乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

藤原定家が古今和歌集の歌の解釈記した注釈書 原本が見つかる  2024年4月18日 19時01分   NHKニューより 

2024年04月19日 | 和歌、短歌

 

鎌倉時代を代表する歌人、藤原定家が古今和歌集の歌の解釈を記した書物「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」の原本が京都で発見され、調査した専門家は「国宝級の発見で定家と古今和歌集の研究を進めるための貴重な資料になる」としています。

新たに見つかったのは、藤原定家が古今和歌集の歌の解釈を記した注釈書で、鎌倉時代に書かれた「顕注密勘」の上、中、下の3冊です。

定家の子孫にあたる京都市上京区の冷泉家(れいぜいけ)で行われた調査で見つかり、このうち「上」は複製された写本ですが、ほかの2冊は自筆の原本です。

定家様(ていかよう)と呼ばれる独特の書体で書かれ、「八座沈老(はちざちんろう)」という定家の署名も記されています。

「顕注密勘」は古今和歌集の歌について平安時代末期の学僧が記した注釈に定家がみずからの考えを付け加える形で構成されていて、見つかった原本には余白が足りず紙を貼り付けて書き足している部分もあります。

写本はいくつも残されていますが、原本の存在は知られていませんでした。

調査した京都産業大学の小林一彦教授は「自筆の原本が残されていたことは大きな驚きで国宝級の発見だ。定家と古今和歌集の研究を進めるための貴重な資料になる」と話していました。

また、冷泉家時雨亭文庫の冷泉為人理事長は、「古今和歌集は日本文化の象徴なので、定家の考えを知ることができる資料を見つけた意義は大きい」と話していました。

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『古今和歌集』十一 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫  このたびは ぬさもとりあえず手向山 紅葉の錦 神のまにまに  すがはらの朝臣

2023年01月28日 | 和歌、短歌

大阪の堺 茶室 伸庵にて

 

 

 

『古今和歌集』十一 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫

 

「巻第九 羈旅歌」から更に一首

 

  420

 

 朱雀院のならにおはしましける時に、たむけ山にてよみける。   すがはらの朝臣

   このたびは ぬさもとりあえず手向山

       紅葉の錦 神のまにまに

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

『古今和歌集』十一 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫

 

 

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『古今和歌集』十 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫  「唐衣 きつつなれにしつましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」業平

2023年01月28日 | 和歌、短歌

 

 

『古今和歌集』十 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫

 

「巻第九 羈旅歌」から一首

 

 来ました〜〜〜!! 410

 

 あづまの方へ、友とする人、ひとりふたりいざなひていきけり。三河国八つ橋というところにいたりけるに、その川のほとりに、かきつばたとおもしろく咲きけるを見て、木の陰におりゐて、かきつばたといふ五もじを、句のかしらにすゑて、たびの心をやまむとてよめる   在原業平朝臣

   唐衣 きつつなれにしつましあれば

   はるばるきぬる たびをしぞおもふ

 

 何千回読んでも、良いものは良い。

 伊勢物語もまた然り。

 そしてついでと言ってはなんだが、仁勢物語(江戸時代)も、、、

 業平様は、お心がお優しいなぁ、、、、^^

 

 古今和歌集の羈旅歌には他にも多くの好きな歌がありますが、あえて一種となると、唐衣 きつつなれにしつましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ となりまする。

 

 

 

 

 これって、早稲田大学デジタル図書か国会デジタル図書ででお借りした方がいいんじゃないか?と痛感する昨今です。

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

『古今和歌集』十 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁   角川文庫

 

 

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『古今和歌集』九 「巻第八 離別歌」93〜103頁   角川文庫

2023年01月06日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』九 「巻第八 離別歌」93〜103頁   角川文庫

 

巻第七 離別歌から一首

 

   人のうまのはなむけにてよめる  きのつらゆき

をしむから こひしきものを白雲の

   たちなむのちは なに心地せむ

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第八 離別歌」93〜103頁

 

