乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

壺阪寺の『思う壷』でございます。   (壷坂寺土産と、『壷坂霊験記』筋書き)

2010年05月04日 | お出かけ





『壷坂霊験記』にぴったしの沢市目薬。1500円。

 そういうと壷坂寺の辺りは、薬の町としても有名。


 余談だが、奈良の河合町にある薬井という井戸の水が眼病に効いたそうだ。

 今は土地開発で濁っていてダメ。

 ちなみに武田製薬創立者は薬井の人だという。



 インド産の瑪瑙石(めのういし)

 目の石だという。
 
 げんをかついでにぎにぎしたら、からだにいいんじゃないかぇ?


 ところで石にはわたしがうつっているよ......って、興味ないよね(笑)


 ここにはひょうたんのキーホルダーもあった。

 ひょうたんからこま ではなく、ひょうたんからはありがたい観世音様が......。



 お里沢市のありがたーーーいお札。



 開眼350年だって。



 魔除面。

 この鬼、信楽製。ここは、奈良。

 赤鬼だが、赤膚焼(あかはだやき)ではないのか...。

 で、わらじバージョンもあった。



 魔除面は元はいろいろな色があった。

 だが、置かれていたのは赤鬼だけ。

 ラベルで色分け?


 沢山買うと値段は安くなるそうだ。

 ◯天のショップさんみたいで、ありがたいんじゃないかぇ?



 なぜか、『暫く』

 芝居意識を高めて、『壷坂霊験記』を見なさい。

 で、目薬をかいましょう...。



 例に漏れず、ふくろう。

 これでしあわせ、間違いなし。



 食堂で出てきたお茶のお湯のみに『め文字』

 わたしの心は壺阪寺の め文字ぃ(メモリー)で、いっぱい。


 お茶は漢方薬茶。

 もちろん『めぐすりの木』も含まれている。



 壺阪寺の『思う壷』でございます。

 みなさん、壺阪寺ではお土産をぜひどうぞ......。





  
   『壷坂霊験記』筋書き ▼



 親を早く失ったお里。

 幼い頃から沢市と一緒に育てられる。

 疱瘡が原因で沢市は目が見えなくなり、今では近所の人に琴や三味線を教えて暮らしを。

 沢市と夫婦になったお里。

 針仕事をしながら夫を助ける。


 お里に横恋慕している遊び人の雁九郎。

 沢市の留守を狙って押し入り、言い寄る。

 借金取りたち登場。

 お里はとっさに雁九郎を屏風の陰にかくす。


 3人は、取り立てを諦め、家財道具を物色。

 屏風のかげから雁九郎が姿を現し、借金の肩代わりを申し出る。


 雁九郎は肩代わりした二両の金をたてにお里を連れ去ろうとする。

 困ったお里。


 沢市にお里が雁九郎に借金を肩代わりの件を話す。

 沢市は雁九郎とお里の仲を疑う。

 そういうとお里は 毎朝、暗いうちに家を抜け出ししている。


 沢市はお里に問いただす。

 お里は
「沢市の目を治したいため、毎朝、壷坂の観音様に願をかけ、三年越しでお参りしている。」
と...。


 お里を疑ったことを恥じた沢市。

 自分も一緒に観音様におまいりして3日間の断食をすると言い出す。


 二人が出かけようとするところへ、雁九郎が...。

 雁九郎から逃れ、二人は壷坂の辻堂へ。


 三日間の断食をするからと言う沢市。

 お里を家へかえした沢市は、自分が死にさえすれば、お里は幸せな人生を送れるだろうと考えて、谷へ身を投げてしまう。


 戻ってきたお里。

 谷底に沢市の遺骸をみつけ嘆き悲しむ。


 後を追って身を投げようとする。

 辻堂の後ろに隠れていた雁九郎はこれをひきとめる。


 雁九郎の手を逃れて、お里はついに谷に身を投げる。


 不思議な力が雁九郎を辻堂へと引き寄せ、鈴の綱が首に巻きついてしめ殺す。


 観音様があらわれる。(歌舞伎では子役が演じる)

 お里の信心深さと沢市を思う気持ちに打たれた観音様。

 お告げによって二人は息を吹き返す。

 沢市は目が見えるようになる。

 二人は観音様に深く感謝.........。


          めでたしめでたし




     奈良県高市郡高取町壷阪3番地

          交通 近鉄壺阪山駅 バス・タクシーで約10分

          駐車場 有(有料)

          入山料 大人600円 小人100円



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2 コメント

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Unknown (やまと)
2010-05-04 17:00:29
「思う壷」は、笑ってしまいました。祖父母が、、壺阪寺に時々思い出したようにお参りに行きます。歌舞伎に、なっているのですね。あらすじを読んで、よくわかりました。乱鳥さん、今日も、晴れていますね。少し汗ばみますが、いかがですか?
返信する
こんばんは☆ (やまと様)
2010-05-04 21:49:23
わぁぃ!やまとさんだぁ!
いつもコメントをありがとうございます*^^*

思う壷は、楽しいネーミングですね。
わたしも笑ってしまいました。

壺阪寺は参拝者も観光客も多いにぎやかなお寺ですね。
目は気になりますものね。
ご利益にあやかりたいものです。

壺阪寺はずいぶん前から行きたいと思っていました。
今回やっと行くことができ、喜んでいます。

今日は暑いくらいでしたね。
わたしは今日はちまちまと家で用事をして楽しんでいました。
やまとさんはいかがお過ごしでしたか。
返信する

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