∞doors 八戸探検隊

8を倒すと∞になる!青森県八戸市の美味しいもの、楽しいところを紹介します。生活や観光に役立つデータベースを目指します!

万歳!山菜!!

2011年05月18日 | 食べ物
桜が咲くころ、県内のスーパーや道の駅には取れたての山菜が並びます。しかも多くは天然モノ。
これまでは食べ方がわからないのでスルーしていたのですが、せっかくの山の幸を味わわないのはもったいない!
ということで、一念発起して山菜の勉強をしました。<生態の写真は楽天市場からお借りしました。>



■たらの芽(タランボ・タラノキ・楤木)…ウコギ科 タラノキ属

道の駅◇300円
まさしく『山菜の王様』!味、知名度、入手頻度ともにバツグンに高い山菜です。
最近では栽培されたものをスーパーなどで入手できるため、入手頻度がぐっと上がっりました。
ほろ苦い独特の味わいは天ぷらが定番。大きいものは底に十字に切れ目を入れることで火の通りがよくなります。
脂質、たんぱく質を多く含み、まったりとしたコクのある味わいから「山のバター」の異名もあるようだ。

英名をjapanease angelica treeといい、 angelicaの名の通り、道端のような日当たりの良い山林に生える山菜である。
北海道から九州に分布する落葉低木で、2~5mの高さになる木から生える新芽を採取し、食用とする。木には枝分かれが少なく棘がある。
棘が多いものをオダラ、少ない、若しくはまったくないものをメダラと呼ぶこともあるが、ほとんど区別されない。
カリウムが豊富で利尿作用があるため、高血圧改善作用が、またエトラサイドという糖の吸収を抑制する成分が含まれることから、糖尿病の治療に用いられた歴史があるらしい。


超ド定番のてんぷらでいただく。
てんぷらは難しそう?と思われたが、油を160~170℃に保つことさえできれば、意外とカンタンだった。
菜箸で触って表面がカラッと軽い感じになってくるのがわかったら上げどき。
ほろ苦さというよりは新芽独特のやわらかな舌触り、ジュワッとこぼれ出るほのかに青い香味がたまらない。まさに山菜の王!

東奥日報WEBのアンケート『春の山菜、何が好き?』では全体の29.4%の得票を集め、堂々一番人気の山菜である。

ちなみに順位はこんなかんじ。

タラの芽 29.4% 102 票
タケノコ 21.3% 74 票
ワラビ・ゼンマイ 11.2% 39 票
ミズ 9.2% 32 票
山ウド 6.9% 24 票
フキ・フキノトウ 6.3% 22 票
ギョウジャニンニク3.2% 11 票
シドケ 2.9% 10 票
アザミ 2.6% 9 票
その他 2.6% 9 票(シオデ、コシアブラ、アケビの芽など)
コゴミ 2.3% 8 票
葉ワサビ2.0% 7 票
合計 347 票




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一方で山菜の女王と呼ばれるのが・・・


■コシアブラ・・・ウコギ科ウコギ属

近年人気とが高まっている『山菜の女王』の名もある山菜ニューカマー。
「漉し油」と書かれ、木から出る樹脂を漉して、漆のように塗料に用いたことからその名前がある。
ケンフェロール、クェルセチンといったフラボノイドを含有し、抗炎症作用、動脈硬化抑制作用を持つとされる。

落葉高木であり、木の全高が10m以上にもなることから採取難度はタラの芽に比べて高い。
その難易度や栽培頻度の低さゆえか、知名度はあまり高くない。青森県内では比較的良く知られた存在だが、前述の東奥日報アンケートでは選択肢にも出てこないほど。

木は柔らかく加工し易いため、工芸に使われることも多い。

山形県米沢市の伝統工芸、笹野一刀彫(おたかぽっぽ)の材料とされる事で有名。

スーパー◇250円。


はかまから4~5本の赤みがかった枝が出ており、その先から新芽が出ている山菜。
タラの芽に比べて繊細な印象を受ける。


こちらも定番のてんぷらでいただく。
若芽のやわらかな食感と、軸の部分の精油っぽい独特の青い香りが印象的。
鼻から抜けるさわやかな山の香りを感じられる山菜。
炒めたものを混ぜご飯、炊き込みご飯にして食べるのも絶品とのこと。


てんぷらにして熱を加えると香りが飛ぶので、食べやすくなるが、独特のクセも失ってしまう。
おひたしにすると、茎から葉先に至るまで、コシアブラの繊細な香りをより味わえる。


さっと茹でたものをご飯に混ぜてみました。
さわやかな山菜の香りがふわっとただよっていて、おいしい。
塩をすこし混ぜたほうがおいしいかも。

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