 

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『古今和歌集』八 「巻第七 賀歌」88〜92頁   角川文庫

2023年01月06日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』八 「巻第七 賀歌」88〜92頁   角川文庫

 

巻第七 賀歌から二首

 

   もとやすのみこの七十(ななそじの賀の、うしろの屏風によみてかきける

             紀貫之

春くれば やどにまさづく梅の花

   君がちとせのためし君ににはじめむ

 

   内侍のかみの、右大将藤原朝臣の四十(よそじ)の賀助ける時に、四季の絵かけるうしろの屏風にかきたりけるうた

             そせい法し

春日野の わかなつみつつよろづ代を

   いはふ心は 神ぞしるらむ

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第七 賀歌」88〜92頁

 

 

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『古今和歌集』七 「巻第六 冬歌」82〜87頁   角川文庫   ゆく年の をしくもあるかな ますかがみ 見るかげさへに くれぬと思へば  きのつらゆき

2022年12月21日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』七 「巻第六 冬歌」82〜87頁   角川文庫

 

巻第六 冬歌から一首

 

  歌奉れとおほせられし時によみて奉れる   きのつらゆき

ゆく年の をしくもあるかな ますかがみ

      見るかげさへに くれぬと思へば

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

巻第六 冬歌 82〜87頁

 

 

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『古今和歌集』6 「巻第四 秋歌下」68〜81頁  「御屏風に竜田川に紅葉ながれたるかたをかりける」 角川文庫

2022年12月19日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』6 「巻第四 秋歌下」68〜81頁   角川文庫

 

秋歌下には、竜田川にもみぢ葉が流れる歌が多い。

業平の有名な歌も選ばれている。  

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

        唐紅に 水くくるとは

の、あの歌である。

『古今和歌集 秋歌下』に、この業平の歌は、竜田川のほとりで詠んだのではなく、屏風を見て詠んだことが明確に記されている。

 

秋歌下から三首

 

  二条の后の春宮(とうぐう)のみやす所と申しける時に、御屏

  風に竜田川に紅葉ながれたるかたをかりける

  題にて読める

 

              そせい

もみぢばの ながれてとまる みなとには

        紅深き 波や立つらむ

 

             在原業平

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

        唐紅に 水くくるとは

 

 

                           

 

 

   たつた川のほとりにてよめる  坂上これより

もみぢばの ながれざりせば 竜田川

      水の秋をば たれかしらまし          

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第四 秋歌下」68〜81頁

 

 

 2022年 竜田川と もみぢば

 

 

 

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『古今和歌集』5 「巻第四 秋歌上」53〜67頁   角川文庫

2022年12月12日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』5 「巻第四 秋歌上」53〜67頁   角川文庫

 

秋歌上から一首

 

               ただみね

  ひとりのみ ながむるよりは 女郎花

     わがすむやどに うゑて見ましを

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第四 秋歌上」53〜67頁 

 

 

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『古今和歌集』4  「巻第三 夏歌」46〜52頁   角川文庫

2022年12月07日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』4  「巻第三 夏歌」46〜52頁   角川文庫

 

夏歌から一首

 

               よみ人しらず

  さつきまつ 花橘の香をかげば

     昔の人の 袖のかぞする

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第三 夏歌」46〜52頁  

 

 

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『古今和歌集』3  「巻第二 春歌下」33〜45頁   角川文庫

2022年12月07日 | 和歌、短歌

 『古今和歌集』3  「巻第二 春歌下」33〜45頁   角川文庫

 

春歌上から一首

 

     はるのうたとてよめる  つらゆき

  みわ山に しかもかくすか 春霞

  人にしられぬ 花やさくらむ

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第二 春歌下」33〜45頁   

 

 

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『古今和歌集』2  「巻第一 春歌上」19〜32頁   角川文庫

2022年12月06日 | 和歌、短歌

 

 『古今和歌集』2  「巻第一 春歌上」19〜32頁   角川文庫

 

