うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

ヤレヤレ、ふ~っ

2006-02-11 15:41:26 | フランス(人)
戻ってくるなりナンですが。
「フランス式仕事のやり方」への不満にはスッカリ不感症になっているはずが、またしてもピクピク反応してしまいました。
(ゴメンなさい!ちゃんとやっているフランス人も勿論いるのです。それに、全くもって、けしからん仕事をする日本人だって少なくないのでしょうが…。ただ、ステレオタイプ的に十羽一からげに評すると、ついこう言いたくなるのです。。。)



この建物の住民の郵便受けはとっても小さいんです。
ご多聞に漏れず、建物へのドアを開けたところの壁に設置されていて、それは木で出来ています。
大きさは、A4がギリギリ入るくらいで、幅は8cmくらいしかありません。

ですから、今回2週間ばかり留守にするにあたって、郵便物がなくならないかがとても心配でした。
そこで、出発の数日前郵便局に相談に行ったところ、一定期間中の郵便物を預かってくれるシステムがあるとのこと。

まぁ、そりゃそうですよね。
ヴァカンスで1ヶ月も2ヶ月も留守にするフランス人。
預かるだけでなく、ヴァカンスの滞在先への転送もできます。
勿論、有料ですが。
…因みに、話が横道に逸れますが、引越の場合の、転居先への配送システム。
適用してもらうには、6ヶ月間で18ユーロくらい払わねばなりません。
高い!
だって、日本は無料ですよね?
まぁ、こういった些細なところにも、どこでお金を取るか、という観念の違いみたいなものがあるんだなぁ、と思うわけです。

と。
話は戻ります。
…預かってもらうのは、12~13ユーロくらいだったと思います。
無くなるよりいいや、というわけで、早速その場で書類を記入、お願いしてきました。

そして。
一昨日戻ってきて、郵便受けを開けると、幾つかの広告に混じり、小包の不在配達票が。


出発した当日に配達があったようなのですが、基本的に預かりは2週間となっています。
ギリギリ返却されてしまう日数なってしまってる。
でも。
そもそも郵便と小包って違うわけ?
そんなことあるわけないよね!?

なんとなく不安になりつつ、最寄の、不在配達票に示されている郵便局に向かいました。
「不在時の郵便物預かりをお願いしていたのですが。取りに行くのは、○○(同じ管轄内だけどもう少し大きな郵便局)でしたよね?ただ。この不在配達票はこちらになっているのですが。受け取れますか?」

無言で首を縦に振り、担当の男性は探しに席を立ちました。
あぁ、よかった

しかし。
一向に戻ってきません。
再び一抹の不安。

彼が手ぶらで戻ってきました。
「見つからなかった。」
へ?
「でも。こちらにあるべきでしょう?まさか返されちゃったわけないですよね?」
…また無言のまま彼は去っていきました。

数分後。
やっぱり何も持たずに戻ってきた彼。
「ありません。」
「ありません、って。じゃぁ一体どこにあるって言うんです?」
「僕は知りません。」

僕は知りません、って何それ!

「私は自分の荷物を受け取る権利があるはずです。一体それがどこにあるか教えてください。」
「でも。僕は知らない。」
絶句して言葉を捜す私を横目に、彼は違う方向へと遠ざかっていきました。

そして。数分後。
「どこにもないから、捜索するしかありません。見つかったら電話します。電話番号をここに書いてください。」

船便でもないでしょうに。
なくなるなんてありぃ?
…とりあえず、言われるがまま電話番号を記しました。
「あのぉ。せめて誰が私にそれを送ったかだけでもわかりませんか?」
「さぁ。」

もうこれ以上、何を言っても無駄だと悟り、「ありがとう」と言い捨て郵便局を後にしました。

…日本だったら、上司を呼んで来い!どう責任とってくれるんです?となるわけですが。
そんなことをしてもここでは何にもなりゃしない。
出てくればラッキー、出てこなければそれまで。

ホント、せめて送ってくれた人が判ればいいのだけど。
…3人ばかり候補はいて。
そのうちの誰かだったら、やっぱり本当に申し訳ないなぁと思うのです。。。
電話、一体いつかかってくるのかなぁ

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