南 うなみの部屋 昭和大好き

南 うなみの趣味の部屋。昭和大好き。おもちゃ大好き。

大好きだけど大嫌い

2006-11-24 12:09:19 | Weblog
今日の新聞で灰谷健次郎さんの訃報を知りました。
折に触れて読み返す本のひとつが「せんせいけらいになれ」「兎の眼」です。
どちらも読み返す度にその都度の不安を取り除いてくれる本です。大好きな本を挙げてくれといわれればきっとこの二冊はお薦めするでしょう。
ご自分の意見をきっちりと語られる方でした。97年の神戸事件のときの対応は潔いと思いました。
でも「天の瞳」をお書きになった頃からの作品はあまり好きではありません。
「灰谷教」とでも言うべき独自の考え方にうなみが嫌悪感、重圧を感じるようになったからでしょうか。
72歳。今の時代には若い死です。ご冥福をお祈りします。(写真はせんせいけらいになれの角川文庫版 ネットより)
コメント (15)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新鮮な感じ | トップ | わたがし »
最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 ()
2006-11-26 19:54:07
うなみさんはいまでもちゃんと本を読むんですねえ。感心します。
テレビや新聞に雑誌やPCばっかりで、とんと本はご無沙汰の私です。ずっと簡単な方に流されてきているから、からっぽ。
で、うなみさんに触発されて、今頃4冊借りてきました。
子どもの詩がうまれた
とうちゃんがかえってくるで
きみはダックス先生がきらいか
いえでぼうや

図書館は灰谷さんを偲んでコーナーができているかな
と思ったけど、そんなのなかった。
それ位あったっていいのにね。
行政にもっと感性の風吹き込んでいいと思うんだけどな~。
返信する
図書館 (南 うなみ)
2006-11-26 22:34:02
お立ち寄り有り難うございました。
新聞も、雑誌も、漫画も好きですよ~。
図書館に行って本借りて来られたんですね。
図書館は普通の本屋さんじゃないから追悼コーナーや追悼フェアーを行うわけにはいかないですものね。公共図書館でも今時期的によく出ている本をまとめて置いていてくれてもいいのにね。(読書提案的にね)
うなみは図書館の貸し出しは苦手なんですよ。気分次第で読みたいタイプなので期日に縛られるのは弱いんです。図書館の閲覧は大好きなんですけどね。
好きな本は手元に置いて何度も読み返すのが好きです。スペース的にも金銭的にもビンボーなのでホントに好きな本しか置いていませんが…。
返信する
味のないするめ (あみいみこあん)
2006-11-27 05:27:18
我が家はおそらくもっと狭く、何年か前に本を4分の3、押入れのダンボールの本全部処分しました、自転車にくくりつけて古本屋に持っていったんだけど、引き取れません、でした。時代に合わない本が泣いてたよ。
で、その空いたところに何が入ったかというと、思春期の子どもの限りない洋服や雑貨。これが我が家の現実です。

図書館いいですよ~。本当に知らない世界の宝庫っていう感じ。並ぶ本の数は本屋の比じゃない。返却日は3週間ある。図書館で読んで本当に良かったのだけ買えば、懐も温かさがのこっているかも。
それに、図書館を自分の書斎と思っちゃえば?我が家はひろ~い。

追悼集、図書館が委託化される前はどうだったんだろう。委託化されて、職員も味のないするめみたいになった気がする。対応も癖がない。失礼だけど、みんな同じ人にみえてしまうよ。
返信する
どこともに… (南 うなみ)
2006-11-28 16:35:41
相方の仕事関係の資料押し入れの中にぎっちり入っています。忘れた頃に必要で捨てられない~。
洋服捨てるより本を捨てるのは根性がいります。売れる本は売れるうちに処分自分の分だけは心がけています。
味のないするめは松前漬けにすれば生き返りますが味のない職員はどうしようもないですね。
返信する
あっぱれ  ()
2006-11-28 22:13:34
どれもうなみさんのコメントは気がはいっていて、いつも感心しているのですが、今回の最後の一文は、感心を通り越して、あっぱれの感あり、勝負あり~。
久しぶりに、スカッとさわやか(コカ・コーラ)。

ちなみに私は、映画に行くときは(そういえば、正月以来何も見てない)水筒持参派。
今こってるりんごジュースも、市販のペットボトルではなく、自家製を職場に運んでる。お金の節約にもなるしね。
それに、なんたって熱いものを熱く飲む、ペットボトルにはできない芸です。
返信する
きみはダックス先生がきらいか (あみいみこあん)
2006-11-28 22:20:53
本題からそれました。

上記の灰谷さんの本、私は好きです。
普通学級に学ぶしょうがい児トンちゃんも仲間。1981年、養護学校が義務化され、ケンケンガクガクの頃、こんなふうに書いてくださっていたんですねえ。
返信する
あの頃は熱かった (南 うなみ)
2006-11-28 23:45:36
ダックス先生私も好きです。灰谷さんの熱い気持ちが伝わってきますよね。
熱い気持ちが進む方向それさえ間違わなければ灰谷さんの作品全てが好きだったかも…。
児童書全般好きだけどみこあんさんは今江祥智さんの作品は読まれたことありますか?「ぼんぼん」「やさしさごっこ」「紙のおつきさま」どれもお薦めです。灰谷さんの追悼記事に今江さんがライバルがいなくなって悲しいと書いておられました。同じ時代を切り開く人間は表現的には好きではないですが「戦友」てきな気持がわいてくるのでしょうね。
返信する
朝日新聞では ()
2006-11-29 04:11:29
今江さんのもかつては読んだと思うのだけど(名前となんとなくカット絵がぼんやりイメージされる程度)全く記憶から抜け落ちています。情けないねえ自分。
で、うなみさんお勧め本、近いうちに読んでみます。
児童書の読後感、わたしも好きです。

朝日では、永六輔が追悼文書いてました。
「ろくべえまってろよ」を引き合いに出して。

いろいろあっても、仲間なんだなあ、と。
おおきなところから見れば、やっぱり仲間なんだなあ。
返信する
そうだったんだ (あみいみこあん)
2006-12-08 06:20:28
灰谷さんを児童文学執筆をすすめたのは、今江祥智さんだったんですね、知らなかったなあ。
今江さんの絵本も6冊借りました。「いろはにほへと」がいいなあ。
予約してやっと手にした「優しさごっこ」の本の厚さに、先ずびっくり。「今江祥智の本」も今手元に、第5・第6巻。こんなに細かい字の本も書いてたんですね。
うなみさんのブログに出会えてよかった。ありがとう。
11月の障子が開いて紅葉!も毎回どきどきしたけど、12月のこの透き通った水色、というか、雪色氷色にも心がすーっと入っていきます。すごいです。

それにしても、私も読み返した「せんせいけらいになれ」に流れる、ちえ遅れのちあきちゃんも、みんな仲間の灰谷学級作りが、1960、70年代に実践されていたんですねえ。
返信する
つながり (南 うなみ)
2006-12-08 22:52:55
そうなんです。繋がりは深いですね。
灰谷さん亡くなって数日が過ぎ、少し手の空いた年明けにはまた読み返してみようと思っています。「せんせいけらいになれ」よかったでしょう。理想だけれど理想がちゃんと実践されていて灰谷ワールドです。
今江さんの本も借りて読んで下さって有り難う。「優しさごっこ」分厚いけれど一気読み出来ますよ(笑)睡眠不足にならないようにね。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事