春歌上から一首

 

     なぎさのゐんにて、桜を見てよめる 有原業平朝臣

  世の中に たえて桜のなかりせば 

  春の心は のどけからまし

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「春歌上」19〜32頁  

 

 

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『古今和歌集』1  「仮名序」7〜18頁   角川文庫

2022年12月06日 | 和歌、短歌

 

 『古今和歌集』1  「仮名序」7〜18頁   角川文庫

 

 何度か楽しんだ事のある『古今和歌集』ですが今回は角川文庫で読む。

 文庫本とあって、上着のポケットにも入れることができるので、散歩の途中でも読むことができるのはありがたい。

 大人版ドリルのようにデタラメに書き込み、後でと見返すと赤面するほど間違った解釈をしている場合も多い。

 複数回読んでいるため、仮名序や和歌を通して見るてみると、覚えている作品の多さに驚く。

 何しろ業平、貫之の好きな私は、今回は香雪博物館(中之島)の行き帰りから『古今和歌集』を楽しみ始めた。

 赤や青で書き込んでいるため、紙面は哀れみを感じるほどのくたばりようである。

 

 ところで、『古今和歌集』「仮名序」は執筆者は紀貫之と言われている。

 初めて本格的に和歌を論じた歌論として知られ、歌学のさきがけとして位置づけられているとのこと。

 陰影で楽しむのも良いが、活字でしっかりと読み込むのもまた良し、である。

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「仮名序」 7〜18頁

 

 

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在原行平 1   『堀川波鼓』関連する在原行平について調べてみる   謡曲の『松風』は百人一首の行平の和歌や、須磨漂流などを題材としている。

2022年08月06日 | 和歌、短歌

写真は、天神祭 帝国ホテル 船能 『猩々』

 

 

 

在原行平 1 『堀川波鼓』関連する在原行平について調べてみる 

 

 今四冊の本で、謡曲『松風』を読んでいます。

 シテが須磨の海女の生業で、身分の合わない行平を思い忍び、狂女となります。

 行平といえば、私の好きな業平様の兄。

 どんなに素敵なか違ったのでしょうか。

 ここではざっとした行平を調べることにします。

 後日、古今和歌集などを読み、行平の歌を抜き出して写してみたいとも思っています。

 

 では、安直に、ウィキペディアで見てみたいと思います。

 

在原 行平(ありわら の ゆきひら)

 在原 行平(ありわら の ゆきひら)は、平安時代初期から前期にかけての公卿・歌人。

 平城天皇の第一皇子である弾正尹・阿保親王の次男(または三男)。

 官位は正三位・中納言。

 在中納言・在民部卿とも呼ばれた。

 小倉百人一首では中納言行平。

 

 

 天長3年(826年)父・阿保親王の奏請により兄弟と共に在原朝臣姓を賜与され、臣籍降下する。

 承和9年(843年)に承和の変後急死した阿保親王の子息のうち、比較的順調な昇進ぶりを示し、特に民政に才を発揮した。

 承和7年(840年)仁明天皇の蔵人に任じられ、翌承和8年(841年)従五位下・侍従に叙任される。

 承和13年(846年)従五位上・右近衛少将に叙任されると、以降は主に武官と地方官を務める。

 

 

 文徳朝の斉衡2年(855年)正月の除目で従四位下に叙せられると同時に因幡守に任ぜられ地方官に転じる。

『小倉百人一首』に採られた和歌は、このときの任国への下向に際してのものである。地方赴任2年余りで、斉衡4年(857年)兵部大輔として京官に復し帰京する。

 なお、『古今和歌集』によれば、理由は明らかでないが文徳天皇のとき須磨に蟄居を余儀なくされたといい、須磨滞在時に寂しさを紛らわすために浜辺に流れ着いた木片から一弦琴である須磨琴を製作したと伝えられている。

 なお、謡曲の『松風』は百人一首の行平の和歌や、須磨漂流などを題材としている。

 

