あまり知られていないことですが、町田市議会は、これまで特別委員会を設置して行ってきた決算審査を常任委員会単位で試行的に行っています。
と言われても、「何のこっちゃ」という感想が聞こえてきそうなので、少し解説しておきたいと思います。
そもそも、地方議員は(国会議員もですが)常任委員会というものに所属します。町田市議会では常任委員会の任期は2年で、4年間の議員任期で2つの常任委員会に所属することになります。
議会によって名称や取り扱う事務(簡単に言うと税金のことは△△委員会、保育のことは○○委員会という振り分け)は違いますが、町田市議会で言えば、総務常任委員会とか、文教社会常任委員会とかがそれに当たります。
議員であれば、いずれかの委員会に所属して活動するというのがルールとなっています。私は現在、健康福祉常任委員会の委員長を務めさせていただいています。
それとは別に、必要に応じて特別委員会というのを議会の意思決定で設置することができることになっています。
町田市議会で言えば、議会改革調査特別委員会とか、交通政策特別委員会とかがそれに当たります(両委員会はすでに解散しています)。
ここまで解説をして、やっと決算の話に移っていくのですが、これまで町田市議会では決算の審査は決算特別委員会を毎年設置してきました(一度だけ常任委員会で行ったという前例がありますが、その時は1年で特別委員会方式に戻しました)。
決算特別委員会は、一年間予算がどのように執行されたのか(使われたのか)について全体を審査できるという優位性があります。
一方、今回「試行」している常任委員会での決算は、自らが審査した予算について決算で状況を確認することができるという利点があります。
どちらでなければならないということはなく、各議会でどういう方式がいいのかを選択していきます。
聞いてみると受け止めは様々だなという感じです。私自身は、いずれにしても一年間の予算執行についてしっかりとチェックすることができ、課題について明らかにしていくことができる方式を選択していきたいと感じています。
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