三社大祭の山車が八戸ポータルミュージアム はっち内に展示されています。8/30まで。
展示されているのは八戸市職員互助会『歳徳神・牛頭天王宮・沙伽羅龍王娘・頗利才女(としとくじん・ごずてんのうみや・しゃからりゅうおうじょう・はりさいじょ)
この山車組は山車製作・保管の場である山車小屋が海の近くにあったため、東日本大震災の津波被害を受け、製作には大変な苦労をされたようである。
製作期間が短くなり、カラクリのない昭和40年代の昔懐かしい岩山車を製作し、山車作りの原点を見つめなおしたと言う。
山車後部の植物はホンモノの松を緑色に着色したものが使われており、苦労のあとが伺える。
歳徳神はその歳の福徳をつかさどる女神で、
頗利才女と言い、京都祇園社八坂神社に祭られている
牛頭天王の奥様です。
このご夫婦は
奇稲田姫(クシナダヒメ)と
素戔嗚尊(スサノオノミコト)夫婦と同一視されています。
また
頗利才女は八大龍王の一人、
沙伽羅龍王の娘さんで、方位吉凶の神
八将神のお母さん。
山車は恵方より福徳を呼ぶ
頗利才女と茅の輪くぐりの神様
牛頭天王ご夫婦のお正月の様子を描いている。
神徳により震災復興をきがんしているそうだ。(山車の説明文+wikipediaから解釈しましたがこれであってるのかどうか。読んでいてわけがわからねえと思うが、書いている俺もわけがわからねえぜ。)
こちらが
頗利才女さま。
ちょっといじわるなお局様に見えないこともないが、津波の被害から唯一生き残った奇跡の人形だと言うから驚きだ。
以下、東奥日報より抜粋した。
夏坂さんが港湾地区にある作業小屋に駆けつけたのは、震災2日後の3月13日。小屋の壁を見ると、高さ約2メートル20センチまで津波が達した跡があった。14トンの台車が小屋の中を前後左右に動き回ったとみられ、保管していた山車飾りなどが押しつぶされていた。
隣接するプレハブ小屋は斜めに傾き、ドアも窓ガラスも破れ、これまでに作り保管していた人形も工具もほぼ流失。たくさんの人形は倒れ、顔や手が塩分を含んだ汚水に漬かっていた。おがくずを固めて胡粉(ごふん)を塗り、心を込めて仕上げた人形たち。頭部を床からすくい上げると、手の中でグシャッとつぶれた。
11体保管していた女性の人形のうち1体だけが倒れず立っていた。以前、観音を題材にしたときに作ったもの。「顔もきれいなまま。奇跡だと思った」と夏坂さん。失われた物があまりにも大きいだけに、残った物へのいとおしさが募る。今年は市職員互助会が三社大祭に参加して40年の節目。何としても出場したいと思った。【三社大祭で“奇跡の人形”主役に(デーリー東北)】
詳細はこちらより山車絵師 夏坂流マニアの会 山車マニアックス 『夏組』ブログ
以前も紹介したが、被害の様子についてはこちらのブログに詳しい。
こちらが牛頭天王でしょうか。
かぶりモノに、ツノと牛がついてます。
山車後部の見返しの題材は『猩々』
酒売りの若者の素直な心に動かされた猩々が汲めども尽きぬ酒つぼを与えたという歌舞伎の1シーン。
山車をぐるりと一周すると、生き生きとした動物たちの姿が印象に残りました。
小判をくわえて逃げるタヌキとそれを追う、キツネの親子。
躍動感ある造形とストーリーを感じさせる配置に感心。
みかんを持ったクマちゃん。いっこ食べる?って言ってるみたいです。
今年は目玉のおやじが乗った山車をいくつか見ました。
昨年放送された朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の影響でしょうか。
きれいな2人のお嬢さんと柴犬のまめすけ
夏休みやお盆に旅行や帰省で八戸にいらっしゃる方。
普段、この時期には見られない三社大祭の山車を見る絶好のチャンスです!
八戸においでの際には是非お立ち寄りください。
今日、8月10日は『八戸イカの日』!!8のへで10本足だから?
イカの水揚げ日本一の八戸港。
今日はみんなでイカをたべよう!