない。

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 では何故『桜』なのか。

 日本人は桜の花を稲の花に見立てて、秋の収穫の占いをしていたという。

 つまり桜によって五穀豊穣を願ったとも言えるのではないか。

 

 山の神に咲いた満開の桜。

 枯れ木が赤白(桃色)に染まる。

 日本人も『赤』『白』という色も特別に感じていたはずである。

 血潮、女性・・・。

 さすれば 五穀豊穣に加えて 不老長寿、子孫繁栄をも無意識に願っていたと考えても、おおむね間違いではないかも知れない。

 

 桜は花も葉も幹も生活に使える恵みの植物とも言える。

 桜は枯れ木に花を咲かせ、一気に花を落としたかと思うと、新緑。

 厳しい生活に生きる山間の生活者にとって、桜は希望の植物だったような気がしてならない。

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 私は中国の雲南省や韓国の鎮海などでは花見に似たような祭りや神事や習慣などがあるのではないかと、勝手に考えている。

 現に雲南省では桜ではなく菜の花の季節には花祭りが祝われるという。

 雲南省といえば菜の花の棚田をも思い浮かべる。

 菜の花祭りといえば五穀豊穣につながるのだろうから、意味合いとしては、日本の花見に通じる部分があると思われる。

 だが、主婦の無学の私には、全く確証が持てない。

 どなたかご存じの方がございましたら、教えていただけましたら嬉しいです。

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追記 (乱鳥)
2009-03-22 23:59:45
そうか・・・、やはり そうだったんだ!

戦後韓国は桜が日本帝国の象徴物に類似した内容は 植民地云々の形をとって、私も『桜に思う1』で記録していたように思う。

桜の木を切った『殺桜現象』から転じたナショナリズムだったのだな。
つまり『民俗』ではなく『民族』の方向から考えられていたのだ。

やはり素晴らしい先生だ!
尊敬に値する方だ。

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39: 明治大学公開文化講座 XIV『文化における「異」と「同」』 風間書房

2009-03-20 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真はイランのペルセポリス。

 ペルセポリスの内外の外れたところにも遺跡跡は多い。

 安全を確保、確信した上で、一人でこういったところを歩くと、すこぶる愉快。)

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2009年度 39冊目  

 

 明治大学公開文化講座 XIV 

  『文化における「異」と「同」』

 

 発行 明治大学人文科学研究所   

 風間書房

 平成7年6月20日 第1版発行

 700円+税

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 今日二冊目は、『文化における「異」と「同」』

『文化における「異」と「同」』は朝から読み始め、火事の合間合間をぬぐって楽しむ。

 今、昼の12時45分。

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 この本は奈良の広陵町図書館から借りていただいた。

 心の底から、感謝。

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『文化における「異」と「同」』は内容的に、私の興味のある話しも、多かった。

 

 一 旧植民地を訪ねて

    -満州と台湾の少数民族-  中生勝美

 二 異質なる者との出会い

    -漱石の英国・ハーンの日本-  池田雅之

 三 アメリカの黒人文学の原点を求めて

                    関口功

 四 漂泊から定住へ

    -柳田國男の前期思想をめぐって-

                   赤坂憲雄

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 中生勝美さんの 一 旧植民地を訪ねて-満州と台湾の少数民族- は日本の残した傷跡に触れるといった重い言葉が印象的。

 中国やイランやトルコなどで少数民族の方たちに触れる機会も何度かあったため、非常に興味のある内容だった。

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 池田雅之さんの 二 異質なる者との出会い -漱石の英国・ハーンの日本- では、ハーンに感心あり。

 ハーンの書斎は興味があったので、以前見に行った。

 付け加えておこう。 

 ハーンはご存じの通り 小泉八雲のこと。

 ギリシャ神話の中の植物神とか樹齢神を日本にも見出し、作品をつくりあげたといった部分が、興味深い。

 確かに、ギリシャ神話のように古くに残されていたわけではないが、日本にも植物にまつわる話しは多く残され、今も浄瑠璃や歌舞伎などに残されている。

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 待ってましたの 赤坂憲雄先生

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/7e06810595e3150f84daa4f4f8a7c745 『民俗を織る旅』

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/946a6790eb0a401c9c53456564cd2be3 『境界の発生』

の 四 漂泊から定住へ -柳田國男の前期思想をめぐって-。

 とても興味深い。参考になる部分が多く、面白かった。

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 今回も記録のみにて 失礼申し上げます。

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38: 明治大学公開文化講座 XV『越境する感性』  風間書房

