乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

壁  (エスファハーンのバザール)

2008-10-28 | イラン2007~2010(6回)

 

(写真はイランのエスファハーンのバザールの壁)

 

 いつ頃からだろうか、壁に興味を持ったのは・・・。

 学生時代、美術館にテーマをおいて、ヨーロッパを7ヶ国見て回った事がある。

 その頃私は、父のニコンF2を押しのけて、わざわざオリンパスのバカチョンカメラを購入。

 確か1万円前後で、学生の私にはきつかった。

 

 オリンパスのバカチョンカメラはフィルム1本36枚とりで 72枚~74枚も撮すことができるといった優れもの。

 おまけに私にも撮すことができた(笑み)

 そのカメラでフィルム10本以上もとってしまったから、たまらない。

 父に頼んで、現像代を確保。

 焼き上がった中にはポンペイの貴重な壁画などもあるにはあったが、各国のこどもたちや壁の写真が多かった。

 今になって思えば、その頃から壁に惹かれる私がいる。

 

 多分、安部公房氏を尊敬しているためだろう・・・

 何事においても、単純である。

 

 

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秋の斑鳩  (写真だけ/10月21日)

2008-10-26 | お出かけ

 

        秋の斑鳩

 

       

       

       

       

       

 

 10月21日、斑鳩に行く。

 今年最初、秋の斑鳩の一回目^^

 コスモスがまばゆい。

 去年とは違い、一人ではなく、20余人で楽しんだ。

 

 この季節の斑鳩も、私は好きだ。

 次回は例年のように、ミニバイクを滑らせ、斑鳩を遊ぼう・・・。

 

 

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『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』  吉川弘文館

2008-10-26 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

記録だけ  

 

2008年度 114冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年4月10日

 232ページ 2730円

 

 10月26日。

 イラン・トルコから帰り、二週間もたつというのに、未だ 昼夜逆転。

 やはり一ヶ月の旅のブランクは大きい。

 時差による体調や気力の変化、ネットの変化・・・去年に比べ、今年のダメージは大きい。

 訪問者は150人をくだらない日が多いのに、更新がままならない。

 それでもいろいろな方からいろいろな励ましやメッセージを頂戴し、私の心は感謝と満足感で満たされている。

 

 朝5時6時まで起きているといった悪習慣から抜けきることができない。

 風邪気味で、寝不足。

 ご年配の友人からお誘いを受けていた能楽を、辞退。

「次はきっと行くので、また誘ってね^^来月ね!」

と、20歳以上も年上の女性に、心から詫びる。

 とはいえ、手持ちぶさたな私は、頭痛をだましだまし、朝から『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』を読む事にした。

 

 この巻は思ったほども私の興味には馴染んでこなかった。

 だが二箇所ばかり、気に掛かることも記されている。

 

「かっては日本でも人を食していた事実」と「稲荷信仰」について書かれた部分。

 特に「かっては日本でも人を食していたこと」においては、非常に衝撃的であった。

 飢饉の際の話であるが・・・、口減らしといい 人肉の件といい、日本にもこういった事があったのかと思うと、ちまたに広がる諸外国への批判めいた言動も馬鹿げたことだと思ってしまう私である。

 

 牛や馬はともかくも、犬や小動物までも食べていたのは、想像しやすい。

 しかし、人やこども、土に埋めた死人を掘り起こして喰らう日本人の姿を、今の私たちに 想像することができるだろうか・・・。

 そして衝撃的な記述までもが、『高山彦九郎日記』に残されているとのこと。

「・・・・・・よりも人がうまい」などのような、具体的記述には驚くばかりである。

 ここではそういった事が行われた地方の名前は、あえて省かせていただくことにする。

 この話、後になって家族に言うと、天保の頃で、かなり有名とのこと。

 詳しく教えてくれた^^

 恥ずかしいことに、私は歴史が苦手である・・・><;;

 

「稲荷信仰」は今年の貼る、京都の東福寺を訪れた時の、寿司屋のおやじさんの言葉を思い浮かべていた。

(かっての記録 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a8b3a4c97dbd07e82a785d5c3b5dd0d5 )

 この本によると、「稲荷信仰」は日本の信仰の中で、最も親しみ深い信仰とのことだそうである。

 個人的に考えても、京都には稲荷祭まであるので、非常に懐かしい感じがする。

 

 今日も楽しい時間を過ごすことができた。

 図書館から、次の本(宮田登)が届いたとの連絡を頂いた。

 小雨の中、ミニバイクを走らせて、本と幸せを受け取りに行こう・・・。

 

 

 いつもになくマイナー思考な記録となった。

 雨のせい?

