ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀
ドラマ『火の粉』をみた。
役者は申し分ない。
筋書きも良い。
ただ、如何にせん、ラストの展開にこのドラマも複数の話を考え、苦悩の末、このラストを迎えたという嫌いが否めないと感じるのは私だけか?
プラス、取調室での、
「綺麗なイヤリングですね、、」
は説明的でくどい。
役者たちは申し分ないが、一人、●藤●太が不要なところで笑ったような表情を浮かべすぎていて、話がそれる。
顔がそういう顔なのかもしれないが、そこをぐっとこらえ、演技の表情で、ピエロのような笑いは止めねばなるまい。
笑顔で口角を上げて可愛い表情を作る30歳を超えた男性俳優を何人か見かけることがあるが、可愛子ぶりっ子の都市でも顔でもあるまいし、口角揚げまくりゃ良いって問題でもないことに、いい加減気づくべきだと感じる。
後の役者さんたちは大変うまかった。
ユースケ・サンタマリアの演技は以前から好きだが、今回も難しい役どころを上手く演じられていた。
淡々としたセリフ。淡々とした表情。
その中に、震撼するほどの恐ろしい本質を描く。
家族、年輪(バームクーヘン)、基本的生活(食事)など、、
それは彼にとって彼が思い描く理想的愛情であり、家族であらねばならない。
「僕は母の言いつけを、子供の頃から守ってきた、、、」
そこには良いことがある!と、、。
しかし理想と、自分の現在に置かれた状況との大きなギャップ。
彼はそのギャップを埋めつこすかのようにバームクーヘンを一面一面大切に、心を込めて焼き上げる。
、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、
お気に召しませんでしたか、、、、、
、、、、、、、、、、
という決め台詞は、彼の内なる叫びでもあった、、、、
火の粉
雫井脩介
脚本 香坂隆史 高橋悠也
ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀
2016年
9回
以下は、データーベースより
あらすじ
この物語『火の粉』の殺人犯の動機は、「自分がこれだけの好意を与えているのに、裏切られたから」。
そんな「他人に受けいれてほしい」という切ない寂しさが、狂気へと変わっていきます。このドラマは現代に生きる人々が、人間の狂気、本性について知り、考えるうえで非常に意義があると思います。
原作者・雫井脩介は、サスペンスフルかつ奥深いテーマを持つ『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』など映像化作品も多く、数々の受賞歴を持つミステリー作家です。
また、“家族愛”をテーマにした作品も多く執筆しています。
「私は殺人鬼を無罪にして解き放ってしまったのだろうか――?」
元裁判官の梶間勲とその家族の隣家に、二年前に勲が無罪判決を下した男、武内が越してきた。愛嬌のある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い……。
武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心をつかむ。しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こるようになり・・・・・。
手に汗握るせめぎ合いのハラハラ感! 真相が明かされてゆくスリリングな謎解き!
今回も見ていただきありがとうございます。
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