2009-03-20 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  

 

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2009年度 38冊目  

 

 明治大学公開文化講座 XV

  『越境する感性』

 

 発行 明治大学人文科学研究所   

 風間書房

 平成8年3月20日 第1版発行

 800円+税

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 昨夕読み始めた『越境する感性』。

 早朝に起き、今朝6時に読了。 

 この本も大阪府立図書館から借りていただいた。

 

『越境する感性』は

 一 「出家」後の問題

    -悟りと超能力-   三浦清宏

 二 スペイン語圏における日本文学の受容  

                 オエスト・ロベルト

 三 『夕鶴』からの問いかけ   菅井幸雄

 四 外から見た日本的感性    マーク・ピーターセン

などをテーマにした公開講座をまとめたもの。

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 三浦清宏さんのお話は、或意味! かなり面白くて 笑い転げた。

 私の笑いの壺にはまりこんでしまい、我慢できない。

 あまりにおかしいので、声を出して読んでいると、余計に笑いがこみ上げてくる。

 あまりに楽しそうだったものだから、息子が部屋を除きにくる。

 面白いテレビでも見ていたのかと思ったそうだ。

 明治大学公開文化講座の本を読んで、こんなに笑い転げる人もいないだろうと、不思議がる。

 食事の時、ほんの内容やその旨家族に話すと、みんな楽しそうだった。

 こういった先生のお話は、内容にかかわらず好きだな・・・。

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 菅井幸雄さんの 三『夕鶴』からの問いかけ は興味深かった。

 民話『鶴の恩返し』からドラマ『夕鶴』へ (96~)の民話のもつ七つのパターンは参考になった。

 1恩返し-結婚生活

 2脅かすもの-人間

 3収入からの心変わり

 4苦悩-見ないで

 5機織

 6のぞき

 7離れ

 

 5機織は繭にも通じるものを感じ、女の一生を思わせる。

 4苦悩-見ないで→6のぞき→7離れといった『見るな』のパターンは民話には数多く、興味深い。

 以前 チョコボールのキョロちゃん人形を使って遊んで作ったお話(http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/e551ab488caec7b6f8dde5da17e9a8c3『お ん な』)images を思い出す。

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 本日も、記録のみにて失礼いたします。

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37: 『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』 宮田登 著 吉川弘文館

2009-03-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良の信貴山 2009.正月)

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記録だけ  

 

2009年度 37冊目  

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『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』

 

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 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年12月10日

 246ページ 2730円

 

 今朝 『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』を読了。

 王権と日和見は宮田登が得意とするところだが、わたしは王権の方はきわめて興味がない。

 明治天皇がお田植えをされた場所に石碑が建ったとか、神饌のため御所で天皇がお田植えされたという部分くらいが、心に残ったかな。

 宮田登 日本を語るシリーズは奈良県立図書館と、京都の大学図書館の中心図書館で借りてもらっている。

 これまで読んだ十冊余の宮田登 日本を語るシリーズは全て誰も読んだ後がなかったが、今回初めて、どなたか(複数の方)が読まれた跡があった。

 やはり日本人にとって 王権と日和見という内容は、興味深いのかも知れない。

 ちなみに今回この本は 奈良県立図書館のものを近隣図書館に借りていただいた。

 王権と日和見というだけあって、奈良の話しも多いこととを付け加えておこう。 

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 王権と日和見というタイトルだが、私にとっては日和見の部分が参考になった。

 興味深い部分を簡単ぬ抜き出しておこう。

 

 日和見の儀礼 164~

  ヒヨミ→カヨミ→コヨミ

 

 白山と日知り 165~

  花祭り  「聖なる時間」として、把握

  花祭りとは別に、大豊作の年に神楽

   神楽の方法(ノートに記録)166

 

  トキオリ 184~

   『歳事習俗語彙』

   奈良県一帯 トキヨリ  (202~含む)

   トキ は セチ に当たる古語

    「年に三トキは犬も知る」

    「年に三トキは犬もする」

    「年に三トキは嫁も知る」

    トキは 正、五、九

    仏に団子、小豆飯、

    多く食べる

 

  「時そば」(落語) 190~

    霊的背景として、時を刻む

    → 捨て鐘

 

 節 203~

  竹の節

   竹の成長過程におけるプロセス

   → 人間の時間認識の仕方に投影

 

 鯰絵 207~

  世直し

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 上のような部分が、私の好きな何らかに関連していて 興味を持ったところ。

 他にも、興味深い部分は多くあったが、今日はこれくらいにて 失礼申し上げます。

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