乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『殺戮にいたる山岳』The hunt 2016年 韓国  / 『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』Proof of Innocence 2016年 韓国

2018年02月28日 | 映画


 『殺戮にいたる山岳』THE HUNT 2016年 韓国  / 『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』Proof of Innocence 2016年 韓国

  『殺戮にいたる山岳』
   

 

 殺戮にいたる山岳  原題 THE HUNT
 2016年
 上映時間 93分
 韓国

 

 ある山で見つかった金脈を狙う一味と彼らから少女を守ろうとする老年の男性。両者が銃を手に展開する死闘を描く韓国産アクションサスペンス。ベテランのアン・ソンギ主演。

 国でNo.1ヒットを記録した話題作。
 多勢に無勢としか言いようのない状況下、主人公の老年の男性はどう一味を相手に戦うのか。
 同時に主人公と少女、彼らの周囲の人々をつなぐエモーショナルなドラマも描き、クライマックスまで目が離せない。
 ショットガンを多数使った銃撃戦の数々はいずれも迫力満点。主人公役を「ホワイト・バッジ」「光州5・18」などのベテラン男優、アン・ソンギが体力もフルに駆使して熱演。
 悪徳刑事役は「お嬢さん」の実力派男優チョ・ジヌン。イ・ウチョル監督は本作が2作目となった。(wowwoより)

 

 ある山で見つかった金脈を狙う一味と彼らから少女を守ろうとする老年の男性。
 両者が銃を手に展開する死闘を描く韓国産アクションサスペンス。ベテランのアン・ソンギ主演。

 15年前、鉱業所で崩壊事故が起きた地方の町ムジン。
 事故で部下を失った男性ムンが彼を弔い続けながら住むが、近所では部下の母親で、ヤンスンという孫娘がいる老女性が暮らしていた。
 老女性は山の一角で偶然、金脈を見つける。
 老女性からそれを聞いた悪徳刑事パクは、金脈ではないと老女性に嘘をつきながら、金を山分けしようとハンターらからなる仲間たちを山に集める。
 ムンは一味に命を狙われたヤンスンを守ろうと立ち上がる。(wowwoより)

 

 【殺戮 サツリク】とは
  
 ☆ 大量虐殺のこと。(wikipediaより)

 【大量虐殺   Massacre)】とは

 ☆大量虐殺とは、人間を意図的に大量に虐殺すること。
 「虐殺」は国際法で規定されているが、一般報道ではきわめて曖昧に使われている。 (wikipediaより)


 

 

『殺戮にいたる山岳』を観る。

 前日に見た『哭声』(コクソン THE WAILING  國村隼出演 2016年 韓国)美ような芸術的抽象的表現ではない。

『殺戮にいたる山岳』は、映画の文法に則った起承転結が極めてはっきりとした映画である。

 韓国の良質の映画仕立てであり、重厚さに満足感を得る。

 おそらく、日本人の見て入り側としては、『哭声』よりも、『殺戮にいたる山岳』が好まれるのではないかと感じた。

 

 女の子(写真)の表情や演技が大変素晴らしい。

 韓国女優は目が大きく美しい女性が多い。この映画にも、松嶋菜々子さんに大変にた女優さんが出演されていた。

 そういった韓国の女優さんたちの中で、自然体なおお顔立ちで、メイクもしてない風の彼女。

 素晴らしく表情豊かで、彼女の立ち位置をしっかりと表現され免じられていた。


 気を失った時に草原で父親を率いる一帯に出会う。

 あの場面の美しさは心を救われた。

 彼女は無くなった父親と出会い、現世に戻される。




    



『哭声』に引き続き、『殺戮にいたる山岳』といった重厚で趣のある映画を観ることができ、満足した。

 二本の映画を個人的嗜好からいえば、私は『殺戮にいたる山岳』よりも、『哭声』の方が好みの作品と言えるかもしれない。


 理由を述べさせていただきたい。

『殺戮にいたる山岳』は具体的にわかりやすい作品仕立てであるが、『哭声』はあまりにも抽象的部分が多く、結末は出さない。そんな曖昧なことだ。

 見ている側に考える(疑う)という試練を投げかけ挑発をしてくるからだとも言える。

 こういった良い意味での挑発を投げかける作品には、私としても「挑むところだ。挑発に乗ってあげましょう。」と奮い立ってしまう。

 なので、いついつまでも、印象残像が残る。

 

『哭声』『殺戮にいたる山岳』に引き続き、三日間連続で韓国映画『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』を観た。

『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』は娯楽的な要素が多く含まれており、皆が楽しめる良質の大衆向け娯楽映画と言えるのではないかではないかと感じた。

 
『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』 Proof of Innocence

 2016
 韓国
 121分

 元刑事の法曹ブローカーは、無実の罪でぬれぎぬを着せられ、死刑を宣告された男性を救うことができるのか……。
 急展開や熱い見せ場を満載した、韓国産クライムサスペンス。 (wowwoより)

 同僚のせいで警察を辞めさせられた後、一転して拝金主義と思わせるほど犯罪者に味方する“法曹ブローカー”になった主人公チェ・ピルジェ。

 彼は、無実の罪で死刑を宣告された受刑者を救おうと行動を起こす……。

 財閥による経済的支配、警察を含む公務員の腐敗など、韓国を取り巻くリアルな社会事情を背景にした、ヘビーでダークな作風ながら、ラストは痛快。

 韓国でNo.1ヒットを記録したのも納得という社会派娯楽編だ。出演陣は「朝鮮名探偵」シリーズのキム・ミョンミン、「きみに微笑む雨」のキム・サンホほか。 (wowwoより


