前回に続き、はっちの2階を紹介します。
カッコ船 実物の展示
箱メガネで海中を覗きながらあわび、うになどを採ったり、地引網漁にも使われていた。
現在では木造船は各港に1,2隻が残るのみだという。
昔ながらの漁具を見ながら、みなと八戸を実感できる展示スペースとなっている。
採る展示の次は売る展示。
ミニチュア工房ちびっつ@作成の片町朝市の精巧なミニチュア
片町朝市について
片町朝市のはじまりは昭和22年頃。
農家に嫁いできたお嫁さんが、お姑さんに八戸の街に行って野菜を売って来いといわれる。
しかし恥ずかしがりのお嫁さん、家々を訪問して売ることができない。でも、売らずに帰るとお姑さんにしかられる。
途方にくれ、片町の南角にぺたんと座り込んでしまう。
すると、たまたま通りかかった人が野菜を買ってくれたのだ。さらに座っているとまた別のお客さんが野菜を買ってくれて、野菜は完売。
次の日も同じ場所で野菜が売れたので、お嫁さんは毎日そこで野菜を売ることにした。
ある日、いつもの場所で野菜を売るお嫁さんの隣に別のお嫁さんが来て座り込んだ。彼女もまた行商の苦手な人だったのだ。
二人で並んで野菜を売っているうちに、お客さんも売り子も次第に増えていき、大きな市が立つようになったという。
歴史ある片町朝市でしたが、早朝の騒音などの問題で2010年5月に終了。
その後、長根運動公園にて開催、さらにその後、現在では白山台のグランドサンピア(旧ウェルサンピア)にて開催されています。
街の朝市 平日 4:30~7:00 30店舗
八戸ニュータウン朝市 土曜:5:00~8:00 30店舗
丘の朝市 日曜 4:30~7:00 30店舗
と、グランドサンピアでは毎日、朝市が催されています。すごいですね!
朝市の入り口、北村米店の様子。
紅白屋根の左に見える注意書きは朝市の出展者に向けたもの。
そこまで再現されているのに驚く。
また、いまだ残っていることに涙。
あえて人形を置かないというちびっつ@の作品。
でも、おじさんのメガネやおばあちゃんのほっかむりなど、その人の持つ特徴的なアイテムが配されていて、人の気配を感じさせるものとなっている。探してみる?
ちびっつ@HP
実際の風景との比較。
恐ろしいまでのこだわりと再現度。
売り物いろいろ。食事コーナーの灰皿には火のついたタバコ。読みかけの新聞紙には銀縁のメガネ。
早朝のひとときを談笑する人たちの声が聞こえてきそう。
同じくちびっつ@作成の郷土料理のミニチュアがガラスケースの中に並んでいます。
当地ではおなじみの料理たち。いくつわかるかな?
おなじみむつ食品のお好みフライ。親指の爪ていどの大きさ。その精巧さに驚きです。
はちのへ発のイベントB-1グランプリのB級グルメも大集合!
魚が入っていた木箱の上に、市場を再現するという面白い展示も。
ちびっつ@の模型の精巧さにため息が出るやら、お腹がへるやら。
何を食べようか決めるときにも楽しい展示かもしれません。
朝市の情報:はちのへど~楽
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圧巻の館鼻朝市map来月3日から再開される館鼻朝市。このマップで予習しよう!
【今日のYoutube】
JAPAN 2011 【8分で日本の1日を回れる動画】
日本のあちこちの朝昼晩一日を時間ごとに紹介する動画。
八戸も出てくる?
デジタル一眼レフ キヤノン5Dmk2で撮影した動画だそうで、画面の精緻感がスゴイ!
1080Pで画面いっぱいに表示してその臨場感を楽しんでいただきたい。