8日、改選後初の都議会(臨時会)が開催されました。
冒頭、正副議長選挙が行われました。日本共産党都議団は、第一会派から議長、第二会派から副議長を選ぶべきであると主張してきました。選挙の結果、議長には第一会派である都民ファーストの会の尾崎大介都議、副議長には第二会派である公明党の長橋桂一都議がそれぞれ満票で選出されました。
一方、監査委員の同意については、第一会派と第二会派で独占することなく第三会派と第四会派にすべきであると主張してきたため、私たちは反対の態度をとりました。
常任委員会や議会運営委員会なども決まりました。都議会では常任委員会の任期は1年間となっています。
私は、教育委員会(教育庁)、生活文化局、オリンピック・パラリンピック準備局を所管する文教委員会の委員に。共産党都議団の里美ゆみ都議が委員長に、米倉春奈都議が理事になりました。9つある常任委員会の中で唯一、共産党都議団が3人の委員会です。
その後、オリンピック・パラリンピックについて審議する特別委員会と、議会改革のための検討委員会については全会一致で設置を決めました。
築地市場の豊洲移転問題などを扱う市場移転問題に関する調査特別委員会について、自民党、共産党、民進党が共同提案。市場問題に対する立場は違いますが、都議会として都議選でも重大争点となった問題を局を超えて横断的に議論する場所が必要であり、常任委員会(所管は経済・港湾委員会)ではなく特別委員会を設置することがが望ましいという一致点で提案したものです。
共産党都議団から賛成討論に立った尾崎あや子都議は「環境アセスメントのほか(築地市場跡地の)2020年東京五輪・パラリンピックの輸送拠点工事など、市場移転と連動している事業についても解明すべき問題が山積している。関係するすべての部局に質疑ができる特別委が必要」(8日「毎日」都議会豊洲移転「特別委」設置を否決 野党反発)と主張。さらに「無害化が達成できないのであれば、豊洲移転はきっぱり中止すべきだ」と求めました。(尾崎都議の賛成討論全文はコチラ)
実際に、市場移転問題については関係9局長会議が行われており、部局を超えた横断的な問題であることは明らかです。
残念なことに、市場移転問題に関する特別委員会の設置については、都民ファーストの会、公明党などの反対多数で否決され、この日の本会議では設置することができませんでした。
本会議後の記者会見で尾崎都議は、「小池知事が示した移転の基本方針や、局長会議の内容についての検討は、関係する局が複数にまたがっていることから常任委員会の議論だけで済むものではない。特別委員会を設置できなかったことは残念だ」(8日「NHK」都議選後初の臨時議会 議長は都民ファーストの会から)と述べました。
初の都議会となりましたが、市議会との明確な違いは議員の数とともにマスコミの数。かつてなく都政と都議会が注目されていることを実感しました。
新たな課題に迅速に対応しつつ、市民のみなさんとの共同の力で「暮らしに役立つ都政に変える」ため全力をつくします。
以下、8日に決定した共産党都議団の議会構成です。(共産党都議団のホームページからもご覧いただけます)
(◎委員長、〇副委員長、△理事)
【常任委員会】
総務委員会 とくとめ道信 原のり子
財政委員会 曽根はじめ(△)いび匡利
文教委員会 里吉ゆみ(◎) 米倉春奈(△) 池川友一
都市整備委員会 白石たみお(〇)星見てい子
厚生委員会 和泉なおみ(〇)藤田りょうこ
経済・港湾委員会 尾崎あや子(△)あぜ上三和子
環境・建設委員会 河野ゆりえ(〇)原田あきら
公営企業委員会 とや英津子(△)斉藤まりこ
警察・消防委員会 清水ひで子 大山とも子
【議会運営委員会】
議会運営委員会 大山とも子(△)清水ひで子 和泉なおみ 白石たみお
【特別委員会】
オリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ推進対策特別委員会
あぜ上三和子(△)とくとめ道信 里吉ゆみ いび匡利
【議会改革検討委員会】
議会改革検討委員会 大山とも子 清水ひで子
(写真は長島可純さん撮影。多摩地域選出の5人で撮影しました)
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