 

 みなさま、お付き合いくださいましてありがとうございました。

 心より、感謝申し上げます。ありがとうございます。

 
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『哭声』コクソン THE WAILING  國村隼出演 2016年 韓国

2018年02月26日 | 映画


 『哭声』コクソン THE WAILING

 


 『哭声』コクソン THE WAILING


 

 兼ねてから見たかった『哭声』コクソン。

 大阪では上映されたが、近くの映画館では上映はされず。

 今回WOWOWで放映され、見ることができたのは、喜ばしい。


『哭声』コクソンのキャッチコピーは「疑え。惑わされるな。」

 この映画を見ていると、まさに、「疑え。惑わされるな。」なのである。


 疑わしいのは
 日本人で余所者の山の中の男(國村隼)
 事件の目撃者である女
 祈祷師
  +
 さらに、女の子の父親でもある警察官の周りで、事件は展開する
 毒キノコ 
 噂


 最後の結論はなく、作者は、観客にそれぞれの答えを投げかける。


 民俗学的にもう少し引き出しが多いかと期待をしていたが、民族学的テーマは、山の民、余所者、境界、鳥、シャーマンなど、割合に絞られて使われていたように感じた。


 韓国では大ヒットを遂げた『哭声』コクソンだが、日本人から見ると、色々と考えさせる部分が多い。

 このように日本人を余所者(実は他にも意味深そうだ)として描いたのは、私にとっては興味深かったが、冷静さを保って見られない方もいらっしゃるのではないかと案じた。

 WOWOWの解説者は、國村隼さんがよくぞこの映画に出演なさったとおっしゃっていたのが、印象的だ。


 WOWOWの解説者お二人は、今回この映画において、ほとんど意見や感想を述べられてない。

 何しろ、結末はないのだから。


 怖い映画だと予想をしていたのだが、実は2/3あたりまではことごとく笑いの場面が盛り込まれる。

 日本人の笑いとはまた違ったような、笑い。これ実は、面白いじゃん、みたいな。

 決して平たくはないそういった実は、面白いじゃんみたいな笑いは、まと表現によって、かなり多く盛り込まれている。

 監督や編集者は、意図的に、甲乙、甲乙、甲乙…といった笑いの要素を編み上げる。

 だが、これにおいて、他の感想では描かれてない。不思議だ。

 概念で見てはいけない。

 キャッチコピーの「疑え。惑わされるな。」であり、怖いばかりの映画ではないのだ。


『哭声』コクソンを見て、『大江山縁起絵巻』を思い浮かべた。

 大江山の鬼、一説によれば、鬼である山に住む民は異国人であり、渡来人とも言われている。

 鼻の形などの顔立ちや服装により、某国の外国人が住みついたという説もあるが、真っ向から異説を唱えられておられる方もいらっしゃるので、ここでは国の名は伏せておきたい。


 大江山の鬼と國村隼さんの最後の場面とは、意味合いや鬼のいでたちが共鳴する。

 鹿をとらえた初めの頃の彼は、人間男性の爪に泥がついていた。

 最後の彼の爪は、銀化し伸びうねっていた。

 顔や腕や体は、まさに赤き怖き鬼であった。


 洒落ていたのは、余所者の山の家で見つけた小箱。

 桐箱を開けると能面(女面)がまばゆい。

 この能面はこの映画の後半、日本の物語性へと展開を促すし助長させる。


 この映画は一点集中の光の使い方がうまい。

 上に書いた能面と同じく、この導きとも言える光は、多用されていた。


 ところで國村隼さんだが、私は以前から好きな俳優の一人である。

 スマホのマイクで、遊びで次のようなことを試してみた。

 【俳優 なんとか村】

 すると一番に出てきたのは、國村隼さんであった。

 國村隼さん、あっぱれじゃ!!!

 

   

 以下 データーは全てウィキペディアによる


  監督 ナ・ホンジン
  脚本 ナ・ホンジン
  出演 クァク・ドウォン
     ファン・ジョンミン
     國村隼
     チョン・ウヒ
     キム・ファニ
  音楽 チャン・ヨンギュ
     タルパラン
  撮影 ホン・ギョンピョ
  編集 キム・ソンミン
  配給 大韓民国の旗 20世紀フォックス
  日本の旗 クロック・ワークス
  公開 大韓民国の旗 2016年5月12日
  日本の旗 2017年3月11日
  上映時間 156分
  製作国 大韓民国の旗 韓国
  言語 朝鮮語

 

概要
『チェイサー』『哀しき獣』ではスピード感を重視して直接的な暴力描写を用いたナ・ホンジン監督が、一転してシャーマニズムのほかキリスト教に関する要素を取り入れ、徐々に追い詰められる心理を丹念に捉えた作品である。
 タイトルの『哭声/コクソン』は、実在する韓国の地名「谷城」(ナ・ホンジン監督が幼少期に住んでいた全羅南道谷城郡)と、「泣き叫ぶ」という意味の「哭声」をかけたものである。

 20世紀フォックスで配給され、韓国国内では観客動員700万人に迫る大ヒット。

 