 清和朝では左京大夫・大蔵大輔・左兵衛督を務めながら、貞観4年(862年)従四位上、貞観8年(866年)正四位下と昇進し、貞観12年(870年)参議に補任され公卿に列す。

 貞観14年(872年)には蔵人頭を兼ねるが、参議が蔵人頭を兼帯した例は非常に珍しい。

 貞観15年(873年)従三位・大宰権帥に叙任される。

 貞観18年(876年)大宰権帥として、九州の統治に関する2つの事項の起請を提出し、許されている。

 

 

 対馬島の年粮について、九州地方の六ヶ国(筑前・筑後・肥前・肥後・豊前・豊後)から運搬する負荷が非常に大きいため、壱伎島に水田100町を営んでこれに充てること。

 肥前国松浦郡の庇羅・値嘉の両郷について、郷長の権力が弱まっていることや、外交上重要な島であることから、庇羅郷を上近郡、値嘉郷を下近郡として郡に昇格して郡領を置くとともに、値嘉島として肥前国から分立させ島司を置くこと。

 

 

 元慶5年(881年)在原氏の学問所として大学別曹奨学院を創設した。

 これは朱雀大路東・三条大路の北一町を占め、住居を与えて大学寮を目指す子弟を教育したもので、当時は藤原氏の勧学院と並んで著名であった。

 なお、行平の死後、醍醐天皇のときに奨学院は大学寮の南曹とされた。

 元慶6年(882年)正三位・中納言に至るが、仁和3年(887年)70歳の時、中納言兼民部卿陸奥出羽按察使を致仕して引退した。

 宇多朝の 寛平5年(893年)7月19日薨去。享年76。

 最終官位は前中納言正三位。

 

 

 

和歌

 勅撰歌人として『古今和歌集』(4首)以下の勅撰和歌集に合計11首入集。

 また、民部卿行平歌合(在民部卿家歌合)を880年代中頃に主催したが、これは現存する最古の歌合である。

 

   立ち別れ いなばの山の みねにおふる まつとし聞かば 今帰り来む

          『百人一首』第16番

 [現代語訳:これでお別れです。でも因幡の国の山に生える松のように「ここでずっと待っているよ」とあなたが言うならばすぐにでも帰って来ましょう。] この歌は現代において、いなくなった飼猫の帰還を願う猫返しのまじないとしても、伝えられ親しまれている。

 

 

 

 

 

写真は『近松全集 第四巻』『堀川波鼓』の中巻から下巻に移る処

下巻とするされている。

 

 2022年松竹座七月大歌舞伎の『堀川波鼓』(片岡仁左衛門様、中村扇雀様)のお舞台が良すぎて、近松の『堀川波鼓』そのものをし食べて遊んでいます^^

 片岡仁左衛門様、中村扇雀様、ありがとうございます!

 

 

 みなさま、拙ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 

  

 

『堀川波鼓』1 『近松全集』      『名作歌舞伎全集 第一巻』 『近松全集』より

『堀川波鼓』2 片岡仁左衛門 休演>< ご回復を願っております。   感情移入よろしくの、あっぱれ!中村扇雀さん^^v 今回の『堀川波鼓』は良かった。

『堀川波鼓』3 歌舞伎役者  中村扇雀様

『堀川波鼓』4 仁左衛門様と扇雀様の『堀川波の鼓』が続行されている^^v  そして、近松の魅力を少々^^

『堀川波鼓』5 『名作歌舞伎全集 第一巻』 『近松全集 第四巻』 『日本古典文学大系 近松浄瑠璃集 上』より『堀川波鼓』を繰り返し読む。

『堀川波鼓』6 『堀川波鼓』下巻大筋   『近松全集 第四巻』『堀川波鼓』横山 正 引用  (片岡仁左衛門様、中村扇雀様へは感謝の気持ちでいっぱい)