 これではいけないな。

 図書館から戻れば、好きなページに行ってみよう。

 大好きなお神楽の作品や、最近お知り合いになった大先輩、芝居論などを書かれる方、いろいろなお友達の日記などを読みに伺い、元気を頂くことにしようっと。^^

 

 

 

 

 

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カッパドキアの朝 女性たちは忙しい(写真だけ)

2008-10-25 | トルコ・エジプト

 

       

 

       

 

       

 

 広い民家の庭の中で、火をおこし、鍋に水を待たし、湯を沸かす。

 カッパドキアの朝 女性たちは忙しい。

 

           朝日を迎え数十分もたった 7時頃。

 

 

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民家の庭から見た カッパドキアの朝日です(写真だけ)

2008-10-25 | トルコ・エジプト

 

       

 民家の庭から見た カッパドキアの朝日です。

 写真だけにて、失礼いたします。

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ボディガードのワン公と見た 『カッパドキア』  in トルコ

2008-10-23 | トルコ・エジプト

 

  カッパドキア  Cappadocia  

 

 

 私はカッパドキアでは四日ばかりを過ごした。

 ギョレメ屋外博物館やカッパドキア南部にあるウフララ渓谷、地下都市、陶器の町、洞窟内で行われる『セマー』や食事付きの『ベリーダンス』などを訪れた。

 私たちにしては四日間の割には訪れた箇所も多く、結構見て回ったなぁ、と感心している。

 

 偏屈と思われるだろうか・・・

 中でも印象深かったのは、私たちが連泊したケーブ形式のホテルのすぐ横の民家。

 そこら辺一帯はホテルのようにケーブを利用した民家で、生活臭が漂っている。

 

 私は一人散策に出かけた。

 朝日の出る前に散歩をすると、人一人歩いてはいない。

 時々、運搬用の車が走る。

 車のトルコ人は夜明け前に女一人歩きの私に 驚きを隠せない様子。

 それでも にこやかに手を挙げて、車は走り去る。

 

 野放しにされた犬が一匹。

 この犬とはすぐに友達になれた。

 私の朝の散歩の友となり、心強い。

 犬が先になり、私が先に歩きといった具合で、お互いにじゃれ合って散歩を楽しんだ。

 

 岩をくりぬいた民家は、まだひっそりとしている。

 こんな早くに起きるやつは、この田舎町にはいないといった感じだった。

 あたりはまだ、半端に白んだ空。

 

 歩いていると、私の心を射止めた一軒の穴蔵民家があった。

 都合の良いことに、家の周りも中の小山も探索しやすそうだった。

 私は日本では絶対できないことだが、一軒の家の庭に入る。

 これはいわゆる不法侵入というやつに違いない。

 とはいえ、囲いもなく、どこからどこまではこの家の敷地かも検討がつかないといった様子。

 カッパドキアの民家は、道沿いはきれいに整備されているが、一旦中にはいると、カッパドキア特有のトンガリ小山の携帯が入り乱れ、複雑である。

 これでは、私の好奇心を抑えきることはできない。

 民家には内心手を合わせ、厚かましくも自然体の姿を見せていただくことにした。

 

 

 民家は非常に美しい曲線美を描いていた。

 あなをあけた岩の屋根は平らに削られていて、木のはしごなどもかけられており、屋上に登れるといった具合。

 屋上の上には私たちの生活と何ら変わらず テレビの衛生アンテナ、ソーラーシステムなどが備え付けられている。

 換気口は煙突風で、これらは私たちの泊まったホテルと同じような風だった。

 

 上の写真はそのお宅の庭をもっと奥に進んだところ。

 石垣で整えられ、岩の部屋があり、自然に風化した色合いは白磁に劣ることなく、非常に上品。

 私が民家の庭を不法侵入し、その美しさに見入っている間、下の写真のワン公は、ずっとまとわりついて離れない。

 