 謎の男を怪演した國村隼は、外国人として初めて青龍映画賞で賞を得た。

 日本人の國村がキャスティングされた理由は、イエス・キリストを「歴史上最も世界に混乱を与え、疑念を持たれた人物の一人」と評したナ監督の、「同じアジア人ではあるものの韓国人とは違う"よそ者"が必要だった」という考えによる。

 

あらすじ
 何の変哲もない田舎の村、谷城(コクソン)。
 その村の中で、村人が家族を惨殺する事件が立て続けて発生する。
 容疑者にいずれも動機はなく、幻覚性の植物を摂取して錯乱したための犯行と発表されたが、謎の発疹を発症するなど説明しきれない不可解な点が多く残っていたことから、いつしか、村人たちの中では山中で暮らす謎の日本人が関わっているのではないかとささやかれはじめる。

 捜査にあたる警察官のジョングは、オカルトじみたその意見を当初まともに取り合わなかったが、実際にその目で数々の異常事態を目撃したことにより、徐々に疑念を抱き、一度は断念した男の家への訪問を決める。そして通訳らとともに男の家を訪れたジョングは、得体の知れない祭壇や事件の現場を写した写真などとともに、娘ヒョジンの靴を見つけ、疑いを決定的にする。
 ジョングが男と関わってから高熱を発していたヒョジンはすぐに回復したものの、苦手な食べ物を食らい、ジョングに対しても普段は親思いの彼女からは想像できない罵詈雑言を吐くなど奇行を繰り返し、その体には一連の容疑者と同じ発疹が現れていた。そして、家族が目を離した隙に、怖れていた事件を起こしてしまう。
 事態を収拾するため家族が呼んだ祈祷師のイルグァンは、男をこの世のものではない悪霊だと断じ、抹殺のための儀式を行う。しかし、その最中に儀式の中止を訴え、苦しむヒョジンを見かねたジョングはイルグァンを追い出してしまう。一方、同じ時間に男も山中で儀式を行っていた。
 その後ヒョジンの容態はさらに悪化し、発疹も全身に広がっていく。娘を案じる一心で仲間とともに山中の家に押しかけたジョングは、ついに男を追い詰めるが…

 

主要キャスト
 ジョング:クァク・ドウォン - 警察官。
 イルグァン:ファン・ジョンミン - 祈祷師。
 山の中の男:國村隼 - 谷城にやってきた日本人。
 ムヒョン:チョン・ウヒ - 事件の目撃者。
 ヒョジン:キム・ファニ - ジョングの娘。
 ソンボク:ソン・カングク - ジョングの同僚。
 イサム:キム・ドユン - ソンボクの甥で助祭。

 

スタッフ
 監督:ナ・ホンジン
 脚本:ナ・ホンジン
 撮影:ホン・ギョンピョ
 音楽:チャン・ヨンギュ、タルパラン
 プロダクション・デザイン:イ・フギョン
 衣装デザイン:チェ・ギョンファ
 編集:キム・ソンミン
 録音:キム・シニョン
 照明:キム・チャンホ

 

受賞
 第37回青龍映画賞
 監督賞 / 男優助演賞(國村隼)/ 音楽賞 / 編集賞 / 人気スター賞(國村隼)

 第53回大鐘賞
 新人女優賞(キム・ファニ) / 撮影賞 / 照明賞 / 録音賞

 第20回富川国際ファンタスティック映画祭
 観客賞 / 富川チョイス作品賞 / ベスト・オヴ・富川

 第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭
 撮影賞 / フォーカス・アジア賞

 第20回ファンタジア国際映画祭
 ケベック映画批評家協会賞 / アジア作品観客賞銅賞

 第69回カンヌ国際映画祭
 非コンペティション部門招待作

 

 お付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 
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今夜は子が帰ってくるよ^^

2018年02月24日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
  仁左衛門丈の『通し狂言 盟三五大切』 2017,07 松竹座前で
  大切な子が帰ってくるので、仁左衛門丈の写真を使ってみました♡




 毎週毎週、子供が親を気遣って、電話をかけてきてくれる。

 親孝行な子を持って、ありがたいことだ。

 クラッシックコンサートやキング・クリムゾンコンサートなどに一緒に出かける。

 大の大人で、優しい子だ。


 彼は中高一貫校で、たまたま京都の○○大学にも100人以上が上がったので、友人関係が濃い。

 今日は友人の○○式で、関西までくるという。

 夜、こちらにも寄ってくれるそうだ。

 楽しみ^^


 たまたま明日は私たち夫婦は京都へ能楽を楽しみに行く日。

 彼は昼過ぎに、一人で家を出ることになる。

 彼も能楽鑑賞の機会が多かったので誘っては見たが、時間の関係上、一曲目で会場を出ないといけないという。

 なので、勝手知ったる我が家で、朝はゆっくりと過ごすようだ。


 夜の9時ごろには家に着くという。

 後、6時間くらいかと思うと、ほっこりと和む。

 
    

 たわごとにお付き合いいただき、ありがとうございます。

    

 

 

 


 


 
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大杉蓮さん、急死…

2018年02月22日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 写真は、バイプレイヤーズ2018 実行委員会より

 バイプレイヤーズ2017、このドラマ、好きでした。

 ドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』
 (バイプレイヤーズ もしもろめいわきやくがてれとうあさどらむじんとうせいかつしたら)
 毎週水曜日21:54 - 22:48、JST)で、2018年2月7日から放送されるテレビドラマ。
 主演は遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研の5人。
 寺島進はスケジュールの都合により出演しない。
 ドラマ放送中の2018年2月21日、大杉漣が急性心不全により急死、テレビドラマは本作が遺作となった。(wikipediaより引用)

