∞doors 八戸探検隊

8を倒すと∞になる!青森県八戸市の美味しいもの、楽しいところを紹介します。生活や観光に役立つデータベースを目指します!

ぽん

2010年09月04日 | カレー・洋食

メールで明日は海に行けなくなったことのお詫びを書き、渡すものがあるので正午に繁華街にある喫茶店の「ぽん」で待っててくれるように伝えた。【木村友祐 海猫ツリーハウス】

物語の終盤「おれ」が親方の娘、女子高生の香子と待ち合わせたのが「ぽん」だった。
小説の中で唯一実名で出てくるお店「ぽん」。市庁舎の隣にひっそりとでも存在感たっぷりにある喫茶店は著者の木村友祐さんにも特別な存在なのだろう。












ドアを開くと電球がぶら下がる薄暗い空間。入るのを一瞬躊躇うが、座席につくとなんとも居心地がいい。
眩しい外の光と完全に隔絶された空間はそれが何時であろうとも、座った瞬間に昼休み開始!という感じ。


カレーライス450円
ハムライス450円
スープライス450円
ハムカレー530円

たくさんのコンサートのチラシが壁を埋め尽くしている。2002年の文字も。


ハムカレー(大)580円

懐かしい赤いハムとたまごがたくさん入ったバター風味のチャーハンのようなライスに甘いカレーがこれでもかというほどかかっている。高校生だったらいくらでも食べられそう。


食後にはコーヒーもついてきます。
ミルクが入った甘いアイスコーヒー。暑くて汗だくのこんな日にはこの甘さがうれしい。


いくつもかけられた時計はばらばらの時刻を指している。
まるで、時が止まったかのようなこの空間を象徴するように。

しかし、現実の時間は残酷にも刻々と過ぎていく。
「あ~仕事したくねぇ~」
立ち上がるお客さんたちに、お店のお母さんが「がんばってね~」「気をつけてね~」と声をかける。

外に出て光を浴びる。午後が始まる。


海猫ツリーハウス




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
30年前は (香子)
2010-09-04 22:03:39
女子高生だった、香子です(本名です)。
残念ながら、物語の“香子さん”とは
関係ありませんが、面白いですねー。

“ぽん”は、その頃から確かにありました。
喫茶店の出入りは校則で禁止されてましたが、
コッソリ行ってハムライス食べたことあります。懐かしい~!


また、行ってみたくなりました♪
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びっくりしました!! (∞doors)
2010-09-05 01:21:43
情報ありがとうございます。禁止されても行きたくなるまさに、禁断の味だったわけですね。
料理の値段はここ数年ずっと変わってないみたいですが、店内の様子はどうなんでしょう?

香子さんというお名前で、アロマテラピストでらっしゃるんですね~!名前をお仕事にされてる方はなかなかいらっしゃらないのではないですか?
建夫さんで大工さんとか?守さんで自衛隊員とか!治がつくお医者さんは結構いそう。

返信する
コーヒーの写真 (やせんぼ246)
2010-09-05 08:47:00
 ∞doorsさん、お早うございます。コーヒーの代は、カレーに含まれているんでしょうか?カレーは、量が多い感じがいいですね。
 コーヒーの乗っているテーブル、木目の曲がりが、敷物がゆるんで波打っているようにも見えます。
^^;
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確かに! (∞doors)
2010-09-05 17:58:15
テーブルの右側の木目の模様が等高線みたいで山と谷に見えました!

コーヒー代はカレーに含まれてます。
ひとくち飲んでからかき混ぜて~といわれて出てきました。その1stひとくちが甘くてうまいです。
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Unknown (朝市珈琲)
2010-09-16 23:29:12
最初の写真の、ぽんのマークは、私が30年くらい前にデザインしたものです。その頃、毎日のように行っていました。
退屈しのぎに、箸袋に描いて主人に渡した絵が、いつの間にかロゴマークになっていました(^^;)
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すごい^_^; (∞doors)
2010-09-18 01:30:39
すごい裏話をありがとうございます。

ぽんは朝市珈琲さんにとっても思い出深い場所だったのですね。
この度はご主人、残念でしたね。
でも、今日もお店が開いていて懐かしいカレーやコーヒーが味わえるのは本当にありがたいことですよね。

あたりまえのように、ぽん=たぬきのイメージでしたが、朝市珈琲さんが描いたことによって、イメージが定着したのですね。
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