つらつらと雑感を書き残しておきます。
「自分の1票で政治は変わらないから、1票でしか政治は変えられない」と実感したのが参院選だったと思います。
これまで、日本共産党に対して「いいこと言うけど力がない」「1票入れても当選しない」などの声を寄せていただきました。そして、それと同時に「党名を変えたらどうか」「党首が変わった方がいいのでは」と善意からご助言をいただいてきました。その都度、丁寧にお話をしてきたわけですが、選挙結果に変化の兆しがなければ、なかなか払しょくされないというのが実態ではないでしょうか。
その意味で、昨年末の総選挙と今回の参院選の政治体験は、今後の民主主義にとっても非常に重要な一歩だったような気がしてなりません。
1998年に日本共産党が史上最高の820万票を獲得してから、日本共産党封じ込め作戦があらゆる方法でおこなわれてきました。
2003年からはじまった「二大政党づくり」。自民党か民主党か、他は政党にあらずというようなキャンペーンのもとで、「政権選択」「政権交代」などの言葉をマスコミが多用しました。政権に関係ない政党は選択肢から除外するというのが、最大の目論見だったのでしょう(詳しくは、党創立90周年記念講演)。
そのピークは2009年夏の「政権交代」で民主党が政権を獲得したとき。1票で政治は変わると実感したその間隔は大事だったわけですが、その後の民主党の裏切りの連続によって新たな政治への不信感が沸き起こったことも事実です。
民主党がもうダメだとなれば、次は「第3極」という目先を変えたキャンペーン。自民か、民主か、第3極かと選択肢を示して洪水のような報道がおこなわれました。
ところが、選挙前に「太陽の党」が5日で消滅し、選挙が終わると途端に「未来の党」はなくなり、維新の会やみんなの党も自民党にすり寄っていく姿があらわになりました。日本共産党は、こうした政党を「自民党の補完勢力」として見てきましたが、国民のなかにも自民党以上に自民党という声が出るほどその本質が浮彫りになったのではないかと思います。
そうしたなかで、雲が晴れたら日本共産党がよく見えてきたというのが今回の選挙結果だったのではないでしょうか。
「自民党政治と対決できるのは日本共産党」「党名を変えなくてよかったね」という声を聞いた選挙戦でした。「政党助成金をもらえばいいのに」と言っていた方が「やっぱりもらわなくて正解だったかも」と話してくれたり…。
これからも、日本共産党を封じ込める策動は何かしら起こってくるでしょう。そのときに、それを打ち破ることができるよう、さらに草の根の力をつけた強い党をつくる仕事がこれから重要だと感じています。
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┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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