痛かったら手を挙げろ

時々タイトルが変わります

謝れない病気

2011年06月16日 18時58分39秒 | 今日の天使

 遺伝的な問題です。ただし、リチャード・ドーキンスの言う「人間は遺伝子の乗り物」って意味での話。

平均寿命の半分生きて色々振り返ってみると、どうも私は遺伝子の表現型的に「謝れない病気」な気がする。謝れないと言っても電車の中で足を踏んだなど、明らかな自分の過失でなら素直に謝れるのだが、問題なのは自分が正しいと信じている時…

 小学校1年時の数少ない記憶の中に、友人と言い合いになり翌日にその友達に「昨日はごめんね」と謝られて驚いた事がある。喧嘩やちょっとした言い合いなんてそれぞれお互いの言い分が有り、どこまで行っても平行線だろうし、ましてや自分から謝る事なんてそれまでこれっぽっちも考えたことは無かった。

当時は単純にビックリしたのと、人が人に謝っても良いんだ!と言う驚きと最後に漠然とした敗北感…

 数年後・・・その友人宅に遊びに行ったけどさ、いつも呼んでいたあだ名かっちゃんをもじって

バッカちゃんあ~そ~ぼ」

って家に呼びに行ったら

かっちゃん本人では無くオヤジさんが出てきて

「うちの子はバカじゃない!」

って怒鳴られた想い出がある。

真っ当でやさしく正しい親子でした。人生も半ばを過ぎて未だにかっちゃん親子を思い出す日々です。。。

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仕事関係を除くと最高レベルにお高いです。図書館でも見かけたことあり。

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今買うならこっちなのか?

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上の本が元なのだが、アマゾンでは批判も多いな。その後の著書にも言えるけどエンターテイメントに寄りすぎている感じは確かにあるわな。

(簡単に言うと調子に乗ってお金儲けに走ってしまった感じ。20年以上毎年のように新刊が出ているから作家としては大成功何だろうけど…)

理論を飛躍しすぎている部分も多々あるが、それを差し引いても間違いなく、うに猿セレクト オールタイム・ベスト10の1冊、いやベスト3でもOKな感じ。上の訳本に比べて圧倒的に読みやすいしね。科学と宗教の融合って素敵!

 謝れない病気に近いもので、「知らない」って言えない病気もあるな。タモリとインド人がこれだよね。インド人は親切すぎて知らないことでも教えてくれるらしいね。タモリは性格的に死んでも「知らない」って言いたくないんだろうね。

 わかります


サウイフモノニ ワタシハナリタイ

2011年06月16日 00時19分39秒 | 今日の天使

 独り言なんだか?質問なんだか?お金を入れて動かす機械の前には喋りながら操作しているおばちゃんっているじゃない?隣にいれば聞こえるくらいの声高でブツブツしゃべっているおばちゃんの事ね。

そんなタイプの女性患者さんって年齢問わず時々いるけど、仕事上は打算も働いてトコトンやさしく接するのだけど…ここでやさしくしておけば一生付いてきてくれるんじゃないか?なんて…

 ~コインランドリーにて~

そんなタイプのおばちゃんがコインランドリーに入ってきて、ウロウロしながらさ

「初めてだから、こういうのって分からないわ~」

「こういうのって、もう歳だから分からないのよね~」

レーパン姿のうに猿へのアピールじゃ無くて、若奥さん風の方へのアピールらしかったので何となく無視していたら…洗濯物を畳んでいたその若奥さんが助けてあげたんだけど…そのおばちゃん、若奥さんに操作を代わりにやって貰ってる間ずーっと喋ってるの

「何分かかるのかしら?」

「乾燥もさせたいんだけど?」

若奥さんが優しく教えていたんだけど、そのうち関係無い話しに…

「近くの病院からきたの…」

「旦那が入院していて…」

この辺りで、うに猿は乾燥機かけて出て行っちゃったんだけどさ、15分後くらいに戻ったら、先ほどの2人がまだいるのよ。2人とも涙ぐんで話してたよ。

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 オシマイ