 私は止めどなく庭の中を進んでいった。

 しかしながら、これが民家の庭なのかどうかも分からない。

 これが本来の 人工的に観光のために作られたものではない、生のカッパドキアだといってもいいだろうか・・・。

 それともよくご存じの方に、おしかりを受けるだろうか。

 どちらにせよ、私はこどもの探偵ごっこを再現して、ワン公と共に楽しんでいた。

 

 民家の庭らしきところは山のようになっており、カッパドキアの一部分を見下ろせた。

 どんどん進むと、ワン公はしっぽを振って答えてくれた。

 そして、細やか名白骨色の砂の山に出くわした。

 砂山は相当でっかく、また自然の砂であったために驚いた。

 

 私は白骨色の山に登ろうと思い、一足踏み入れる。

 

      ずぼっ!

 

 右足が膝下まで食い込んだ。

「こわっ!」

 私は内心、

    公房の『砂の女』のようになってはたまらない。

    いや、自体はもっと悪い。

    これ以上進むと、蟻地獄状態かも知れない。

などと考えていた。

 

 ワン公はそのとき初めて、小さな声をたてた。

 私の左足の靴を前足でひっかき、7,8メートル離れまた前足をひっかき腹ばいをする。

 その動作を二度繰り返した後、また小さな声で吠えた。

 どうも、

「そっちへ行ってはいけない、こっちへ来い。」

と忠告している。

 これは絶対、以前共存していた我が子(犬)も行っていた、犬特有の仕草というものだろう・・・。

 私はワン公に教えられるままに、その砂山から離れた。そうして 私はワン公の後に続いて歩き、無事 安全なカッパドキアの探索を続けることができた。

 感謝合掌である。

 

        愛しのワン公と見た 朝日の一つ

 

 あたりはずいぶんと明るさを増し、ご来光の時間となった。

 ワン公と私は民家の敷地内に違いない小高い山の上から朝日を待った。

 少し歩いては朝日をいろいろな姿で楽しむことができた。

 

 朝日がすっかりと昇った頃、ワン公と私はは民家から出た。

 私は今度は店の多い賑やかな方向に向かっていった。

 途中、少し強面の大きな犬が 向かいの道路脇から吠えたてた。

 私は正直怖さを感じた。

 するとワン公は私の法を振り返ったのちに、強面の犬の方に走ってい気、お互いに吠えたてていた。

 ワン公は二度も、私の窮地を救ってくれたのだ。

 

 ありがとう、ワン公。

 君は私のカッパドキアのボディガードだった。

 カッパドキアの思い出は、君と共にあるといって良いだろう。

 君がいなければ、私はあの砂山をもう少し進んでいたかも知れない。

 

 感謝してもしつくせない・・・

 

 我が心の友、ワン公に愛をこめて、

      私は君に、ワン公という名を名付けた。

 

        ボディガード 兼 道案内役の ワン公

 

 

 

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幸四郎丈 東大寺にて 『勧進帳』1000回目達成

2008-10-22 | 舞台・音楽 雑感メモ

 

 

  幸四郎丈 東大寺にて 『勧進帳』1000回目達成

 

  

 

 先日 松本幸四郎丈の演じる『勧進帳』が東大寺で行われた。

 気を遣う娘と息子。

 個々 家に帰るなり、二人とも携帯でニュースを見せてくれた。

 どうも私は、こどもたちにも支えられているなぁと、しみじみ思う。

 

 息子が、

「お母さん、東大寺の顕彰能も行かなかったの?」

と、優しく声がけしてくれる。

 そうなんだ。

 朝から幸四郎丈と顕彰能の事で頭がいっぱいだったのに、夫は生憎の休みで家にいた。

「行ってきていいよ。」

とは言ってくれてはいたが、どうにも外出しづらい。

 今月は他にも能が何本かあったり、気の合う仲間とハイキングが二度の予定で入っていて、結構留守をすることになる。

 主婦の私としては、当然 家族みんなに気を遣う。

 

 ところで東大寺での幸四郎丈の演じ方はどのようであったのであろうか・・・。

 型どうりか、それとも少し・・すかしをくわせて見巧者を楽しませたのであろうか・・・。

 おそらく、私が考えるには東大寺では型どうりに、基本に忠実に演じられたのではないかと思われる。

 見たかったな・・・。

 