    




 

 大杉蓮さんがお亡くなりになってしまった…

 こんな時
「心より、ご冥福をお祈り申し上げます。」
とでも書くべきなのだろう。

 だが、安部公房先生と 先代の芝翫丈と 緒形拳さんの時のように、言葉にならない。

 言葉には、ならない。

 
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大阪松竹座新築開場二十周年記念 七月大歌舞伎 『再春菘種蒔』『舌出三番叟』『通し狂言 盟三五大切』

2018年02月22日 | 歌舞伎

    大阪松竹座新築開場二十周年記念
    七月大歌舞伎
    関西・歌舞伎を愛する会 第二十六回

    平成29年7月3日(月)~27日(木)



 

 

 

 

 昨年のことですが、七月、仁左衛門丈の『通し狂言 盟三五大切』を演じられる夜の部に行ってまいりました。

 歌舞伎チャンネルや衛星劇場では何度も何度も見ていた、仁左衛門丈の『通し狂言 盟三五大切』

 私の好きな演目の一つです。仁左衛門丈が演じられると、悪の舞楽さえ感じます。

 好きな劇団である花組芝居(アップテンポ ネオ歌舞伎)の『 盟三五大切』も楽しみに行った好きな演目です。

 仁左衛門丈の舞台を生で見ることができると云う、幸運の年でした。

 家族も満足だったらしく、目をしばしばとさせて、喜んでおりました。

 

 

 ポスターに、松竹座向かい側の店々を、故意に写り込ませています。

 どうです、盟三五大切♡

 三五大切ですよ、大切ぅ。

      

      


 仁左衛門丈の『通し狂言 盟三五大切』は『女殺油地獄』(海老蔵さんの待ってましたの、立派すぎる代役y^^v)と『夏祭浪花鑑』くらいに、悪の舞楽を堪能させていただきました。

 心残りなのは、『通し狂言 盟三五大切』を一回しか見なかったこと。『女殺油地獄』は三度見たのでした。

 盟三五大切って云うくらいですから、最低三回は見たかったです。関係ないですね^^;;

    

 この興行は夜の部一回のみ。家族と一緒なので、どうしても遠慮してしまい、最近は昼夜鑑賞が少なくなっています。

 しかし、白鴎丈、仁左衛門丈、藤十郎丈といったとっても好きなお三方は、関西公演の場合はがっちり見ておきたいと感じています。

 先代の芝翫丈のように、後悔するのは嫌ですもの。できるだけ、近い会場は多く見ておきたいと思います。

    


 
   夜の部

 再春菘種蒔
 舌出三番叟 4:00-4:30

 幕間 15分

 通し狂言 盟三五大切
    序幕・二幕目 4:45-6:00
 幕間 35分
 通し狂言 盟三五大切
    大詰 6:35-8:05

 


   


 歌舞伎や能楽やコンサートやミュージカルなどは定期的に見ていましたが、長期間ブログをお休みしてしまい、記録ができていません。

 イランやトルコやエジプト多中国や、日本国内旅行の写真も多く溜め込んでいますが、アップすることは難しそうです。

 
 最近では、カメラを持ち歩くことも少なくなりました。撮ってもほんの数枚程度です。

 また、以前のように記録できればいいなと考えています。

 その節は、みなさま、宜しくお願いします。

      



 最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。感謝感謝でございます。

      

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能楽の予習をしておきましょうか^^    『観世流続謡曲集』より『箙』

2018年02月19日 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本
   謡曲 『箙(えびら)』



箙(えびら)とは
 1 矢を入れる武具。矢を差す方立(ほうだて)とよぶ箱と、矢をよせかける端手(はたて)とよぶ枠からなる。この左右の端手に緒をつけて腰につける。
 2 《1に差す矢の数が24本であることから》連句の形式で、二十四節気にかたどったもの。24句で一巻をなす。二十四節。   小学館デジタル大辞泉より

謡曲 『箙(えびら)』とは
 謡曲。二番目物。世阿弥作。「箙の梅」の故事に基づく。生田川を通った旅僧に、梶原景季(かじわらかげすえ)の霊が修羅道の苦しみのさまを見せる。
                                                           小学館デジタル大辞泉より

箙の梅(えびらのうめ)とは
 1 寿永3年(1184)の源平生田の森の合戦で、梶原景季 (かじわらかげすえ) が梅の枝を箙に差して戦った故事。
  神戸の生田神社に遺跡があり、能や浄瑠璃の題材となった。
 2 梅の品種。花は淡紅色で大きく、桃の花に似ている。
                                                           小学館デジタル大辞泉より

梶原景季(かじわらかげすゑ)とは
 [1162~1200]鎌倉前期の武将。
 景時の長男。通称、源太。源頼朝の臣。源義仲追討のとき、佐々木高綱と宇治川の先陣を争ったのは有名。
                                                           小学館デジタル大辞泉より

生田神社(いくたじんじゃ)とは 
 神戸市中央区にある神社。旧官幣中社。祭神は稚日女尊 (わかひるめのみこと) 。
 社地は源平合戦などの古戦場。          (実際に何度か訪れたことがある)
                                                           小学館デジタル大辞泉より



