サクラの時期、
川沿いのサクラの木の下に、黄色い背の高い花が土手を埋め尽くすように咲いている。
ああ--------ナノハナか。
え??ナノハナ?
実は正式にナノハナと呼ばれる種の花はなく、アブラナ科アブラナ属の黄色い花を総称してナノハナと呼んでいる。
ナノハナと呼んでしまう特に似た花だけでもアブラナ属にはアブラナ、セイヨウアブラナ、カラシナ、セイヨウカラシナなどがある。
その他のアブラナ属にはミズナ、カブ、コマツナ、ハクサイなどがあり、これらも黄色い花を咲かせるのでナノハナと呼んでしまう。
あげく、これらのアブラナ科の植物は簡単に交雑する(他家受粉)。
この交雑により地中海出身のこの植物は多種多様な広がりをみせているのだけれど、とにかく分類上の混乱は大変だ。
本によってもさまざまな説明があり、ネットなどはそれ以上に混乱している。
ちなみに上の写真はセイヨウカラシナと思われる。景色としてしか撮っていないので同定するには不十分だった。
混生している可能性も否めない。
セイヨウアブラナ(学名:Brassica napus)
土手などで群生している黄色い花のほとんどはセイヨウアブラナか、セイヨウカラシナだ。
簡単な見分け方として、
黄色い花がややばらけているのはセイヨウカラシナ、ひとまとまりになっているのがセイヨウアブラナ。
大きめの葉が出ている部分を見て、葉が茎を包むように生えているのはセイヨウアブラナ。
-----------と、言ってみるのは簡単だけれど、実際わけがわからない。
料理をよくする人は、植物について勉強すると大変面白い。
例えば上でも書いたけれど、アブラナ科の野菜のなんとまあ多い事か。
ハクサイ、カブ、コマツナ、タカナ、ホウレンソウ、ミズナ、キャベツ、ダイコン・・・・
よくよく花や葉を見てみると、確かにナノハナに似ているなあと思う。
イタリアでもカブ(ラーパ)があるのだけれど、
その肥大した根の部分の料理よりも上の葉(根出葉)の料理が定番になっている。
オリーブ油、ニンニクと唐辛子で炒めて食べる。
なんだかアブラナを育てて花咲く前の葉(頭頂部や脇芽)を食べる日本の「菜の花」を思わせる。
イタリア野菜のルーコラ(アブラナ科)にしても、ピリッとした刺激的な辛さは、菜の花やダイコンに感じる辛さに共通する。
偉大なアブラナ科。
川沿いのサクラの木の下に、黄色い背の高い花が土手を埋め尽くすように咲いている。
ああ--------ナノハナか。
え??ナノハナ?
実は正式にナノハナと呼ばれる種の花はなく、アブラナ科アブラナ属の黄色い花を総称してナノハナと呼んでいる。
ナノハナと呼んでしまう特に似た花だけでもアブラナ属にはアブラナ、セイヨウアブラナ、カラシナ、セイヨウカラシナなどがある。
その他のアブラナ属にはミズナ、カブ、コマツナ、ハクサイなどがあり、これらも黄色い花を咲かせるのでナノハナと呼んでしまう。
あげく、これらのアブラナ科の植物は簡単に交雑する(他家受粉)。
この交雑により地中海出身のこの植物は多種多様な広がりをみせているのだけれど、とにかく分類上の混乱は大変だ。
本によってもさまざまな説明があり、ネットなどはそれ以上に混乱している。
ちなみに上の写真はセイヨウカラシナと思われる。景色としてしか撮っていないので同定するには不十分だった。
混生している可能性も否めない。
セイヨウアブラナ(学名:Brassica napus)
土手などで群生している黄色い花のほとんどはセイヨウアブラナか、セイヨウカラシナだ。
簡単な見分け方として、
黄色い花がややばらけているのはセイヨウカラシナ、ひとまとまりになっているのがセイヨウアブラナ。
大きめの葉が出ている部分を見て、葉が茎を包むように生えているのはセイヨウアブラナ。
-----------と、言ってみるのは簡単だけれど、実際わけがわからない。
料理をよくする人は、植物について勉強すると大変面白い。
例えば上でも書いたけれど、アブラナ科の野菜のなんとまあ多い事か。
ハクサイ、カブ、コマツナ、タカナ、ホウレンソウ、ミズナ、キャベツ、ダイコン・・・・
よくよく花や葉を見てみると、確かにナノハナに似ているなあと思う。
イタリアでもカブ(ラーパ)があるのだけれど、
その肥大した根の部分の料理よりも上の葉(根出葉)の料理が定番になっている。
オリーブ油、ニンニクと唐辛子で炒めて食べる。
なんだかアブラナを育てて花咲く前の葉(頭頂部や脇芽)を食べる日本の「菜の花」を思わせる。
イタリア野菜のルーコラ(アブラナ科)にしても、ピリッとした刺激的な辛さは、菜の花やダイコンに感じる辛さに共通する。
偉大なアブラナ科。