霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

みりん干し

2018-06-20 18:35:41 | 趣味(詞作り)

みりん みりん みりん みりん おいらは鰯のみりん干し
産まれた時から逃げ通し 群を作って逃げ回る
アジにサバにクジラまで おいら達めがけて追い回す
逃げろや逃げろどこまでも やっと一息疲れたなあ
こりゃあ有り難いね こんな所にハンモック

みりん みりん みりん みりん おいらは鰯のみりん干し
ハンモックで一眠り 空を舞うよないい気持ち
あれまあほんまに海の上 おいおい押すなよ潰れそう
あららお腹を開かれて どぶどぶ茶色いタレの中
このタレとてもいい香り 今度は平らなハンモック

みりん みりん みりん みりん おいらは鰯のみりん干し
体を寄せ合い一緒に昼寝 左は君で右あんた
太陽ギラギラ眩しいな 急に箱詰めトラックに
お店で綺麗に並べられ おいらももうじき食卓に
君の体になるんだから 残さず食べてねよろしくね

みりん みりん みりん みりん おいらは鰯のみりん干し
みりん みりん みりん みりん おいらは鰯のみりん干し

"「みりん干し」(オリジナル曲)赤咲 湊" を YouTube で見る


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まるで黒い大きな影のように動き回るイワシの大群の映像を見て、その中の一匹になったつもりで詞にしました。
逃げ回ったあげく人間の網にかかってしまったわけですが、明るい軽快なリズムで「およげたいやきくん」のような漫画風な物語になり、とても気に入った曲になりました。

余談ですが、このお馴染みのイワシのみりん干し、今はどこのスーパーにも売っていないのです。那珂湊の魚市場まで探しに行ったのですが、イワシが高くなり採算が合わず作られていないとのことで、どこにも置いてありませんでした。
幻となってしまったこのイワシのみりん干し、先日生協の広告で見つけ迷わず注文しました。今や貴重な逸品です。