うめ子「デカ長、死んでるんじゃない!?」
「デカ長!デカ長っ!!」
ボク「ダメダメ、動くから話かけたら駄目っ!!」
急いで動画を撮る。
じーっと動かなかったデカ長だったけれど、
さすがにあせあせと動画を撮り始めた頃には起き上がってきた。
普段俊敏な動きをしているので、ひっくり返ったまま動かないなんてびっくりするじゃないか。
なぜこうなっているのか?亀飼いの方々には予想はつくだろうけれど、デカ長は脱獄常習犯だ。
1日家を空けて出かけていたら、よく脱出している。
結局居場所が無いのか、そこが好きなのか、コンセントの多いゴワゴワしたところでじっとうずくまったりしている。
途中経過はこんな感じだ。
コンチハ!!!!
うんせうんせ。
ム・・・・ムムムム・・・
タハーーーーーーーーっ!!!!
脱出失敗バージョン。
落下後、数十秒動かないデカ長。
その結果、淡々と動画撮影が進められ、さらされるにに至る。
だって「昼寝かっ!」ってくらいじ~っとしてるデカ長が悪い。
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我が家の庭では、うめ子の観察によりいろいろな事件が起こっている。
【【デカ長・ちび犬、怪物体くっつき事件】】
ある日、うめ子から相談が・・・
「庭で遊ばせてやってると、デカ長たちに変な卵みたいなのがくっついているの」
「トマトの種みたいな、ぶにゅっとしたゼリー状の卵みたいな・・・」
む~ん、確かに怪しげな物体がちび犬やデカ長の体にくっついている。
もしやヒルやナメクジの卵ではないだろうか!??と、調べてみるが、どうも違う様子。
庭を見てみると、至る所にその怪物体が落ちている。
確かにトマトの種のようにも見える。
------!!
これは植物の種ではなかろうか!
そうすると、しばらく前に花を咲かせていたような植物の種かもしれない!!
庭の植物をあたってみると、どうやら種をまき散らした跡がある。
なるほど。こいつか!!
これはタネツケバナというアブラナ科タネツケバナ属の植物で長角果を烈開させて種を飛ばすのだ。
良かった。なにか怪しげな寄生虫でも発生しているのかと思い、一時はヒヤヒヤしてしまった。
【【怪しげな浮遊物事件】】
これもうめ子の報告。
「水槽の掃除をしていたら、たまにへんなゼリー状のものが出てくるの」
「へんな生き物??ヒルとかじゃないわよね?」
確かに怪しげなプルプルした物体。
よく水を使う我が家の庭はいつもジメジメしており、ナメクジや小さなヒルの宝庫ということが昨今判明した。
それというのも我が家の庭は土の深さが数センチほどしかなく、すぐ下がコンクリートになっているからだ。
そのせいで、なにか怪しい物体を見つけると、どうしてもヒルやナメクジに結びつけそうになる。
上の怪しい物体も、そういった気持ち悪い系の生き物かと調べてみたのだけれど、まったくわからない。
ヒルやナメクジ、果ては水槽にわく貝などの卵ではないかとも思ったけれど、なかなか正体がつかめない。
ネットで「水槽 ゼリー状」等々、いろいろと検索してようやく正体が判明。
なんとっ!!
蚊の卵でした。
どうやらユスリカという蚊の卵らしい。
さらに驚くべき事に、この卵から成長した姿がアカムシなのだ。
そう、よく水生生物のエサとして売られているアカムシはユスリカの幼虫だったのだ(オオユスリカ、アカムシユスリカ)。