 南座や松竹座、御園座で見た近頃の『勧進帳』は、結構型を外している場合も多く、特に御園座で見たときなぞは、

「おいおい、そう行くか!それは無いだろう・・・。」

とつっこみながらも、あまりの・・すかしに喜びを覚えたものである。

 最近は見せ場に変化があって、それもまたよし。

 歌舞伎の醍醐味を楽しませてくれる。

 彼も演技がこなれたというのか、年老いたのだなぁ・・・。

 

 そういうと、私が高校時代に観た幸四郎丈(当時染五郎)は、かたどおりで 抜かさず、迫力があったな。

 もし、高校時代に幸四郎丈と仁左衛門丈(当時孝夫)或いは孝玉と雁次郎丈(籐十郎父)と先代の勘三郎の踊りを観てなければ、今、私は歌舞伎を見ていなかっただろうと思うと、何だか、不思議な感じがする。

 

 十月十四日、奈良では結構な雨が一日中降り続けていた。

 私は十五日の天気が気に掛かッていたが、そこは大仏つぁんのお力の加わってか、天気は回復。

 良かった良かったと、旨をなで下ろしていた。

 

 後は早々の襲名を待つのみである。

 松竹さん、できるだけ早くして下さいね^^V

 

  

 

  2008.5/26

 幸四郎丈 東大寺1000回のパンフレットなどつれづれ記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/b873e3f9c7426bc74a67ea9d52ce6077

 2006.4/11 

 名古屋・御園座幸四郎の勧進帳796回目 記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/283b1b666620c985cbf5e7923265bcdb

 2007.12月

 京都・南座 顔見せ 幸四郎の勧進帳記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3f77ffa4ef9385955ce3f4fb81379582

  

 

 asahi comより ↓

歌舞伎俳優の松本幸四郎さん(66)が15日夜、作品ゆかりの東大寺(奈良市)で「勧進帳」を演じ、弁慶役千回を達成した。平城遷都1300年祭プレイベント「東大寺奉納大歌舞伎」(朝日新聞社主催)での快挙で、同寺で「勧進帳」が上演されるのは初めて。

 関守・富樫に見とがめられた義経一行が、弁慶の機転で東大寺復興の勧進を装い、逃げのびる物語。祖父七世幸四郎、父白鸚(はくおう)に続き、幸四郎さんも初役の16歳から半世紀演じており、3代続けての当たり役だ。

 厳かな散華に続き、ライトアップされた大仏殿前の特設舞台に幸四郎さんが登場。白紙の巻物を勧進帳に見立てて読み上げ、長男・市川染五郎さん演じる富樫と鋭い気迫で渡り合う姿に「高麗屋」の声が盛んにかかる。力強い飛び六方での幕切れに5千人の観客から大きな拍手がわき起こった。

 終演後のあいさつで幸四郎さんは「背後から大仏さまの『これからも心して励め』との声が聞こえた。染五郎ら若き後継者らにしっかり歌舞伎を手渡すまでは修業を続けて参ります」と語った。

 

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『新潮日本文学アルバム 立原 正秋』 株 新潮社

2008-10-18 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  

 

2008年度 113冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 立原 正秋

 

  

 新潮日本文学アルバム 55

 立原 正秋

 株 新潮社

 1994年3月10日発行

 111ページ 1300円+税

 

 今日楽しんだ新潮日本文学アルバムの三冊目は 川端康成と同様 文庫本だけは総て読んだ 立原 正秋。

 面白かった。

 この作家も川端康成と同様、能楽のことが書かれていた。

 度去年かの住職が彫って送ったという能面を自宅にかけていたとか・・・。

 白磁の壺などの骨董を手に持ち、愛おしそうに眺める姿に好感を覚えた。

 この作家の作品も川端作品と同様で気軽に楽しめるのに深い作品もあるので、やはり二人とも好きな作家だな^^

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『新潮日本文学アルバム 川端 康成』 株 新潮社

2008-10-18 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  

 

2008年度 112冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 川端 康成

 

  

 新潮日本文学アルバム 16

 川端 康成

 株 新潮社

 1984年3月20日発行

 111ページ 980円+税

 

