痛かったら手を挙げろ

時々タイトルが変わります

トルクコントロール(クロスフィールド株式会社)

2009年01月25日 07時45分33秒 | 今日の天使

 Cross Field トルクコントロールを使ったことがあるのだが、前回の汎用ドライバーと一緒でいろいろなインプラントシステムに対応していて、ドライバーはそのシステムごとの純正の物を使うことになります。

 直径2.35ミリのコントラバー規格のものなら全て付けることが可能で、トルクを設定したら、おしりを回してドライバーを回転させるようになっていて規定のトルクに達したら空回りします。

 インプラントシステムによっては外科処置時にも使用することが出来るが、分解清掃可能かは覚えてません。

 このCross Field トルクコントロールは構造上、手が3本あった方が使い易いかも知れません、本体がちょっと重めのためドライバーがねじ山に咬み込む感触がわかりにくいのと、ドライバーを最初から咬み込ませてコントラを後からつなげるやり方も難しく、一度しか使用しませんでした。

 今時のインプラント用コントラなら埋入から補綴まで何でも出来るでしょうから、細かいトルクコントロールが出来ないインプランターを使用している人向けの商品かも?あとは手が大きく指が太い人にもいいかも?

 個人的にはネジは指で回すのが好きで、指で回せる所はなるべく指で回すようにしています、規定のトルクが必要なネジでも最初は手で回して最後だけラチェットを使用した方が安全だとは思うのだが・・・考え方を変えて、ネジを回すのに慣れていない人を想定するすると、最初からトルクコントロール出来るものを使用した方が少々ねじ山がなめられる可能性があっても、フィクスチャー本体には致命的なダメージを与えにくいかもしれないです。

 大学へ紹介されてきた症例でフィクスチャー内にネジの先端が残ってしまったり、アバットメントが曲がって入っているレントゲンなどをいくつか診ているので、最初からトルクのコントロールをしながら締めた方が安全なのかもしれないです。

 チームで治療に携わっていた若手歯科医師がインプラントの補綴時に

「どっちに回すんでしたっけ?」

と言った時には何を言っているのか理解出来なかったが、普段から工具のドライバーも触ったこともなく、ペットボトルのキャップぐらいしか回さない人はネジを締めるときにどっちに回すか考えるらしい、確かに慣れない利き腕と逆でドライバーを使うと一瞬戸惑う事はある。

 患者さんの前でそんなこと言うな、事前に調べておけ、と言う気もなくなるほどの間の抜けた話だが、そんな人を基準に安全性を考えると、何でもなるべく機械化した方が安全なのかもしれないです。

 行き着く先は、ノーベルガイドやオールオン4なのだろうか?

追加

 書き終わって検索してみたら、インプレッションを見つけた。

 ・トルクコントロールとサージコントロールの使用感

で検索して下さい。

 ・ハンドトルクドライバー

 これで検索すると中西の同じような製品が出ます、これは学会会場で触った気もするが思い出せ無い、クロスフィールドのものより軽くて長めかも?

 使用している写真があるが、やはりこれも一人じゃやりにくそうな感じがするな。

 今読み返して思い出したのだが、右回りで閉まるネジは口腔内の上下左右の部位で緩みやすさが違った話があったような?

 本当なら逆ネジタイプのインプラントが必要だな。

 さらにそうなった場合、一概に締めるのは右回り!!とは言えないかも?

追加2

 さらに検索したら中西と同様のものがもっと安く、さらにそれぞれのインプラントシステム用に、コントラバー規格のドライバーだけサードメーカーから出ていました、前歯部限定でしょうが普通の工具用ドライバーの様に長いドライバーも出てました。

 ・shika-mall

で検索して下さい。

追加3

 何で前歯部限定用のドライバーがあるのか、youtubeで抜歯即時埋入+GBRを見ていて気がつきました。

 補綴時や技工時でなく外科時(前歯部)に使うものだった。

 しかし最近はインプラントに関しても無料で何でもネット上に出ているもんだな。

 サイナスリフト時に上顎洞の形態を口蓋からライトを当てて透かして確認していた動画なんてあった。