 謡曲 『箙(えびら)』
       別名『箙の梅』
       作者 不詳 観世元雅か…
       場所 摂津国 生田の森  (現在の兵庫県神戸市 生田神社境内)
       季節 仲春
       分類 二番目物 勇士物

 観世元雅(かんぜもとまさ)とは
 [1395?~1432]室町前期の能役者・能作者。
  通称、十郎。世阿弥の長男。
  観世大夫3世だが、現系図では数えない。
  若手ながら名手。音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死ぬ。
  作『隅田川』『盛久 (もりひさ)』『弱法師 (よろぼし) 』など
                                                           小学館デジタル大辞泉より

 春を迎えた、生田の森。
 そこに現れた青年武者の亡魂は、香気高い梅の枝を挿し、みずみずしく奮戦した生前のさまを再現してみせる…。


  前シテ 生田の地の男 直面 掛素袍大口出立(庶民の扮装)
  後シテ 梶原景季の霊 面:平太 今若 
               修羅物出立(武将の扮装)
  ワキ    旅の僧 着流僧出立(僧侶の扮装)
  ワキツレ 旅の僧(2‐3人) 着流僧出立

  間狂言 土地の男 肩衣半袴出立(庶民の扮装)


概要
 旅の僧の一行(ワキ・ワキツレ)が生田神社に至ると、梅の花が美しく咲いていた。
 一行が花を眺め休息していると、そこに一人の男(前シテ)が現れ、この梅は「箙の梅」という源平合戦にゆかりのある木なのだと教える。
 梶原景季がこの梅の枝を箙に挿して戦った故事を語る。やがて男は、自分こそ景季の幽霊であると明かすと、姿を消してしまう。

 その夜、僧の夢に梶原景季の霊(後シテ)が現れた。
 景季は、修羅道の責めに苛まれつつ、この生田の地で繰り広げられた合戦のさまを再現して見せるのであった。(文:中野顕正氏 一部)

               銕仙会(TESSENKAI)より引用
中野顕正氏とは
 観世元雅(かんぜもとまさ) 研究者




 謡曲『箙』の下調べをしておく。

 岩波古典全集の『謡曲集』は赤、緑共に載って無い。

『観世流続謡曲集』には『箙の梅』ではなく、『箙』として載っていた。

 鑑賞当日、あらかじめ薄ぼんやりと頭に入れた『箙』のあらすじと、『観世流続謡曲集』があれば、少しはわかりやすいかもしれない。


『箙』の作者は物狂いの『隅田川』を書かれた観世元雅と云う説もあるらしい。(中野顕正氏)

『隅田川』はDVDを購入し、ずいぶん聞いたので、ほんの一部だけ暗記している。
(ただし当然のことながら、音程がめちゃくちゃ) 

 観世元雅の作品かもしれないと云うことを頭の隅っこに置きながら、観世会館の定期能を楽しんでみたいと思う。


 能楽は『箙』『当麻』、狂言は『昆布売』

 家族とともに見る能楽は楽しい時間のひとつです。^^



 
 みなさま、
 お付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。




 

 
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『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』から「絵本藤の縁囀」 四丁裏まで

2018年02月19日 | 変体仮名見むとするハいとをかし



   『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』から「絵本藤の縁囀」 四丁裏まで



 
 「絵本藤の縁囀」 一丁表

 
 「絵本藤の縁囀」 一丁裏

 
 「絵本藤の縁囀」 二丁表

 
 「絵本藤の縁囀」 二丁裏

 
 「絵本藤の縁囀」 三丁表

 
 「絵本藤の縁囀」 三丁裏

 
 「絵本藤の縁囀」 四丁表

 
 「絵本藤の縁囀」 四丁裏



「紫文蜑之囀」を読み進める。途中の気分転換に、「絵本藤の縁囀」を読み始める。

 本の面白さに、満足の時を過ごす。

 自分の時間が取り戻せたような心地の良さだ。



「コーヒー、入ったよ。」
と、家族の声がする。

 きょうもいちにち、楽しめそうだ。

 

 

 

 

 『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』
 中野幸一編 九曜文庫蔵 源氏物語享受資料影印叢書 より 「絵本藤の縁囀」一部

 

 

 

 

 お付き合い下さいまして、ありがとうございます。

 



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『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』から「紫文蜑之囀」 二 七丁裏まで

2018年02月19日 | 変体仮名見むとするハいとをかし



  『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』から「紫文蜑之囀」 二 七丁裏まで




 
 紫文蜑之囀 二 七丁オ(一部、六丁ウ)

 
 紫文蜑之囀 二 七丁ウ


『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』から「紫文蜑之囀」( 二 七丁裏)まで読む。

 写真は二枚のみ。 ← 


 七丁オ、七丁ウは、和綴じ本の山折の部分のページと、読みます。

   七丁 7ページ目
   オ  表 (7ページ目山折の右ページ)
   ウ  裏 (7ページ目山折の左ページ)

「紫文蜑之囀」を読んでいるうちに他のものも読みたくなってきたので、七丁ウで一旦中止。

「絵本草源氏」を楽しみ始めました。

「絵本草源氏」は時も大きく、美しい基本的な形の文字です。

 図書館でお借りした影印本ですが、楽しい時間を過ごさせていただいています。


   

 中野幸一編 九曜文庫蔵 源氏物語享受資料影印叢書

   

 お付き合い下さいましてありがとうございます。

   
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劇団四季の『オペラ座の怪人』チケット云々

2018年02月19日 | 舞台・音楽 雑感メモ


 先日、劇団四季の『オペラ座の怪人』のチケットを手に入れました。

 割合に良い席が手に入り、満足満足。

『オペラ座の怪人』は劇団四季の中で私てきにはベスト3入りの好きな演目です。

 劇団四季の舞台は、お好きな方ですと、何十回と見ておられるようですが、私は『オペラ座の怪人』においては二度目です。

 

 予約後、ユーチューブで、山口祐一郎さんの舞台をいくつか楽しんでしまいました。

 ま!バカだこと!