 今日は新潮日本文学アルバムを三冊ばかり楽しんだ。

 二冊目は 文庫本だけは総て読んだ川端 康成を選ぶ。

 川端作品の中では『眠れる美女』はかなり好きだな。

 川端 康成自身も自選集の中にこの作品を含んでいるようなので、納得。

 ちなみに自選集は次の通り。

  十六歳(十四歳)の日記

  伊豆の踊子

  抒情歌

  二十歳

  禽獣

  田舎芝居

  日雀

  雪国

  千羽鶴

  岩に菊

  山の音

  弓浦市

  眠れる美女

などの十三編。

『山の音』はもう一度読みたいなと思った。

 川端 康成氏の能面をかぶる姿は・・・可愛いな^^

 

 

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『新潮日本文学アルバム 寺山 修司』 株 新潮社

2008-10-18 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  

 

2008年度 111冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 寺山 修司

 

  

 新潮日本文学アルバム 56

 寺山 修司

 株 新潮社

 1993年4月5日発行

 1993年5月25日 2版発行

 111ページ 1300円+税

 

 今日は奈良の桜井で行われた土舞台顕彰記念の能にも行かず、新潮日本文学アルバムを三冊ばかり楽しんだ。

 一冊目は 寺山 修司。

 今年の夏にシアターTVで見た七本ほどの寺山氏の演劇の様子やポスターなども載せられており、心はときめく。

 演劇面の話も興味深く、面白かった。

『青森のせむし男』をもう一度、見たいな^^

 

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『新潮日本文学アルバム 開高 健』 株 新潮社

2008-10-17 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

記録だけ  

 

2008年度 110冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 開高 健

 

  

 新潮日本文学アルバム 52

 開高 健

 株 新潮社

 2002年4月25日発行

 111ページ 1200円+税

 

 新潮日本文学アルバム 開高 健 を楽しむ。

 懐かしいな。

 学生時代はととこのロマンに憧れて、その一部でもと思ッたが、魚釣りは難しい。

 父は結構釣りが好きで、手先が器用なものだから、釣りの浮き輪もいっぱい作っていたな。

 何度か釣れてもらったが、うごめくエサを針に付けるところで、 軟弱な私は釣りをあきらめた。

 

 ならばお食事!とばかりに神戸へ行っては明石焼き、沖縄に行っては てびちやうりずんのとうふよう・・・。新聞のバス旅行で和田金ツアーがあったので、試食程度の焼き肉とすき焼きを食べにもいった。しかしながら、大学生のお金では、続かない。

 開高氏が書き連ねたうまそうな食事を総て食べたいとも思うたが、金が続かず、あっけなく入り口程度で幕を閉じた。

 そんなこんながあってか、今でも食べることは好きである。

 どこに行っても、結構どんな料理でも 美味しくてもまずくても 一応は残さず食べるのは、私の特技である。

 また、海外一ヶ月程度では日本食を恋しがらないどころか、帰国後は暫く料理の再現が続くといったどん欲さは、彼の影響を受けたのかも知れない。

 ただし、私は和食の大好きであることも付け加えておきたい。

 

 開高氏が結局行き着いたのは水・・・という小説の結末を若かりし私は信じこみ、山に出かけては名水も求めた。

 そうしてのちになって知ったのは・・・彼は煮込み肉が好きだったとのこと。

 まぁ、真実とはえてして こんなものである(笑み)

 

 新潮日本文学アルバムによると、開高 健氏は日高六郎氏とも交流があったらしい。

 その旨夫に問うと、詳しく教えてくれた。

 

 パニック パニック パニパニパニック・・・

 若い頃 彼の小説で手に入るものはほとんど読んだが、彼の小説も読みたくなってきた。

 世の中にはいろいろな本がいっぱい出版されているというのに、二度読む事はいかがだろうか・・・。

 誰か忘れたが、有名な人が、二度読む時間はないといっていたっけ・・・あれは誰だったのかな?