在原行平 1   『堀川波鼓』関連する在原行平について調べてみる   謡曲の『松風』は百人一首の行平の和歌や、須磨漂流などを題材としている。

 

 



 

  

 

 

 

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蓮  (5景) 二首:「蓮葉の 濁りに染まぬ心もて なにかは露を 玉とあざむく」「風吹けば 蓮の浮き葉に玉越えて 涼しくなりぬ ひぐらしの声」

2022年06月22日 | 和歌、短歌

蓮  (5景) 

   「蓮葉の 濁りに染まぬ心もて なにかは露を 玉とあざむく」

   「風吹けば 蓮の浮き葉に玉越えて 涼しくなりぬ ひぐらしの声」

 

 

 

 最近奈良県立馬見丘陵公園に行くことが多い私。

 写真は菖蒲園今年二度目をおとづれた頃の蓮池。

 ちょうど、6月中旬のことです。

 

 午前中なのではすが咲いていました。

 ベンチがあったので、蓮を見て休憩。

 静かで、蓮の花には仏が降りるという伝説があるのも納得です。

 

 この日は一人でしたので、本を開けて見ました。

 鳥のささやき、風の音

 蓮が、パチンと音を立てたような錯覚に陥りました。

 

      静かなひとときです。    乱鳥

 

蓮葉の 濁りに染まぬ心もて

なにかは露を 玉とあざむく

    遍昭  古今和歌集  夏・165

 

 

風吹けば 蓮の浮き葉に玉越えて

涼しくなりぬ ひぐらしの声

    源俊頼  金葉和歌集  哀傷・154

 

 

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桜  満開の桜ずずんと四股を踏みわれは古代の王として立つ    佐佐木幸綱

2021年04月04日 | 和歌、短歌

 

 

 今年はどういうわけだが、一日二日を除いて、ほぼ毎日満開の桜を見ている。

 それも近場の散歩ばかりで、十分な桜並木を満喫していた。

 その桜も、そろそろ散り際を心得、地面には桃色の絨毯が広がる。

 

 今年の桜は少し小さめで、色濃く、花付きよく、いわば桜の当たり年であった。

 今やコロナ第四波を迎える。

 コロナが問われ、よほどの用がない限り府県をまたぐといった事は無くなった私だが、その分、近くの散歩が増えた。

 

 今日は空がどんよりして、今にも雨が降りそうだ。

 今一度シャシャッとバイクにまたがり、少し遠くの桜を見てこようか。

「お好きになさいまし。」

といった声が聞こえてきそうだなと、鳥 ほくそ笑む。

 

 

 

今年の桜は、まさに、この歌だと感じる^^↓

 

  満開の桜ずずんと四股を踏みわれは古代の王として立つ    佐佐木幸綱

 

 

佐佐木 幸綱

 佐佐木 幸綱(ささき ゆきつな、1938年10月8日 - )は、日本の歌人、国文学者、日本芸術院会員。

「心の花」主宰・編集長。現代歌人協会前理事長。

早稲田大学名誉教授。曽祖父の佐々木弘綱、祖父で文化勲章受章者の佐佐木信綱、父の佐佐木治綱、母の佐佐木由幾、長男の佐佐木頼綱、次男の佐佐木定綱も歌人である。

 本名は佐々木幸綱で、祖父、父に倣って「佐佐木」を称する。

 

主な受賞歴

第15回現代歌人協会賞(1971年)

第5回詩歌文学館賞(1990年)

第28回迢空賞(1994年)

第2回若山牧水賞(1998年)

斎藤茂吉短歌文学賞(1999年)

芸術選奨文部大臣賞(2000年)

紫綬褒章(2002年)

山本健吉文学賞(2004年)

現代短歌大賞(2004年)

読売文学賞(2012年)

 

子供 佐佐木頼綱(長男) 佐佐木定綱(次男)

親族 佐佐木治綱(父) 佐佐木由幾(母)

佐佐木信綱(祖父) 佐々木弘綱(曽祖父)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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