うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

日常の中に 出会い

2008-11-12 07:17:09 | フランス(人)
…色々考え直してみても。
今の大家さんは、やっぱり好きになれない。。。。。





友だちの大家さんに較べて、
どうして、こんな大家さんに当たってしまったんだろう?
と思うのが常。




それでも。
越さないのは、
勿論、フランスでの引越しが大嫌いっ!もう2度と嫌っ!!!!!
ということと。

今、住んでいる界隈がとにかく気に入っているってこと。


この2つが大きくて。
相当な不満はあるけれど。
こうして、ずっと住んできました。





それが。
去年。
隣のオニイチャンとすっかり仲良くなり。

そんな隣人と仲良くなるのは初めてだったから。
このアパートに住んだことも、決して悪くなかったなぁ、と思えるようになりました。



そして、今日。
また、違う隣人(=この建物の最上階に住んでいるオバサマ)とお話し、打ち解けて。
…このアパートも私にとってマイナスだけじゃなかった、と。
しみじみ思った次第であります。






そう。
このオバサマ。
年の功は60~70歳?
でも。とっても綺麗でシャキッとしています。

たま~に、階段ですれ違うこともあったのですが。
ご挨拶するのみ。



それが。
今日、彼女が私の戸を叩きました。



トントン!

呼び鈴もインターフォンもないし。(そもそも必要がないとも言われている)
恐る恐る「どなたですか?」
と伺ったところ。
「あなたの隣人だ」と。

というわけで、戸を開けて、お話を伺いました。




どうも。
この建物(今や分譲)の大家さん同志で、話し合いをしないといけない状況らしい。

確かに。
私の大家さんは春に、一家で日本へ行ってしまったけれど。
大家さんが言い残したことは、
「何かあったら、○○さん(←今日知り合った彼女のこと)に相談しなさい」
だったのでした。



その当時の私にしてみたら。
そんなこと言われたって。
名前も知らなければ連絡先もわかるわけがない。(←彼は、彼女の苗字だけ口で言っただけ…)

しかも。
多分、件の彼女と思われる人は、殆ど不在みたいなのに…。
と思ったものでした。




で。話が横道にそれましたが。
彼女も、私の大家さんが日本に今住んでいることは知っているものの、連絡先がわからない。
緊急に連絡を取りたいから、連絡先を教えて欲しい。
というものでした。





大家さんのメールアドレスは、手許に控えがあったので、すぐに書き写してお渡しすることができたけれど。


…興味がないっちゃ、それまでだけど。
彼らの日本の住所と電話(←後でメールで書き送って来た)は、手帳に書き写してませんでした。



というわけで。
すぐに教えられない。
時間が若干かかるので、一旦、お家に帰っていただき、私がメールを調べた後、すぐに知らせに伺う。という約束をしました。

そしたら
「アペリティフで、待っているわね!」と。







アペリティフ?
多分冗談よね。

と思いながら、彼女の部屋のドアをノックすると。


「さぁ、入って。入って。座って頂戴。アペリティフ大したものないのよ。ウィスキーとマルティーニロッソとどちらがいい?」






というわけで。
…1時間半ばかりも、グラスを片手に、お喋りに興じて、戻ってきたのでありました。




彼女、元は経済ジャーナリストだったそうで。
今は、ボランティアでフランス語を教えているのだそうな。

とにかく。
旅行好きな彼女が行った先でのお話などを色々聞いている間に。
そんなに時間が経ってしまったのでした…。





で。
挙句の果てに。
…私が、友だちも殆どなく、いつもひっそり暮らしていると聞き。
今度の日曜日のお昼、彼女のお友だちをお食事に招んでいるのに、是非ともいらっしゃい!
と誘われ。。。。。
二つ返事をして、帰って来ちゃいました。














う~む。
実は、今度の金曜夜は、隣のオニイチャンの誕生日パーティーに招ばれていて。

そして。
日曜日は、彼女お家でご馳走になることに…。




何とも、ご近所付き合いの縁があったことを大変嬉しく、ありがたく、思うのであります。