 

 そういうと本日図書館より連絡があった。

 先日お願いしておいた三冊のうちの二冊が届いたそうだ。

 二冊なら、宮田登全集の方かも知れない。

 明日は図書館に向かってみよう^^

 図書館に対する感謝の念は大きい。

 

 

 

 

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『新潮日本文学アルバム 安部公房』 新潮社

2008-10-14 | 読書全般(古典など以外の一般書)

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2008年度 109冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 安部公房

 

  

 新潮日本文学アルバム 91

 安部公房

 株 新潮社

 1994年4月1日発行

 111ページ 1262円+税

 

 久しぶりに安部公房氏の周りを彷徨う。

 ああ、この感覚。

 高校生の頃、この作家の小説にものめり込んだな。

 彼のとぎすまされた感覚が、今再びよみがえる。

 

 新聞に姿隠した浮浪者の路上の寝姿の写真と たった二行の光り輝く文をこどもに見せる。

 こどもは、

「安部公房はすごいとは思うよ。でも、興味は無いな。」

たたみ込んで、

「お母さんが就活の際、好きな小説の記入欄に安部公房を書かなかったのは、正解だな。」

 あはは・・・、そんなことも話してたっけ。

 その昔 親方日の丸に近い企業に対しては、彼の作品は書けなかった。

 無難な夢のある作品を記入して、見事パスってか。

 馬鹿げた人生だな。

 

 来年は二十巻の方を読んでみるとするか・・・。

 分岐点をとうに越したこの年で読むと、また違った感覚にとらわれるだろうか。

 楽しみだな。

 

 安部公房氏にはレモンティをごちそうになったことがある。

 楽しかったな・・・。

 

 喫茶店内には安部公房スタジオの方々が多くいらっしゃって、

「先生、先生・・・。」

と、私たちのテーブルの周りで 頭を下げて挨拶されていた。

 何だか体育界系の乗りで、一瞬だが安部公房のイメージが少しずれた些細な悲しみを覚えている。

 公演と公演の中休みの出来事・・・。

 不思議だったな。

 

 いろいろとお話を聞かせていただいたが、関西と関東の観客の違いについて話されたことは、特に印象に残っている。

 

 高校大学と 何度も何度も読んだ安部公房だが、そうだ、来年はもう一度ゆっくりと読んでみよう。

 そう思わせる秋の夜長よ・・・。

 時差のあがきは 今夜も続く・・・、乱鳥の戯言。

 

 

         

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『ほらふき男爵の冒険』 岩波文庫

2008-10-13 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  

 

2008年度 108冊目  

 

 『ほらふき男爵の冒険

 

  

 ビュルガー編

 新井 ひろし訳

 岩波文庫

 1983年4月18日第1刷

 260ページ 450円

         

 

 皆様、お久しぶりでございます。

 ちと食べ過ぎてしまい 2キロ半も太ってしまいました(笑み)

 毎日 平均2万歩は歩いてはいたのですが・・・少々ショックです。

 

 乱鳥、昨日・今日と 時差に悩まされております。

 昨夜?は朝に七時に眠り、昼の一時すぎに起きてしまいました。

 昨日は思うように事は運ばず、複数回の洗濯に明け暮れ 悩まされました。

 後は二度ばかりの食事の支度と簡単な整理、読書などで昼からの1日を過ごし、実り無き時間の経過に落胆。

 

 いえいえ、楽しいこともございました。

 皆様の楽しい充実したブログやホームページの記事や写真、絵などを拝見させていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。足跡を残さず失礼いたしました。

 また ほら男の口調の良さに ついつい乗せられてしまい、あっという間に時間はたってしまいました。

 次に読みたい本探しや能楽探しも楽しい時間で、思い起こせばやはり昨日も 幸せな一日だったと思う次第です。

 

 さてさて 昨日読みました『ほらふき男爵』は何度読んでも楽しいものです。

 皆様のページと同じように、私の心を満足させ、心に安らぎを与え 疲れを癒してくれました。

 もうぼろぼろになった文庫本ですが、やはり大切な一冊です。

 

 次に何を読むかについては、ワクワクしながら真剣に考えました。皆様のページやお教えいただいたことを参考にさせていただきたいと考えています。

 私の全く知りませんでした『精神分析』の載せられた 新青年傑作選第1巻と 『ルーミー語録』(私に読めるかなぁ~?)、宮田登全集の未読の巻を図書館などで取り寄せ予約させていただきたいと思っています。

 いつも皆様には私の知りませんいろいろな方面で いろいろとお教えいただき、心より感謝いたしております。

 今後も皆様のご指導で、私は少しずつ自分の時間の過ごし方を楽しい方向に持って行きたいと考えています。

 これに懲りませず、これからもご指導のほど、よろしくお願いいたします。

 

 さぁて、明日は何をして楽しむことにいたしましょうか・・・。

 皆様も充実した一日を過ごされますことを祈ってやみません。

 

 

          

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