 

 見て下さいまして、ありがとうございます。

 感謝感謝でございます。

 

 写真は、大神神社の後宴能 2017年『三輪』

 

 
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つらつらと…いふはやすし

2018年02月18日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 
 18日、某主催の漢文講座が終わってしまいました。

 帰宅後、復習がてら、もう一度ノートに書き込んでいます。

 この一週間は、漢文の復習と二月の定期能の予習と『紫文蜑之囀・源氏大和絵鑑・絵本草源氏・絵本藤の縁 』(中野幸一編 九曜文庫蔵 源氏物語享受資料影印叢書)から「紫文蜑之囀」の続きを読み進めようと思います。

 そうこうしている間に花の頃、古文書と能楽の講座も始まります。

 今年度も、図書館や資料室に足繁く通い、楽しみたいと思っています。


 

 たわごとにお付き合い下さいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。

 

 写真は能楽『天鼓』




 
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カティア・ブニアティシヴィリ ピアノリサイタル  2017年11月12日 いずみホール

2018年02月18日 | 舞台・音楽 雑感メモ



     カティア・ブニアティシヴィリ
     ピアノリサイタル
     khatia buniatishvili,Piano Recital

     2017年11月12日  いずみホール




 


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」
Beethoven: Piano Sonata No. 23 in F minor Op.57 ” Appassionata ” 

リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
Liszt: Reminiscences de Don Juan

チャイコフスキー(プレトニョフ編曲):くるみ割り人形
Tchaikovsky-Pletnev: Nutcracker suite
   1. 行進曲March
   2. 金平糖の踊りDance of Sugar-Plum Fairy
   3. タランテラTarantella
   4. 間奏曲Intermezzo
   5. トレパーク ロシアの踊りTrepak -Russian Dance
   6. 中国の踊りChinese Dance
   7. アンダンテ・マエストーゾAndante maestoso

ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
Chopin: Ballade No. 4 in F minor Op. 52

リスト:スペイン狂詩曲
Liszt:Spanish rhapsody

リスト(ホロヴィッツ編):ハンガリー狂詩曲 第2番
Liszt- Horowitz:Hungarian rhapsody No.2

(当日、少し、曲は変わりました)

    

カティア・ブニアティシヴィリ
Khatia Buniatishvili
  生誕 1987年6月21日(30歳)
  職業 クラシック ピアニスト
  公式サイト khatiabuniatishvili.com
  カティア・ブニアティシヴィリ(ハティア・ブニアティシュヴィリ、Khatia Buniatishvili,)は、ジョージア(グルジア)出身のピアニスト。
  フランス・パリ在住。

受賞歴
 2003年 ホロウィッツピアノコンクール特別賞 - エリザベス・レオンスカヤスカラシップ第1位
 2005年 第3回トビリシ・インターナショナル・ピアノコンクール - 「芸術のための特別賞」特別賞「ジョージア・ベスト・ピアニスト」賞第2位
 2008年 第12回アーサー・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール第3位 - 特別賞「ショパン最優秀奏者」と「聴衆者賞」
 2010年 ボレッティ・ブイトーニ財団賞
 2012年 エコークラシック新人賞(ピアノ部門)
 2016年 エコークラシック賞ソロレコーディング(19世紀ピアノ部門)

 (Wikipediaより)


    


 


 2017年11月12日、大阪いずみホールにてピアノリサイタルを楽しみました。

 好きな曲が多く、ワクワク。恥ずかしながら、ノリノリで聴いていました。

 

 カティア・ブニアティシヴィリのチケットは息子がとってくれました。

 家族三人で楽しむピアノも、また格別です。

 

 カティア・ブニアティシヴィリさんはぷあのはとっても迫力があり、力強かったです。

 重厚さを備え持った大変美人なカティア・ブニアティシヴィリさんは、スタイルも素晴らしく、舞台に映える方でした。

 女性の私が見ていても、憧れるような美を兼ね備えた実力派の方でした。

 

 コンサートが終わり、カティア・ブニアティシヴィリさんはロビーに出てこられました。

 CDなどを購入した方のために、サインをするためです。

 ロビーで少し待っていますと、カティア・ブニアティシヴィリさんはにこやかに会場のドアからロビーに出てこられました。

 気さくな方で、手を伸ばしますと、握手をしてくださいました。

 家族三人いましたが、いちびり手を出したのは、私だけです。

 

 会場を後に、私たちは、あらかじめ予約しておいた海鮮中華店へと向かいました。

 パホーマンスの多い店で、透き通った容器に車海老を入れ、紹興酒を注ぐ。

 踊りに踊らせてからエビが静かになったところを調理場へ持って行かれたり、お味もさることながら、見ていても楽しかったです。

 

