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日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

さらば、賃下げ&使い捨て社会

2011-01-11 | 日々思うこと、考えたこと

 「しんぶん赤旗」日曜版の響き合い対談2011。

 経済同友会終身幹事の品川正治さんと日本共産党の志位和夫委員長の対談ですが、非常におもしろく読みました。

 ぜひ、みなさんに読んでいただきたい対談ですが、一つだけ紹介をすると…

(引用はじめ)

 志位 大企業の「派遣切り」にかかわって、こんなことがありました。作家の村上龍さんが司会をやっている「カンブリア宮殿」というテレビ番組に、一昨年の1月に出たことがあります。「派遣切り」について議論になり、私は、「派遣切りの必要はない。大企業はこれだけ内部留保をもっているではないか。ごく一部を崩せば雇用を守れる」と主張したのです。すると、同時期に、日産社長のカルロス・ゴーン氏が同じ番組に出て、「ラインを止めなかったら日産がつぶれる」といった。
 昨年11月、この番組を見ていましたら、段ボール製造最大手の「レンゴー」という会社の大坪清社長が出演していました。レンゴーは「派遣切り」が荒れ狂うなかで1000人の派遣労働者を逆に正社員にした。そのために5億円支出増になったけれども働く人の意欲があがって、経営にプラスになったと社長さんがいいました。
 村上龍さんは、「昨年、カルロス・ゴーンさんと共産党の志位さんに出てもらったが、どっちに分があるか」といい、「今の日本をおおっている閉塞感は、結局、労働者の給料が上がらない(ところにある)。これでは意欲もなくなり、生産性もなくなってしまう。従業員の意欲を上げた方が、生産性が上がり、日本全体に活気が出てくる」といった。いわば私に軍配を上げてくれたんです(笑い)。そういう流れも出てきたなと思います。

 品川 おっしゃる通りです。企業が、派遣労働者をモノ扱いにして、人間としての尊厳を認めなかったら、労働者の誇りは全然出てきません。どの産業も誇りを持っているということがあってはじめて、国民もいっしょに拍手ができます。利益だけ上げるため、株価の上下に一喜一憂していては、企業自身が売り物になってしまう。これでは社長自身が、誇りも何も持てません。

(引用おわり)

 このやりとり一つとっても、日本社会の問題がどこにあるのかが浮彫りになってくると思います。

 賃下げ社会に「賃金上げよ」の旗を立て、非正規が流行る時代に「正社員化」の旗を立て、心底がんばっている中小企業向けの「中小企業を応援する対策」という旗を立て、無法な解雇が横行する時代に「解雇規制のルールを」という旗を立て──労働者のみなさんとともに、国民のみなさんとともに働く人が主人公になれる社会をつくっていきたいと思います。

 さらば、賃下げ&使い捨て社会の一年に。

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