 三月

 神戸で『魔笛』がありますが、チケットを取れずじまいの私たち(夫婦 涙)。

 能楽の講座や南こうせつのコンサート(昨年十二月)で知り合った方達が、『魔笛』に行くとおっしゃっていました。

『魔笛』は好きで、時々口ずさんだり、声を張り上げて歌っています。

 行きたかったな。

 クラッシックやバレエやオペラへもアンテナを張り巡らしておくべきだなと最近痛感致します。

    

 最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。

 心より感謝申し上げます。

    

 

 

 
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キング・クリムゾン♡ライブ   2015.12.13(san) in Osaka

2018年02月17日 | 舞台・音楽 雑感メモ

    

    キング・クリムゾン♡ライブ   2015.12.13(san) in Osaka





 

 

 

 ある程度コンサートが進んだところで、モバイルのみの撮影許可がおりました。

 しかし真面目に電源を切っていた私。かろうじて五枚。それも、普段は使ったこともない、ズームも聞かない大変お粗末真携帯電話でございます。

 こんな携帯電話でも、持っていたのが不幸中の幸い。醜いのは、ご愛嬌。(バックには、カメラ2機があったのだけどな…)

 長年好きな、キング・クリムゾンのライブ記念撮影として、大切に残しています。
  
    


 12年ぶりに来日したキング・クリムゾンのライブを楽しんでから、かれこれ2年の月日が経つよ。

 その間、ずっと満足してはスイングしていた私。

 あのコンサートは、神業だったな。

 見て良かったロックライブの一つだった。


 新幹線に乗って、息子と合流。

 コーヒーで話をはずませてから、いざ会場。

 あいにく、息子と私は、席がバラバラだったよ。


 私の周りには一流企業役員か医者といった身なりの良い方が座られていてたよ。

 キング・クリムゾンは、こういったタイプのファンも多いし、バリバリのアーティスト風ファンも多い。

 私よりも10歳以上うえの世代の方が多く、こんなおばちゃまが彼らアーティストの前を通るのは恥ずかしかったよ。

 彼らは、二日間続けて連日楽しまれている方が多かった。

 また、団塊の世代の方で、多くのグッズを両手に抱えている方も多かった。 みなさん、それぞれに嬉々としたお顔が印象的だったよ。

 キング・クリムゾンの来日記念本も発売されたので購入しようかとも考えたが、そこは母。息子の手前、大見栄を張って、涼しい顔でその場を離れた。

 今思えば、買っておけば良かった。

    

 会場が始まり、開演前、何度も何度もアナウンスがあった。

「携帯の電源は必ずお切りください。万一演奏中に呼び出し音やマナーモードがなりますと、コンサートが中止となる場合があります。過去中止になったこともありますので、必ず電源をお切りください。(概要)」

 私は当時子供から持たされていたシンプルな携帯の電源を慌てて切ったのは言うまでもない。

 初めて使う携帯電話のカメラ機能は…悲惨そのもの^^

     

 コンサートは、素晴らしかった。

 あれはロックと言うよりも、ジャズを超える。現代音楽に音楽的文法を兼ね備えたクラッシックと呼ぶに値する芸術であると感じた。

 ドラムは4台。その見事さに、息つく暇もなかった。

 哲学者といった面の彼らは、あくまでも品良く、しかしながらアップテンポ。

 4人による細やかな打楽器の強弱は、今も私の心に残る。

 高校の頃から好きだったキング・クリムゾン。彼らのコンサートは、行って良かったと今もなお感じる。

 そういえばあの後、息子がフカヒレをご馳走してくれたんだっけ♡

    

 セットリスト(キング・クリムゾン 公式Facebookページ より)

   Larks’ Tongues in Aspic, Part One
   Pictures of a City
   Epitaph
   Radical Action
   Meltdown
   Level Five
   Peace – An End
   Hell Hounds of Krim
   The ConstruKction of Light
   The Letters
   Banshee Legs Bell Hassle
   The Talking Drum
   Larks’ Tongues in Aspic, Part Two
   Starless
   Encore

   Devil Dogs of Tessellation Row
   The Court of the Crimson King
   21st Century Schizoid Man

   ただし前日(12日は1曲多かったように思います)

    

 乗り出した外国人の観客は、大声で
「ケモンケェーモン プリーズ プリーズ キャメーン!!」
と叫び、大興奮。

 これぞ真なる雄叫び。
 こういった純粋な大向こうも、気持ちの良いものだと感心すること仕切りなしでございました。

    

 
 みなさま

 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 御礼申し上げます。

    

    

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春の大神祭後宴能      2017. 04. 10  奈良大神神社(三輪神社 桜井市三輪)

2018年02月15日 | 舞台・音楽 雑感メモ



  春の大神祭後宴能  

        2017. 04. 10  奈良大神神社(三輪神社 桜井市三輪)




 
 金剛流能   「三輪」

 
 金剛流能   「三輪」

 
 金春流能   「天鼓」

 
 金春流能   「天鼓」



    

 毎年楽しんでおります春の大神祭後宴能の昨年四月分です。

 最近は写真を撮ることもなく、舞台を見ることに集中しております。

 かろうじて撮ったのが十枚ほど。その内の「三輪」と「天鼓」を二枚ずつ載せさせて頂きます。

    

 春の大神祭後宴能では狂言「福之神」と能楽「三輪」は恒例です。

 去年の能楽は「三輪」と「天鼓」でした。

「天鼓」もなんども楽しませていただいたことがありますが、舞台により天鼓の叩き方などが違い、舞台を面白く拝見させていただいています。

    

 興味深かったのは「高野物狂道行」

 この演目は私はおそらく仕舞でも初めてです。

 物狂でございますので、大変に興味深い。

 時間を作ってしっかりと内容を把握したいと思います。

 できれば今後、能楽を見る機会が雌木ってきますことを心待ちにしています。

    

 2017. 04. 10の演目内容は以下の通りです。


   大藏流狂言  「福之神」  茂山千作
  
   観世流仕舞  「網之段」  赤松禎友

   金剛流能   「三輪」   金剛流宗家 金剛永謹


   金春流仕舞  「野守」   伊藤真也

   観世流一調  「歌占」   井戸良祐 荒木建作

   金剛流仕舞  「高野物狂道行」金剛龍謹


   金春流能   「天鼓」   櫻間右陣

    

 ずいぶん時間が経過してからの記録となりましたことをお赦しください。

 

 みなさま、拙ブログにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 感謝申し上げます。

    
 

 
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今から漢文と散歩を楽しむよ。

2018年02月10日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
          (写真は2017 大阪城梅林にて)




 
 
 去年に引き続き、今年もテレビが見られない程、忙しい毎日を送っています。

 京都の古文書講座の上級二つをお休みしてしまいました。

 なので、今日は、ゆっくり、まったり。

 運動は割合に得意とはいえ、インドア派の私。

 しかし、今日は家族と散歩、一万五千歩を目指します。


 明日は漢文の講座を二時間を聞きます。

 この講座内容は充実していてとても楽しい。

『隋書』中華書局 標点本、『隋書』白文、和刻本正史『隋書』を取り上げて教えていただいています。

 先日アマゾンで注文いたしました『雍正帝(ようせいてい)』宮崎市定著(中公文庫)を明日までに読まねばと、少し焦っています。


 さてさて、漢文は昨年度も同じ先生にお教えいただきました。

 その時も楽しく、充実の授業でした。

 この市年間で 所蔵しております『左伝』全巻(一般的には『左氏伝』とも云う。)(江戸時代?日本で輸入されて版本にされたもの)の一部と、漢詩を目一杯に読もうと思っておりましたが、何しろ忙しい。

  以前に、氷室(氷室神社)にまつわる部分のページの写真を載せた記事  『左伝』
     

 趣味が多く趣味に没頭している私にとっては読みたい本などが多すぎる。

 今年こそは時間を上手く使いこなし、思い切り充実した時間をつなぎ合わせていきたい。

 
 一日の節目になりお食事やおやつの時間やお散歩の時間はこれまで通りに家族と会話を楽しみ、楽しい時間を繋ぎ合わせようと感じています。


 ではでは、漢文の完璧?なる授業の予習と、『雍正帝』読了と、散歩の一万五千歩を目標に、今日も健やかなる一日を目指すことにいたしましょう。

 皆様も充実の ひとひ をお楽しみください。


 

 最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

 感謝申し上げます。



 ブログの長期休み中もそうでしたが、連日(観覧数では無く)訪問者数数が300人を超えております。

 ありがとうございます。御礼申し上げます。

 

 
 

 
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大阪城を歩き、イランを思い出す。

2018年02月10日 | お出かけ




   大阪城を歩き、イランを思い出す。




 

 一年のうちに何度も行く機会に恵まれる大阪城。

 大阪城の大きな石垣を見ていますと、十度以上は一日中おりましたイランのペルセポリスの左横の、プルセポリスとしては入場料をとっては公開されてない山間に通じる空間を思い出します。(このブログでも、写真など、取り上げたことがあります)

 六度ばかり行きましたイランは、日本の次に長い時間を過ごしましたので、日本の中でもイランの香りを少しでも感じますと、私にとって落ち着く場所となります。

 尤も、大阪城とイランのペルセポリスは歴史的には共有することはございませんが。

 

 写真は梅の季節恒例。夫と共に毎年訪れた昨年の大阪城です。

 大阪城の梅林は咲くのが遅いので、もう少し先になりましょう。

 あと、二、三週間もすれば、今年も夫とともに梅林を散歩する予定です。

 

 名古屋城などでも多く見られますが、城を歩くと多くの城の石垣に、印が認められます。

 

 石につけられた色々な印は、石を運んだ人、石を献上した人の印と言われています。

 写真の石には、テコ痕が二つ、あります。

 大阪城を歩いていても、こういった採石の際についた傷が多くついている石を多く見ます。

 これは、イランのペルセポリスでも多くを見ました。

 

 日本では見たことのない採石場ですが、イランではぺルセポリスの採石場に行く機会に恵まれました。

 貸切タクシーの運転手は、初めて行ったという採石場に目を輝かし、走り回っておられました。

 手頃な大きなの石を見つけて、
「妻への土産だよ。」
と笑っていた運転手。

 私は日本のあちらこちらよりも、イランのどこかしこを回る機会に恵まれたのかもしれません。

   * 石切り場から巨大な石を運ぶ方法(エジプト)と、イラン「スィーバンドの採石場」(17景)




 

 先週を含めますと、最低でも連続三週間は歩く大阪城。

 梅の蕾のふくらみの変化を感じつつ、イランの思い出も含めて、大阪城を歩きたいと思います。

 色々な経験をさせてくれた夫に、感謝感謝。だって、大阪城を歩いていても、あれこれ思いを馳せて楽しめるのですもの。

 

 

 拙ブログにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 心より御礼申し上げます。


    

 

 
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